8/1 アメリカ入国(国内線乗り換え)


入国審査を終え、国内線乗り場でリラックス。
まさかこの後失敗するとは思ってもみなかった・・・!


国内線に乗り遅れた!

 国内線は、アトランタまで来たのと同じデルタ航空なので、乗り換えも比較的簡単だ。荷物の再チェックインの時に言われたゲートへ行って、予定通りの運行であることを確認して、ほっと一息。出発までまだ40分くらいある。僕はゲートの正面やや離れたところに腰をおろし、読書をしながらボーディング(搭乗)開始を待った。

 そこでふとまわりを見ると、当たり前ですが日本人は1人もいない。アトランタまでは日本人がいっぱい同じ飛行機に乗っていたが、ここでは1人だけ。まさに僕が「外国人」なのだ。そこで義母から出発前に言われた一言を思い出した。
「あなたは日本人から見てもGood Person(いい人)なんだから、向こう(アメリカ)に行ったらくれぐれも気をつけて。サングラスをかけてるのがいいわ」

 ふむふむそうか・・。その言葉を思い出した私はサングラスを取り出した。そして、20分がすぎていった。

 「あれ?おかしいぞ」
 僕が乗る予定の飛行機と同じゲートから一つ前に出るはずの便が、出発時刻になろうとしてるのに、まだボーディング開始にもなっていないのだ。どうも出発が遅れるらしい。まぁアメリカじゃ日常茶飯事の出来事だ。
 「1年前に来た時は、1時間近く遅れたもんなぁ・・」
 あの時は妻と2人だったけど、すごく不安だったよなぁ、なんて思いながら、「今年の僕は大丈夫」と自信満々な僕だった。ところが・・・。

 しばらくすると、ボーディングが開始されたようだった。僕はてっきり遅れている一つ前の便のボーディングがようやく開始されたのだと思った。しかし、それは僕が乗る予定の便のボーディングだっただ!!屋内でサングラスをかけていたので、掲示板に自分の便が「Boarding」となっているのに気付かなかったのだ!

 ボーディングが終了した瞬間、僕は「あ!」とそれに気付いた。すぐにゲートの係員のところに走って行って自分の搭乗券を見せる。しかし、その係員は「こいつはわざと搭乗しなかったんだな。つまりキャンセルしたいんだろう」と思ったらしく、「あっちのカウンターへ行け」と言った。僕はそれがわからず、「え?なんで?俺はこの飛行機に乗りたいのに・・」と思いながらもカウンターへ。するとカウンターでは「それじゃゲートに行って下さい」と言われる始末。
 ここでゲートの係官が勘違いしてることに気付いたが、もう時すでに遅く、飛行機は行ってしまったのだった。


なんとかウィリミントンへ

 「どうしよう・・・」
 一瞬目の前が真っ暗になった。しかし、なんとしてもウィリミントンへ行かねばならない。
 僕はすぐゲートの係官に「俺はウィリミントンに行きたいんだ」と交渉した。すると、係官は「な〜んだ、そうだったのか。じゃあ次の便が2時間後に出るから、それで行きなさい」と次の便の手配をしてくれた。

 それからの2時間が大変だった。ウィリミントン空港には友人が迎えに来てくれることになっていたので、到着が遅れることを彼に連絡しなくてはいけない。しかし僕はアメリカの公衆電話なんて使ったことがないのだ。
 すぐに荷物の中からガイドブックを出して「公衆電話のかけ方」を調べた。近距離と長距離ではかけ方が違うことをまず知り、そして日本とは異なり、まずは相手先の電話番号をダイヤルすると、「何ドル入れろ」と最低通話料金を入れるようにアナウンスが聞こえるので、それからお金を入れると相手につながるということも、そこで知った。

 よくわかんないけど、とにかくトライしてみるしかない。
 僕は公衆電話をとって電話番号を入れた。すると、「3ドル75セント入れろ」というアナウンス。しかし公衆電話には1ドル札を入れる場所がない。クォーター(25セント硬貨)だけしか使えないのだ(後で知ったのだが、アメリカではクォーターは自動販売機などでもよく使う硬貨なので、たくさん持っていると便利なのだ)。3ドル75セントというと、クォーターが15枚いるということだ
 
 「なんとかしてクォーターを15枚作らなくては」
 空港内を歩き回り、コインロッカーの横に両替機を発見。たまたま1年前にアメリカに来た時に持ちかえってきていた4枚の1ドル札を全て両替した。あとは5ドル札1枚と100ドル札しか持っていなかったので、これは本当にラッキーだった。

 そして電話。あいにく友人はすでに自宅を後にしてしまっていた。しかし、留守電にメッセージを入れておけば、とにかくわかるはずだと考えて「今アトランタにいる。1便遅いので行くから・・」と言ったところで電話が切れた。3ドル75セント分の通話時間が終わったためだ。「まぁこれでなんとかわかってもらえるだろう」と思い、あとは日本の妻にも電話をし、今度こそ飛行機に乗り遅れないようにゲートのすぐそばでボーディングを待った。

 2時間後、無事僕は飛行機に搭乗できた。ウィリミントンに到着したのは更に1時間20分後。友人夫婦はちゃんと留守電を聞いてその時間まで待っていてくれた。本当に助かった〜。

 ながい1日がこうして終わった。ホテルのベッドに寝っ転がった時、「ついにアメリカに来たんだ・・・」と天井を見上げた。日本とアメリカ東海岸の時差は19時間。僕にとって、8/1は43時間もあったことになる。

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