濫読日記2001

7月15日  湿気。べたべたべたべた。
前回が、5月15日。2ヶ月も溜めてましたね。
もうすでに感想を書くのも面倒になるくらいの量・・・。
とりあえず、自分にしかわからんコメントだけ。

『スプートニクの恋人』 (村上春樹/講談社文庫/¥571)

  久々のハルキ。普段散々にこき下ろしているくせに、
  つい文庫がでえると読んでしまう。懐かしいハルキの馨りがするぜ。 
  って、ファンかファンじゃないのかどっちやねん。>わし
  ・・・・でもいままで主人公が自分のことをひらがなで
  「ぼく」と表記してたっけ・・・・・。あれ?意味アリ?
 
『工学部・水柿助教授の日常』(森博嗣/幻冬舎/¥1500)

  おそらく森本人とその周辺をモデルに、ミステリー仕立てに
  しちゃった全然ミステリーじゃない日常的なお話。
  ほのぼのしてます。最近のどの著作よりもヒットかも。
   
『落ちていく僕たち』(森博嗣/集英社/¥1500)
   
  これは森博嗣、遊びで作ったな・・・・。あーあ★
  表紙はとてもお洒落な金子國義氏のイラスト。

『スカイ・クロラ』(森博嗣/中央公論新社/¥1700)

  森博嗣が自分のHPでも言っている通り、これが一番森らしいかも。
  あんまりだれも救われない、シュールで、淡々としてて、  
  透明感のある戦闘機乗りの物語り。  
  確かに売れ筋じゃないけど、僕は好き。表紙がまた美しいんだ。

『草原の椅子』上・下(宮本輝/幻冬社文庫/上¥600・下¥648)

  まっとうに、宮本輝です。まっとうでした。
  いつ読んでも、ええもんはええんです。
  この人はこのまま、日本文壇を背負ってゆくでせう。
  このままがええんです。ええなあ、宮本輝はやっぱり。  

『みんな、どうして結婚してゆくのだろう』(姫野カオルコ/集英社文庫/¥495)

  あまりにもあまりなタイトルだが、別に結婚論したい人のための本ではない。
  「結婚」とはなんぞや・・・っちゅうのを、ヒメノが書くのだ。
  面白くない訳がなかろう。わはははははははは。

『サイバラ式』(西原理恵子/角川文庫/¥400)

  サイバラ姉さんのエッセイ。心のバイブルぢゃ。

『カーブの向こう・ユープケッチャ』(阿部公房/新潮社文庫)

  ツレが昔「ユープケッチャ」と呟いているのを耳にしてから、
  ずーーーーーーーっと探していた短編集。ようやくゲット★
  やっぱシュールだねえ。もっと若いころに読めばよかった。
  子供の頃、星新一は読んでたんだけど・・・。

『愛は科学で解けるのか』(日垣隆・他/新潮OH!文庫)

  日垣っす。第一線で活躍する科学者とのラジオ対談の文庫化。
  ハエやらサルやらの性愛行動や、心理学的側面から「愛」を考えたもの。
  いいねえ、日垣。(←オタク・・・)  

『ウソの科学 騙しの科学』(日垣隆・他/新潮OH!文庫)
  
  ラジオ対談2。読め。

『いのちを守る安全学』(日垣隆・他/新潮OH!文庫)
 
  ラジオ対談3。読むのだ。

『情報系 これがニュースだ』(日垣隆/文春文庫/¥676)

  90年代の大ニュースのルポ作品集。こんなの見た事ない。
  執念深く熱くて繊細でまっとうな日垣だからこそ書けたのだと思う。
  って、立花隆もやってるやん・・・・。でもあの人はオヤジやしー。(?)
  
『鬱 ーうつー』(花村萬月/双葉文庫/¥857)
 
  マンゲツだーーーーー!!!!!!!!
  鬱だ。鬱だ。鬱だ。鬱鬱鬱鬱!!!!!!!!!!!
  過剰なまでの鬱だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
  後半以降が最高。マンゲツは、コレをかかなきゃならなかったんだよ。

『ペニス』(津原泰水/双葉社/¥2000)

  どこがミステリーなのか分からんが、ま、屍体がでてくるからミステリーか。
  帯にも書いてあったけど、ホンマに多次元な時空や意識がわちゃわちゃわちゃ。  
  物悲しいねえ、ペニスって。
誰も救われないのが、また、いいねえ。
くす。


以上。

8月14日  水になりたい
終戦記念日を前に猛暑にやられて死んでいるので、軽くメモだけ。
積読本は残念ながらあんまり減っていません。
夏はあんまり読む気がしない〜。
うにうに。

『やわらかい話〜対談集〜』(吉行淳之介/講談社文芸文庫)

あんまりにもあんまりなネタがほとんどの、著名人との軽妙な対談集。
人からお借りした本ですが、いやはや、笑わせていただきました☆
僕も、手元に欲しい1冊っす。買おうかな。文庫のくせに無茶苦茶高いけど。

『陛下』(久世光彦/新潮文庫)

二・二十六事件前夜をネタにしたお耽美小説・・・かと思ったのに、
全然耽美じゃなかった。娼婦は色気ないし、北一輝も中途半端やし、
『帝都物語』のほうが数千倍面白いちゅうねん!(またまたオタク暴露。)
久世光彦、やっぱりしょうもない・・・・・・・・。

『天国が降ってくる』(島田雅彦/福武文庫)

5年ぶりに再読。・・・やっぱり島田、イッテる。脳髄に良くない。
講談社文芸文庫で1500円で出てるのも欲しいかも・・・・。

『ロココ町』(島田雅彦/集英社文庫)

読んだつもりでいたのに、読んでなかった。わはははははは。
この頃のシマダ、ホントに面白かったのになあ・・・。

『李登輝学校の教え』(小林よしのり・李登輝/小学館)

2000年5月に李登輝宅で行なわれたよしりんとの対談をまとめた本。
70歳をすぎてなお熱い李登輝につい涙が。別に泣く話でもないのに、
読了後号泣してしまった。不覚っす〜。さっさと『武士道』読もっと・・・。

『第四間氷期』(安部公房/新潮文庫)

ただのSFなんだけど、なんでこんなに不安になるんやろ。
つい人間の未来について考えさせられてしまう。
やっぱり公房は怖いっす。
このずれ方を、シマダが受け継いでくれると思ったんだけど・・・・・。


 ぶつぶつぶつぶつ・・・・・ 
 
   ぶつぶつ ぶつぶつ・・・・・・・

9月2日  月になりたい
『危険な思想家』(呉智英/双葉文庫)

言論界での権益確保に励むだけの卑小な政治家と化した「愚かで安全な思想家」を
こてんぱんにこき下ろしちゃっている危険な呉智英の爆言集。自分で地雷埋めてます。
こんなに喧嘩売っちゃっていいのかホンマ?・・・強いなあ、このヒト♪


『猫を背負って町を出ろ!』(大槻ケンヂ/角川文庫)

オーケンのエッセイ。いつもの通り、お馬鹿な過去の回想や超常現象論がてんこもり!
若かりし頃の閉鎖的自己愛オーケンに、かなり共感できちゃう僕。アイタタタ・・・。
  

『われ笑う、ゆえにわれあり』(土屋賢二/文春文庫)

お茶の水女子大学の哲学者・土屋賢二教授のお笑い系でたらめエッセイ。
どんなにしょうもない日常的な疑問でも、とことん論証を考え抜いていらっしゃる!
あっさり読めて、即席でひねくれた性格になれる1冊。


『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』(土屋賢二/文春文庫)

これも土屋エッセイ。こんなにもショウもない事を延々とボヤキ続ける人には
あまりお会いしたことがない。いや失礼。ボヤいているのではなく考察し続けて
いらっしゃる姿につい、にやにや笑いが・・・・。『餃子の一切れ』考、凄すぎ。
それにしても、土屋先生の絵、ヘタクソっす。なんじゃこら???????


『東京異聞』(小野不由美/新潮文庫)

文明開化に踊る明治の帝都・東京(とうけい)が舞台。
(ホントは『京』の文字の『口』の部分が『日』なんですが)
江戸の色を濃く残し、火炎魔人やら闇御前やら香具師やら傀儡師やら
闇の気配が漂っている幻想怪奇ミステリー!!!よく書けてます。
読み進めながら、「ソフト京極堂」か???・・・とつい思ってしまったが、
読了後には、「ソフト帝都物語」だという認識を新たにした。(?)
いいねえいいねえ、帝都!魔都!沈め沈め沈め沈め〜っ!(キ○ガイ>わし)
ちゅうか小野不由美の最近の小説は、京極バリにページ数が多いらしい。
・・・・・・・・・張り合っとるのか。うげ。


 ★☆★ 以上 ★☆★


『武士道』も『北一輝論』も『大日本帝国』もまだ読み終われない・・・・。
他にも途中のモノが多すぎ! それなのに何で毎日のように新刊を並べるのだ、本屋っ!

9月14日  DOGな夜に
『異族』(中上健次/小学館文庫)

文庫で900頁超えるなんてオマエは京極か!!分厚いっつーのっ!!!!
っちゅう訳で、ナカガミの遺作でしかも未完の『異族』をようやく読了。
久々のナカガミだ〜っと思って興奮しながら読み始めたものの、半ばまで
進まないうちに何だか内容がぐるぐるぐるぐる・・・。は?なんじゃこら!!??
…と何度も放り出しながらも目を通していたら、突然急展開。流れもスムーズ〜ッ!
おおおおようやくノって来たぜイイイイイイィと鼻歌混じりに読み進め、いよいよ
クライマックスーーーーーーって時にナカガミは息絶え未完!!!!!!!!!
ナカガミがメモとして残したシノプシスが掲載されているので、ラストがどうなっち
まうのかは分かったけど、釈然とせんのだ!!!おいこら中上紀!(中上の娘だっけ?)
作家オマエもなんだったら父の作品を仕上げろ〜〜〜。って、言いつつ、ホントに
書いちゃったらそれはそれでイヤだけどさ。人間、病気には勝てまへんな・・・。


『武士道』(新渡戸稲造・著/矢内原忠雄・訳/岩波文庫)

にとべいなぞー博士が英語で欧米向けに書いたモノを日本語に訳した本である。
日清戦争直後で、日露戦争が今にも勃発する・・・という頃らしい。
宗教教育もないような後進国と馬鹿にされていた日本に対する全世界の認識を
改めさせたすっごーい本。明治維新によって忘れ去られていく武士の道徳論を
ヨーロッパの歴史や文学からの類例を引いて説明しながら、欧米人に理解して
もらえるように作っている。「日本の心」をすっかり忘れてしまった今の日本人こそ
「今」読まねばならないのだ。りとーき氏もそう言ってるし〜。切腹か★(←?)
うーーーーむ、テキトウな事書いてるな、僕。げへげへ。


『20世紀大日本帝国』(読売新聞20世紀取材班編/中公文庫)

読売新聞に掲載されていた日露戦争・日中戦争およびその時代に関する連載記事を
再構成したもの。年表つきで結構分かりやすいっす。そういや近代史に入るやいなや
三学期が終っていたので、近代史ってあんまり学校で習わなかった・・・。
・・・ちゅうか、『帝都物語(@荒俣)』でこの時代を認識しちゃってるので、
かなりいろんな人物像が歪んでる僕。関係ないけど小澤征爾って、石原莞爾から
「爾」の漢字をもらったそうです。すご。


『恋愛作法』(宇野千代/集英社文庫)

四回結婚して四回離婚しちゃった恋愛王にして文豪、宇野千代様のエッセイ。
1996年に98歳で亡くなってはりますが、90歳をすぎても5人ほどの
男性に恋をされてたとか・・・・。この本は93歳の時に書かれてますが、
無茶苦茶ファンキーでかっこええっす。人生すべてが愛!・・・女って。
・・・・僕、何でも読むのね。


『蝿の王』(ウィリアム・ゴールディング・著/平井正穂・訳/新潮文庫)

無人島に不時着しちゃった未来の少年達のおはなし。大人のいない世界で、
少年達が力をとりあっていくのかと思えばさにあらずッッ!
仲間割れして戦って泥沼化・・・。どっかで聞いたことのある話やね。
って、これってまさに『漂流教室(@楳図かずお)』やんか!!!!!!
知らずに読めば面白かったのだろうが、ウメズのほうが究極に壮絶なので、
どんなに惨劇が繰り広げられようと何とも思わなかったナリ・・・・・・。
・・・・・・・・・・・って、ウメズの方が真似してるんだよね、多分。


『ユリイカ〜EUREKA〜』(青山真治/角川書店)

カンヌ映画祭で観客総スタンディング状態になるほど大絶賛だった映画を、
監督自身が小説化したもの。これで三島賞もとっているらしい。
(青山氏はナカガミの紀州を撮った監督さんっす。まだ若いっす。)
九州でバス事件に巻きこまれた生き残り達が繰り広げる壮大なドラマ!
・・・・ほよよよ。久々にええ話じゃった。つい涙腺ゆるんじまっただ。
青山氏、ナカガミを信奉してるだけあって、どこかナカガミの構築法と
重なるような気がするのは僕だけ?ナカガミファンいませんか〜????
映画も見たかったな。ユリイカ。


『六人の超音波科学者』(森博嗣/講談社ノベルス)

発売早々に読了。Vシリーズもついに7冊目。
今回もトリックを見破られなかった自分が悔しい。
森氏、前回のシリーズより楽しそう・・・・・・。
饒舌饒舌饒舌〜♪


以上。

10月23日  犬に歌えば
いつの間にかまたまた1ヶ月以上経ってしまいました。
こんなことじゃ、ちゃんとしたサイトを立ち上げるなんて無理っすね。
やっぱり僕は「ごっこ」止まりか・・・。あへあへあへ。


『リヴィエラを撃て(上・下)』(高村薫/新潮文庫)

アメリカ同時多発テロ事件発生と同時期に読んでいたのでかなり辛かった・・・。
と言っても、こちらはタリバンのテロ組織ではなくIRAのテロリストの物語。
白髪の東洋人スパイ《リヴィエラ》の秘密をめぐり、CIA、IRA、警視庁、
あと僕には分からんM16やM15、中国情報部までが総出演のスパイ大作戦!
以前から高村薫の作品には度肝を抜かされっぱなしだが、これもまた絶品!!
驚異的な緊張感と面白さを伴って迫ってくるので、憑かれたように貪ってしまった。
世界観が激変すると言えば言いすぎかもしれないが、これを読まずして何を読む??
・・・・・・・・上手すぎる。【★★★★★★★★★★】


『笑う月』(阿部公房/新潮文庫)

阿部公房が目覚めと共にメモし、テープにまで録音した「夢」の日記。
作家というものは、夢までが文学的なのだろうか?センス良すぎ。
阿部公房の真似をして最近、また夢日記をつけようとしたけれど、
下世話な内容ばっかりで恥ずかしくなって止めた。
文学的な夢を観る方法をご存知の方はご一報を。


『白い犬とワルツを』(T・ケイ・著/兼武進・訳/新潮文庫)

本屋に山ほど平積みしてあったので、かなり期待してページをめくる。
『痛いほど胸をゆさぶる大人の童話』というコピー文にも
ドキドキさせられる。表紙の絵も可愛いしな〜。
・・・・・っちゅうか、この本の、どこが面白いんだ???
大人の童話って、子供の童話よりツマンナイ物なのか???
「あなたには見えますか?」だって????
見えるか、そんなもん!!!見えへんちゅうねん!!
わしの心が汚れているから見えへんのか???????
嗚呼、時間がもったいなかった・・・・・・・・・・・・。


『スカートの中の秘密の生活』(田口ランディ/幻冬舎文庫)

ランディのちょっぴりエロエロエッセイ。
面白いんやけど、齋藤綾子とかぶる・・・・。
なんでそんなに発情しまくっとんねん・・・・・。


『第二次大戦回顧録抄』(W・チャーチル・著/毎日新聞社編訳/中公文庫BIBLIO)


英国名宰相&ノーベル平和賞チャーチルの晩年の大作、「第二次大戦回顧録」を
コンパクトにまとめた抄録。構成や翻訳の質についてはあまり評判がよくないらしいが、
資料として読むだけなら面白い。英国側からの視点もかなり興味津々。
チャーチルのような軍師能力(?)抜群の逸材を輩出した当時の英国がスゴイ。
彼がが理想とした「敗戦国に対する施策」にはビビります。
日本っったら、飼いならされちゃったね〜。あちゃ〜。あはははははははは。
  【敗れた敵に永続的な軍備撤廃を強制するのは戦勝国である。
   そのためには二重の政策を実行しなければならない。
   第一には、自分自身十分の軍備を維持しつつ、常に監視を怠らず、
   権威をもって旧敵国の再軍備を禁止する条項を強制すること。
   第二には敗戦国内に最大限の繁栄をもたらすような恩恵的行為によって、
   その国民を運命に甘んじさせるように努力し、
   あらゆる手段によって真の友情と共通利害の基礎を作るように努力し、
   それによって再び武器に訴えようとする衝動を絶えず減らすことである。】


『陸軍の異端児・石原莞爾』(小松茂朗・光人社)

満州事変の首謀者として満州建国にたずさわり、日中戦争不拡大を
唱えながらも東條英機と反目して陸軍を追われた奇才の生涯を描いた人物伝。
筆者自身の感想や戦記も何故か混じっており(いらんのに・・・)、
筆者が石原を尊敬しまくっているということがよく分かって時々笑える。
ちゅうか、石原莞爾、天才やね。ナニモノかさっぱりわからん。
はまっちまったぜ、オイラ☆甘粕正彦とどっちが人気あるんだろう?
石原莞爾ファンもいまだに根強いらしく、オフ会もあるらしいっす。
行こかな〜、石原フォーラム。
・・・・・・・。


『夏と花火と私の死体』(乙一/集英社文庫)

さーて、出てきました、乙一(オツイチ)氏っ!!!!!
1996年に乙一少年が16歳で執筆しちゃったデヴュー作。
この表現力と構成力は並じゃねえよ!!!!!!!!!
こんなに凄い作家が登場していたのを今まで知らなかったのが
悔やまれるっす。平野君なんて目じゃねえぜっ!!!!
解説はあの【小野不由美】。べた褒めしまくり。


『天帝妖弧』(乙一・集英社文庫)

つい本屋で「オツイチ」を探してしまうこの頃。
解説は【我孫子武丸】。べた褒めここに極まれリ!!!
解説を読むだけでも楽しいので、
オツイチ作品の解説を読んでみてください。
ホラー界の大御所連中が揃いも揃って、
オツイチの取り合いをしているようで、愉快じゃ〜っ。


『死にぞこないの青』(乙一・幻冬社文庫)

またもや‘オツイチ’っす。
書き下ろしにつき、解説はなし。
すごいねえ、すごいねえ・・・・。(←べた褒めオヤジ化した僕)


『暗黒童話』(乙一・集英社)

帯の推薦文を【岩井志麻子】が担当。
「乙一氏は天性の語り手だ」だってさ!!!!
うひょーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
いやはや、もはや脱帽するしかないっす。
みなさま、‘オツイチ’を読みましょう。

・・・・すみません。オツイチ作品はホラーにつき、
内容その他についてのコメントは差し控えさせていただきます☆

(って、ただ面倒なだけやろ・・・。>わし)

あ、オツイチ物はホラーといっても怖さだけを追求した作品ではありません。
せつなくてはかなくて、そして愉しくて怖いのだ!!!!!!!!!!

(・・・・いいのか、これで?>わし)

12月26日  犬までも
最近はあんまり読んでいないのですが、2ヶ月もほったらかしにしていたので
更新でもしてみます。いまさらって気もしますが・・・。
(読みたい本が読めない・・・・・・・・。)
「おぼっちゃまくん」が幻冬社から文庫になって刊行されましたね。
懐かしかぶぁいっ!みなしゃん、読むでしゅよ〜〜〜っ!!!!


『壁』(安部公房/新潮文庫)

   すんげー不安なユートピア。乾ききっている。
   いつもいつも主人公が置かれる不条理な世界に、そろそろ慣れてきた。

『密会』(安部公房/新潮文庫)

   これはロココ町やね。(・・・シマダ氏の最新刊はまだ出ないのか?)
   またもや不条理すぎて、時々置いて行かれる。
   置いていかれるのが不安で読みつづけてしまう「公房」。 

『フォーチュン・クッキー』(齋藤綾子/幻冬社文庫)

   一時期話題になったエロエロ短編小説集。
   内田春菊ねえさんと一緒っす。
   エロイっちゅうか、強そう・・・・・。

『寝ずの番』(中島らも/講談社文庫)

   艶話系短編集。これがまた中島らもの手にかかるとオツになるのだ。   
   らも節、やっぱり好きっす。

『オルガニスト』(山之口洋/新潮文庫)

   バッハっす。バッハ。
   表紙はちと苦しくてあんまり売れなさそうだが、
   中身は絶品。緻密な構成がすばらしい。
   さすがバッハをモチーフにするだけはある。
   ・・・って分らんくせに分ったような事をいう僕。
   あまりにバロックなので、初めはどこがファンタジーノベル大賞受賞作
   なのだろうかと思っていたのだが、やはり理系の本領発揮!
   久々に今後が楽しみな作者を見つけたかも!!!!!  

『不倫〜レンタル〜』(姫野カオルコ/角川文庫)

  「処女三部作(!)」の完結編。といっても全然続きモノではナイ。
  前2作よりこてこてパワーが数段アップ!フランス書院全開!(←嘘)
  感傷的でアホな男のまわりくどい長セリフ、読む価値、あり。
  姫野さん、天才ですぜ。

『ふたりだけの秘密』(佐野史郎/筑摩書房)

  表紙・挿絵を金子國義氏。それだけで買ってしまったも同然。
  佐野史郎の自伝的(あくまで‘的’)私小説。思春期モノ。  
  久々に寺山の詩集をひっぱりだしてきたくなりました。

『職業・寺山修司』(北川登園/日本文芸社)

  寺山が生前仲良くしていた読売新聞編集委員、北川による回想録。
  寺山が生きている頃に、舞台を見たかったっす。
  (年明けに「身毒丸」を観にゆくのだ!うひひひひひ。) 

『20世紀・大東亜共栄圏』(読売新聞20世紀取材班・編/中公文庫BIBLIO)

  そういう時代がありましたとさ。

『20世紀・太平洋戦争』(読売新聞20世紀取材班・編/中公文庫BIBLIO)

  「パールハーバー」、結局観ていないのだが、
  ネタ的には観たほうがいいのだろうか・・・・。 

『最終戦争論』(石原莞爾/中公文庫BIBLIO)

  ついに読んだっす『最終戦争論』!!!!!!
  思わず眼を見張る内容。すんごい特異!!!!!!!!
  昭和15年、すでに原爆を予期し、その後の絶対的な平和を唱える。
  弥勒菩薩の到来にまで内容が発展するのがとても面白い!!!!!!
  どこか宮沢賢治を思い出すのは同じ日蓮系ユートピア思想だからか?
  ・・・・石原莞爾、天才すぎてさっぱり理解不能。  
  中国人にとっては超極悪戦犯だとは思うけど・・・・・。
  
  石原フォーラム、覗くだけでも面白いっす。
  ⇒http://web.kyoto-inet.or.jp/people/yatsu8hd/Ishiwara/index.html


『悪意』(東野圭吾/講談社文庫)
  
  久々にTVをつけると佐々木蔵之助がNHKのドラマに出ていた。
  続きモノらしいが、ラストが気になって、つい購入。
  トリックは面白いが、やっぱり文体が苦手。
  (佐々木蔵之助をイメージしながら読んだから面白く思えたに違いない。)  
  赤川次郎を始めとするミステリファンって、文体には興味がないのだろうか。
  ミステリはキャラとトリックがすべてなのか? 
  違うぞ絶対。と、僕は思う。

『金子みすゞ童謡集』(ハルキ文庫)

  映画を見てすぐに購入。みすゞのつらさを分ってしまったから、
  可愛いはずの童謡が哀しい・・・・・。

『虹の天象bV』(瀬名秀明/祥伝社文庫)
  
  久々に瀬名秀明。(ブレインヴァレー、まだ読んでなかったような。。。)
  プラネタリウムと、織田作と、タイムスリップ・・・・。
  感傷的すぎると感じるのは公房を読んだ後だからだろうか?     

『ツチヤの軽はずみ』(土屋賢二/文春文庫)

  ご存知お笑い哲学者・ツチヤ教授のエッセイ集。
  相変わらず屈折しまくり。悩める諸君(?)にオススメ!!!
  ツチヤ先生んちのBBS、書きこむ人が全員ツチヤ化していて大笑い!
  時々(しょっちゅう)ツチヤ先生ご本人もぼやきに来ていたりする。
  ⇒ http://www04.u-page.so-net.ne.jp/gb3/kenji-ts/


・・・・・・感想を書く気合いが全く足りません。
スタミナ不足っすね。高麗ニンジン、舐めて来ます。・・・・・にがっ。

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