ホンダナno.9 ホンダナno.9


セイジ
著者名 辻内 智貴   
発行年
2005年出版社
筑摩書房
おすすめ度
☆☆☆
感想 以前、王様のブランチの本コーナーでちくまさんが大絶賛していたので読んでみました。
「人間は何の為に生きるのか」がテーマ。
最初は単調だったけど、最後にえっ!!という感じです。
純粋であるがゆえに、不器用な生き方しかできない男たち。
心温まるような、哀しいような物語です。


キスまでの距離
著者名 村山由佳   
発行年
1999年出版社
集英社文庫
おすすめ度
☆☆☆
感想 いわずと知れた、村山さんの代表作とも言える「おいコー」の第一作。
同じ屋根の下で暮らすいとこ年上の女性と年下の少年の恋の物語。
文学というよりは漫画のような感覚でした。
現在このシリーズは9巻まで出ててまだ完結してないんだっけな。
長いなぁ〜


星々の舟
著者名 村山由佳   
発行年
2004年出版社
文芸春秋
おすすめ度
☆☆☆☆☆
感想 直木賞受賞作。
ひとつの家族の話(父、長男、次男、長女、次女、姪)ですが、
それぞれの人間が主人公の短編なので同じ場面でも違った捕らえ方ができておもしろかった。
各物語はせつないが、終わり方がとてもすがすがしくて後味がよかった。


千里眼とニュアージュ
著者名 松岡圭祐   
発行年
2005年出版社
小学館文庫
おすすめ度
☆☆☆☆
感想 ☆4つ半くらいです。千里眼シリーズは映画にもなりましたよね。
ありえないストーリーなんだけど、引き込まれてしまう。
登場人物のキャラクターが良い。
今の社会情勢を示唆するような話です。
話もテンポがよく、小学館だからか、難しい漢字はふりがながふってあり、読みやすい。
(ミステリー作家としての)東野圭吾が好きな方にはおススメ。


ランドマーク
著者名 吉田修一   
発行年
2004年出版社
講談社社
おすすめ度
☆☆☆
感想 開発途上の大宮の地にそびえ立つ、
地上35階建ての巨大スパイラルビルをめぐる人間模様。
ストイックなストーリ展開で虚無感が残った。
でも、吉田さんの書く作品は
いつも完璧なまでに現代のリアルを表してると思います。


東京タワー
著者名 リリーフフランキー   
発行年
2005年出版社
河出出版社
おすすめ度
☆☆☆☆
感想
電車の中での暇つぶしに・・・と手にとって見ましたが
1500円以上の価値はあります!母を愛する息子、それ以上に愛する母、
誰にでも母親はいて、大いに共感できると思います。
リリーさんの幼少時代の話もおもしろいし。
病気に侵されていく場面を読むのは辛かった。
この本を読んでから、リリーさんがテレビに出てると注目してしまいます。


パイロットフィッシュ
著者名 大崎善生   
発行年
2003年出版社
角川文庫
おすすめ度
☆☆☆☆
感想
詩を読んでるみたいでとても美しい物語でした。
言葉の一つ一つが 切なくて透明感あふれる文体で繊細という印象を受けました。
ただひとつ気になったのは可奈という人物の正体。
そこは敢えてはっきりされていないとこがこの世界観を崩してなくて良い。


グランドフィナーレ
著者名 阿部和重   
発行年
2003年出版社
青春出版社
おすすめ度
☆☆☆
感想
第132回芥川賞受賞作。いわゆるロリコン男の話です。
話の内容はそこまでインパクトはないが、話の運び方や古風な言い回しが、類を見ない作品だと思う。
(阿部さんの本は 読んだことがなかったので、そういう作風なのかもしれないが。)
ニッポ二アニッポンに期待です。


なるほどね、そーゆーことか
著者名 秋元康   
発行年
2003年出版社
青春出版社
おすすめ度
☆☆☆☆
感想
多方面で大活躍の秋元康さんのエッセイです。
なにげなくつぶやいてしまう(?)ような27つの言葉を
秋元さんが深く分析して、新しい恋の見つけ方を説いてます。
哀しいときに読めば、前向きになれると思います。
あぁ燃え尽きない恋がしたい・・・


娼年
著者名 石田衣良   
発行年
2005年出版社
新潮社
おすすめ度
☆☆☆☆
感想
「娼年」になった二十歳の青年のひと夏の物語。
題名でわかる通り、性描写がバンバンでてきますが、
石田さんの技量で いろんなエクスタシーがいやらしくなく
さわやかな印象を受けた。
この作品は読む人によって感情移入できるキャラクターが違うと思うので、
読む人それぞれが色んなことを考えると思います。
石田さんといえばやっぱり池袋ウエストゲートパークが代表作ですが、
この作品は「秀作」だと思います。星4つ半くらい。


土の中の子供
著者名 中村則文   
発行年
2005年出版社
新潮社
おすすめ度
☆☆☆☆
感想
私は土の中で生まれた。親はいない。暴力だけがあった。
ラジオでは戦争の情報が流れていた――。まさに芥川賞って感じの作品。
閉塞感、自虐的行動、重いです。描写も胸が苦しくなるものが多い。
しかし 弊録「蜘蛛の声」は「土の中の子供」より初期の作品ながら貫禄があった。
芥川賞にノミネートされていた 樋ロ直哉さんは地元が同じなので、
「さよならアメリカ」も読んでみたいです。