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美好真理子は勤めていた銀行を退職し、ただ今失業保険の身の上。プロポーズしてくれたもののしっくり来ない恋人の雄二とのこともいささか気が重いこの頃だった。
夏の終りの真夜中、闇の中、真理子は何者かの手によって捕らえられ、見知らぬ部屋の中に監禁されてしまう。
いったい誰がそんなことを? いったい何のために?
真理子が犯人の男と接していくうちに、だんだんある感情が芽生えてくる。その男のことを、真理子は会う前から知っていた。ひとつのやり方によって、真理子は男の内面を深く理解していたのだから……。
繊細過ぎるゆえに傷つきつづけた男と、愛された女。そしてもうひとりの男。ふたりの切ない想いと、祈りのものがたり。
■「学校に殺される子供たち」 「ハーフムーン」
「It rains cats and dogs.」の登場人物が脇役として登場予定ですが、全くの読みきりとしてお楽しみいただけます。
■なお、若干の恋愛的ベットシーン(]T章)がございます。その点ご注意ください。
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