卒業 | 発行年 2004年出版社 新潮社 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 4つの短編からなっていますが、 ん〜どれも重松さんにしてはイマイチのような・・・ タイトルになってる「卒業」は 学生時代の親友として思い出を必死に掘り起こす主人公の姿に切なさを感じました。 「仰げば尊し」の義母との微妙な心のすれ違いの書き方がすごくうまい。 |
蹴りたい背中 | 発行年 2003年出版社 河出書房新社 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 う〜ん。インストールよりは好みです。 でももし作者がもっと年上だったら、 この作品に芥川賞はなかったでしょう。 綿矢さんの作品はどちらも心理構造があまり描かれていないような気がする。 それでいい作品もあるけど、この作品には必要だと思う。 でもストーリー自体はおもしろいかな。 実際に男の子が女性誌のモデルファンって結構あるの?! |
| インストール | 発行年 2001年出版社 河出書房新社 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け。 なさそうでありそうな話。 図書室で勉強の合間、 我慢できなくてSさんと一緒に読みました(笑) 良い風にいえば すらすら読めて難しくないから、読書しやすい。 光一のとの会話のやり取りが高校生らしくて良かった。 悪い風にいえば ストーリーが軽すぎる。もっと膨らませても良かったのではないかと。勿体無い。 でも17歳でこの作品を書けるのはやっぱりすごいです。 是非、蹴りたい背中も読みたいです。 |
| 疾走 | 発行年 2002年出版社 角川書店 おすすめ度 ☆☆☆☆ 感想 喉が渇きそうな表し絵です。 夏休み、勉強しに行った図書館で一日一章ずつ読みました。 犯罪へとひた走る14歳の孤独な魂の黙示録。 「おまえは・・」と語られる独特の文章と、 随所に引用されるシュウジが読む聖書の文章が 独特の雰囲気を出してます。 「孤高と孤独と孤立は違う」深い。 てか、これが重松さんの作品だというのは 信じがたい衝撃的な一冊でした。 重松さんのイメージは「辛い話を爽やかに駆け抜けるように創る」 という感じでしたが、裏切られました。 でも、「駆け抜ける」という点は保たれてます。 だからこそ、やっぱり重松作品は一章ずつ読むのではなく 一気に読んだほうが良いな。 |
| ビューティフルライフ | 発行年 2000年出版社 角川書店 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 大ヒットドラマ「ビューティフルライフ」のノベライズ。 私はいつも本を読む時、 人や身近な人に当てはめながら読むんですけど、 もう出来上がっちゃってるので楽だったっていうか、 もの足りなかったていうか・・・。 やっぱり元になってる方が細かい描写で いい作品になってると思います。 その上、約12時間が一冊になっちゃってるわけですし。 そーいえば、私が入院してた時、 のドラマのロケが来てたんですよ。 見たかったな〜キムタク。 |
| 冷たい雨 | 発行年 1995年出版社 角川書店 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 ユーミンの曲をモチーフに著者の描いた短編ドラマ9編ノベライズ。 1991年に放送されたそうです。(私5歳) 北川悦吏子さんの書くドラマは 見たことがなかったのですが、 大ヒットするのがわかるなぁ。 短編集ですが、一つ一つに満足感があって、 元気をくれる作品でした。 |
| パラレルワールドラブストーリー | 発行年 1995年出版社 岩波文庫 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 ものすごく期待して読んだのですが、 私にとっては頭が痛くなるような話でした。 記憶改変という難しいテーマと難しい恋愛が合わさってて バランスが良いのか悪いのか。 ロマンチストな理系さんにはお薦めです。 ミステリーやヒューマンな作品をたくさん書いてる東野さんですが、 やっぱり理系の人なんだなと思います。 |
| 河童 | 発行年 出版社 岩波文庫 おすすめ度 ☆☆☆☆ 感想 こういう小説は教科書でしか触れたことがなく、 馴染みがなかった私に友達が薦めてくれました。 ある精神病患者の談話を筆録した という形で書かれたユートピア小説。 あれだけの感情やら理念やらを短い寓話に仕立て上げられるのはやはり天才。 芥川氏がこれを書いてすぐ自ら命を絶ったという話も頷けます。 |
| 阿修羅ガール | 発行年 2003年 出版社 新潮社 おすすめ度 ☆☆☆ 感想 ラブストーリ?でも冥界とか出てくるし。 冒頭からすごいな、これ。 ごちゃごちゃチャンプルーなようで おもいっきりストレートのようで。わからない。 でもわかる気がする。 途中SFちっく?になって話が終わったかと思いきや ちゃんと続いてたりして。 たまに見る不可解な夢に似ている。 現実の女子高生よりリアルな思考や言葉の細部が書けるのは 作者の力量だろうな。 |
| パレード | 発行年 2003年 出版社 幻冬舎 おすすめ度 ☆☆☆☆ 感想 2LDK男女5人が共同生活という設定。 ストーリーは各自の1人称で話は進むので、 自分の視点と他人の視点のギャップが楽しめた。 最初は爽やかに進んで行くと思っていたら、 一人、また一人と進んでいくごとにだんだん暗くなっていき、 後半二編のサトシと直樹の話は衝撃的。 なるほどと同時に、さわやかに終わって欲しかったという悔恨が少々。 著者の吉田修一さんはある意味目標とする人です。 |