
++ 明け方の黄昏 ++
朝起きる 5時起きる
浮遊する パソコンの前で
私の横をスクーターが通り過ぎ
銀色のヘルメットから長い髪の毛が風に靡いていた
そのスクーターは数メートル先の信号で停止する
真っ赤なセーターに黒のリュックを背負った人
黒のブーツを履いた左足を出して信号が青になるのを待っている
私から50メートルくらい離れたところにいる彼女
それだけ離れていても、背中のリュックが「プラダ」だとわかる
プラダってすごい
信号が青に変わりスクーターが過ぎ去った
私もプラダのリュックが欲しいと思った
赤信号の時置き忘れた香水の香りも 私にそう伝えていたのかな
プラダのリュックが欲しい
誕生日にお願いします 黒でお願いします
最近わたしは泣かない
この家に来た頃は よく一人泣いていた
泣くとすぐに主人が飛んできた
はーい はいはいはい と言いながら
最近わたしは泣かない
強制的に泣かせてもらえない
黙れ と口がぽっかり開いている
だから シューーッ と怒りんぼう
泣いても怒っても 3分の我慢
ショッピングに出掛けて PINK HOUSE のタオルセットに興味を持った
普段はブランド物にあまり興味を示さない私
特に PINK HOUSE にはいままで無関心
俺達の時代は猫も PINK HOUSE を着ていた と彼は言った
フリル 花柄 ピンク 赤 ソバージュ
夢見る女の子のイメージでいっぱい
俺も PINK HOUSEのブルゾンを着ていた と彼は言った
少しイメージが変わった
横25センチくらいの透明ビニールバッグが1200円
表紙はこちらソ