ルールについて
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イランはイスラム教を国教としている国です。従って、たとえ異教徒であっても、また外国人旅行者であっても、イスラム教のルールを受け入れることが前提になります。
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●服装に配慮してください
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女性は必修事項です。まず、髪の毛を覆い隠さなければなりません。スカーフを用意しておけば問題ありません。スカーフは襟元も隠す効果があります。髪の毛だけの姉さん被りはダメです。女性の服装は身体の線ウエスト&ヒップラインが見えないようにしてください。春先や晩秋そして冬の旅行ではコートが最適です。女性は真夏でも肌を露出して外出することはできません。夏は長袖シャツの丈をズボンの外に出すとか中途半端なスタイルになります。Gパンや綿パンが一番最適です。スカートの場合は踝を隠すようなロングスカートにしなければなりません。これらは、ホテルのドアを開ければ守ることになります。男性の服装はランニングシャツと短パンでの外出はできません。ホテルの廊下をステテコで歩いたりすることも禁止されています。服装はイランに於けるエチケットです。
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●アルコールはありません
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アルコール類の持ち込みは厳禁です。如何なる高級ホテルであってもアルコールは一滴も置いてありません。こういう事件がありました。ある国(イタリア?)の旅行者がガイドに多額の現金を渡しアルコールを購入するように依頼しました。ガイドは受け取った金額に驚き、トルコから密輸されてくるブラックマーケットでアルコールを購入しお客に旅行者に渡しました。旅行者はその夜ホテルで飲酒をしロビーに泥酔してあらわれたそうです。ホテルは警察に通報し旅行者は逮捕・強制退去となりました。ガイドはその後裁判で判決が出て、刑務所に収監されたという事件がありました。ガイドにとってはトンだ災難で一生を棒に振ってしまいました。現在は、入国に際してもX線の荷物検査を実施していますので持ち込むことは絶対に不可能です。
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気候について
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イメージとして砂漠が浮かぶことから、一年中暑いと連想しているかも知れませんが、イランには四季がしっかりとあります。
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●春
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春は3月下旬から始まります。例年3月20日前後の「春分の日」が、イランのカレンダーでは元日(お正月=ノールーズ)ということになります。厳しかった寒さも和らぎはじめます。4月になると日本と同じように桜や桃の花が咲き始め、大地は緑に覆われます。5月のGWの頃になると、テヘランでも半袖で外出できるようになります。旅行に適した季節です。
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| ●夏 |
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6月から9月までは夏になります。学校も夏休みです。雨はほとんど降りません。正午を過ぎてから夕方までは昼寝をするのが通常です。人々が活発に動き出すのは、夕方もとっぷり日が暮れてからになります。この時間習慣を心得ておかないと、昼の時間に行動したら観光地が閉鎖されている。という事がありますので注意してください。
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| ●秋 |
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10月から12月までが秋となります。10月中頃まではテヘランでも半袖姿ですが、いざ寒くなるとフリースやジャンパーがなければ風邪をひくことになります。雨も時々降るようになります。11月下旬からは本格的に寒くなり雪も降ります。10月中旬頃から紅葉が美しく映えるようになります。また、素朴で美味しいイランの果物もこの時期が一番です。
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●冬
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12月22日の冬至から本格的な冬になります。冬はペルシャ湾岸でも、最高気温が15度程度になります。観光地のシラーズやヤズド等の砂漠近隣の都市でも夜は最低気温が氷点下に下がります。手袋やイヤーバンドなどがあると便利です。
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※全体を通して、乾燥は強烈です。リップクリームやハンドクリームは必需品です。また、コンタクトレンズを使用している方は目薬を忘れないように。男性は夏は帽子が必要です。それと、一般的にタクシー・バスにはエアコンがありません。クーラーだけではなく暖房もない場合が一般的です。家やホテルの部屋は年中エアコンが効いて快適なのですが(オフシーズン、ホテルによってはトラブルもある)、その季節に対応した服装をすることが必修です。とにかく日本とは違う、大陸性乾燥気候ということを忘れないでください。
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| 生活習慣について |
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●水について
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テヘランの水道は飲めます。全く問題ありません。エスファハン、カシャーン、ヤズド、シラーズ等の水道水は夏は止めたほうが無難です。ゴムの水道水は問題外で飲むのは厳禁です。安宿にはミネラルウォーターが置いてない場合がありますので、必ず雑貨店で購入して持ち歩くことになります。
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●トイレについて
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トイレにはペーパーがありません。中級ホテル以上では用意されていますが、町中の公衆トイレ(モスクや観光地にある)にはペーパーはありません。従って水に溶けるペーパーを持参してください。ポケットティッシュは水に溶けないのでトイレでは使わないでください。トイレにはペーパーの代わりにホース(水洗式)が用意されています。田舎ではホースが無くて蛇口と水差しが用意されてます。尚、男性も小用の際はしゃがんで用を足します。
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●治安について
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基本的に日本よりも安全と考えています。ただ、外国人の一人歩きというのは非常に目立ちます。特に日本人であれば"金持ち"と見られています。日本語で声をかけてくるイラン人も沢山います。誰が親切で、誰に下心があるのかを見極めるのは無理があります。イラン人の隣人が一緒にいれば、声をかけてきてはみてもそれ以上の踏み込みはしてこないでしょう。裏返して言えば隣人がいなければ、しっかりと断らないとしつこくつきまとってきます。それが本心としての親切なのかどうかは、旅行者には判断できません。女性の場合は、夜の一人歩きも毅然としていれば問題はありません。ただ、イラン人の男性の中には、トラブルを意識的に作って女性を怒らせて人混みを作ることによって痴漢行為をするという巧妙な手口があります。それは、女性の社会参加とか権利意識の問題が、他のイスラム諸国とは比較にならないほど高いというのが背景にあります。男性と対等に話すというのも一般的で、"女性は強い"存在で、そういう意識改革もどんどん進んでいます。そういう女性が実は痴漢のターゲットになっています。トラブルが発生して多くの男達が集まって女性が大声を出して怒っているという光景は何度も見かけてきました。そういう意図的な悪いイラン人がいることも忘れないようにしてください。職場におけるセクハラは重罪(懲役刑か死刑)ですが、街頭での痴漢行為は人物が特定できないことから、なかなか無くなることはないようです。言葉の判らない日本人女性のお尻に何気なくタッチする人もいます。少しラテンの血が流れています。
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観光地では外国人に対して、法外な値段で悪質な品物を売りつけるという店舗にはまだ遭遇していません。まだ純朴な人々が多い国です。問題になっているのはガイド(無資格)がリベートを吊り上げてしまい、200ドルで買えるカーペットが300ドルで買わされる等の問題がまだあります。リベート調査で"イラン人店主から聞いた"続話です。
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●通貨について
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外国人旅行者に対して中級以上のホテルは、ドルでの支払いを要求してきます。リアル払いの場合はオープンマーケット(闇市場)の為替レートで請求してきます。テヘランやエスファハンのカーペットバザールでも、ドルでの支払いを前提として請求してきます。その他のお店ではリアル(イランの通貨)でないと全く受け付けてくれません。オープンマーケットは、1ドル8100リアル(04年2月現在)でした。TCは全く使えません。カードは決済不能とのことです。
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●食事(レストラン)について
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美味しい料理は沢山あるのですが、レストランのメニューは絶対的に少ないです。羊の肉のケバブーか、鶏肉のケバブー、鶏肉の煮込み、シチューのような煮込み、といったものがメインです。ケバブーは基本的に塩味がベースです。煮込み料理はトマトスープがベースになっています。それに、サラダとヨーグルト、スープ(豆類や小麦入り)。主食にライスとナーン(パン)がレストランのメニューです。魚料理は、レストランでも少なく鱒を油で炒めたような料理しかありません。それでも全般的にいえるのは比較的美味しいという感想が旅行者の反応です。
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