
全米最初の国立公園であるヨセミテ(Yosemite)国立公園は、サンノゼから車で3時間半程度のところにある。サンフランシスコからでも4時間半程度で行けるので、非常に人気のある国立公園で、特に夏はすごい混雑になるそうな。
今日はこのヨセミテへ行ってきた。
たまたまサンノゼに僕の学生時代の先輩が来ており、来週には帰国するというので、一緒に観光に行こうということになったのだ。

ガイドブックによると、ヨセミテはだいたい茨城県の半分くらいの広さがあるという。僕は日本では茨城に住んでるので、この表現はとてもわかりやすい。つまりメチャクチャにでかいということだ。広大さに気が遠くなる思いがしてしまう。
とにかく今日は日帰りしなくてはいけない。他にもいろいろ見るところはあるのだが、今日のところは人が集まる中央のヨセミテビレッジに絞ることした。
ヨセミテビレッジは、ザイオンと同様に巨大な岩山に囲まれたところだ。特に特徴的なのがナイフでまっぷたつにカットしたような形をした「ハーフドーム」(上の写真)。本当はこのハーフドームのまわりを歩くトレイル(ハイキングコース)があるらしいのだが、今日は時間がないのでパス。また来て、是非今度はトレイルを歩きたい。
サンフランシスコは乾季なので今日も快晴。気温も高く、人々は帽子をかぶり、サングラスをかけている。まだまだ秋の訪れを感じるには早いようだ。駐車場にちょっと車を置いておくだけでも、車内は相当に暑くなる。
駐車場に車を置いて、ビジターセンターに向かって歩き出す。かなりの人だ。ビジターセンターの受付は人でごったがえしていた。9月なので少しは観光客の数は減ってるはずなのにこれだから、最盛期の8月はすごかったんだろう・・。

ところで、ヨセミテには世界でも第十位までに入る滝が4つもある。しかし、それらの滝が美しい姿を見せるのは雪解け水が流れ込む5,6月くらいなのだそうだ。夏はすっかり干上がっていて、空の滝しか見ることができない。
左の写真もその一つ、ヨセミテ滝だ。
ビジターセンターから歩いて10分程度のところから出ている短いトレイルを歩いたところにある。
見てのとおり水はほとんど流れてないが、跡が残っているので一応これが滝であることがわかる。本来は上と真中、下の3段からなる大きな滝になるらしい。
水が枯れた状態でも、その大きさに驚かされた。来年の春には是非水をたたえたヨセミテ滝を見に来たいと思った。
さて、ヨセミテバレーを駆け足で見た後、僕らは車で山の上にあるビューポイントに行くことにした。上かは、ヨセミテバレー全体を見渡すことができるらしい。
しかし、その山の上に行くための道は、なぜか(もう積雪してたのか?)閉鎖されてしまっていた。ところが僕らはそれがよくわからず、「なんだか変だなぁ」と思いながらも別の山道に入り込んでしまい、いつのまにか本来行く予定のなかったヨセミテ南部の「マリポサ・グローブ」に入っていた・・・(^^;

マリポサ・グローブは、大きなセコイアの森(グローブ)だ。僕が子供の頃、よく本に載っていた巨大なセコイアの木の根元に穴をあけたトンネルがあったのはここらしい。あのセコイアの木は落雷で十数年前に枯れてしまったのだそうだ。
確かにここにある木はみんな大きい!樹齢は2000年以上というから、これらの木が苗木だった頃というのは日本でいうと縄文時代末期ということになる。
グランドキャニオン等、数万年という年月をかけて自然が作り上げたものよりは年月の単位が小さいが、このセコイアはその間「生き続けている」という点が大きく違う。本当にこれもまた自然の脅威というべきだろう。
予定していたよりも広い範囲を見てまわったので、サンノゼに戻ったのは夜の10時近くになってしまった。しかし、ヨセミテは非常にきれいなところだった。いつでも日帰りできるところなので、今度はトレイルを歩きに行きたい、北部のドライブコースにも行きたい・・・と次の目標ができた一日だった。