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心のかたち
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消しゴム


消しゴムのように、全て消せたらいいのにな

なんて考えていた

いじめる子、うるさい親、誰もいない

目障りな高いビル、つまりきった家々、なにもない

そんな世界を望みながら、

紙に向かって、

絵を描いては消し、描いては消しを繰り返した

いじめる子、うるさい親の似顔絵を描いては消した

目障りな高いビル、つまりきった家々を描いては消した

ある日、ニュースで大きな地震があったと知った

それは自分が描いた絵にそっくりに、家々は崩れ去っていた

いじめっ子が学校に来なくなった

亡くなったらしい

両親とも病気に罹った

そして・・・

自分は、友達、親、大切な人たちを失った

残ったのは、消しゴムのかすのような残骸だけ

泣いた

後悔をした、自分のやった罪に押しつぶされた

自分は絵を描いた

いじめる子、うるさい親、みんないる

目障りな高いビル、つまりきった家々、全部ある

そんな絵を描いた、望んだ

二度と帰ってこなかったけど

だけど、絵を描き続けた

描き続けた



いつから僕は


いつから僕は、変わってしまったのだろうか

変わらないまま、自分のまま、行き続けるのだと思ってた

一つ一つの出来事が、僕を大人へといざなっていく、成長していく

大人になんかになりたくない

そう思ってた

その考えさえも、大人になるにつれ、消えていく記憶

いつから僕は、変わってしまったのだろうか



ある時子供の僕は、森の中へと続く入り口の前に立っていた

好奇心だけを持って、僕は奥へと進んでく

途中で見つけた木の枝は、百人力の力を与える伝説の剣

そして迷子になった

森の中で出会った怪獣に立ち向かって負けたんだ



ある時子供の僕は、音楽の世界に魅入ってしまった

好奇心だけを持って、僕は仲間を集めてく

高いお金を出して買ったギターは、誰にも負けない最強のマシンガン

そしてみじめな自分に気づいた

音楽の世界のライバルたちに撃たれて負けたんだ



一つ一つ負けを重ねていくうちに

僕は大人になっていく

大人という肩書きを背負った背広は、鋼鉄の鎧

頭を下げて、自分を守り抜いていく

僕は守りに生きていた

剣やマシンガンで、立ち向かうことはなくなったんだ



大人になっていくにつれて失うものはたくさんある

いつかは、武器をもって立ち向かいたいと思った

人は変わっていくものだけど

変わらない何かを信じて大人になりたい



恋する乙女


手をつなごうなんて、言えない

恥ずかしいし、緊張しちゃうし

消えてなくなりたくなっちゃう

ちゅうしようなんて、言えない

顔が赤くなるし、震えちゃうし

お互い向き合えなくなっちゃう

そんな、秘密の想いをかかえて

少し勇気出したり、期待したり

でも、やっぱりできないみたい

それでもいい、ゆっくり進もう



ある時あなたは真剣な顔をして

少し話がある、って言ってきた

期待しちゃったけど違うみたい

君は僕をそんなに愛していない

そんなことないって言ったけど

信じてはもらえなかったみたい

去るあなたの背中を見つめてた

雪の降る街のカフェテリアの前

立ち尽くす私と、薄明かりの星

今度は私、素直になれるかなぁ

涙と一緒に、流れ出たのは何?

期待や希望で歩くのではなく、

自分の意志で歩くって決めたの

終わりじゃなくて、始まりなの

きっと私は素直になれたと思う



君へ・・・


ぼくは、甘えていたのかもしれない

何もかも自分のもののような気がしてきたり

手に入らないものには、だだをこねてほしがった

でも、もう何もいらない

君への想いがあればなにもいらない

君がぼくを必要としなくても

ぼくは君を愛し続けると思う

愛してほしいわけじゃないって気づいた

ただ愛したかった

君がもしぼくを必要としてくれるのなら

君のそばに静かによりそうよ






「ぼく、空を飛びたい」

いつも空ばかり見ていた。学校の屋上で寝転がりながら、空を見ていたんだ。

「君なら飛べるよ」

そう聞こえたんだ。フェンスを乗り越え、ぼくは手を広げた。

下を見たら、腰が抜けて、フェンスにしがみついた。

「ぼくには飛べない、怖いんだ」

ぼくは走り出した。

ドアを開け、階段を下り、校門を出て、街の中に走り出した。

どのくらい走ったかわからない、いつの間にか夜になっていた。

家に帰って、ベッドに顔から倒れこんだ。足に痛みはない、疲れも。

シャワーを浴びながら、天井を眺めた、空が見えるような気がした。

鏡の向こうに立った自分の背中には、小さな羽が生えていた。


また、空を見ていた。学校の屋上で寝転がりながら、空を見ていたんだ。

「今度は飛べるよ、君の背中には羽があるから」

そう聞こえたんだ。

「ぼく、空なんか飛びたくない、走りたいんだ」

ぼくは走り出した。

大きな羽がはばたいた。


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