カーテンの隙間から眩しい朝の光が顔を差し、ゼフェルの意識は眠りから戻された。

『・・・まだ早いんだな』

隣りに気配を感じゼフェルはまた目を閉じた。

隣りで眠っているアンジェリークはいつもゼフェルより数十分早く起きる。

毎朝朝食を作り、ゼフェルを起こしてくれるのだ。

またうつらうつらし始めた頃隣りがゴソゴソ動く気配を感じた。

『アンジェ、起きたのか?』

まだ完全に目が覚めないのでボンヤリと思う。

起きたらしいアンジェリークはそっと布団をゼフェルの肩まで掛け直してくれた。

「おはようございます。ゼフェル様」

アンジェリークが起こさない様に囁くように挨拶をし、ゼフェルの髪に優しく触れた。

ゼフェルは急に情けないほどの幸せを感じ笑いたくなった。

だけど起きてしまうのが勿体無くて寝返りを打つ振りをしてアンジェリークの身体に腕を回した。

そしてそのままアンジェリークをシーツの中に引き摺り込む。

「んー・・・」

「っ!?」

アンジェリークが上げそうになった声を飲み込むのが分かったが

そのまま寝た振りでしっかりアンジェリークを抱え込む。

アンジェリークが逃げ出そうとゼフェルの腕を掴んでいるが、

起こしては申し訳ないないという気持ちがあるらしく、まるでくすぐられているように優しい。

しばらくすると諦めたのかアンジェリークの動きが止まった。

 

「・・・・すー・・・すー・・・すー・・・」

 

アンジェリークの呼吸が深くなったのに気付き薄目を開けて様子を伺うと

アンジェリークはゼフェルの懐に潜る様にして寝込んでいた。

『おいおい、マジかよ〜』

まさか眠ってしまうとは思わなかったゼフェルは苦笑をする。

「ったくしょうがねぇな」

呆れたように言ってみても笑いが込み上げてくる。

「もう少しだけ、いいよな?」

誰に言うともなし呟いて。

アンジェリークの柔らかさと温かさをで胸が一杯になりながらゼフェルはまたまどろみの中に身を委ねた。

 

2度寝してしまった二人はすっかり寝過ごてしまい、ゼフェルは仕事に遅刻してしまったという。

 

END

 


鯖虎:

ぎゃ〜、ゼフェル様がちゃんと幸せになってる〜〜〜。

よかったですね、ゼフェル様、叫んでみるものです(笑)

アンジェちゃん、めちゃめちゃ可愛い〜〜〜♪

素敵な創作をありがとう、しまちゃん♪

 

鯖虎の書いたジュリ様創作の「朝」はこちらから。