朝
意識が覚醒に向かっている。
だが、まだ目は開けない。
こうやって横になっていることが、実は心地よいと感じている。
だが、こんな日は珍しい。
毎日、アンジェリークに決まった時間に起こされるまでは、熟睡している。
隣のアンジェリークが、起きたようだ。
私を起こすまいと、そっと身体を動かしている。
(あぁ、まだそんな時間か・・・)
アンジェリークは、私よりも1時間早く起きて朝食の支度をする。
館の者に任せておけばよいと思うのだが。
「ジュリアス様の食事の用意は、私がしたいんです」
案外頑固な一面があるな、とそのときに思ったのを覚えている。
嬉しい申し出ではあるが。
私は、アンジェリークが起きても寝たふりを続ける。
アンジェリークが、起こすまいと必死になっているからだ。
「おはようございます、ジュリアス様」
ほとんど聞き取れないような、小さな声でそう言った。
毎朝の日課なのだろうか。
そして、アンジェリークは・・・驚くような行動に出た。
・・・。
音にならない・・・今の柔らかいものは・・・。
それがアンジェリークの唇であることを理解するのに、3秒はかかっただろう。
頬に残る感触が、なんだかくすぐったい。
なんなのだ、今のは・・・。
毎朝、アンジェリークはこのようなことをしているのだろうか?
・・・て、照れるではないか・・・・っ。
・・・もちろん、悪い気はしないが。
幸いにも、私が寝たふりをしていることには気付かず。
アンジェリークは静かに寝室を出て行った。
目を開けて起き上がると。
朝日が窓から差し込んでいた。
アンジェリークと共にこの館で過ごすようになってから。
満ち足りた気分で毎朝を迎えていたのだが。
今日は・・・なんだか特別な気分だ。
このことは、アンジェリークには言わないでおこう。
アンジェリークに言ってしまったら、きっと顔を真っ赤にするだろうからな。
それも・・・愛らしいのだが。
私自身が、何となく秘密にしたいのだ。
さて、起きるとするか。
たまに早起きも悪くはない。
・・・。
いや、まだ寝たふりを続けよう。
アンジェリークが、そのように起こしてくれるのかにも、興味がでてきたからな。
「ジュリアス様、朝ですよ?」
END
鯖虎:
ひらめきだけで書き上げました(爆)初ジュリ様創作です。
朝とジュリアス様って合うよなぁ・・・という感じで。
中身は無しです、はい(苦笑)
鋼:「だーーーー、なんでジュリアスだけこんな創作になるんだよ!!!
俺だけギャグにするのはやめろーーーー!!!」
誰かさんの叫びが聞こえてきそうです(笑)
・・・この創作を読んで、さらにゼフェル様の叫びを聞いたしまちゃんが
ゼフェル様救済創作を書いてくださりました〜〜〜(感涙)
どうもありがとう、しまちゃん!!!ゼフェル様を救ってくれて!!!
・・・というわけで、ゼフェル様救済創作はこちらから。