春の紅葉
 徐々に強くなってくる春の日射しのなか、燃えるように真っ赤な新芽が生け垣に生えていた。なんという種類の葉なのか、植物の知識のない私にはわからない。しかし、春の新芽といえば、清々しい緑を思い浮かべるものだろう。毎朝、通るたびに成長が目に見えるほどの勢いで大きくなる深紅の葉っぱ。赤い葉でありながら、紅葉という言葉の持つ物悲しいイメージは一切ない。光沢を持った葉のようすは、深紅でありながらみずみずしい。
 その葉っぱの持つ熱い血潮が表現できないかと、太陽にかざしてみた。若い葉の持つ生命力は陽にかざすと、子供の手のように真っ赤に燃えていた。私の手も、まだこんな赤さを持っているのだろうか、明日さっそく陽にかざそう。
やっぱり、チタンだよね
 男はみんな素材に弱い!? のが当然だ。そのなかでも、やはりチタンには特別な憧れがあるはず。ゴルフクラブ、高級限定カメラ、パソコンの外装など男を香らせる重要なアイテムはチタンでできていなくてはならない。鉄よりも軽くて強い、そしてなにより高価なのが重要なポイント。もしチタンが安かったら、人気は半減する。「おれはこれに気合いを入れているんだ」と大声で叫びたい、気になるあの子にスマートな印象を与えたい入魂の一品こそチタンであるべきだ。
 そこで男子一世一代のチタンアイテムに私は「中華鍋」を選んだ。「なぜ、中華鍋」という疑問はあり得ない。だって「うちで本物のチャーハンを食べさせてあげるよ」と言えるほどパラパラにご飯が仕上がる。まさに勝負アイテムだ。
タバコ吸うヤツはだめっすか?
 愛煙家は、すっかり肩身の狭い世の中になった。愛煙家ではなく、喫煙者の私にはまったくもってタバコを吸う正当な理由はない。よく禁煙の啓蒙活動で言われる習慣的喫煙者というヤツになるのだろう。その証拠にストレスのない状態では、ほとんどタバコを吸うことはない。愛飲家であった私は酒を飲むとタバコを吸う。これは“おいしい”から。しかし、それ以外の状態で好き好んでタバコを吸うのは、文章を書くときだけだ。文章を書くのも、私の唯一の趣味である。酒と文章を書くときだけが、好きでタバコを吸う瞬間。一番本数が進むのは、仕事をしているとき、これはおいしくない。ひとつもメリットはないが、タバコは私の精神のバロメーターなのだ。
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