Story of Fox

-きつねのお話-


皆さんは、狐が人間を騙す事を信じますか?以前、ある関東出身の人に「えー狐が騙すって信じてるの?」「OOちゃんってかわいいとこあるじゃん!」と言われた事がありました。(;;)その一言で、私はかなり傷付いてしまったのでした。岩手、特に私の住んでいる地域では昔から狐や動物にまつわる話が多くあります。そういう環境で育ってこない、自然というものを知らない人に全部否定されるのはやっぱりくやしい!と思い、このコーナーを始める事にしました。でも、笑いたい人は、笑ってくれぃ。(;;)

注)当然の事ながら、怪しい宗教等とは一切関係ありませんので、宜しくお願いします。全て、私の実体験や家族、親戚、知り合いの周りで起きた出来事です。

 

File No. 体験者 目撃者/発見者 場所 目的 恐怖度
File 1: 祖父母、父母、近所の方々 自宅庭 20数年前のある夏の夕暮れ時~夜 おせんべい ★★★★
兄がやっと三輪車か自転車に乗れるになった頃の話です。(私が生まれる前の話)ある日の夕方、いつもの様に兄は庭で三輪車Or自転車で遊んでいました。そろそろ暗くなるからという事で、家に入ってきた兄におじいさんは「もう暗くなるから家さ入れぇ。」と言ったそうです。しかし兄は、言うことを聞かずに戸棚にあるおせんべいを持ち、外に出て行きました。暗くなってきても、兄は家に戻りませんでした。こりゃ大変だ!と祖父母、父、母は、近所の方々の助けを借り、当時まだ電柱も満足になかった家の周りを懐中電灯を片手に必死に探したそうです。暫く時間が経ち、今日のところは諦めるしかない・・雰囲気になりみんなが我が家に戻ると、家の周りの土に(少し泥状になっていたところ)に狐の足跡を発見したのです。暗闇の中慌ててその後を辿ると、なんと長いたき木が山積になっているその上に兄は、いわゆる体育座りをしていたそうです。体には、狐による泥の足跡がぺたぺたとついていたそうな。兄は、夕方に友達と遊んでいて、一度何故か家に入ったところ辺りまでは覚えているが、後は記憶にないそうだ。現在兄は健在で30代に突入。

 

 

File No. 体験者 目撃者/発見者 場所 目的 恐怖度
File 2 : 本人 買い物して帰宅途中 父が若き頃・夕方 魚の干物、他 ★★★
去年、私が実家にいた頃に親戚での集まりの席で聞いた狐にまつわる話の一つです。まだ若き頃、長男の父はよく隣町に買い物に出かけたそうな。その日も、いつものように自転車で買い付けに行き、国道4号線を家族の待つ家路へと向かっていた。以前から何度か狐・体験をしていた父は、そのときふと意識が薄れる気がした。と同時に自分に向かって誰かがやって来る。狐!と思い、自分を確かに持つように心がけ、自転車をこぎ続けた。その時、父は魚の干物などを買っており狐にとっては最高の獲物だったのだ。そしてこの経験を話していた時、狐に騙されたとか、騙されかけたという人は皆口々にこう言う。「ほっかぶりして、顔見せねぇ。」父が、その人(狐)とすれ違う瞬間まで、その顔は見せなかった。゛ほっかぶり"していたそうな。とにかくその時は、奪われずに済んだらしいが、そういう経験はたびたびあったそうです。今は、自動車ができたため、狐さんも人間を襲えなくなったのですね。

 

 

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File 3 : なし 家裏、なめこのハウス内 十数年前の秋夜 不明 ★★★
あれは私がまだ小学校中学年のこと。我が家ではその当時ビニールハウスでなめこ栽培をしていた。もちろん夕飯の後も仕事で、台所でなめこを計ったり、詰めたりのお手伝いをしていました。勿論岩手の秋ですから寒いわけで、時々父は夜に様子を見に懐中電灯をもって出かけました。そんなある夜、父はいつもの様になめこのハウスへ出かけました。ie.bmp (414054 bytes)

 

暫くするといきなり戸が開いた!父だった。「ふぁ〜。こえぇ。(怖い)チズネ(きつね)いだ!」 と目を真ん丸くして入ってきたのを覚えている。父の話によると、丁度父が家の裏にあるなめこのハウスで懐中電灯を持ち、なめこを取っていた。周りは真っ暗で夜9時頃、誰もいるなずのない田んぼ側から隣のおやじさんの声で「何してらの?」と小声で聞こえたそうな。父は、一瞬それに答えようとしたそうですが、考えてみると、誰もいるはずがない!ということで、走って家の中に入ってきたのです。父は、「はぁ、今日は終わり!」と言ってなめこ取りは中止’になりました。

我が家の分析では、狐は丁度、家の南側(上方)からやって来て、家と黄色い小屋(隣に今は鶏小屋がある)の間を通り、なめこハウスと家の間を通り、田の間を抜けるか、田と家の間を通るか・・・をしているらしい。後で家の間取りを紹介することになります。それと関連する狐騒動があったからです。            

 

 

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File 4 : 祖母、父、兄、私 祖母、父、兄、私 ある夏の6時ごろ 不明 ★★★
これは、なんとも不思議な出来事でした。私が小学生の高学年だった頃だろうか・・・。母が、母の姉の家に寄ってから帰宅するというので、4人で先に夕食を始めていました。普通にわいわい話しながら。我が家では、家の南西がキッチン。南側に窓があり、夏は網戸をして窓はいつも開けて食事をしていた。喧嘩をしたりして大声をあげると家の前の道まで楽に聞こえわたる・・という恐ろしく静かなところ。(国道が近くにある割には、静かです)勿論、誰かが道を歩いて過ぎ去ってもその歩く音も聞こえる位、外の音も家の中まで聞こえます。夕食も始まったころ、母の車が家の敷地内に入ってくる音がした。いつもみんなが聞きなれた音。我が家の車が通る&駐車場は砂利。いくら静かに入ってきても音はする。私は、窓を背にしてご飯を食べていたので、車のライトまでは見なかったが、タイヤが砂利を走る音、エンジンの音、車が止まる音、エンジンが止まり、サイドブレーキをする、ギィ−っていう音、そして、車の戸が開き、「バタン!」とし閉まる音。全てが母の車の音だった。「あ、帰ってきた」「そうだね」って話しながらご飯を食べた。しかし・・・いくら時が経ってもただいま!の声がない。おかしいと思い、窓越しに外を見たが・・・何もない。母の車なんてない!!4人一瞬黙った。「聞こえたよね!」「バタン!って閉める音もしたよね!」動揺するが、現実を見なければならなかった。こんな事・・って思うかもしれない。でも、本当にあった出来事。狐さんたちは、こうやって音も上手に出せるそうです。時々、ある人の声の真似をするのも、我が家のようなにぎやかな(汗)家庭から聞こえてくる声、音をよく聞いて真似するんですよ。この事件があって、確か父が、「だから、おっきな声だすもんでねぇんだ!そういう人が真似されるのっ」(だから、大声を出さないようにしなさい。そういう人が真似されるんだぞ!」と言い、母は、自分のこと言われていると思い、喧嘩まで発展したことがあったと思う。確かに母の声は大きい。(笑)

 

 

File No. 体験者 目撃者/発見者 場所 目的 恐怖度
File 5 : 祖母 本人 農作業終えての帰宅路 日没前 不明 ★★★★★
ある日の夕暮れ、祖母は「もう、暗くなるから先に帰れ。」と祖父に言われて、家路へと向かったそうな。その日は、確か山で炭焼きをした日だと語ってくれたと思う。いつも様に歩いていて、ふと周りを見渡すと目の前は青白い火の海。蜘蛛でも、何でも親指でプチュッとつぶせる、無敵の祖母だがこの光景には腰を抜かしたらしい。目の前に炎が横に連なって広がっていたそうです。すぐに、これは「狐火(きつねび)」だと思い小走りで家に戻ったそうです。こればっかりは、忘れられない・・・と何度か話を聞いたことがあります。この狐火は、年をとった狐だけができる技だと聞きます。

 

 

 

 

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