今までに読んだ作家
赤川 次郎
その昔、薬師丸ひろ子という女優が熱狂的に受け入れられた時期がありました。
「野生の証明」という角川映画のヒロイン役でデビューした彼女は、確かに独特の存在感がありました。映画もヒットし、その後、主演映画も撮られました。その1本が”セーラー服と機関銃”で、こちらも大ヒットとなりました。
その原作が赤川次郎です。正直なところ薬師丸ひろ子が好きでしたので、その彼女が主演する映画の原作ということで、迷わず読みました。当時の赤川次郎氏は現在ほどネームバリューがなく、そういうことでもなければ読むきっかけにならなかったのです。
しかし読んでみて驚きました。それまでの日本の小説にはないテンポで一気に読ます展開に、すっかりはまってしまいました。映画なんか目じゃない、ってなもんです。その後、続々と刊行される文庫本を漁るように読んだ次第です。
ユーモア・ミステリといわれる軽いタッチの推理小説が赤川氏の代名詞のようにいわれており、まぁそれは間違いないのでしょうが、私はこの人の書くホラー物のほうが好きです。人気シリーズがたくさんあるせいで書けないのかどうかは知りませんが、そういうのをもっと書いて欲しいです。最近は赤川氏の作品を手に取ることもなくなってしまったのですが、そういう作品を待ってます。