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2004.1.31
劇団SOUTHERN COMFORT
「旅人」
弘前市スペース・デネガにて劇団SOUTHERN COMFORT(←click!)の
「旅人」を見た。駆け落ちした弟夫婦が、母親の死を聞いて何年かぶりに
実家に帰って来る話。実家の近くの公園で、帰りを待つ兄と妹。
そこへやってくる旅人風の男女。兄が彼らに「お帰り」を言うまでが
淡々と描かれている。ぽつりぽつりとしか役者は言葉を発しないため、
見ていて退屈だった。話している内容も無意味に思えた。いつまでたっても
話に引き込まれない。物語に起承転結があるなら、私には起か承くらいまで
しか感じられなかった。舞台装置は、半円形の大きな板の上に雰囲気のある
ベンチが1つ。その空間を囲むように5枚の長方形の板が吊り下げられている。
装置としてはかわいかったが、そこで演じるとなると、吊り下げられた板で、
人物の登場が見え辛い観客もいた。しかし最後、兄が一気に感情を吐露する場面
で、今まで役者や舞台中央を照らしていた照明が、5枚の吊り下げられた板のみ
を照らすという効果は、美しかった。この作品は、舞台で演じるよりも
映像作品向きではないだろうか。時間に関しても、だらだらと観客を退屈させる
よりは簡潔に30分程の作品に仕上げた方が良いと思う。前売り1300円。

2004.1.6
ラーメンズ
第14回公演「study」
東京都・下北沢の本多劇場にて、ラーメンズの第14回公演「study」を
見た。以前NHKの爆笑オンエアバトルで数回見たことのあるラーメンズ。
他のお笑いとは違っておもしろい…という漠然とした印象を持っていただけで、
何の予備知識もなく公演へ。備え付けてある座席だけでなく、通路や階段にも
隙間なくパイプ椅子が置かれ、各扉の前にはそれぞれ3人づつ立ち見がいる。
公演は静かに始まった。人生のはかなさを切々と説く紳士のような小林。
それを懸命に聞く若人・片桐。荘厳な雰囲気に包まれた会場が小林の一言で一変。
「それでは、私の万引きを許してくれますね?」やられた〜☆と思った!
水を打ったような静けさから一転、会場は爆笑に包まれる。
いきなり真骨頂を見せつけられたと思った。その後も、思いもよらない方向へと
話はどんどん進んでいく。7つのコント全てに、う〜んなるほど!と
思わされた。一番好きなのは最後の「金部(かねぶ)」。金儲けをする部活。
テレビで何度か見ただけでは片桐仁の強烈さにばかり目がいったが、
実際にラーメンズを見に行った今回、小林賢太郎の才能と多芸ぶりに
驚かされたと同時に惚れた。前売り4000円。

2003.12.27 & 28
TEAM-NACS
約束公演「WAR」ビデオ上映会
北海道札幌市・ファクトリーホールでの、TEAM-NACS約束公演
「WAR」ビデオ上映会に行った。全部で3回観賞。公演は、大きなスクリーンで
映画のように上映された。編集がうまく、違和感なく見ることができた。
今まで見た劇団の中で一番人気のあるユニットということもあってか、
音楽や照明の使われ方が派手だった。広い舞台の使い方もなるほどと思った。
傾斜のある舞台で立体感のある使い方が成されていた。またほとんど
舞台セットを設けずライトを使って場面分けをしており、テンポ良く
話が進んでいった。そして何より感じた事は、話の内容がわかりやすく面白い。
どの国にも属さずに、世界を統一し平和にしようと戦うNSFという軍がいる。
様々な国からNSFへと集まってきた兵士達の中に、自分の国籍も何もかもわからない
ハイドという兵士がいた。彼はただぼんやりと平凡で退屈で平和に暮らす夢を見る。
その世界は平和で気楽だけれど、自分の代わりはいくらでもいるし、
自分が何のために生きているのかわからない。彼は、生きる意味と誇りを持って
戦うNSFの仲間達と過ごすうちに、自分にしか出来ない何かを成し遂げることこそ
自らの誇りであると悟る。そして有人投下爆撃機「桜花」に乗り込み、
NSFの危機を救い、その名を歴史に残すべく、一人敵軍へと向かっていった。
一番グッときた所はやはり、ハイドが特攻していくところ。
布袋寅泰が歌うhideの「ROCKET DIVE」がバックで流れ、
アディオス〜♪という部分と敵に突っ込む場面が重なって見事。
更にNSF総帥が叫ぶところ。「生きている者には!生きている理由が必要である!」
言葉の意味がどうこうではなく、単純にしびれた。叫ぶのは気持ち良さそうだ。
ホークもなかなかツボだった。今回一番感じたのは照明の力。場面分けだけでなく、
爆発や銃撃戦、そして何より潜水艦が海深く潜っていく様子を表現する照明は、
独創的だった。全体を通して、今まで見た舞台の中で、
やはり話への引き込まれ方が圧倒的に優っていた。一般1000円。

2003.12.23
青森大学演劇団健康・劇団夢遊病社合同公演
「千のナイフと千の糸」
青森市・青森大学6号館メモリアルホールにて、青森大学演劇団健康と
劇団夢遊病社の合同公演「千のナイフと千の糸」を見た。独特のルールに則って
生活する前川真理ら男女5人の所へ、真理のヤクザな兄・真吾が帰ってくる話。
前半細かく描写していた割りにラストは雑で、何が何だかわからないうちに
終わったという印象が強い。青大の学長も来ていたが、
「若い人のやることはわからないね〜」と苦笑していた。
パンフレットには淡々と進むところが売りのような感じで書いてあったが、
何を見せたいのか、何を感じて欲しいのか、わからなかった。当日500円。

2003.12.21
芝居屋Hands
「それはさておき」
弘前市中三8Fのスペースアストロにて、芝居屋HandS(←click!)の「それはさておき」
を見た。退屈な日常を送る2人の青年のもとに、自分は恐怖の大魔王
アンゴルモアだと名乗るかわいい女の子・アンちゃんが突然やって来るという話。
アンちゃんは地球を滅亡させるか否か、その手段などに悩んでおり、
2人の青年やその隣人で世界滅亡を企むアンゴルモア教教主に相談を持ちかける。
結局、日常に埋没していた青年が、何故地球を滅亡して欲しくないと感じるのか
という理由に気づき、アンちゃんに言葉にして伝え、ハッピーエンド。
全体的に話がだらだらと続きなかなか前に進まないものだから、中だるみした。
舞台セットが平面的。不必要な所に力を入れていると感じた。
アンちゃんと大家さん役が結構好き。前売り500円。

2003.12.14
アクターズ・セプテンバー
「戦中ハートブレイク」
八戸市スペース Ben にて、アクターズ・セプテンバーの「戦中ハートブレイク」
を見た。ハリボテ空母で戦地に赴く乗組員2人と謎の女1人の喜劇(?)。下ネタ沢山。
でも最後は少しほろりとさせる。設定は面白いがラストはありがちなパターンで
ちょっとがっかり。笑いに走りすぎて話の流れが唐突過ぎる所も。
後半使われていた玉置浩二の「メロディー」にグッときた。
スペースBenは小さい建物で、役者と観客の距離がとても近いことに驚いた。
天井も低く、セットも全く組まれていなかったが、悪くなかった。
お芝居の方は物足りない感じだった。当日500円

2003.12.5
弘前劇場
「カトウさんとおくさん」「待つ」
弘前市スペース・デネガにて、弘前劇場(←click!)のフリンジ公演を見てきた。
「カトウさんとおくさん」&「待つ」の2本立て。
「カトウさんとおくさん」は車イス生活の夫をめぐる妻とその女友達のジェラシーの話。
スクリーンに2人の殺陣(たて)を流しながら、それぞれがたらいに入った水と
格闘している場面が不思議な感じで印象に残っている。
「待つ」は、女性記者が最終便の船に乗り遅れて泊まった宿を舞台とした
不思議な話。昔、遊女がこの辺りに逃げてきたが、誰かを待ちながらここでも
遊女として暮らし…という話を相部屋になった奇妙な姉妹から聞く。
お姉さん迫力ありました。どちらも暗い話で、何がしたいのかよくわからなかった
けれど、こういうのもあるんだなと思った。前売り2000円。

2003.11.22
劇団SOUTHERN COMFORT
「短くて面白くてボケたり突っ込んだりする話3」
弘前市スペース・デネガにて劇団SOUTHERN COMFORT(←click!)の
「短くて面白くてボケたり突っ込んだりする話3」を見た。
サザカンの役者4人と客演5人の公演。
自らすすんでお芝居を見たのは初めてだったが、なかなか面白かった。
演劇や芝居に対して、気持ち悪い人や変な人が自己満足のためにやってるもので、
非常に押し付けがましく見るに耐えないという超偏見を持っていたのだが、
それが払拭された。全然押し付けがましくなかったし、自然と世界に引き込まれた。
「タッチ?」に出て来た上杉和代という役がお気に入り。他の舞台も見てみたい。
当日1300円。

2003.11.1
「river」上映会in福島
大泉洋&安田顕トークライブ
福島市公会堂での、鈴井貴之第2回監督映画「river」の上映会
ならびに大泉洋&安田顕のトークライブに行って来た。
映画自体は何をしたいのかよくわからずつまらなかった。
話の流れや見せ方が不自然で、作り手の都合や自己満足のようなものを感じた。
何よりあまりストーリーに引き込まれなかった。
トークライブは、初めて生で大泉らを見たこともあって、大興奮。
彼らの生トークを聞いて、あぁプロ(タレント)なんだなぁと実感した。
その余韻は3日ほど残り続けた。FC先行1800円。