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2001年5月の日記です

  • 水と油のように
    いよいよ明日から6月、やっと衣替えだ。
    中学の頃は、真冬でも上着を脱いで過ごしていたケスなのに、
    高校生になったら、暑くてもきっちりと上着を着て授業をうけている。
    (ふつう、逆のような気がするが‥‥)
    とにかくあすからやっと夏服。よかった。

    昨日の雨のせいでグラウンドのコンディションが悪かったので
    きょうは部活がちょっと早くおわり、7時頃には帰って来た。
    早く帰れてうれしそうなケスだったけど、
    今夜ベムが出張から帰ってくることを告げると、とたんに顔をしかめた。
    「帰ってこないほうがいい!」と言う。

    ケスはこのごろますます、ベムがうっとおしくてたまらないようすだ。
    男の子は思春期になると母親をうとましく思い、
    大人になるにつれて父親を手本にしはじめる、という人が多いけど、
    ケスにはまったくその気配がない。まだコドモなんだろうか。

    しかしベムが嫌われるのも無理はないぞ、と思う瞬間がよくある。
    とにかく人との会話がヘタすぎるのだ。
    たとえばケスが「学校の帰りにコンビニに行ったよ」と言ったとする。
    ケスは『そこで働くTくんに会えてうれしかった』という話がしたいのに、
    ベムはいきなり「お金をあまり無駄遣いするな!」と言ってしまう‥‥
    一時が万事、そういうパターンなのだ。
    ケスの気持ちを聞いてやるよりも先に、自分の気持ちを言ってしまう。

    「きょうKくんが遊びに来てくれたよ」
    「そう、よかったね〜。ぬいぐるみは見てくれた?」
    などと、わたしとケスが話していたとする。ベムはそういう時、
    「部屋がぐちゃぐちゃなのに友だちを連れて来たのか?」といってしまうので
    ケスは一気にしらけてしまう。(‥‥‥わたしが子供だったらグレるぞ)

    ケスが「オレって親に愛されてない」などと思いつめたりしない子供でよかった。
    ベムにうるさいことを言われてもフン!と鼻先であしらっている。
    「友だちがひとりもいないようなヤツが何をえらそうに」とでもいうように。
    (それはそれでまずいかもしれないけど)冷戦はまだまだ続くだろう。
2001年05月31日 23時03分53秒

  • 病院がわりにコンビニへ
    きのう右手親指を突き指(?)したケス。昨夜はあんなに不安そうだったくせに、
    一晩寝たら気がかわったようで
    「まだ痛いけど、やっぱり病院は行かなくていい」と言いだした。
    「痛み」のつらさと「部活に遅刻」の緊張をはかりにかけたら
    やっぱり答えは「部活」なんだろう。
    「病院に行くので、少し部活に遅れます」というたった一言でも、
    1年坊主の身では言いにくいのだろう。

    「もしも痛みがひどくなるようなら、ちゃんと病院にいこうね」と念を押し、
    わたしの四十肩用の湿布薬を貼ってやり、学校に行かせた。

    朝は雨が降ってなかったので自転車で登校したけど、その後ずーーーっと雨がふり、
    夕方ケスはずぶぬれになって帰って来た。制服が濡れてずっしり重い。そんな雨なのに、
    帰り道、仲良しのTくんがバイトしているコンビニに寄り道したという。
    きょうはレジにTくんだけがいたし、他のお客もいなかったので
    しばらく話ができた、といってかなりうれしそうだ。

    Tくんがあいかわらず「実習生」の名札をつけているので、ケスがおもわず
    「おまえ、いったいいつまで実習生なわけ?」と聞いたら
    「う〜〜ん、わからんなぁ。もしかしたら一生実習生かもなぁ‥‥」
    と、のんびり笑っていたそうだ。

    ケスは、お店にTくんがいる日にはかならず飲み物を2本買っているみたいだ。
    1本は買ってすぐに飲み、もう1本は
    Tくんに袋に入れてもらったのを大事そうに持って帰って、家でゆっくり飲んでいる。
    同じ「午後の紅茶」や「ポカリ」でも
    Tくんから買ったやつは特別な味がするらしい。

    今朝は、卒業以来ずっと会ったことのなかったMくんとも
    偶然自転車ですれちがい、あいさつできたのでうれしかったそうだ。
    指に何枚も湿布を貼るより、
    なつかしい友だちの顔を見たほうが、ずっと痛みがおさまるようだ。
2001年05月30日 23時14分57秒

  • はじめての負傷
    きょうの体育の授業はハンドボールだった。
    バスケットボールやサッカーボールよりは小さいけど、重くて硬いハンドボール‥‥
    そいつにケスはやられてしまった。
    「ぐぎっとなった」という右手親指のつけ根のあたりが、紫色に腫れている。
    野球ではケガらしいケガもしたことがなかったケスが、
    ここへきて初めてのピンチだ。

    保健室に行くでもなく、そのまま我慢して授業を受け、部活にも参加したケス。
    お弁当の箸を持つにも、カバンのファスナーを開けるにも痛かったという。
    あす、部活の前に病院にいくことにした。
    あんなに病院ギライのケスが、自分から「病院」と言い出したのでびっくりした。

    ●よっぽど痛くてたまらないから。
    ●はやくちゃんと治しておかないと、今後の部活にさしつかえるから。
    ●病院で「当分部活は禁止です」と言ってもらうことを期待している。
    ‥‥たぶん、このいずれかの理由だと思う。

    本当に痛くて「ヤバい!」と感じているだけなのかなあ、と思う一方で、
    ケガを機に引退するスポーツ選手は多いから、
    ケスもそろそろ「やめるきっかけ」を探しはじめているのかも‥‥??
    とも思う。
    とにかく明日は病院だ。骨に異常がなければいいけど‥‥
2001年05月29日 22時46分53秒

  • 仮面のケス
    朝、やっとの思いで起きて、のそのそと布団から出て行くと
    ケスがいつものように早朝インターネットを楽しんでいた。元気なことだ。
    きょうも朝から機嫌よく、おもいっきりニコニコしながらわたしを見て
    「おぎゃぁ。ふんにゃ〜ぁ!」とわけのわからん挨拶をした。

    夜は夜で、帰宅して部屋に入った瞬間「おうちモード」に切り換えたケスは、
    「ただいまぁ。かえっただよ。んあ〜ぁ」とカメ吉になりきっている。
    制服を脱ぎ捨てながら、顔はすっかりデレデレにくずれている。

    家でのケスの姿を他人が見たら、ぜったい別人だと思うに違いない。
    ぬいぐるみとたわむれ、父親を小馬鹿にし、ロクにお手伝いもせず、
    勉強どころか遊んでばかり、いばっているくせに甘え放題‥‥
    制服を来て野球部のカバンを持って一歩外に出るとケスは変身するのだ。

    参観日に担任の先生からメールアドレスを教えていただいたので
    おそるおそるメールを出したら、返事が来た。(忙しいのに申し訳ない‥‥)
    ケスのことがかいてあった。

    入学直後の一泊研修の時、
    「食事には班行動で行きなさい」との指示を守らずみんなバラバラだったのに、
    ケスだけがただ一人食堂の外で班員を待っていたらしい。
    先生に「もういいから入って食事をしなさい」と声をかけられても、ケスは
    「班にまとまりがないのは班員の責任だから、食事が出来なくてもしょうがない」
    と言い、先生はケスのことを「責任感が強いのだな」と思ったそうだ。

    『ケス君の真面目さはきっと将来、自分自信を助ける力になるだろうと思います。
     ただ、少し要領のよさも身につけた方が良いときもありますが、
     きっと自然と身に付いてくると思います。』
    と、温かいはげましの言葉をいただいてしまった。

    なんだか恥ずかしくなってくる。まずい。なんかまずい。
    ケスは学校でいったいどんなふうにふるまっているのか‥‥
    まじめぶっているとは思っていたけど、わたしの想像を超えているのかもしれない。

    先生、大丈夫。ケスは学校以外ではめちゃめちゃずる賢い、要領のよいコドモです。
    あの態度にだまされてはいけません!
2001年05月28日 23時08分15秒

  • 入部から丸2ヶ月過ぎた。
    今朝、ケスが家を出る6時50分頃、小雨が降っていた。
    日曜日はバスの便が極端に少なく、始発は7時25分、これでは部活に間に合わない。
    ケスは「平気平気、自転車で行くよ」といってさっさと出て行った。
    まあ、バスで行ったとしても、部活が雨の中であるのなら、
    どっちみち濡れてしまうのに変わりないのだった。
    少々の雨でいちいち心配するのはやめた。(冬だとちょっといやだけど)

    きょうはノックの時に、ランナーをやったそうだ。
    (よくわからないけど、「塁間を走る役目」らしい。)
    その時、中学の部活引退以来久しくやってなかったスライディングをやったら、
    自然に足がスッと前に出て、楽にスライディングできたそうだ。
    丸2ヶ月間しごきぬかれたケスの身体は、もう中学生の頃とは違うのだろう。
    こんなふうに、トレーニングの成果を自分なりに感じとれると
    うれしいみたいだ。きょうは一段と機嫌が良かった。

    野球部の先輩に、K中野球部の後輩Uくんに良く似た顔の人がいるそうだ。
    しかもポジションが、Uくんと同じくピッチャーなので、
    ケスは「ああ‥‥なんか運命を感じる」などと、1人でうっとりしている。
    まだロクに喋ったこともない先輩なのに‥‥。(笑)
    苦しい部活だけど、「きびしい」「キツい」ばかりではなく、
    けっこう楽しいみたいだ。

    いつも、夜寝る前まで熱心にゲームをしているケスなのに
    今夜はゲームをさっさとやめて、くいいるようにテレビを観ていた。
    何だろう、と思ったら「NHKスペシャル 宇宙、未知への大紀行」だった。
    どうも「宇宙に興味がある」というのは口先だけではなく、本当みたいだ。
    いつの間に覚えたのか、わたしの知らない惑星や衛星の名前をたくさん知っていた。

    1日は、ケスもわたしも同じように24時間なのに
    なんだかケスだけ50時間ぶんくらい生きているような感じがする。
    くやしい完全に負けている。これが「思春期」のパワーなのか‥‥。
2001年05月27日 22時17分29秒

  • 笑撃の参観日
    きょうは初めての参観日だった。
    自転車をこいで汗をかいて学校まで行った。

    教室の隅から隅まで見事にオトコだらけでとてもむさくるしい。
    ザワついたまま、物理の授業が始まった。
    前の方の席の、派手なロック柄のTシャツを来た生徒が、いきなりふざけて
    「せんせェ!きょう何するんですか」と、先生に聞いた。
    先生は「物理に決まっとる!生物をやるわけないだろ」と、慣れた感じであしらっていた。

    教卓の真ん前の席ではラガーシャツを着た生徒が机につっぷして寝ている。
     (※一応、学ランの中は白のカッターシャツを着るのがきまりなのに)
    先生が「こらっ、1時間目から寝てどうする!」と言って起こしたら、
    みんなが「1時間目だから寝るんよ、先生」とすかさず返す‥‥
    みんな授業参観などおかまいなしに、おもいっきりリラックスしていた。

    物理の授業なのに生物の教科書とノートを出して平然としている生徒もいるし、
    普段の姿丸出しで、寝る、笑う、茶々を入れる、キョロキョロする‥‥
    もう、むちゃくちゃ好き放題だ。

    こんなんでほんとに勉強になるのか?と心配になった。
    案の定、前回の授業で習ったようなことをすっかり忘れていたりする。
    先生に何度も何度も説明され、それでもなかなか理解できない。
    指名されても「わかりません」と言ったり間違ったりしても平気でニコニコしている。
    「恥ずかしい」とか「くやしい」とか、まるっきり思っていない感じなのだ。
    クラスの半数がそんな感じなので、先生もなかなか大変そうに見えた。

    でも、そんな喧噪をよそに、黙々とノートをとる生徒たちもいた。
    ケスも静かに授業を聞いている1人だった。一番後ろの席で細かくノートをとり、
    先生の質問には即答。さらに突っ込んだ質問をされても、適格に答えていた。
    中学のころよりも何倍も賢そうに見えてしまった。
    まわりがさわがしければさわがしいほど、まじめにふるまうのは
    ケスのあまのじゃくな性格のおかげか。なんとなく可笑しかった。

    授業のあとは学級懇談会があり、担任の先生のお話を聞いた。
    毎日の学級通信発行や今日の誠実な話ぶりをみていると、
    生徒への情熱と愛があるのがわかる。
    ケスはいつも担任の先生にめぐまれている、と思った。
    家庭訪問がないのがつくづく残念。
    この先生ならきっと、中学の時の3人の先生と同じように
    ナマズくんを抱いた記念写真を撮らせてくれる気がした。

    懇談会を終えて、校舎の廊下からちょっとだけ野球部の練習を見た。
    ケスが腹筋をするのを見ていたらこっちまで苦しくなってきたので帰った。
    なかなか充実した、楽しい参観日だった。‥‥暑かったけど。
2001年05月26日 21時22分27秒

  • iBookがやってきた
    予約していたiBookが、きょう手に入った。
    夕方仕事を終えて、ベムとわたしでお店に取りに行った。
    家までわざわざ歩いて帰ったので遅くなったけど、ケスはまだ帰っていなかった。

    ここのところ悪天候が幸いして、わりと早く帰れていたのに、
    きょうは快晴。ついに夜8時までの部活となったようだ。
    結局、帰ってきたのは8時半頃だった。

    やっと3人揃ったところでパッケージを開け、真っ白いiBookとご対面となった。
    あまりのかわいさに興奮し、ひとしきり写真をとったあと
    緊張しながら電源を入れると設定画面が出てきた。

    このiBookは、いちおう「ベムのもの」ということになっている。
    (ベムの月2万円のこづかいの中から12回ローンで支払うのだ)
    くれぐれも独占しないよう、ケスによ〜く言い聞かせた。(かなりしらじらしいけど)

    「3人でそれぞれ役割を決めておこうね」ということになり、
    魔法陣グルグルのDVDボックスを持っているケスが、強引に「DVD鑑賞担当」、
    「設定」「メンテナンス」「トラブル対応」など全般の担当がわたし。
    じゃあベムは…??
    ケスとわたしは、声を揃えて
    「購入」「運搬」「搬入」「開封」「支払い」の担当!!
    と、にこやかに、しかしキッパリと答えた。
    「もうワシの役割、ほとんど終わっとるじゃないか‥‥」
    ベムは半分涙目でつぶやいた。

    マシンを最初に起動したときにやる「設定」のところでもうモタモタして
    ケスに「も〜う!違う違う!」とバカにされていたりするベム。
    いざiBookを目の前にしても、実際何をやったらいいのかわからなくて固まっている。
    「DVDドライブが不良でないかチェックするね!」といって
    さっさとグルグルのDVDをセットして見始めたケスとは正反対だ。

    ケスはずっと「公立高校に合格したらPowerBookを買ってね」と言っていた。
    合格できなかったのでPowerBookは幻となった。
    (いや実際合格していたとしても、PowerBookチタンなど買えやしない)
    でもきょうこうして、iBookがやってきた。
    iBookに張り付いて、ああでもないこうでもないと言いあっている父子を見ていたら
    「あのとき、ケス専用マシンなど買わなくて(買えなくて)よかったな」と思った。
2001年05月25日 23時38分27秒

  • 国会&サラリーマン
    ケスは、このところ、わたしがダウンロードして聴かせた
    嘉門達夫の「ハンバーガーショップ・国会編」がいたく気に入っている。
    「もしも国会みたいなハンバーガーショップがあったら‥」という歌で、
    異義はありませんか・輸入関税・予算・牛歩戦術・静止画像・秘書・休憩‥‥など、
    いろんな国会用語が歌詞にちりばめられた傑作だ。

    あまりに気に入って朝晩聴いているので、わたしも面白くなり、
    さらに「国会議員体操」というのもダウンロードしてやった。
    「バンザイの運動」から始まり、手を振る・土下座・ふんぞりかえる・シラを切る、
    などのいろんな「運動」が盛り込まれた歌を聴いて、
    ケスは一段と大笑いしていた。
    高校1年生だから、本当は政治のことなどロクにわかってないんだろうけど、
    それでもベムよりははるかに、ネタを理解できている感じだ。


    きのう、担任の先生が毎日発行している学級通信に、4コマ漫画が載った。
    「C級サラリーマン講座」という、ビジネスマン向けの漫画を転載したもので、
    ・課長が小生意気そうな若い部下を「たまにはどうだ?」と飲みに誘う。
    ・部下は「時間外の行動まで拘束する権利はないはずです」と言って断る。
    ・それを聞いていた先輩が「君は間違っている!」とわりこみ、
     「課長は本当はオマエなんかと飲みたくないけど、管理職の立場上しかたなく誘ったのだ。
      期待通り断られて内心ではホッとしているはずだ」と若者に言う。
    ‥‥という話だ。

    ケスはこの漫画がいっぺんに気に入り、さっそく今日
    わたしにコミックスを買ってくるよう頼み、夕食後1巻を一気に読んでしまった。

    ※ 担任の先生は、何も学級通信であの漫画をひろめようとしたわけではない!
     「人の立場になって考る」というテーマの文に合わせて、あれを引用したのだ。
     (だけど、本文そっちのけで漫画のほうがウケてしまった‥‥)

    国会、サラリーマン‥‥
    中学生のころよりも興味の対象が広がってきている感じのケス。
    ニュースを見て、いっぱしの批判めいたことを言ったりする、ようすがほほえましい。
2001年05月24日 23時10分13秒

  • 雨ニモ負ケズ、野球。
    きょうも昼ごろまで雨だったのでグラウンド状態が悪く、
    野球部は、これで3日連続の練習早じまいとなった。
    ランニングやダッシュなどジミな基礎練習が続いている。

    先日学校で行われた尿検査で、「要、再検査」になったメンバーの中には
    野球部員がかなりいるらしい。やっぱり、疲れ切っているんだろうか。(涙)

    ゴールデンウィークの地獄の練習の時には、途中で吐くやつもいたという。
    ケスのクラスに5人いた野球部員が、ゴールデンウィークの後、2人やめた。
    1度うちに遊びに来てくれた、仲良しのAくんも、最近出てこなくなったそうだ。

    きょうケスが、「自分の足が、強いような気がする」とつぶやいていた。
    連続ダッシュでみんな足がふらふらになっている時でも
    ケスはすぐに階段登りができたそうだ。
    「ダッシュの時も、先輩より速かったりするよ」とうれしそうなので
    「そんなに足が速いんなら、陸上部に入る?」と冗談で言ってみたけど反応はなかった。

    まだ部活を続ける気だろうか。
    梅雨が近いので、雨に濡れた時のためにアップシューズをもう1足買ってやりたい。
    でも、もしも今、ケスがひそかに「そろそろ野球部やめたい」と思っているとしたら、
    アップシューズを買ってやることでよけいなプレッシャーを与えてしまうだろうし‥‥

    しかしケスはいたって元気で、のんきそうに学校の話をしてくれる。
    きょうは、クラスに携帯電話(禁止!)を持ってきているやつが、
    「ファイナルファンタジー」の着メロを友だちに聞かせていたそうだ。
    曲のサワリを聞かせてはクイズみたいに遊ぶ彼に、
    ケスが片っぱしから「FF6の曲で、○○のシーン!」などと詳細に当てまくったり
    曲の続きを歌い続けたりするのをみて
    「おまえって、けっこうマニアック‥‥」とビビっていたそうだ。

    適度に肩の力がぬけて、楽しそうなケス。このまま順調に過ぎてゆけばいけど‥‥
2001年05月23日 22時45分28秒

  • ラッキーな雨の日
    きょうは朝から雨だった。自転車に乗れないとけっこう辛い。
    前回やはり雨のためにバスで登校した日、鞄の中身が濡れまくった苦い経験があるので
    きょうは、教科書からユニフォームまで念入りにビニール袋でガードしていた。
    午後からは雨がやんだので外で部活だったけど、
    グラウンドが悪いためか練習は早めに切り上げで、夜7時には帰ってきた。
    帰るなり、「きょうはすっごいいい日だった〜!」と言ってすこぶる機嫌がいい。

    体育の時間、体育館が使えなかったので、視聴覚教室でビデオをみたそうだ。
    ケスは、はじめて入った視聴覚教室が立派だったといって、興奮していた。
    教卓のところで先生がボタンをピッと押すだけで、自動的に
    スクリーンが降りてくるし、窓の暗幕カーテンが閉まるし、ライトは切り替わる‥‥
    今どきそんなにめずらしくもない装置だけど、
    なんせ中学の時は「すべてが手動」だったから、ケスは素直に感動したのだ。

    ビデオもなかなか面白かった、と満足げだ。
    体育の先生が見せてくれるビデオだから、どうせ「性教育」とか「タバコの害」とか、
    そのたぐいだろうと思っていたら、なぜか昔の名画「大脱走」だったそうだ。(謎)
    さっそくテーマ曲を口ずさんでいた。

    早く帰れたので、借りていたエヴァンゲリオンのビデオをやっと1つ観た。
    2日連続の雨でラッキー。
    でも、あしたこそいよいよ「夜8時まで部活!」が始まる(はず)。
    ケスは別にイヤでもなさそうで「やるしかないね」という感じで淡々としている。

    先輩たちともちょっとずつ喋れるようになったらしい。
    きのうは背番号1番(あこがれのエース)の先輩や控え捕手の2年生に誘われ、
    部活が終わったあとちょっとだけトランプ(ジジヌキ)をしたそうだ。
    中学1年の頃、入部したてのケスのことを、野球部の3年生たちは
    「笑顔がキュート!」と言ってかわいがってくれた。
    あの頃よりも顔つきは変わったけど、ほのぼのした性格はほとんど変わらない。
    先輩たちよりも背が高いケスだけど、かわいがってもらえたらいいなあと思う。
2001年05月22日 22時48分18秒

  • にわか優等生
    「どうせケスは9時まで帰らんだろう」と思っていたら、突然7時過ぎに帰ってきた。
    きょうは午後から小雨が降ったので、部活が早めに終わったそうだ。
    「ああ、オープニングの歌のところから見るのは久しぶり〜!」と言って
    名探偵コナンを見ながらうれしそうだった。

    やけにごきげんがいいのは、早く帰れたせいだけではなかった。
    どうやら中間試験の結果が思いのほか良くて、満足しているようだ。

    数学は20点が『ノート点』(ノートをちゃんと書いているかどうかで評価)で、
    残り80点が試験の点数。ケスは64点で、ノートも完璧、足して84点だったのだ。
    「ケスって、まさかちゃんとノートとってるの?」と聞いたらムッとして
    「あったりまえ!黒板に書いてあることは、先生の走り書きや落書きまで、全部書くよ」
    というのでたまげた。

    てっきり、授業中は寝ているような気がしていたのだ。
    だって、野球をして疲れて帰って、さらにゲームなんかして、寝るのは11時半。
    でも朝は5時には起きてインターネットだ。
    これは、きっとどこかで「爆睡タイム」があるに違いないと思っていた。

    自慢じゃないけど、わたしは中学2年から高校を卒業するまで、
    授業中、一切ノートをとらず、宿題もしていない。教科書一式、学校に置きっぱなしだった。
    (不良だったわけではない、勉強をするヒマなどないくらい他のことが忙しかったのだ)
    まさか自分の子供が、こんなにまっとうな高校生になるとは夢にも思ってもみなかった。

    30点以下は補習を受けるらしいけど、ケスは全教科補習なしだ。
    公立高校に入ってたら、今頃は補習の嵐。そして自信喪失、挫折、ということに‥‥
    S高校でよかった。(笑)
    ケスは今、生まれて初めて野優等生気分を存分に味わっている。
    必死で人についていく勉強よりも、
    余裕でニコニコ勉強する方が、ケスには似合っている。
2001年05月21日 22時15分08秒

  • 覚悟していたとはいえ・・・
    「練習試合が早くおわったらK中に応援に行こう!」
    と楽しみにしていたケスだったけど、とんでもなかった。
    いつもと違って練習試合のあとも帰れず、5時頃までず〜〜っと練習だった。
    ちょっとがっかりしているケスに、さらにショッキングな宣告が‥‥!

    あすから練習は、8時までになるそうだ!!

    8時って‥‥もう夜じゃないか。真っ暗じゃないか。いったいどうなるんだろう。(泣)
    朝、家を出るのが7時20分として、練習が8時まであったとして、
    片付けて帰ってたらヘタすると9時頃の帰宅なんだろうか。
    もう完全に、家にいる時間より学校にいる時間のほうが長い!

    「5月で野球部をやめるヤツが一番多い」というのは、じつは
    ゴールデンウィークのきびしい練習のせいだけではなかったのだ。
    7時までで帰れるのと8時まで練習するのとでは、生活への影響がぜんぜん違う。
    たった1時間の違いといっても、遊びたい盛りの高校生にはその差は大きい。
    「野球ひとすじ」の子供ならいいかもしれないけど、(今どきそんなやついるのか?)
    テレビも見たい、ゲームもしたい、勉強もしなきゃ(?)、となったら
    野球部をやめたくなっても当然のような気がする。

    「あしたから遅くまで練習があるんだから、早く寝ないと」とケスに言っても、
    「いやぁ、だ〜いじょうぶだいじょうぶ!」とポーカーフェイスのまま、
    ゲームのコントローラーを離さない。でも内心、かなり動揺していると思う。

    きょうビデオが150円均一の日だからと、せっかく
    エヴァンゲリオンの残り2巻を借りてきてやったのに、みるヒマはなさそうだ。
    この先いったいどうなるんだろう。(とりあえず、考えるのはよそう)
2001年05月20日 22時03分41秒

  • 大人の時間
    明日はまたまた練習試合で朝が早い。
    でも1年生は試合に出るわけでもなし、試合時間の分だけ練習が減るから気楽なものだ。
    ケスは、そんなことより、K中のことばかり心配している。
    あすは午後からK中野球部が練習試合にのぞむので、
    ぜひとも応援に行きたくて、いてもたってもいられないのだ。

    先発投手は誰だろう、肩を故障していたアイツはだいじょうぶかな?‥‥などと
    まるで自分が監督にでもなったように心配している。
    高校の練習試合は午前だけなので、一刻も早くかけつけるつもりらしい。

    「あすはレンタルビデオが150円の日だから
     エヴァンゲリオンの残りを借りに行かないといけない‥‥」と言いながら
    チラチラわたしの顔を見ている。
    「わたしはあした仕事よ。K中に行くようなヒマがあったらビデオ屋くらい自分でいけば?」
    と言うのに、得意の甘えた顔でじーーっとこちらを見ている。(-_-;)

    今夜もベムが出張中なので、2人でとても静かにくつろいでいる。
    ベムは用事もないのにテレビをつけたがるという、うっとおしい癖がある。
    でも、わたしとケスだけの時は見たくもないテレビをつけたりはしない。

    リビングでゲームをするケスと、となりのMac部屋にいるわたし。
    時折顔を見合わせたり、急にケスが「そういや〜部活の時に‥」と話したりもするけど
    あとは黙って紅茶を飲んだりアイスを食べたりしながらお互いの遊びに集中して過ごし、
    夜遅くなってきたらケスがお風呂の準備をし、わたしは弁当用の米をとぐ‥‥

    片時もそばを離れなかった幼いケスとマンツーマンで過ごしていた時代には、
    こんなにのんびりした時間が来るなんて夢にも思わなかった。
    わたし1人で過ごす時よりもず〜っとくつろげるなんて、なんだか不思議だ。
    ケスはすっかり大人になった。
    もうベム(甘えん坊)よりもはるかに落ち着いている。
2001年05月19日 22時38分57秒

  • ギリギリ
    「へえ、ケスくんは、もう高校生になったんですか、早いもんですね〜
     で‥‥‥、ぬいぐるみはどうなりました??」
    最近、まわりからこんなふうに聞かれることが多い。
    ケスのぬいぐるみ好きを知る人たちは、ひそかに興味しんしんらしい。
    しかし、高校生になったからといってケスは変わりはしない。
    いや、いっそう想像力たくましく、充実したぬいぐるみライフを送っている。

    朝、学校に行く時は、ぬいぐるみ4〜5人が代表でお見送りをする。
    玄関で靴を履き、カバンを持ったケスの顔に
    ひとりずつ順番にスリスリ甘えて別れを惜しむ。
    ナマズくんは性格が悪いのでケスをひとりじめしようとしてみんなにどつかれるし、
    へびくんはケスの首にまきついて離れようとしない。
    ももんがくんは学校について行こうと、カバンにこっそりもぐっている。
    ケスはひとしきりニコニコとぬいぐるみとお話したあと、おもむろにドアをあけ、
    「じゃ!」と言って、急に別人のようなきびしい顔になって出て行く。(-_-;)

    夕方、ケスが帰ってきておやつを食べる時は、
    いつも誰かが紅茶のカップにしがみついて飲みたがっている。
    夕ごはんの時もこっそりつまみ食いして、ケスに叱られている。
    わたしが何か失敗すると、すかさずナマズくんが大喜びして
    「おばさんはいつも失敗ばっかりするね!顔もぶさいくでどうしようもないね!」
    などと好き勝手なことを言う。

    寝る時もあいかわらず、毎日数人を選抜して、いっしょに寝ている。
    ケスがぬいぐるみとともにベッドに入り、
    わたしがおやすみの握手をしてから部屋の電気を消してやると、
    とたんに夜行性のむささびくんたちが「ぴょ〜ん!ぴょんぴょんぴょ〜〜ん!」と
    うるさく騒ぎはじめるので、いつもケスに
    「こら〜!静かにしなさい!」といって叱られている‥‥

    きょうはベムが出張で不在なので、わたしといっしょに和室で寝る。
    ケスは和室で寝るのが好きなのだ。
    ベッドと違ってふとんのまわりにびっしりとぬいぐるみを置けるから‥‥(泣)

    「男の子のくせにぬいぐるみが好きで‥‥」と言うと、以前はウケていた。
    でも最近、まわりの反応が微妙に変わってきた。あきらかに‥‥しかしハッキリと、
    「ひいている!!」(T_T)
    どうしたらいいんだろう。どうしたらいいんだろう。ほんとに。
    来週の土曜日、高校の懇談会がある。
    自己紹介させられるだろうけど、ぬいぐるみのことは黙っておいたほうがよさそうだ。
2001年05月18日 23時13分55秒

  • こわい先輩ケス
    中間試験2日目、部活が早めに終わって4時頃帰宅したケスは
    そのままいそいそとK中学へ部活を見に出かけて行った。(きのうも行ったのに‥‥)

    M高校に通うIくんも「試験中で部活がないんだ」といって遊びに来ていたので
    2人で久しぶりにキャッチボールをしたそうだ。
    K中時代、ケスもIくんも共にピッチャーだったけど、
    Iくんのほうがずーーっと球速が早く、公式戦登板回数ははるかに多かった。
    でも、きょうのキャッチボールでは、ケスの球はIくん並みに速くなっていたそうだ。
    (ホンマかいな?)

    ケスたちは先輩ぶって、後輩たちの指導もしているようだ。(大笑い)
    2年生の実力派Sくんは、以前はケスの言うことをなかなか聞かなかったけど、
    ケスがS高校の野球部に入って以来、がらりと態度がかわり、
    いろいろなアドバイスを素直に聞いてくれるようになったと言う。
    やはり「高校で硬式野球をしている先輩」の言葉だと、多少重みが違うんだろうか。

    ケスは「K中野球部の今年の新入部員はぜんぜんダメだ」と怒っていた。
    3年生に「ベースからは走って戻れ」と言われても、だらだらと歩いて戻って来る。
    どんなにキツくても先輩に「走れ」と言われたらちゃんと走らないとダメらしい。

    近くにいた1年生をひとりつかまえ、ケスはこっそりささやいたそうだ。
    「おい、オレが顧問じゃなくてよかったな!
     オレだったらそんなにダラダラするやつにはケツバットをくらわすぞ!」
    ‥‥なかなかこわいOBぶりだ。

    教師になってK中野球部の顧問になったら
    ぜったい県大会に出るくらいのレベルにしてみせる、そのためのメニューは
    まず朝練7時から、そして休みは全く無し、打席で空振りしたらケツバット3回、
    保護者から文句を言われた時の反論の言葉は‥‥
    などと、次から次へと妄想をふくらませていくケスはとても楽しそうだ。

    でも、本気で教師になれると思ってるんでしょうかね、ケス先生!
    あしたも試験だというのにスーパーロボット大戦なんかやってていいんですかね〜??
2001年05月17日 21時08分48秒

  • 黒い土にまみれて
    余裕(?)でむかえた中間試験1日目の朝。
    親友Hくんからメールが届いていた。きのうケスが送ったメールの返事だ。

    ケスが不合格だったK高校に、選抜1(推薦)で楽々入学したHくんは、
    「学力テスト、学年240人中40番だったよ」というケスのメールに答えて
    「ぼくもテストの結果をもらいました。300人中14番だったよ」
    という、おどろきのメールをよこした。
    「うわっ!さすがHくん、やっぱりすごい〜〜!」とケスは大喜びしていた。
    まるで自分がK高校の秀才たちにカタキをとったかのような喜び方だ。
    「やっぱりHくんはすごいよ」とか
    「もともと東京から転校してきたからね、東京の大学に行きたいらしいよ!」とか
    ひとしきり親友の話をしてから学校へ行った。

    試験中だというのに、しっかり部活があった。
    きょうはグラウンドに土を入れる作業だったそうだ。
    ダンプカー2台で運んできた黒土を、みんなで平らにひろげてグラウンド整備。
    おかげでユニフォームは上から下まで真っ黒けだ。(-_-;)

    こないだ買ったせんたく板と、昔ながらの固形せっけんでゴシゴシ手洗いの後、
    「泥・油汚れが落ちる、作業着用洗剤」で洗濯機洗いをしてやっときれいになった。
    (この一連の作業は、運悪く早めに帰宅したベムがやらされる羽目になった)

    夜、生協の共同購入のチラシをみていたら
    「サボテンヨーグルト」という、いかにもあやしいヨーグルトが初登場していた。
    さっそくベムに「洗濯のごほうびに、おいしそ〜〜うなヨーグルトを買ってあげるね!」
    と言って喜ばせ、こっそりケスとチラシを見て大笑いした。(ひひひ‥)
    でも、もしもサボテンヨーグルトがねらい通り(?)不味かったら、
    ベムは、もう2度とユニフォームを洗ってくれなくかもしれない。
    そうなったら困るなあ。
2001年05月16日 22時08分16秒

  • 熱血先生
    クラスの担任のH先生は、入学以来毎日欠かさず、学級通信を発行している。
    A4またはA3のプリントで、内容は、とにかく何でもあり。
    「○○くんが遅刻をした」「○○くんが風邪のため欠席」という報告や、
    ちゃんと家に教科書を持って帰っている(置き勉をしていない)生徒の名前を発表したり、
    生徒たちのちょっとした態度をて誉めてみたり、
    (いいことも悪いことも、かならず実名報道!)
    かと思えばしみじみと、好きな「相田みつを」の言葉を載せてみたり‥‥

    風邪で38度の発熱だった日にも、先生はやっぱり根性で発行していた。
    とにかく生徒と常につながっていようとする熱い気持ちがこもったプリントだ。

    先生はS高校の卒業生で、音大を出て教師になったという、かなり珍しい人だ。
    高2の時、ある合唱曲(聖歌)に心を打たれ、
    「音楽の仕事をしたい!」と思うようになり、音大受験を決心。
    周囲から「合格は絶対無理!」と言われながらも
    ピアノやソルフェージュなどの専門的な勉強をゼロから必死でやり、
    根性で合格したという‥‥
    そんな先生の大学受験のエピソードが、いま学級通信で連載中だ。

    きょうのケスは、夜7時には家に帰ってきた。
    あすから中間試験なので、部活が早く終わったのだ。
    のんびりと「鬼平犯科帳」を見て、「スーパーロボット大戦」で遊び、
    試験の前日とはおもえないくつろぎぶりだ。

    実力もないのに野球部に入部してみたり、
    ろくに勉強できないくせに「教師になりたい」などと言っているケスは
    先生に負けないくらい「夢みる高校生」だけど、
    夢をかなえる努力の点では、先生に完全に負けているなあ‥‥。

    まあ‥‥先生も、目覚めて猛勉強を始めたのは2年生の時だというし。
    もうしばらくのんびりしていてもいいのかなあ。
    ぜひ先生に意見をうかがいたいものだ。
2001年05月15日 22時43分50秒

  • 意外な成績
    4月にあった「基礎学力テスト」の結果が出た。
    英・数・国の3教科、マークシート方式の業者テストだったようで、
    学年順位をはじめ、こまかいデータがちゃんと出ていた。

    3教科合計300満点で、校内平均点が104点。ケスは140点だった。
    1学年約240人のうち、苦手な英語でも68位、国語にいたっては33位という
    いままでずっと家で勉強をしたことがない、野球と遊びに打ち込んできたケスにしては
    意外にまともな成績をとったので、びっくりした。

    国語の「現代文読解力」と英語の「発音・語彙問題」が
    みょうに良かったのには笑った。
    ゲームの攻略本やサンダーバード等の解説本をみっちり読んで培った読解力、
    そして、プリズナーNo.6など英語のビデオを何度も見て耳に入った英語‥‥
    受験用の勉強はしてないけど、よけいな「勉強」だけは積み重ねてきた
    ケスらしい、ほほえましい成績表だ。

    ケスは、「まだまだ、教師になるならこれじゃあだめだね。
    学年で10位くらいには入らないと」などとマジメな顔をして言う。
    でも、自分で思っていたよりも良い結果が出たんだろう、
    何度も成績表をながめてニコニコしていた。

    公立高校に合格していたら、こんなふうにはいかなかっただろう。
    今ごろは、「野球ざんまい」どころか、毎日補習授業を受ける劣等生として
    きゅうくつな日々を送っていただろう.
    野球に打ち込みながら、自分のペースでのびのび勉強するほうが
    きっとケスには向いている。
    教師になる夢はどうなるかわからないけど、
    とりあえず、ケスはこれからゆっくり伸びていくだろう。
2001年05月15日 01時08分25秒

  • 保護者会にいった。
    午前中、野球部の保護者会があり、ベムと2人で参加した。

    まず、保護者会の規則など、ひととおり説明をうけた。
    「他球場へ応援に行ったらすばやく横断幕を取り付ける」とか
    「春や秋の大会の応援では鳴り物は使用しない」といった細かいことや
    「コーチや監督への中傷は厳につつしむこと」というような注意を聞いた。
    それから、7月の大会は1・2年の保護者が中心になってバックアップすることや
    3年生引退後の8月の合宿では交代で麦茶の世話に通うことなど言い渡され、
    内心まっさおになった。

    その後、1年生の親だけが残らされて、
    役員の人に「質問や悩みなど何でもいいから言ってください」と言われ
    みんなちょっと遠慮がちに質問をした。

    「半袖のアンダーシャツは、いったい何月から着るんですか?」
    「どうして野球部は、通学にも遠足にも野球部のカバンを使い、
     アンダーソックスとアップシューズで通わないといけないんですか?」
    という問いには
    「生徒達の間でできあがった暗黙の規則があり、皆でそれを守っている」という答えだった。
    そのほか、
    「いま腰をいためて病院通いをしているけれど、
     朝病院に行って授業に遅刻するのと、夕方病院に行って部活に遅刻するのと
     どちらが正解なんでしょうか?」
    「部活の悩みは、コーチ・監督・先輩のうち誰に相談すればいいでしょうか?」
    「野球部特待生で入学した生徒もいるそうだけど、エコひいきはないのですか?」
    などと、みんな真剣にあれこれ質問した。

    約1時間半の会合が終わって、K中出身のFくんのお母さんが声をかけてきた。
    (中学の時には、全く面識がなかった)
    「まわりはみんなうまい生徒ばっかりだから、肩身が狭いですね」
    「Fくんがいてくれるから安心です。お互い身を寄せあってがんばりましょうね」
    などと挨拶しあった。(なんかちょっとお母さんになった気分)

    それから、野球部の連絡網で、うちの次の順番になっているHさんが
    「これからよろしく!」と挨拶してくれた。なんとなく迫力というか、威厳が感じられる。
    先日の懇親会の時、Hさんは「ウチの子は野球しか能がありません」と言った人だ。
    (ちなみにHくんは、野球がかなりうまい)

    3年生の親は1年生の親よりもいばっていたし、同じ1年生同士でも
    「うまい生徒の親」と「そうでない生徒の親」はなんとなく雰囲気でわかった。
    どうやら、上下関係がかなりはっきりしている世界みたいだ。(^_^;)
    マトモな部活経験がないわたしはかなり面喰らうところもあるけど、
    ちょっと新鮮な気もした。(このトシになって社会勉強ができるとは、ありがたい)

    きょうのケスは、練習試合でずっと球拾い。午後早い時間に部活は終わったので
    K中に立ち寄り、久しぶりに野球部の練習を見たそうだ。
    ささぽん監督とも少し話をして、
    「また時間があったらみんなを見に来てやってくれ」と言われたそうだ。

    ケスに渡していた使い捨てカメラを、きょう現像に出した。
    なつかしいK中野球部員のみんなの写真に混ざって、1枚だけ
    K中の桜の木の下に立つケスの写真があった。
    桜が咲いていた頃といったら、入部してまもない、心も身体も一番キツかった時期だ‥‥
    写真ぎらいのケスが、あの頃どんな気持ちで写真を撮ってもらったのだろう。
2001年05月13日 21時38分22秒

  • 新キャラ登場!
    休日出勤を早めに切り上げ帰宅したベムが玄関のドアをあけたら、そこには
    ケスの靴とそっくりのデカい靴が‥‥そしていきなり
    「おじゃましていまっす!!」という元気なあいさつをする少年が!
    野球部の仲良し、A少年が、きょう初めて遊びに来たのだ。

    第2土曜日、しかも高校で最初の中間試験目前。
    だけどいつものように野球部の練習で、朝6時50分から出て行った。
    でも練習は午前で終わって、午後からは晴れて自由の身!
    おもわずケスはAくんを誘ったのだった。

    Aくんとケスは、大声でエヴァンゲリオンの歌をうたいながら部活から帰る仲。
    野球部で最初に打ちとけた友だちだ。
    だからてっきり趣味が似ているのかと思ったけど、どうも全然違うらしい。

    ケスはMacを立ち上げて、Aくんにゲーム音楽のMP3を聴かせていたらしい。
    でも彼は「このFF7、っちゅうのは何?ウルトラセブンとは違うんか?」という具合で
    ゲームはまるっきりやらない人間らしい。ケスがゲーム好きと知って
    「TVゲームするくせにぜんぜん眼が悪くないなあ」と不思議がっていたそうだ。
    (ゲームをやると近視になって野球ができなくなると、誰かに脅されていたのかな?)

    Aくんは礼儀正しく明るい少年で、ベムともけっこうしゃべったそうだ。
    ベムが「どんな音楽聴くの?洋楽も聴く?」と尋ねたら
    「ハイっ!聴きます!キッスとか、クィーン、シンディーローパー‥‥」
    と答えてベムを驚かせた。
    (うぉぉぉ〜〜〜キッス!えらいぞ、Aくん、わたしと気があいそうだ!
     これを聞いたわたしは、今後Aくんを、VIP待遇することに決めた)

    彼はケスのぬいぐるみたちを見て一瞬びっくりしたけどバカにはしなかったそうだ。
    高校でできた友だち第1号、Aくんはなかなか面白そうだ。
    仕事で会えなかったわたしはすごく残念。ぜひ次回に期待しよう。
2001年05月12日 22時58分19秒

  • うっとおしいベム
    おとといから宮崎に出張に出かけていたベムが帰ってきた。
    柔軟な性格のケスやわたしと正反対で、人見知りがはげしく緊張しやすい性格のベムは
    1人で見知らぬ土地に出かけ、他人と接する「出張」がとても苦手だ。
    仕事だからしかたなく行くけれど、
    出張に出かける前夜は緊張で無口になり、帰って来ると興奮ぎみで良く喋る。(笑)

    きょうは学校から帰ってきたケスをつかまえて、うるさく話しかけていた。
    「あのねぇ、宮崎でね〜」とか、「帰り、小倉まで電車で5時間以上かかってね〜」
    「となりの席にすわったおじさんがカバンの中からバイオ出してね、びっくりしたよ〜」
    などと、完全に「冒険から帰ってきたコドモ」状態だ。
    ケスは、「あぁ、また始まったか」という顔をしていちおう聞いてやるふりをしながら
    「それがどした?」「ふ〜ん、よかったね」「フン!」などと適当に返事していた。
    (きょうのケスは「ぐるナイ」「ウリナリ」の後「エヴァンゲリオン」‥‥と
     予定がいっぱいいっぱい。ベムのくだらん話の相手をするヒマはないのだ)

    ベムの「あのね〜あのね〜」がヤケに子供っぽく聞こえると思ったら‥‥
    もうすっかり、ベムよりもケスのほうが、かなり声が低くなっていることに気づいた。
    ケスは、わたしの母方のオジさんたちに似た、よく響く低音になっている。
    ベムはというと、ごつい身体に似合わずひ弱な声で、喋るのもヘタくそだから、
    クールなケスと甘えん坊ベムの会話を声だけ聞いていると、ベムのほうが息子みたいだ。

    そういえばこの間、生協のお兄さんから電話がかかってきた時、ベムが出たら、
    「おかあさんおられますか〜?」と聞かれたそうだ。(ベムはムッとしていた)

    こんどの日曜日は野球部の保護者会がある。ベムはいやがっているけれど、
    「両親そろって参加のこと」というお達しなので、2人で出なくては行けない。
    ぜんぜん頼りないベムだけど、かわいく人見知りなんかしている場合ではない!
    しっかりお父さんとしてがんばってもらわなくては‥‥ケスのために。
2001年05月11日 22時00分36秒

  • エヴァに惹かれるケス
    きょうは、レンタルビデオ屋が150円のサービスデーだった。
    ケスに頼まれ、こないだ1巻ずつ試しに借りてみたロボット系アニメビデオ、
    「ガンダムF91」「ダンバイン」「マクロス」「エヴァンゲリオン」を返却。
    かわって、エヴァンゲリオンの残りの2巻〜14巻を一気に全部借りてきた。

    ケスはどうやらエヴァンゲリオンに惹かれているようだ。
    つい最近、スーパーロボット大戦のゲームで初めてエヴァを知り、
    次にNapsterでテーマソングをダウンロードし、覚えて歌うようになり、
    とうとうビデオを借りて、本腰入れてアニメを見はじめたケス。
    進化?の仕方が普通と逆方向なところが面白い。

    先日、授業中に、先生が力説したそうだ。
    「ウルトラセブンやロボットアニメは、子供時代よりも大人になってから見たほうが
     人間の苦悩や深いストーリーの意味がわかって、だんぜん面白いんだ!」
    ケスは先生の言葉に同感らしく、
    「うん。じっさい、子供のとき見てもわからんかったことが、今になってわかるよ」
    などと、生意気なことを言っている。
    エヴァンゲリオンを観ながら、
    「ああ、なんかちょっとAKIRAを思い出すね。あれの影響もうけてるかもね〜」と、
    小さい頃見せていた、大友克洋のアニメのことを思い出してみたり、
    なんだかいっぱしのオトナぶっている。その一方で、
    「角川書店」を「カドカワ」と読めずに「カクカワ?」と言ったりするところが
    なかなかほほえましい。

    「きょう、部活が終わって着替えなら、エヴァのテーマソングを歌ってたら
     友だちが一緒になって歌ってくれたよ」とうれしそうにニコニコしていた。
    真っ黒に日焼けした野球少年たちが、大声でエヴァの歌を歌う姿‥‥。うわぁ。(^_^;)
    ボソボソ喋る、臆病で繊細なエヴァのパイロット、シンジ少年(14才)が見たら
    ちょっとクラクラするかもしれない。
2001年05月10日 22時57分32秒

  • いちおう順調
    入学してちょうど1ヶ月たった。なかなか濃い30日間だった気がする。
    (どのくらい濃いかというと、3歳で幼稚園に通い始めた頃に匹敵するくらい‥‥)
    不安や、とまどい、驚きで、緊張にみちた毎日だった。

    入学当時は、かなり警戒心いっぱいで、自分から打ち解けようとする気もなく
    「学校へ登校する」というより、まるで「戦場におもむく」みたいな気の張り方だったけど
    やっと肩の力が抜けてきたようだ。

    教室や部活で、ひとり、ふたりとケスに話しかけてくるヤツがいて、それにケスが答える。
    その会話を耳にしてケスに興味を持ったヤツが、さらに話しかけてくる‥‥
    そうやって地道に友だちが増えてきた今は、
    家で楽しそうにクラスのようすを話すようになった。

    授業もけっこう楽しんでいる。
    S高は勉強のレベルがかなり低くて、ケスには「簡単すぎる!」らしいけど、(ほんとか?)
    おかげでリラックスして授業を受けられるようだ。

    英語は、中学の時は一番苦手だった教科だったけど、今ではもう平気みたいだ。
    きょうも授業中、文章の音読・和訳・過去形や疑問形に直す、という一連のことが
    パーフェクトにできて先生にほめられた、と得意満面だ。
    「英検受けてみようか?」とまで言い出したから、えらい変わりようだ。

    順調に軌道に乗り始めたケス。夕御飯もたくさん食べるようになってきた。
    気力体力充実して、そろそろ本領発揮といきますか?
2001年05月09日 23時26分20秒

  • リ・コ・ン
    わたしの高校時代の同級生からハガキが届いた。
    「元気ですか?わたしは元気ですが、3月末に実家に帰ってしまいました。」という
    彼女らしい、さっぱりした文面で離婚を知らせて来た。
    いまだ仲良しの中学時代の同級生と違って、高校の同級生とは卒業後疎遠になっている。
    その中で、彼女だけは卒業後もつきあいが続いている、まれな存在だ。

    ハガキに記された姓は、結婚当時のままだった。仕事から帰って来たベムに、
    「Rさんがリコンしたらしいよ。姓は元に戻ってないから、たぶん
     M子ちゃんと一緒にダンナ様の名字のままで暮らすんだね」とか、
    「わたしが離婚したら、ぜーーったい元の姓に戻るもんね〜。
     ま、ケスだけは名字に合わせてつけた名前だから、ベムの名字のままでいいけどね」
    などと、にくまれ口をたたいていたら、それを聞いていたケスが話に割り込んだ。

    「もし2人がリコンしたら、名字は○○(わたしの実家のほう)になりたいよ!」
    ‥‥ケスの真剣な発言に、ベムの顔がひきつっていた。(笑)

    おととい、Iくんが遊びに来た時に教えてくれた衝撃の事実‥‥
    「××社の、社長の息子」としてとっても有名なKくん(ケスの仲良し)は、
    じつはすでに数年前両親が離婚していて、今は母親とともに慰謝料で暮らしていること、
    だからじつは、Kくんは「社長の息子」と言われるのをイヤがっていたこと‥‥

    そのことをIくんから聞いたケスは、少なからずショックを受けているみたいだ。
    以前よりも「離婚」という言葉を身近に感じているようす。
    ケスはいつも、ベムとくだらないケンカをするたびに
    「あんなの、父親でもなんでもない!もう離婚したらいいのに」などと
    やけくそで口走っていた。でも、実際は、
    「離婚なんて遠い世界のこと」と思っているからこそ、そんなことも言えるのだ。

    ベムの親戚は、そこら中に離婚経験者がいる。だから離婚をとても恐れている。
    わたしの親戚は、離婚経験者は皆無。だから離婚などしたら、親戚中が大騒ぎだろう。
    こんなわたしたちだけど、フツーに楽しく暮らしている。

    ケス、心配するな!残念ながら離婚は当分ない。安心して野球に専念してほしい。
2001年05月08日 22時08分28秒

  • しぶといケスたち
    ゴールデンウィークが終わり、きょうからまた学校が始まった。
    きょうは月曜日、「名探偵コナン」があるというのに
    夜7時半になってもケスは帰ってこなかった。
    8時すこし前に「いまから帰る」と電話がかかってきて、
    「世界まる見え」をビデオにとっておいて、と頼まれた。

    きょうから練習時間が少し長くなって、今後は7時半ごろまでやるそうだ。
    来週、初めての中間テストがあるので、あさってからは試験週間に入る。
    だけど、部活はまったく普段通りにあるらしい。
    わたしはてっきり、試験前1週間だけは部活も休みになると思い込んでいたので
    ちょっとがっくりきた。(やっぱり中学校ほど甘くはないな)

    きょう、新入部員の1年生が1人きたそうだ。(なぜ、この時期に?)
    みんなと一緒に最初にウォーミングアップ、それから基礎トレーニング‥‥
    1時間ばかりやったところで、彼は監督室に直行。あっけなく退部となった。
    たった1時間でやめたのは、S高野球部における新記録らしい。
    やっぱり今頃になって突然入部しても、ついていくのは難しいんだろう。
    1時間だけ在籍した新入部員のことを、先輩たちはとても面白がっていたそうだ。

    みんなが遊んでいるゴールデンウィークに
    連日ハードなトレーニングをさせて、心身共に消耗させておく。さらに、
    きのう1日、「初めての完全オフ日」にし、久しぶりにシャバの空気を吸わせ(?)
    「のんびりした生活」が恋しくなって部活をやめたくなるヤツが出るように仕向け‥‥
    もしかしたらこれは、巧妙に仕掛けられたワナ?
    ‥‥などと、妄想がふくらむ。
    「やめるのなら今のうちだぞ」というささやきが聞こえてくるような気がする。

    でも、きょう部活を休んだのはたった1人だけだった!
    ケスたち1年生は、みんな何とか元気だ。簡単にはやめそうにない。
2001年05月07日 22時28分14秒

  • つかのまの休日
    きょうは、きのうに引き続きカッちゃんが遊びにきた。
    さらにカッちゃんの提案でKくんも呼んだ。
    仲良しグループだった3人だけど、高校は全くバラバラになってしまった。
    だから、ゲームで遊ぶかたわら、ずーっと、お互いの学校の話をしていた。

    学校も部活もない、こんな日は、なんだか春休みを思い出す。
    もう、ずっと遠い昔のような気がするけど、
    たった1ヶ月半前まで、こんなふうにのんきな生活をしていたのだ。

    夕方、2人が帰っていったあとで、Iくんが遊びに来た。
    硬式野球部に入っているIくんは、ケスと部活の話をずーーーっとしていて、
    「遊んだ」というより「しゃべって帰った」という感じだった。

    M高校野球部は、毎日の練習は夕方6時で終わるらしい。
    毎週水曜日は部活が休みだというし、どうもS高校とは様子が違うようだ。
    M高校は郊外の山の手のほうにある高校で、バス通学の生徒が多く、
    S高校と比べて勉強のレベルも上なので、
    あまり無茶な部活はさせない方針なのだろう。

    でもIくんは「練習は時間よりも中身だろ?」と自信ありげに言っていた。
    ケスと同じピッチャー志望、先日は練習試合で顔を合わせたばかりだ。
    きょうの2人の会話には、K中野球部の仲間同士だった頃とは微妙に違った
    うっすらとした「ライバル意識」が感じられた。
    これからちょっと面白くなりそうな気がする。

    きょうは、ケスの帽子を洗ってやった。(ユニフォームと違って普段は洗濯しない)
    洗いながらふと見ると、帽子の内側にびっしり字が書かれていてびっくりした。
    「がんばってください」「根性!」から「1球毛根!」(?)まで、
    ケスがK中の後輩たちに書かせたという、いろんな励ましの言葉だった。
    1ヶ月半、きつい練習に耐えられたのはこの帽子のおかげだろうか。

    あすからはまた、いつもの生活が始まる。がんばれ、ケス先輩!
2001年05月06日 21時54分21秒

  • カッちゃんとあそんだ
    きょうは5日。近所のビデオ屋が「5のつく日、オール150円!」のサービスデーだ。
    ケスが午前中部活に行っている間に、仕事が休みのわたしとベムは、
    ケスに頼まれていた「ドキドキ伝説〜魔法陣グルグル」の新作2本と、あとロボットアニメ、
    「ガンダムF91」「ダンバイン」「マクロス」「エヴァンゲリオン」を1本ずつ借りてきた。

    ケスは毎日熱心に、「スーパーロボット大戦」のゲームをやっているけど、
    登場するロボットたちのアニメそのものはみたことがない。
    あの楽しいゲームをもっと堪能するために、元ネタのアニメを観て勉強するのだ。
    (研究熱心で、まことに結構なことだ)
    このビデオを借りてやるのが、「子供の日」のケスへのプレゼントだ。

    ビデオを借りたあとは、わたしたちは街に出かけて、家電屋の改装閉店セールに行き、
    以前から欲しかった除湿器を定価の半額で手に入れた。
    「毎晩ケスのユニフォームを洗濯し、朝までに乾かす生活」というのはけっこう大変で、
    夜のあいだにこっそり雨が降っていたりすると、もう真っ青なのだ。
    除湿器があれば、これから梅雨が来ても風呂場に洗濯物をつるしてちゃんと乾かせる。
    これでちょっと安心した。
    (しかし‥‥ケスは梅雨の頃でも野球部を続けているだろうか?それが問題だな)

    夕方家に帰ったら、K中卒業以来会ってなかった友だちの「カッちゃん」が遊びに来ていて
    ケスと一緒にスーパーロボット大戦をやっていた。
    (カッちゃんは「スーパーロボット大戦」のマニアなのだ)

    足が臭いことで有名だったカッちゃんは、高校生になっても相変わらず足が臭かった。
    部屋中になつかしいニオイが充満して、なんだかうれしいような、たまらない気分だった。
    柏餅を2人に出したら、桜餅と混同したのか、あの固い葉っぱごと全部食べてしまった。
    あいかわらず、ちょっとマヌケなコンビでほほえましい。
    ケスはカッちゃんと遊べてとても満足そうだった。

    あすはいよいよ、高校入学以来はじめてのオフ日。
    もちろん、カッちゃんと遊ぶ約束をしたそうだ。よかったね!!
2001年05月05日 23時29分27秒

  • ピッチャーへの道
    きょうも2・3年生が九州遠征のため、
    野球部の1年生たちは、コーチ2人のもと、地道な基礎練習にはげんだ。

    「ピッチャー志願者チーム」のメンバーは、
    きのうのシゴキでみんなヘトヘトになっていたはずなのに、
    誰1人脱落せず、きょうも懲りずに校外ランニングへ出たそうだ。
    さすが、みんな根性あるなあ‥‥
    技術的にはいいとこなしのケスも、スタミナだけは人並みにあるので
    なんとかみんなについて行っているようだ。

    このメンバーの中に、S高校の未来のエースがいるのだ。
    チームを、そして学校の期待を背負い、9回まで投げ抜く気力と体力を持った、
    たった1人のエースが‥‥
    甲子園に行った人もプロ野球選手になった人も走った、学校や飛行場のまわりの道を、
    ケスたちも走っている‥‥なんかわくわくするなあ。

    きのう練習を休んだ1人は、コーチに理由を聞かれて、素直に
    「はい、ゴールデンウィークなのでおばあちゃんの家に‥‥」と答えてしまい、
    「なんだとぉ!?野球部にはゴールデンウィークなんか無いんじゃあ〜!」
    と、おもいっきり睨まれたそうだ。こ、こわい‥‥(T_T)

    また、別の1人はコーチに「練習きついか?」と聞かれて「ハイ、きついです」と答え、
    「もうすこしラクなほうがいいか?」と言われてバカ正直に「ハイ」と答えたため、
    「ラクな練習をして試合に勝てる方法があるんなら、今すぐ教えてくれんか〜?」だの
    「野球とは何か、練習とは何か。明日までに原稿用紙2枚に作文を書いて来い!」
    だのと言われて、さんざんだったそうだ。(まったくお気の毒だ‥‥)

    あすも午前中部活がある。だけど、あさっては
    2・3年生が遠征から帰ってくるので、全員休養日になるそうだ。
    3月27日の練習開始以来、丸一日オフになるのは初めて!よかったね〜。
    でもそのぶん、あすの練習は一段とキツいかもしれないな‥‥
2001年05月04日 23時46分59秒

  • コンビニ実習生
    きょうは2・3年生が九州遠征に行っているため、部活は午前で終わった。
    といっても帰って来たのは2時半頃。

    「ものすごく疲れたよ〜」といいながらも、ケスはすごくニコニコしていた。
    部活が終わって、みんなで帰りにコンビニに行き、飲み物を買っていたら、
    レジに、中学時代仲良しだったTくんが立っていたそうだ。

    いつもケスと学校でふざけていたひょうきんなTくんが、
    コンビニの制服を来て「実習生」の名札をつけ、まじめにバイトしている‥‥
    Tくんとケスは、お互いびっくりしながら再会を喜びあい、
    「おまえ、バイト代入ったらおごってくれ〜!」「イヤじゃ!」
    などと少しだけしゃべったそうだ。

    ついこの間まで中学生だったコドモがコンビニのアルバイト店員だなんて。
    なんだか不思議な感じがする。
    ケスはTくんに会えたのがすごくうれしかったようで、また明日も行ってみるそうだ。

    きょうの部活は、1年生だけのせいか、いつもより一段としごかれたそうだ。
    まずはダッシュ(塁間くらいの距離を、くり返し全力で走る)を1時間以上もやり、
    これでほとんどの者がバテバテになったそうだ。

    その後、「ピッチャー志望の者は5分後にここに集まれ」とコーチに言われ、
    ケスを含む8人くらいが集まった。
    何かと思ったら、校外に出て延々とランニング。
    コーチいわく、
    「高校野球のピッチャーは、1人で9回まで投げ抜く体力が要るんだ!」
    なるほど‥‥

    ケスは、おやつを食べながらきょうの部活で走ったコースを地図で教えてくれた。
    どうやら6〜7キロくらい走ったみたいだ。
    「ふらふらになったヤツもいたけど、自分は平気だったよ」とケスは言う。
    でも、ちょっと寝ころんでくつろいでいたら両足がつってしまい、すごく痛がっていた。
    脚をマッサージしてやったら、その後2時間あまり、昼寝した。
    たぶん、かなり疲れたんだろう。

    ケスは「たぶん明日、熱が出たとか風邪ひいたとか言って休むやつが続出するよ!」
    と笑っている。苦しいけど、1度でもサボってしまったら、きっとそこで終わりだ。
2001年05月03日 21時28分46秒

  • 高校1年生の誓い
    今朝はかなりの雨が降っていたのでしかたなくバスで登校した。
    でもカバンの中にまで雨が入り、教科書が濡れて、ページがびろびろになってしまった。
    ケスは、家に帰るとすぐに全部教科書に出してドライヤーをあてて乾かした。
    この調子では、梅雨や台風の時なんか、いったいどんな目にあうんだろう。(泣)

    雨だといっても、野球部員の「朝8時、グラウンドに集合」はいつもと変わりない。
    きょうは遅刻者はいなかったけど、集合に遅れるとけっこう恥ずかしい目にあうらしい。
    きのう遅刻したSくんは、正座して両手を上にあげた格好で、大声で遅刻の理由を言わされた。

    「ごはんが炊けていませんでした!!!」

    みんなの前で、おもいっきりデカい声で叫んだSくんは、みんなに大笑いされた。
    (おかあさんが弁当用のごはんのタイマーをセットし忘れたらしい)
    きょうは遅刻しなかったので、先輩たちに
    「おっ、きょうはごはんが炊けとったんか!」とさんざんからかわれたそうだ。

    笑い事ではない。こんどはケスの番かもしれない。
    わたしもタイマーのセットを失敗しないよう、しっかりしなくては。(-_-;)

    きょうは、クラスの入学記念作文集を持って帰った。
    「公立高校に落ちたのでS高校に入ったけど、けっこう楽しいです。」
    「サッカーが強いのでこの学校に来ました。全国大会に出たいです。」
    「無遅刻無欠席無早退を目標に、がんばります」
    というまじめそうなヤツから、
    「中学ではかなり暴れたけど、やっと入れたこの高校で、まじめにやろうと思います。」
    「授業中、寝ないように気をつけます。3年間でちゃんと卒業できるようがんばります。」
    という、ちょっと「おいおい、大丈夫か?」というヤツまで
    バラエティーに富んでいてかなり面白かった。

    クラスに数人いる野球部のメンバーは、
    「甲子園をめざす」「全国からファンレターがくるようにがんばる」などと誓っていた。
    でも、ケスの場合は目指しているのは「甲子園」ではなく、かなり控えめ。
    「教育学部のある大学に進みたいので勉強をちゃんとしたい。
     野球部をがんばって3年間続けたい。そのがんばった経験は、
     教員になり、野球部の顧問をやる時がきたら、きっと役に立つと思うから。」
    さらに、
    「S高校の野球部の先生はちょっときびしそうですが、
     中学の時の顧問の先生がものすごく恐かったから、平気です。」とも書いていた。
    ケスらしいホンネがよく出た作文だと思った。

    卒業する時、もう1度この作文を読み返したらきっと面白いだろうな。
2001年05月02日 22時10分56秒

  • 先輩と話した
    きょうは小雨が降ったり止んだりで、湿気の多い1日だった。
    ケスは夜7時半頃、「外はモヤがすごいよ〜!」と目を輝かせながら帰って来た。
    いつも自転車で橋を渡りながらながめている海や島が、きょうはぜんぜん見えない!!
    市街地を歩いて通学していた頃には見たことのなかった不思議な景色が、
    ケスの目には新鮮だったみたいだ。

    練習の後の帰り道に景色を楽しむ余裕があるなんて‥‥なかなかやるなあ。
    高校生活にもずいぶん慣れてきたのかもしれない。

    きょうは部活で先輩と話したという。
    「部活に不要物を持って来た場合、没収する!」と先輩からのお達しがあり、
    ちょっと不安になったケスは、あとでこっそり優しそうな先輩に
    「あのう‥‥裁縫セットも不要物ですか?」と聞きに行ったそうだ。

    先輩は「え゛?裁縫セット〜?!ちょ、ちょっと待てよ」と言って、他の先輩に
    「裁縫セットは不要物じゃないよなぁ?」と聞いて確かめてくれた。
    先輩はケスに、
    「じゃあオマエ、破れたとこなんか縫ってくれたりできる?
     オレ、ここのボタンとか取れそうなんよ‥‥」と言い、
    ケスが「あ、ハイ、縫えます」と、すばやく裁縫セットを取り出したので
    「うわっ、こいつマジで裁縫セット持って来とるぞ!」と大笑いしたそうだ。
    (なんか知らんが‥‥ウケた?)

    きょうはティーバッティングがあって、
    (ティーバッティングとは、ノックするみたいに、自分でボールを打つことみたいだ)
    ケスは中学の時よりも格段にボールが打てるようになっていたので
    自分でもびっくりしたそうだ。すごくうれしそう。
    厳しい練習に耐えて1ヶ月余り。それなりに力がついて来たのかも‥‥

    さて。きのう配られた食パンはその後どうなったかというと、
    今朝、バターを塗り砂糖を降り、三角や四角に切ってパズルのようにお皿に並べてやったら
    「わぁ、ガンダムの顔だ〜!」といって喜んで、普段の倍も食べた。(笑)
    このあたり、幼稚園児とほとんど同じレベルだ。
2001年05月01日 22時13分24秒


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