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 1998年3月、日本マクドナルド第4回「働くこと・職業についての作文コンクール」が開催されました。このコンクールは、その年の4月から大学や専門学校で学ぶことになっている高校生を対象にしたもので、審査によって選ばれた若者に奨学金が支給されるというものです。

 私たち、22人の奨学生は、この作文コンクールへの応募にあたり、それまで生きてきた人生を見詰めなおし、自分たちの将来就くべき職業や職業に就くことの意味を自問しました。高校を卒業し、私たち自身が人生をかけて取り組む職業への第一歩を踏み出す時期に、「夢を言葉によって表現する」機会を与えられたのです。

 作文コンクールに入賞した作品は、一冊の文集に収められ、奨学生全員に配布されました。私たちはその文集を読み、声や顔も知らない友人がどんな人生を歩んできたのか思いを馳せ、いつか会えることを待ち望んでいました。

 そして、1999年8月25日、作文コンクール事務局の方々のお計らいで、私たちは東京にある日本マクドナルド本社で会うことができました。日本国内各地から22人の奨学生が集まり、長旅の疲れも見せず、私たち一人ひとりの過去や未来を共有することができたのです。

 その出会いは感動的でした。普段なら誰にも明かさないような苦しみや悲しみの全てを知り尽くしている友人との出会いは、私たちの更なるステップアップへ向け、勇気と自信を与えてくれました。

 私たちは、長い人生のうちでたった一日という、本当に短い時間を共有しただけの友人です。が、私たちのそれまで生きてきた時間が、その一日に凝縮されていたと信じています。そして、22人の奨学生は人生において最も大切な絆で結ばれていることも確信しています。

 私たちは、この絆を「ハンバーガー大学」とネーミングしました。いつまでもこの絆が絶えることのないよう、ここにホームページを開設し、輝かしい未来への道標にしたいと思っています。

This passage written by K.S.




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