
アメリカといえば銃の国。最近未成年による銃撃事件が多発しているが、それでも銃の規制は行われない国、それがアメリカだ。
「銃を撃ちに行きませんか?」
僕と同じくG社に駐在しているT社のYさんに誘われて、今日は射撃場に行ってきた。
僕がこれまでに持っていた銃のイメージは「重い」「撃つと反動がすごい」といったものだった。ドキドキしながら射撃場の受付へ入る。受付にはすごいでかい体に刺青を入れたにーちゃんがいた。パスポートを見せて登録をする。「どの銃がいい?」とショーケースの前で聞かれたが、どの銃がいいのかよくわからない。「ビギナー向けのにしてくれ」とお願いして、ごく一般的な銃を借りた。
「銃は決して自分の方を向けないこと。いいね?」
射撃場のおじさんが、銃の扱い方、弾のこめ方、射撃の姿勢などについてレクチャーしてくれる。僕ら日本人一行は、一様に緊張した面持ちでその説明を真剣に聞いた。どきどき。
そして全員遮音のためのヘッドフォンをつけて射撃場内へ。お互いの話し声がほとんど聞こえないほどなのに、他の人の射撃はよく聞こえる。きっとものすごい音なんだろう。
おじさんに言われた通りに弾を入れ、射撃姿勢をとって狙いを定める。緊張しながらゆっくり引き金をひいてみた。
「ぱぁん!」
思ったよりも軽い音とともに、弾丸がターゲットを貫いた。反動はちょっとしかなかった。
「こんなもんか・・・」
初めての射撃は、そんなに大きな感動を与えてはくれなかった。
おじさんのレクチャーを受けてる時が一番緊張して楽しかったかもしれない。
「今度はもっと大きな銃を撃ちましょうね〜」
そう言いながら帰途についた僕達だった・・・。