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気がつけばもう12月です。

  • 2001年のおわりに
    あと少しで今年が終わる。
    中学校卒業、高校受験&失敗、高校入学と野球部入部‥‥
    21世紀最初の年に高校生になったケスにとって、この1年は激動の日々だった。

    高校のだらけた雰囲気に嫌悪感を持ち、いつまでたってもなじめない‥‥
    部活では、中学時代とは全く違う、厳しい練習と理不尽な仕打ちに疲れ果て、
    毎日が緊張の連続だった。
    アメリカの同時多発テロを始め、世の中ではたくさん大変なことが起こったけれど、
    それについて真剣に考える余裕もないほど、親も子も部活にかかりきりの日々だった。
    正直、疲れた。だけど救いもあった。部活のおかげでベムとケスが仲良くなれたことだ。

    去年の大みそかはベムが出張で、ケスと2人のんびり静かにしていた。
    今年はベムがいて、紅白歌合戦にドリフが出るといってさわいだりする、
    なかなかうるさい大みそかになった。でも、
    以前はケスとベムが一緒にいる時間が長いほど、ケンカが多くなって雰囲気が悪かったけど
    きょうは2人ともなんとなく機嫌よく話したりしている。
    あの「自転車でお迎えの毎日」がおもいがけず良いきっかけになってくれた。

    年越しそば3人前を、今年はケスが1.5人前、ベムが1人前、わたしが半人前に分けて食べた。
    ケスの身体も心もどんどん変わってゆくのが目にみえてわかる。
    1年後はどうなっているのか楽しみだ。(こわいけど)

    あすはいよいよ元旦。
    年賀状をどっさり積んだ自転車をこいで、ケスは街を走り回る。
    がんばれ、ケス!来年もひたすら前のめりに走って行け!

2001年12月31日 23時47分55秒


  • 同志からの電話
    野球部のUくんのお母さんから電話がかかってきた。
    ケスが野球部をやめたという話を聞いて、驚いてかけてきたのだ。
    Uさんとわたしは、お互い
    「ベンチ入りできないけど野球が好きな息子」を持ち、
    「野球部の古くからの伝統や先輩の暴力に反発する仲間」としてはげましあってきた仲なので、
    ケスがやめたことをちゃんと報告しないと、と思っていたところだった。

    おととい、Uくんたち野球部1年生3人がAくんの家に遊びに行き、泊まったそうだ。
    ご飯を食べたりスーパー銭湯にいったり将棋をしたり、みんなで楽しい時間を過ごしたという。
    その夜、ケスが野球部をやめたことについて、みんなであれこれ話したそうだ。

    「2年生からは進学クラス(運動部禁止)に進み、勉強に専念したい」
    という理由でやめたケスだけど、それを聞いたみんなはにわかに信じられず、
    「それは表向きの理由で、本当は先輩の暴力や部の雰囲気がイヤになってやめたのでは?」
    と心配しているらしい。

    今までやめていった1年生のほとんど全員が、表向きの理由とは別の理由‥‥
    先輩の暴力にいや気がさして、やめているのだから無理もない。
    さらに、残っている部員たちが「やめたい」「部活がイヤだ」と思っている理由も、
    練習のキツさやベンチに入れない辛さではなく、暴力がイヤだから!なのだ。

    一番下手くそなくせに1度も練習を休まなかった、まじめなケスが突然退部したことで
    改めて1年生たちの間では
    「野球が好きでも続けるのが難しいS高野球部」に対する不満がわきあがっているらしい。

    Uさんに、ケスがやめたのは本当に進学コースに行きたがっているからだということや、
    3月一杯でなく12月末でやめたのは、
    11月から突然始まったOBの先生の熱のこもった「特訓」に
    これ以上ケスが応えるのが無理だったから、ということ、それから
    今もグローブを磨いたり、「バイト代でグローブをオーダーしたい」と言っているくらい、
    野球が大好きな気持ちは変わらないこと、
    部活での9ヶ月が「いやな思い出」とか「心の傷」にはなっていないということを話したら、
    「それならよかった〜」と、安心してくれた。心配かけて申し訳なかった‥‥

    先日の忘年会で、2年生の親たちと同席したAさんが、がくぜんとしたそうだ。
    暴力をふるっている2年生の親たちは、事実は一切知らず、
    「1年と2年が仲良しで、すごーーくいい雰囲気のチーム!」という、
    子供から聞かされた言葉をそっくりそのまま信じているらしい。(-_-;)
    UさんはAさんからその話を聞いて「このままじゃ、あまりにくやしい」と憤慨していた。

    「1年生たちは何とかがんばって3年の夏まで続けてほしい、
     そして県大会で活躍する姿がみたい」とUさんは言った。
    けわしい道のりだと思うけど、がんばってほしいと思う。
    わたしは「2年後の夏の県大会はかならず応援に行きますから!」と言い、
    お互いの子供たちの健闘を祈った。
    夏の応援やお茶当番、焼肉会‥‥ラクなことなどひとつもなかった保護者会。
    だけど、Uさんのような人に会えたのはよかったと思う。

    きょうのケスは、郵便物が少なかったので仕分けもやらされたそうだ。
    女の子がたくさんの仕分け係。Uくんと同じ中学出身の女の子が何人かいるけれど、
    学区が違うケスにとっては見ず知らずの子ばかり。口もきかなかったようだ。
    うーん。

2001年12月30日 22時28分10秒


  • すやすや
    きょうはほとんどケスとしゃべっていない。ケスが寝てしまったからだ。

    夕ごはんを食べ、アイスを食べたあと、しばらくいっしょに心霊現象のテレビ番組をみて、
    それから9時になったので、「土曜日恒例、耳かき」をしてやり‥‥
    終わってからも少しのあいだ、ひざまくらのままで
    「髪、中学の時ぐらいの長さになるまで伸ばしたいよ。あの頃の髪型が一番すき」
    というケスの話を聞きながら、頭をヨシヨシとなでてやってるうちに
    声はとぎれとぎれになり、とうとうぐっすり寝てしまった。

    今までも何度か「耳かきしたら、すやすや寝てしまった」ということはあったけど
    いつもぐったり疲れ切った様子が痛々しかった。
    でもきょうの寝顔は安心しきったようにおだやかな、コドモの顔だ。
    もう3時間近くたつのに、ぜんぜん起きる気配もない。

    きょうもバイトは順調、楽しかったそうだ。
    郵便物の数が今までより多かったけれど、慣れてきたので時間はかからなかったらしい。
    野球部の練習にくらべたら、郵便配達などラクチンそのもの、
    気疲れもたいしたことない。
    部活の上下関係で鍛えれらた礼儀正しさで、書留配達の時の挨拶も完璧(?)、
    苦手な女子ともかかわりあうことなく、黙々と仕事に専念している様子のケスだ。

    (それにしてもよく寝るなあ‥‥いつ起こそうか)

2001年12月29日 23時57分02秒


  • ほわ〜〜ん
    ケスの顔がすっかりふにゃふにゃになっている。
    部活をやめて、一気に気がゆるんだのだろう。
    高校入学以来すっかりほおがこけ、目つきが鋭くなり、
    常に背中に緊張感を漂わせていたケスだけど、
    今は中学生に戻ったように、表情がゆるんでほんわかした雰囲気になっている。

    「部活をやめた直後は多少ナーバスになるかな?」と心配したけれど、
    全然その気配もない。ごはんはもりもり食べるし、
    「きょうはどのシャツ着ようか」「きょうのおやつは何?」
    「ごはんは何時から?」「ミニ四駆、また改造した!見て見て」
    「1月にプリズナーNo6のDVDが出たら、一緒に買いにいこうね」‥‥と、
    朝から晩までひたすら明るく、一段とよく喋るようになった。

    きょうわたしは、ケスがバイトにいっている間に年賀状をつくった。
    もう時間がないので、急いでケスのカメのぬいぐるみを写真にとって適当に仕上げた。
    帰って来たケスは、わたしの試作品が気に入ったらしく、
    自分の年賀状もこれにすると言い出した。

    去年までは、マウスをぐりぐりしながら1枚ずつ描いていたのに、なんという手ヌキ〜!
    それに、K中学の後輩たちや友だちに出す年賀状が「ぬいぐるみの写真」だなんて‥‥
    高校生にもなって、はずかしくはないんだろうか??
    「こんなんでいいの?」と聞いても、「これでいい」といって涼しい顔をしている。

    「何枚プリントしようか?」と聞いたら、
    去年出した相手(K中学野球部やクラスの友だち)には、今年も全部送りたい、という。
    なのに、S高校の野球部員や友だちにはぜんぜん出す気がないようだ。
    うーーん。すごく徹底してるなあ。そんなに差をつけて‥‥

    まあ「高校が嫌い!」というわけではなく、中学があまりに楽しすぎたのだろう。
    過去を振り返ってばかりではちょっと問題だけど、
    ケスは思い出を支えにして未来へ向かおうとしているのだから、黙って見守っていよう。

2001年12月28日 23時53分40秒


  • 部活をやめても野球は好き
    ケスが野球部をやめたことで、きのうは少々動揺していた。
    夜、洗濯物のカゴに山盛りになったユニフォームを洗おうとして手にとったけど、
    「もうこれを洗うこともないのか」と思うと胸がいっぱいになってしまい、
    かすかに汗のにおいがするユニフォームを洗濯機に放り込むのをためらってしまった。
    結局、今朝になってから、
    「ユニフォームを洗うのはこれが最後だから自分でやりなさい」と言ってケスにやらせた。

    ボロボロになったスパイクとシューズケースを、ケスがベランダに置いていた。
    しばらく陰干ししてから、きれいに泥をおとしてしまっておこう。
    思い出のしみこんだユニフォームは圧縮袋でぺっちゃんこにして「封印」だ。

    きょう郵便局のバイトに出たら、
    すでに1年生たちの間にはケスが野球部をやめたことが伝わっていたらしい。
    ケスは部をやめてもバイトだけは1月5日までみんなと一緒に続けるため、
    「ちょっと気まずいかな」と心配したけど、みんな悪く思ってはいなかったそうだ。
    一番ヘタくそで一番まじめな、野球部の中で特異な存在だったケスの退部だけに、
    無理にひきとめる者もいないし、根性無し!とバカにする者もいない。
    「そうか。まあ、がんばれよ!」という好意的な反応だったようだ。

    バイトは順調。
    「郵便配達は家を覚えるまでが大変!覚えてしまえばカンタンで楽しいよ」という。
    耳が遠く、しかも少々ボケかかっているお年寄りに
    書留の受取りサインをしてもらうのにひと苦労した‥‥等、
    毎日いろいろなことがあるけれどそれはそれで新鮮で面白い体験のようだ。

    ベムはケスが部活をやめたので
    「もうわし、迎えに行かんでもいいのか〜」とちょっとさみしそうだった。
    仕事から帰って自転車でケスを迎えにいく毎日が、ベムには楽しみだったそうだ。
    ケスが赤ちゃんのころからライバル心を燃やし、およそ父親らしくなかったベムが
    やっとケスと仲良くなれたところだっただけに、たしかに残念。
    でもベムは気をとりなおして、
    「部活やめたんならわしとキャッチボールしてくれる時間もあるな!」といって
    「1球10円でキャッチボールしてくれ」などとせがんでいた。(アホ〜)

    テレビの特番で、アニメのパロディみたいな野球をやっていた。
    しょうもない仕掛けでくり出される「消える魔球」や「増えるボール」を見て、
    ケスとベムはゲラゲラ笑っていた。
    テレビを見ているケスの左手にはグローブ。右手には硬球を握っている。

    ケスにとって「野球」がつらい思い出にならずにすんでよかった。
    部活はやめたけど、いつか教師になって母校の野球部の顧問になる日まで
    ケスは野球を好きでいるだろう。
    3月26日入部、12月26日退部。この9ヶ月のことを、ケスは一生忘れないだろう。

2001年12月27日 22時28分07秒


  • さようなら、野球部
    昨夜遅く、メールチェックをしたケスが突然「よっしゃ〜!」と言って目を輝かせた。
    購読している
    「星で占う明日の運勢」というメルマガで、
    ケスの12月26日の運勢が今までみたこともないくらい良かったからだ。
    総合運98点、仕事運97点。(ちなみに恋愛運は99点だ‥‥関係ないけど)

    あなたの守護神となる星座にチャンスが巡って来ています。
    勇気と力を得てきっかけをつかむことになります。
    手を出せなかったことも試してみると、なんなくこなせるので
    やりたいことをおもいっきりやってみましょう。
    人生の記念日となりそうな1日。
    ‥‥ケスが見せてくれたメールはこんな内容だった。

    「あした、言うよ」
    ケスはわたしにきっぱり言った。
    「あした成績表をもらったら、それを持って監督室に行く」

    そして今朝9時半。
    わたしは学校へ行き、担任の先生から2学期末の成績表をもらった。
    (1学期よりクラスの順位が2つ上がっていた。)
    ケスと打ち合わせた通り、部室の窓をあけて、窓際に置いてあるケスのカバンのそばに
    もらったばかりの成績表をそっと置いて帰った。

    きょうはホッケーの試合をやっているのでグラウンドが使えず、
    野球部は、飛行場滑走路横の長い土手にランニングに出ていた。
    遠くに小さく見えている、走る部員たちのどれかがケスだ‥‥
    風もなく、空はきれいに青く晴れて、夢をみているような感じだった。
    ケスは本気で進学コースに進むつもりなので、野球部は続けられない。
    それはわかっていたけれど、いざそうなってみると、無性にさみしかった。

    ほんとうにちゃんと「野球部やめます」と言えるんだろうか。
    仕事に出ても気になってしかたなかった。
    夕方、家に帰る前に家に電話を入れたらケスが出て、思いのほか明るい声で
    「ちゃんと言えたよ。ま、いろいろ詳しくは帰ってからね」と言う。
    ホッとすると同時に全身の力がぬけた。
    「よかった‥‥がんばったね。じゃ、きょうはごちそうにするね」とだけ言って電話を切り、
    家に帰った。

    練習が終わって、部室の自分のカバン置き場周辺を掃除しながらみんなが帰るのを待ち、
    もらったばかりの成績表(進学クラス入りほぼ確実?レベル)を手に監督室を訪ねたケスは
    監督に、野球部をやめたい旨を伝えたそうだ。監督はものすごく驚いたけれど
    教師をめざしていることや、来年から進学クラス(運動部禁止)に進みたいことなどを
    きちんと話すケスを見て、納得してくれたそうだ。
    「オマエが一番マジメだった」と誉めてもらい、
    「せめてマネージャーにならんか」とまで言われ、
    最後は握手をかわして「がんばれよ」とはげましてもらって別れたそうだ。

    ケスが監督室に入ったのを、最後まで残っていた3人が目撃していた。
    2年生のキャプテンと、ケスが一番好きだったピッチャーのEくん、そして1年生が1人。
    監督室から出て来たケスは3人に野球部をやめることやその事情を話したそうだ。
    3人はすごくびっくりしながらも、ケスの成績表を見て、納得。
    (野球部員は成績が悪〜〜い子がほとんどなので、ケス程度でも優等生扱い)

    大好きなE先輩が、最後にキャッチボールしてくれたそうだ。
    「夏の大会は応援に来いよ」と言ってくれた先輩。いいサヨナラができてよかった。

    こうしてケスの運命の1日は終わった。
    長くて短くて苦しくて楽しい毎日だった。
    きょうのところは正直、放心状態で何も考えられない。
    とりあえず、きょうで野球部をやめたけど、1月5日まで郵便配達のアルバイトは続ける。
    さらば、野球部のみんな〜!

    はぁ〜〜〜 (>_<。)

2001年12月26日 23時21分21秒


  • 7億倍の楽しさ
    朝、ノロノロ起きあがってリビングへ行くとケスがニコニコわたしを見た。
    テーブルの上には、「サンタさんがくれた」なまずのぬいぐるみが大小2匹。
    どうやら気に入った模様で、「マヌケな顔〜」といって笑っている。
    やれやれ‥‥誕生日もクリスマスも終わってホッとした。

    きょうはバイト2日目、特別緊張した様子もなく、楽しそうだ。
    きのうよりも寒さが厳しい1日だったけど、たいして苦痛も感じないようで
    「バイトのほうが部活よりも7億倍は楽しいよ〜!」と言う。
     
    朝出勤して、午前中配って、お昼にいったん局に戻ってみんなで弁当を食べて、
    午後また配って‥‥けっこうな運動量だ。
    ケスの配達エリアは局からかなり離れた町なので、1日2往復するだけでも大変そうだけど、
    それでも部活よりぜんぜんラクだというから、よっぽど部活はキツいのだろう。
    それにいくらしんどくてもバイトならお金がもらえる!
    高校生のケスにとって、これはすばらしく魅力的なことだろう。
    「残業したらそれだけたくさんお金がもらえるから、がんばってたくさん残業したい」
    などと無邪気に言うのがいかにもバイト初心者らしくてかわいい。

    夜、ケスあてに送りつけられた受験関係のDMを見ていると、
    「あ、それと同じやつ、きょう配達したよ」という。
    ケスと同じような高校生がいる家なのだろう。
    「大学の願書も配達したよ!○○大学受ける人らしい」
    (こらこら、配達した物は秘密にしないと!)
    きょうは書留が7通もあったとか、受取人払いの郵便も届けたとか、
    いちいち、物珍しくてしかたがないようだ。

    ケスを見ていると、なんだか新鮮な気持ちになる。
    大人になるにつれ、いろんな屁理屈で仕事の楽しさや価値を語るようになったけど、
    やっぱり単純に「働いてお金をもらえる」というのは正直うれしいものだ。

    誰にほめられるでもなく、試合に出られるアテがなくても、黙々と部活を続けて来たケスが、
    アルバイトという、部活とは正反対の世界に足を踏み入れてどう変わっていくか
    ちょっと楽しみだ。

2001年12月25日 23時52分54秒


  • こんにちは、ゆうびんやさん
    いよいよケスの郵便配達アルバイト初日。
    9時半からの勤務なので、8時45分までは家にいた。
    珍しい時間に家にいるので、ケスは興奮ぎみ。
    「うわ〜!目ざましテレビを最後まで見られるって、なんかうれしいよ〜!」と
    ささいなことにもはしゃいでいた。

    弁当や部活用の体操服、アップシューズをカバンに詰め、着替えていよいよ出発!
    (わたしは、まるで自分が出勤するみたいに緊張した)
    いつものように「おでかけの儀式」、ぬいぐるみ5匹に見送られて出ていった。

    わたしは出勤日。ベムは休みだったので、1人で大掃除をしてすごした。
    ベランダ一面に新聞紙を敷き詰め、ケスのぬいぐるみを全員虫干ししたらしい。
    (ぬいぐるみは今いったい何匹になったんだろう?ものすごく増えている気が‥‥)

    夕方、6時過ぎに家に帰ったら、まだケスは帰っていなかった。
    ベムがそわそわして「ちょっと迎えに行ってみる」といって出ていった。
    それからしばらくして2人で帰って来た。
    ケスは配達初日から少し残業したあと、ちゃんと学校へいって部活をやったそうだ。
    意外と疲れたようすもなく、お腹がすいたといってパンを2個食べた。

    ケスが配るのは一戸建ての家が多い地域で、表札が出ていない家が多いらしい。
    そういう家はいちいち地図で確認して配達するそうだ。(めんどくさ〜)
    さらに、家ごとに郵便ポストの場所がまちまちで、自転車に乗ったままで配れる家から
    自転車をとめて門から入って玄関まで届けないといけない家まで、さまざま。
    だから、郵便ポストへ入れて回る普通郵便よりも、むしろ
    相手を尋ねて手渡しする書留郵便の配達のほうが気をつかわなくてラクだという。
    時間内に配りきれずに、少し残業をしたそうだ。配達1日目からご苦労さん。

    バイトのことですっかり忘れていたけれど一応きょうはクリスマスイブ。
    ケスが食べたがっていたピザを注文したくらいで、あとはたいしたごちそうもなく、
    チキンやケーキを食べた程度の、おざなりなイブだった。

    まあケスは、「サンタさんのプレゼント」さえくればいいのだ。
    琵琶湖博物館のミュージアムショップから取り寄せた「琵琶湖オオナマズ」のぬいぐるみを
    ケスの部屋にそっと置くのが今夜のわたしの最大の使命だ。

    ケス、たのむから早く寝て欲しい‥‥いや、そういう問題じゃない!
    とっくにサンタの正体など知ってるくせに「サンタ来訪を信じる子供」を演じるケスと、
    それにつき合い続けるわたしが問題だ‥‥
    冷静に考えると、なんかものすごくバカのように思えてくる。

2001年12月24日 23時22分53秒


  • 野球部に休みなし!
    クリスマスイブ前日の日曜日とあって、街は人と車でごった返していた。
    高校生の男の子もたくさんウロウロしていた。
    オシャレな彼女とデート中の子もいるし、洋服の買い出しに来ているグループもいる。
    みんなそれぞれ楽しそう。始まったばかりの冬休みを満喫している感じだ。

    ケスは‥‥こんな日も部活だった。
    まあいい、明日からはバイトだ!きょうが今年最後の部活だ!
    と思っていたら、なんのことはない、
    「明日からバイトだが、仕事が終わったあとは学校に来て練習するように」とのこと。
    がくっ!ユニフォーム(体操服でも可)とアップシューズ持参でバイトに行くハメに‥‥
    せっかく4時半に仕事が終わったら少しは遊ぶ時間があると思っていたのに。
    ヘタすると今までよりも忙しい毎日になるかもしれない。

    ケスは、今年中に「野球部をやめます」と言おうか、どうしようかと悩みつづけていた。
    本来なら3月に監督に言ってやめれば済むことだったけど
    目をかけてくださるM上先生のおかげで、いつまでも黙っているわけにいかなくなった。

    あすからはバイトが始まるから、監督になかなか会えなくなるので言いにくい。
    新年明けたら6日は野球部保護者主催の行事「豚汁で激励会」があり、
    そんな雰囲気の中では言い出しにくい。
    でも3学期が始まってしまったら、ますます言いにくい‥‥

    もんもんと悩んだ末、とりあえず26日以降まで待つことに決めたようだ。
    26日の懇談で今学期の成績表をもらうので、
    2年生から特進コースに進めるかどうか(クラス8番以内ならほぼ確実)メドが立つから、
    その結果を見てから‥‥という考えらしい。
    野球部をやめる時は親といっしょに監督に言いに行く子が多いので、わたしも一応
    「一緒に言いにいこうか?」と聞いてみるけれど、ケスは「う〜〜ん」とうなるだけだ。

    心を鎮めるかのように、ケスは今夜もミニ四駆の改造に神経を集中。
    ボディにていねいにヤスリをかけたり色を塗ったり、細かい作業に没頭していた。
    小学生の頃のような、大雑把なことはしない。
    手先が器用になったぶん、完成度も高いので、やっていても面白いようだ。

    時たま、思い出したように「あ〜いやだいやだ〜練習いやだ〜」とわめくので、
    「も〜〜!そんなに野球がイヤならさっさとやめて遊んだら?」と言うと
    「野球は好きっ!でも野球部が!キライなの!」とムキになって言す。
    やれやれ。悩める高校生はたいへんだ。
    あすがクリスマスイブでサンタさんが来る日だなんて、すっかり頭にないように見える。

2001年12月23日 22時45分54秒


  • おしりの痛い自転車
    きょうはいよいよ、郵便局のアルバイトの練習日だ。
    朝9時半までに郵便局に集合。
    「あんまり早くから来なくていい、5分前でいい」と言い渡されていたのに、
    ケスは15分前には到着するつもりで、早めに家を出ていった。

    まず配る範囲の道順を教わって、午後からは実際に1人で回ってみて道を覚える作業。
    ケスは小さいころから道を覚えるのが得意なので、これはぜんぜん問題なかった。
    しかし、郵便配達用の自転車がどうにもまずかった。
    業務用に丈夫につくってあるのか、サドルがものすごく堅いらしい。
    全くクッション性がなくて、ケスの身体はサドルの上でぴょんぴょん跳ねたそうだ。
    (帰宅後しばらくの間、アイタタタ〜お尻が痛い!とわめいていた)
    痔にならなければいいけど。(-_-;)

    配達練習は無事予定どおり4時半に終わり。
    それからケスは親友Hくんの家の前まで行き、帰ってくるHくんを待ち伏せしてつかまえ、
    しばらくいっしょに遊んでから家に帰ってきた。

    おやつを食べて一息ついたら、こんどは何を思ったのか、突然
    小学生の頃よく遊んでいたミニ四駆を出して来て、ボディーを外して改造をはじめた。
    ベムの仕事用の電動ドリルを引っぱり出して来て、
    プラスチックのボディーのきわどいところに穴を開けようとしている。
    スイッチを入れるとドリルが「ブ〜〜ン!!」と激しく振動して、手元が全く定まらない。
    とても穴あけどころではなく、あぶなっかしくてとても見ていられない。

    ケス自身「こりゃ〜ダメだ!」と思ったのか、あっさりベムに交代してもらった。
    重い電動ドリルをまるで水鉄砲みたいにひょいっと持ち、グラつきもしないベムを見て
    ケスはちょっとびっくりしていた。あのへなちょこお父さんが‥‥? ( ゜д゜)ポカーン
    (ベムの株、最近めきめき上昇中?!)

    夕ご飯のあと、みんなでアイスを食べた。
    ケスがパッケージをあけた時、はがした紙のフタをうっかり下に落としてしまったのを
    わたしが何気なく拾ってゴミ箱に捨ててやったのをベムがしっかり見ていた。
    そして、自分もアイスの入っていた袋をわざわざ下に落として
    わたしに拾ってもらおうとしていた。(うらやましがるな!マネするな!)
    ベム、やっぱりバカじゃなかろうか。見直してソンした。

    あすは部活。あさってから郵便配達が始まるので、
    あすが今年最後の部活になりそうだ。お疲れさん!早起きがんばろう。

2001年12月22日 23時33分03秒


  • 「よんだいって何?」
    きょうから冬休みに入ったので、朝が早い。起きたのは5時20分だ。(げっ!)
    9時からの練習に備えて1年生は7時半に集合してグラウンド整備。
    歩いていくため家を6時半に出たけれど、その時間にはまだ外は真っ暗だ。
    夏休みならまだしも、冬休みでも同じようにこの時間から出かけるとは。
    ほんとに泣きそうだ。
    まあ、夕方4時くらいには帰れたというから、夏休みよりは少しラクみたいだけど。

    夜は、出張から帰ってきたベムと、ひさしぶりに3人でご飯をたべた。
    たった3、4日会わなかっただけでベムは浦島太郎状態。
    ボケ〜っとした顔で、留守中の話をケスからいろいろ聞いていた。

    ベムにケスがもらって帰った進路適性検査の結果を見せたところ、
    書類の中にあった「四大」という言葉の意味がベムにはよくわからなかったらしく、
    「四大って、四国大学?」などとマジでボケてしまい、ケスにつっこまれていた。
    (軽〜くショック)
    小学校卒の父と、中卒の母(共に定年まで工場勤めをした真面目な苦労人)に育てられた、
    工業高校卒の工員ベムは、わたし以上に大学のことをまーーーったく知らないようだ。

    ケスは、こんな父親が零細企業で汗水流して働いたお金をアテにして
    あたりまえのように大学に行こうとしているけれど、
    そのあたり、ホントにわかっているんだろうか。(T_T)

    ケスが誕生日にもらったメールのひとつに、
    「あたりまえのことが、とてもありがたいんだということを忘れないように」
    というようなことが書いてあったそうだ。
    (おお、まさに今のケスに100万回聞かせたい、なんてありがたいお言葉!)

    しかし、ケスが本当に言葉の意味を理解でき、
    真摯な気持ちで受け止めてくれたかどうかはあやしい。
    ケスはそのメールをくれた人が、高校時代本好きで図書委員だった、
    というところが気に入ったらしく、
    「なんかこの人、Hくん(親友)にそっくりだ〜!」とうれしそうに喜んでいた。
    はぁぁ〜〜 ケスをみていたら全身の力ががっくり抜けてしまった。

2001年12月21日 23時19分20秒


  • 16
    ついにケスは16才になった。正直、自分の誕生日よりもずっとうれしい。
    誕生日が来るたびに「よくここまで育ったもんだ」と、いちいち感激してきたけれど、
    特に今回は、1年間の成長がいちじるしかったおかげで「ほぇぇ〜」とタメイキが出る。

    きょうは、終業式。当然部活もあった。
    夕方部活を終えて帰宅したところに、Mが丘高校のショウタくんから電話がかかって、
    久しぶりに家に遊びにやってきた。
    Mが丘高校野球部はいま「活動停止」らしい。ある部員がカツアゲしたのがバレたそうだ。
    ケガが治りきってないショウタくんは「長い冬休みさ〜!」と、いたってのんきそうだ。
    バースデーケーキにろうそくを立てて、ショウタくんとお祝いした。
    ショウタくんは、お皿のケーキを5秒くらいで食べてしまった。
    かわいい大人しい顔をしていても、やっぱり男の子なんだと妙に感心した。

    ショウタくんが帰ったあとは、しんと静かな2人の時間になった。
    ベムの出張が1泊2日から3泊4日に延びてしまい、きょうも帰ってこないのだ。
    「あ〜静かでいい」と言いながら、ケスはちょっと物足りない様子だ。

    ケスは、Macに向かい、いつものようにメールチェックをした。
    おもいがけず、たくさんのメールが来ていたので、びっくりしていた。
    わたしのネット仲間たちが送ってくれた、お祝いメールだ。
    日頃、親友Hくんからのメールと「明日の占い」というメルマガしか受信していないケスは、
    あまりのことに「うわーーっ、うわーーっ!」と、あせりながら喜んでいた。

    さっそく「お礼のメールをだそう」と意気込んだのははよかったけれど、
    普段ろくに文章を書かない、国語の作文は小学生並みのケス。
    1通書くごとに、いちいち「書いたよ。書いたんだけど‥‥」と
    自信がなさそうに言ってわたしを見る。

    どうもケスは、わたしの友人に対して失礼があってはいけない、と気をつかっているらしいけど
    まさか添削してやるわけにもいかないので放っておいた。
    ケスは、1通1通、かみしめるようにメールを読んで、時間をかけてメールを書いていた。
    「こんなにたくさんメール書いたの、初めて」と言いながら、ちょっとうれしそうだった。

    お腹いっぱい、メールもいっぱい。幸せな、平和な子供ケス。
    わたしからのプレゼントのカメのぬいぐるみも気に入ったようで、
    とりあえず、明日からの冬休みも元気にがんばってくれそうな感じだ。

2001年12月20日 23時38分07秒


  • 15才最後の日
    きょうは午前中ロングホームルームがあっただけで、もう授業はなかった。(あす終業式)
    部室で弁当を3口食べたところで、監督に「早くグラウンド整備をしろ〜!」と急かされ、
    1年生たちはロクに昼ご飯を食べないままグラウンドに出て行き、そのまま部活に突入。
    夕方帰って来たケスは、疲れと空腹でぐったりしていた。

    食べかけの弁当で遅い昼食をとり、続いておやつにパン2個。
    さらに、夕ごはん用に準備していたおかずを食べて、やっと落ち着いた。
    まったく目のさめるような食欲だ。
    ゆうべ寝る前には、炊飯器に残っていたごはんを保存容器に移そうとしているのを見つけたケスが
    「それ食べたらだめ?」というので温めてやったら、茶わん2杯分を軽く食べてしまった。
    寝る前にごはんを食べるなんて、信じられない。ケスの胃袋は今や底なしだ。

    お腹一杯になって、やっと普段の性格に戻ったケスは
    うれしそうに「これこれ、みて〜」と言って、
    学校でつくってきょう持って帰った
    妙なももんがのステンドグラス?を差し出した。
    B4サイズくらいの黒いシートをカッターで好きな形に切り抜き、色つきシートを貼って
    ステンドグラス風に仕上げたもので、あかりにかざしてみると
    どんぐりを持ったももんがと文字がきれいにうかびあがった。なかなかていねいで細かい。
    それにしてもデカい図体の高校男子がカッターを握ってちまちまと
    かわいい「ももんが」を切り抜く姿を想像するとかなりおかしい。(もう慣れたけど‥‥)

    先日の「職業適性検査」の結果が出た。
    ぬいぐるみが大好きでロマンチストのケスは一見「文系」っぽいけれど、
    じつは圧倒的に「理系の人」らしい。向いている職業は、「医者」だそうだ。(爆笑)
    学校の先生には、「向いている」という評価にあと一歩足りない結果。でもケスは
    「ま、でも理系なんだから理科の先生になれば問題ないよ」と、どこまでも前向きだ。

    あす、ケスは16才になる。
    大人のような、子供のような中途半端な16才。
    とりあえず、プレゼントはカメのぬいぐるみだ‥‥(T_T)

2001年12月19日 21時08分22秒


  • あなたしかみえない
    期末試験はきょうで終わり。冬休みまで一直線だ。
    きょうから野球部はサーキットトレーニング中心の「冬メニュー」になった。
    とにかく走る。それから腹筋や背筋などの筋力トレーニングは、
    今までやってきた方法よりももっと負荷がかかるやり方で行う。
    そしてボールを投げたり打ったりする時間は短くなった。とことん地味な練習なだけに、
    夏のひたすらキツい合宿とはまた違った意味でのしんどさはあるだろう。

    3時頃には部活が終わったのでケスは大急ぎで家に帰り、
    親友Hくんに電話してきょうも街でデート。
    いっしょにゲームセンターや雑貨屋でウロウロしたあと、スポーツ用品屋に行き、
    誕生日のプレゼントにと、Hくんからバッティング用手袋を買ってもらったそうだ。

    ケスはすでにバッティング用手袋は持っているのに、いつも部活の時に
    2年生が「貸してくれ」といって借りたまま、部活が終わるまで返してくれないそうだ。
    だから、誰にも貸さない自分専用の手袋(左手のみ)を、Hくんに買ってもらったという。

    ケスはHくんのグローブを借りて帰っていた。
    最近グローブ磨きに夢中になっているケスは、Hくんに「磨かせて!」と頼んだそうだ。
    遠慮するHくんから半分ひったくるように借りて帰ったグローブを、
    ケスは大事そうに1時間くらいかけて磨いていた。
    そして、オイルがしみ込んでピカピカになったグローブを満足そうに眺めていた。

    ケスは「Hくんがくれたものだから!」といって、
    手袋が入っていた外箱から、ビニールの中袋、包装の紙袋まで一式全部、大切にしまいこんだ。
    その気持ちはわかる。わたしだって片思いの人からもらった走り書きメモの1枚まで
    宝箱にしまいこんで飽きずにながめていたものだ‥‥でもでも。
    ケスの場合、相手はHくんだ。男同士、ほのぼのと愛?をはぐくんでいるけどいいんだろうか。

    きょうケスが街でうろついている時、2年のエース、ヤマゲンをみかけたという。
    ヤマゲンは自転車のうしろに女の子をのせていたそうだ。
    ゴリラのような風貌のヤマゲンだけど、しっかり彼女はいるらしい‥‥(ちょっとショック)
    ケスはHくんしか眼中にない様子だけど、ほんとにほんとにいいんだろうか。(T_T)

2001年12月18日 23時10分38秒


  • ベムのいない日
    ケスは期末試験4日目、ベムは栃木へ出張。わたしは風邪をひいているので
    ケスのおやつのパンとアイスを買うために外出した他は、ずっと家で寝ていた。
    夕方、歩いて帰って来たケスは、帰ってくるなり制服も脱がずにガツガツとパンを食べ、
    さらに明日のぶんのパンまで一気に食べてしまった。
    弁当箱が大きくなったというのにすぐお腹がすくらしい。
    (今後は、いくら寒くて買い物が大変といっても、食料の買い置きをするのは禁物だ)

    ひと息ついたらやっと普段着に着替えて、
    わたしの寝ているふとんのまわりにカメのぬいぐるみを並べはじめた。
    「ほら、かめ吉たちが心配してるよ」と言いながら、カメがみるみる増えていく。
    「ケス、きょうは寒かったね〜」といって、ホカホカのふとんに入れてやり、
    寝転んできょうの期末試験の話しなどしていたら、5分も経たないうちに寝てしまった。
    人のふとんに入って、安心しきったような顔ですやすや寝ているケスは
    とても高校生とは思えない。しばらく放っておいたら1時間くらい寝続けた。

    起きたらこんどは「きょうの晩ごはん、何?」と聞く。
    さっきパン食べたのに、もうお腹すいたのか!?と思ったら
    「きょうは2人きりだし、風邪ひいてるんだから、ラクしてもいいよ。
     なんなら出前でも‥‥あ、でもお金がかかるよね?‥‥」といじらしいことを言う。
    一瞬、ほんとに出前にしょうかと思ったけど、
    最近のケスの食欲から考えてラーメン1杯ではすまないような気がしたので、
    ちゃんとご飯を炊いて簡単なおかずをつくった。
    風邪ごときで出前をとっていたら食費がいくらあっても足りない。

    いつもなら、食後はMacに向かって黙って何かやっているくせに
    今夜は、ここ最近仲良くなったベムがいないのでなんとなくさみしいのか、
    やたらとわたしに話しかけてくる。一人っ子は、こういう時困る。

    しまいにはオカリナを出してきて、マリオワールドとかパワプロとか、
    次から次へとゲームの曲を吹いてくれる。
    一音一音さがしながらのたどたどしい演奏だし、「これ、何の曲かわかる?」と
    いちいち尋ねるものだから、いいかげんに聞き流すわけにもいかなかった。(^_^;)

    おととい耳かきの日だったのにさぼっていたのを思い出し、耳かきしてやったら
    やっと満足したようで、落ち着いた。
    やっぱりベムがいないとなぁ。
    たたんでいない、山積みの洗濯物をみて、ためいきが出た。(そういう問題かい!)
    早ければ明日帰れるはずだけど‥‥

2001年12月17日 22時38分29秒


  • 11月うまれの過保護な親
    ケスとわたしは5時20分に起きて、それぞれ朝ごはんと弁当づくりをすませた。
    わたしは、眠いので6時半にケスが家を出たらもう1度寝ようと思っていた。
    6時すぎ、突然ベムがのそのそと起きてきた。
    眠そうにしているので「まだ早いから寝とけばいいのに!」と言ったら
    「ケスを学校まで送って行くよ」といいながら、寝ぐせ頭のまま、着替えをはじめた。
    まさかそこまでするとは思っていなかったので、ちょっと感心した。

    ベムとケスが出て行ったあとで、新聞の占い欄を見たら、11月生まれのところに
    「身びいき逆目に出る。ことに子供への過保護は禁物」と書いてある。
    ドキッ!とした。(ベムもわたしも11月うまれだ)

    午後からベムとわたしは街へでかけた。ぬいぐるみ屋に行って
    きのうケスがとっても気に入ったけどがまんした、カメのぬいぐるみをベムに見せたら
    「ひぇ〜!小さいくせに高いよ!」と言いながらも、気前よく購入してしまった。

    夕方、ケスから電話がかかってきた。学校の近くの公衆電話からだ。ベムが朝、
    「部活が終わったら迎えにいってやるから電話かけろ」といっておいたらしい。
    電話をうけたベムは自転車ですっとんでいった。

    しばらくしたらケス1人が帰って来た。
    ベムに電話をかけたあと、ケスが1人で歩いていたら、反対車線に監督の車が停まり、
    監督に「お〜い!」と呼ばれたそうだ。駆けつけようと信号待ちしていたら、ベムが到着。
    ケスが「今、あっちで監督が呼んでるから行くところだよ」と言うので、ベムはケスに
    「もし監督に、車に乗せてやると言われたら、ワシを置いて先に帰れ」といっておいた。

    やっぱりケスは監督に、「連れて帰ってやるから乗れ!」と言われたらしい。
    自転車のベムを置いて監督の車に乗って帰って来た。
    車の中で監督は、毎日歩いて登下校しているケスに、
    「何でもかんでもクソまじめに(M上先生から)言われたとおりにせんでもいいのに〜」
    と、しみじみ言ったそうだ。
    監督にとって大先輩にあたる、OBのM上先生。
    監督もかつてはM上先生のもとで、厳しい練習を重ねてきたのだろう。
    要領が悪く、くそマジメに言いつけを守るケスを、見るに耐えないのかもしれない。

    ケスが帰宅してからしばらくして、ベムが「さむ〜!!」と、息を切らせて戻って来た。
    ケスがベムに「ごめんね」とあやまっていた。
    以前は意地を張って、ベムに「ごめんなさい」が言えなかったケスだけど、最近は素直だ。
    ベムは、きょう買ったカメを、誕生日を待ちきれずにケスに渡していた。
    ケスのうれしそうな顔と「ありがとう〜!」という言葉だけで
    ベムは満足しているようだった。
    あれだけ反目しあっていた2人がここまで仲良くなれたのは、
    まったくM上先生の特訓のおかげ‥‥ありがたいことだ。

    それにつけても、ケスと仲良くなれたベムの、うれしそうな顔。しまいには
    「こんど1球10円でワシとキャッチボールしてくれんか?」
    などと、ケスに向かって無茶苦茶なおねだりをしていた。オイオイ‥‥

2001年12月16日 21時37分59秒


  • ケスとおでかけ
    きょうは郵便配達の道順を覚える第1回目の練習日!になるはずだった。
    1時間目が物理の試験、それが終わっていったん家に帰り、
    自転車で30分かかって郵便局へ行ってみると、どうやら手違いだったらしく
    「15日と22日の2回練習をする」のではなく、部員たちが2つのグループに分かれ、
    「15日と22日いずれか1回練習」するのだった。

    ケスは22日のグループだったらしく、結局きょうは何もせずに帰らされた。
    (でもそれでは申し訳ないということで、1時間分の時間給がもらえるらしい)
    思いがけず時間ができたケスは、さっそく近所のチカくんに電話をかけて、
    遊びに来てもらい、ぬいぐるみで遊んだりゲームをして楽しんだそうだ。

    赤ちゃん時代から仲良しだったチカくんとケスは、揃ってS高校に入学したものの
    チカくんはバンド活動、ケスは野球部で忙しく、全く遊ぶチャンスがなかった。
    一時はケスとともにK中野球部員だったチカくんだけど、最近はもう野球に縁がない。
    ひさしぶりにウチに来たチカくんは、ケスの硬式のグローブを手にはめて、
    しみじみ「すごいねぇ〜」と感心していたという。
    なつかしの「パワプロ」を一緒にやって、楽しかったようだ。

    それから夕方5時すぎ。ケスは仕事を終えたわたしと待ち合わせ。
    「あしたの郵便配達の練習は4時半で終わるから、そのあといっしょにおでかけしたいな」
    ゆうべ、ケスがそんなことを言いだしたので、久しぶりに2人で街をうろついた。
    最初に洋服屋でケスのチノパンを購入。
    おしりが少し大きくなってきたので、今までよりワンサイズ大きい31インチにした。
    それからケーキ屋のティールームで、ケーキと紅茶のおやつタイム。
    ホビーショップやおもちゃ屋でガンダムプラモを見たあと
    ぬいぐるみ屋へ。(あいかわらず極端な趣味だ)

    流行りのキャラクター物に興味がないケスは、人混みをのがれてさっさと2階〜3階へ。
    外国製などの、ちょっと本物志向のぬいぐるみやが揃っている、誰もいない静かな売場で
    じっくりとぬいぐるみたちを見てまわった。
    今回最初にケスの目にとまったのは、ちいさなモモンガ。それから、
    ケスいわく、「じーーーっと目で訴えていた」という、白いアザラシの大小。
    そして甲羅がリアルな小さなカメだ。
    おこづかいの残額を気にしながらも、「買わずにはいられない」という感じで購入した。
    あと1つ、オランダ製らしい小さなカメも欲しがったけど、ちょっと高かったので
    クリスマスプレゼントでベムにおねだりすることにして、きょうのところはあきらめた。

    最後にスポーツ用品店に行き、グローブやスパイクなどをじっくり見た。
    ケスはオーダーのグローブが欲しくてたまらないらしく、熱心にグローブの説明をしてくれた。
    バットケースを買ってやり、バスに乗って帰った。帰宅したら8時頃になっていた。

    わたしとケスが楽しく遊び歩いているあいだ、
    ベムは、換気扇やトイレの掃除をしたらしい。ピカピカになっていた。うーーーん‥‥すまん。
    (ベムのぶんまで楽しんで来ました!)

2001年12月15日 23時40分06秒


  • 期末試験2日目
    きょうは国語と数学。
    「どっちも簡単だったよ〜」とケスは言うけど、ちょっとあやしい。
    いつもそう言いながら、いまだかつて100点はおろか、クラス1位にもなったことないのだ。

    お気楽者のケスは、部活が早く終わったのでウキウキしながらバスに乗って、K中へ。
    久しぶりの母校だ。
    グラウンドでは野球部の1・2年生が練習をしていたそうだ。
    去年ケスが3年生だったころに1年生だった小さな子が、今はもうキャプテンになっている。
    新人戦では市大会まで進んだというから、なかなか立派な後輩たちだ。

    1年生の部員がけっこう増えていたそうだ。
    シニアリーグをやめて野球部に入ってきた子もいるらしい。
    来シーズンのK中野球部はちょっと期待できそうな雰囲気だ。

    練習が終わって、1年生たちと一緒に歩いて帰ったそうだ。
    厳しい高校の部活と違って、先輩も後輩も友だち感覚で「○○くん」と呼び合う。
    ケスと入れ違いでK中に入学した、ケスの現役時代を知らない子供たちだけど
    K中野球部の仲間というだけですぐに打ち解けられるというのがうらやましい。

    今夜はベムが会社の草野球チームの忘年会だったので、ケスと2人でご飯を食べた。
    食欲が旺盛になってきたのでご飯もつくりがいがある。
    出されたものはあっという間に食べて、人のおかずまで狙っている。
    ただいっぱい食べれば満足!というわけでもないらしく、いちいち楽しんで食べているようだ。

    あすは部活はない。
    冬休みの郵便配達に向けて、第一回目の「コースまわり」がある日だ。
    配達コースをまわって道順を覚える練習日らしい。
    配属される局の周辺は、ケスが全く行ったことのない、未知の街だ。
    2回の「コースまわり」だけでちゃんと配れるようになるんだろうか。
    どんなことになるのか、ちょっと楽しみだ。

2001年12月14日 23時12分58秒


  • 親友に会えた日
    期末試験1日目なので、部活は軽くちょっとだけ。
    外周14周(学校のまわり1周約500mだから約7km)走ったそうだ。

    わたしが高校時代、マラソン大会で男子は6km、女子が4km走った覚えがある。
    4kmでもめちゃくちゃ苦しかった。
    ケスたちは、7kmの距離を日常的に走っているのだからすごい。
    風邪をひいている部員もいたけど、鼻水をたらしながら完走したという。‥‥おそろしい。

    部員合わせて35人くらいが一緒にスタートして、
    1番早かったのは1年生大会でキャプテン役をつとめた名捕手くん。
    2番目に早かったのも1年生で、ケスがあこがれる豪腕速球投手Aくん。
    そしてなぜか、3番目はケスだった。
    ケスは打っても投げてもいまいちだけど、走るのだけは強いようだ。
    日頃、一番下っぱの部員として控えめにふるまっているだけに
    3番になれたのがとてもうれしそうだ。

    外周を走っただけですぐに部活は終わり、速攻帰宅したケスは、親友Hくんの家へ電話。
    お母さんに「Hくんが帰宅したら電話してと伝えて下さい」と頼んだ。
    「きょうこそHくんと遊べるかな〜」と言いながら、ケスはソワソワして着替えをすませ、
    「このズボンはこのシャツに合うかね?」と聞いてくる。
    「色はすごく合うんだけど生地が薄いから、厚手のシャツとはバランスがとれんよ」
    と言うと、素直に脱いで、もう少し厚手のものにはき替えていた。

    Hくんから電話がかかり、無事、念願(悲願?)のデートができた。
    きょうはボウリングには行かず、街をうろつき、ゲームセンターで
    小さなカメのぬいぐるみを手に入れたケスは満面笑顔で帰って来た。
    毎日ハードな日々を過ごしているケスにとって、Hくんは心のオアシスなのだ。

    夜。2日間ボールを投げていないケスは、何となく気分が落ち着かないのか
    ゴソゴソとグローブを出してきて、ていねいに磨きはじめた。
    このごろとても、野球の道具を大切にするようになった。
    ついでにと、ベムのグローブまでこっそり磨いたりしている。

    ゲーセンのクレーンゲームでとった、お菓子の入った大袋を
    ベムに「よかったら食べていいよ」とプレゼントしていた。
    なんだかケスがお父さんでベムが子供みたいだった。

2001年12月13日 22時26分24秒


  • 久々、部活休みの日
    きょうは突然部活が休みになったらしい。ケスは4時過ぎには家に帰ったそうだ。
    めったにないチャンスなので、ケスは中学時代からの親友Hくんの家に電話をかけ、
    「帰って来たら電話をください」とお母さんに頼んで、
    いつでも出かけられるように私服に着替えて待っていた。
    (はりきって、こないだ買ってやったばかりの新しいシャツを着ていた)
    結局、Hくんから電話があったのは6時近くになってから。さすが勉強の厳しいK高校だ。
    外はもう真っ暗で遊べる時間ではなかったので、電話で少しおしゃべししただけで終わった。

    冬休みに少しでも遊べればいいけど‥‥ケスにはバイトがある。
    「こんどHくんに会う時には新しいコートとシャツを着ていくんだ!」と言うケス。
    あいかわらず、Hくんのことを遠距離恋愛の恋人みたいに想っているようだ。
    冬の間に1度でも会えたらいいなと思う。

    Hくんの学校はもう期末試験はとっくに終わったそうだ。
    問題はケスだ。明日が期末試験の初日らしい。
    そんな日に遊びに行こうと思うところが大胆というか甘いというか‥‥
    (今回は、国公立大学受験クラスへ編入できるかどうかの、とても大事な試験なのに)
    ほんとに大丈夫なんだろうか。

    きょうは部活がなかったというのに、やっぱりケスはお腹をすかせている。
    おやつにパン1個と大きなシュークリーム2個と紅茶。それでも足りなくて
    ゆうべの「鶏ごぼうご飯」の残りを温めてやったらあっというまに食べた。

    きょうからいよいよ、ケスの弁当箱が2まわり大きくなった。
    今までは360mlの極小幼稚園児サイズ、これからは680mlだ。
    (男子高校生は1000mlくらいの弁当箱が普通だから、まだまだ少ないほうだけど)
    しっかり食べるようになってくれてうれしいけれど、
    おかずを詰めても詰めてもまだたくさん入る。弁当づくりがちょっと大変になった。
    ケスの食費のために、しっかり働こう。

2001年12月12日 20時27分49秒


  • 選手育成モード
    連日の徒歩通学にもだんだん慣れてきたようだ。
    朝、早足で学校に向かうケスを、SくんやHくんが自転車で追いこして行く。
    彼らはおととい、M上先生に「歩いて通え!」と言われたばかりだ。
    家がちょっと遠いので、途中まで自転車で来て、うちのマンションの駐輪場に
    自転車を置いて、ケスと一緒に歩いてくればいい、というのだ。
    Sくんはケスに「試験が終わったら歩くから、今度おまえの家教えてくれよ」と言ったけど
    Hくんはどうやら歩く気はないらしい。(まあ無理もない)

    ケス1人だけが初代監督の特訓を受けているので、もしかして
    他の部員たちから仲間はずれにされたりしないだろうかと心配をしていたけれど
    そんな雰囲気もなさそうだ。
    ベムがケスを迎えに学校に行くと、みんなちゃんと挨拶してくれるらしいし。
    ケスもあいかわらず屈託のない笑顔で部員たちの話をする。

    1年生のエース「組長」は笑うとえくぼができるらしい。それを発見した監督が、
    「ええっ、おまえ、エクボができるんかっ?オイオイ、その顔でエクボはマズイだろ〜!」
    などと無茶苦茶言ったそうだ。
    監督はかなり口の悪い人だけど、なかなかひょうきんな人だ。
    しょっちゅう部員たちをからかっているらしい。

    ケスのあこがれ、1年生No1速球投手のAくんは土曜日からずっと部活を休んでいる。
    最近しばらく学校にも部活にも出るようになっていただけに、
    ケスはちょっと気になるようだ。

    ゆうべからケスはすごく久しぶりにプレステの「パワプロ99」で遊んでいる。
    お風呂にもなかなか入ろうとしないくらい、熱中。
    いったい何をやっているのかと思ったら「選手の育成」だった。
    キャラクターにAくんの名前をつけて、特訓したり可愛がったりしている。

    これはM上先生の特訓でストレスがたまっているからなのか?
    それとも部活に出てこないAくんが心配だからか? (-_-;)

    「あ〜やっぱりパワプロはいいよ。最高〜」と、幸せそうなケス。
    ケスが育成した「選手Aくん」は、はたして立派な野球選手になるだろうか。

2001年12月11日 23時41分25秒


  • ベムの白髪
    きょうはベムの会社のボーナス支給日だった。
    こういう日はたいてい定時で仕事を終えて帰ってくるのだけど、
    きょうのベムはなかなか帰ってこなかった。きょうも残業らしい。

    結局、ベムもケスも7時半ごろ(コナンに間に合う時間)に帰って来た。
    ケスは今週、試験週間なので少し部活が早めに終わる。
    それでも1人で重いカバンを肩に掛けて歩いて帰ったのでかなりしんどかったようだ。
    (だけど、そんなに毎日毎日ベムが迎えにいくわけにもいかないし‥‥)

    2人は最近すっかり打ちとけて、
    「名探偵コナン」や「世界まる見え」を仲良く見て、楽しそうに喋っている。
    ほんのちょっと前までマトモな会話ができないくらい仲が悪かったのに‥‥
    それもこれも、M上先生の特訓のおかげだ。感謝しなくては。

    夕ご飯がすみ、お風呂に入ったらベムは「疲れた」といってさっさと寝てしまった。
    白髪だらけの頭とシワシワの寝顔が痛々しい。
    ここ最近ケスを迎えにいくためにずいぶん無理をしていたけど
    そろそろ限界なのかもしれない。ベムの最近の老け込み方はちょっとひどい。

    ベムにケンカをするたびに
    「あんなやつ、いらん!いなくなればいい!」と言っていたケスだけど
    この頃はそんなことも言わなくなった。
    急に白髪が増えたベムの頭を見て、ケスも何かを感じているのだろう。

    ベムより背が高い。ベムより漢字をたくさん知っている。ベムよりMacに詳しい‥‥
    いちいちベムと自分を比較して、「自分のほうが勝ってる!」と満足していたケスだけど
    これからはだんだんかわっていくような気がする。
    そろそろ母親べったりの甘えん坊から卒業するころかもしれない。喜ばしいことだ。

2001年12月10日 23時45分14秒


  • へろへろ
    今朝もケスは早起き。以前は1枚しか食べなかった食パンを、きょうは2枚食べて出かけた。
    (※平日はいつも、ご飯とみそ汁。土・日だけ、パンにする時がある)
    「高校時代は食パン1斤全部食べてた」と言う男性が結構いるけど、ケスはまだ2枚だ。
    1枚しか食べてなかった子供が6枚食べるようになったら、食費は何倍に膨れ上がるのだろう。

    きょうケスは、2年生のエース、ヤマゲンに
    「お前、弁当をいまの大きさの倍にしろ。体重を70キロまで増やせ!」と言われたそうだ。
    普段、他人の心配などしないヤマゲンが、最近けっこうケスの心配をしているようだ。
    ケスは迷惑そうに「よけいなお世話!そんなに簡単に太れるわけない」と怒っているけれど‥‥

    午後からは、例によってM山先生が特訓に現れ、(泣)
    ノックをしていたコーチに「この子をちょっと借りていいか?」といって断り、
    ケスをブルペンへ連れていって、投げさせたそうだ。
    全部で315球も投げたというから、大変だ。(こんなに投げたのは生まれて初めてだろう)

    M山先生から、「ピッチャーの教則本」をコピーしたものをいただいた。
    きちんとホチキスで綴じて、製本テープまで貼ってある。
    ケスのためにそこまで一所懸命に‥‥と思うと感謝と申し訳なさで胸がつまる。

    さらに先生は、キャッチャーのHくんやショートのSくんを呼んで、
    「おまえらも明日から自転車を使わずに登校しろ」と言ったそうだ。
    彼らが素直に言うことを聞くかどうかはわからないけど、
    M山先生が、かなり今年の1年生たちに期待をかけていることがわかる。

    315球も投げ込んだケスは、かなり疲れたのか
    帰宅しておやつを食べたらフラフラと横になって、そのまま寝てしまった。
    2時間近くぐっすり寝てから、やっとこさ起きて夕ご飯を食べた。
    「あ〜身体がだるいよ〜」と言って、かなり参っているようだ。

    ベムは、「年末大掃除、第1弾」と称して徹底的にお風呂の掃除をした。
    しかも、夕方は自転車でケスを迎えに行った。
    わたしは、甥っ子たちからリクエストされたクリスマスプレゼントを半日探し回った。
    3人とも、きょうはとてもくたびれた1日だった。

    疲れすぎて食欲がないかなあ、と思ったけどそれだけは大丈夫だった。
    ベムのお母さんが北海道旅行に行って送ってくれた、でっかいカニを
    3人で脇目もふらずに食べた。お腹いっぱいになったら元気が出てきた。
    あしたもなんとか頑張れそうだ。

2001年12月09日 23時22分17秒


  • 食うべし!食うべし!食うべし!
    きょうは第二土曜日なので、部活が始まる時間がいつもより一段と早い。
    ケスは歩いて行くために、早起きをして6時に家を出て行った。

    きょうは野球部保護者会の忘年会の日だけど、
    ホテルが会場だし(着るモンがない!)、会費7千円なので、迷わず欠席届けを出した。
    仕事が休みのわたしは1日だらだらと過ごし、すっかり油断していたところへ
    午後4時頃、突然電話が鳴った。
    「M上です」と言われて飛び上がった。
    へなちょこ部員のケスに目をつけて、特訓に通ってくるK大学のM上先生‥‥(T_T)
    どうしてウチの電話番号を??
    いったい何事かと思ったら、
    「ピッチャーの教則本のいいのを持ってるから、それをコピーした。
     きょう渡そうと思ったけどお母さん(わたし)の姿が見えなかったのでこんど渡します」
    ということだった。(え〜〜っ??わたしはお茶当番の日しか学校に行きませんよ!)

    「子供に直接渡すと、他の部員が変に(ひいきしているとか)思うといけないので」
    先生はそう言うけれど、ケスをブルペンに放り込んで投球練習させてる時点で
    もう十分、みんなから不審な目で見られているはず‥‥(泣)
    「は、ハァ。すみません」としか言えなかった。どうしたらいいんだろう。
    「すぐ今から取りにいきます!」と言えばよかったのか??動転しすぎて疲れた。

    電話のあと、なんとなく気が滅入ってきたので、とりあえず夕ごはんの買い物に出た。
    帰ったらケスが帰宅していた。
    お腹がすいたといって、パンをすでに1個食べていた。最近急に食欲が出てきたケスは、
    わたしが買って帰ったばかりの明日の朝食用の食パンをめざとく見つけて目を輝かせた。
    「きょうはごはんを早めにするから!」といってなんとか我慢させた。

    たっぷり夕ご飯を食べたあと、さらにアイスをたべて終わり。
    そして土曜日なのでいつもの耳かきをすませてゆっくり紅茶を飲んで‥‥
    すっかりくつろいでいた時、突然ケスはテーブルの上にあったパンを見て
    「このミルクフランスが気になる‥‥すっごいおいしそう!」と言い出した。
    とうとう、パンまで食べてしまった。まだ足りなかったのか‥‥おそろしい食欲だ。

    このごろ、迎えに行ったベムと一緒に歩いて帰ってくるときも、ケスは
    「きょうの晩ご飯、何かね〜楽しみ〜!」と、しきりに言うそうだ。
    あんなに少食だったのに、いつのまにか、食べることがすごく好きになっている。
    あれほど「小さいほうがいい!」と言い張っていた弁当箱も
    「ちょっと大きくしようか」と言い出した。

    今ごろになってやっと、思春期の大飯食らい時代に突入したのか?
    それとも、M山先生の特訓によるストレスからくる過食なのか?(-_-;)
    まあ、ストレスにしても、食欲がなくなるよりはずっといいや、と思った。
    わたしは‥‥すっかり食欲がない。

2001年12月08日 23時30分35秒


  • made in England
    ケスが、こないだからしきりにコートを欲しがっていた。
    通学途中にある洋服屋の、ショーウィンドゥの中に飾られたコートだ。
    朝まだ薄暗い時間に学校に向かうとき、そして夜、疲れた体で歩いて帰る途中にも
    ケスはライトに照らされたコートをうっとり見るそうだ。

    「いっつもあそこを通るたびに、すごくあったかそうだな〜って思って欲しくなるよ。
     こんな形のコートでね‥‥」と言って絵まで描いて説明してくれた。
    普段、まったく洋服を欲しがることのない(そもそも私服で出かけることがめったにない)
    シャレっ気のないケスにしては画期的なことだった。

    そういえば一段と背が伸びたので
    今年からはわたしのメンズ-Lサイズの服を貸してやるわけにもいかなくなった。
    (かといってベムのおっさん服を借りても似合うはずはない)
    ケスが着られる防寒着がなさそうなので、
    どうせ買うならケスが気に入ったというコートにしようと思い、
    今日午後、問題のショーウインドゥがある洋服屋へ行ってみた。

    ケスの言っていた通り、赤(ハーフ丈)と黒(ロング丈)のコートが飾ってあった。
    定価\12,800が\7,800に値下げされた、ごくごく普通のダッフルコートだ。
    だけど、寒くて暗い道をトボトボ歩くケスにとっては、あのコートが
    ものすごくあたたかそうに、素敵に見えるのだろう。
    なんとなく泣けてくる。(;_;)

    しかし。買おうにも、MサイズとLサイズしかなかった。
    しかも、安いだけあってあまり暖かくなさそうだし‥‥意地になったわたしは
    同系列の別の店鋪まで探しにに行き、たった1着、LLサイズを見つけた。
    色はケスの好きなネイビーブルー!それにかなり厚手の生地で仕立ても良い‥‥
    しかし。
    いやな予感は適中。(-_-;) たっ、高い〜〜!

    結局20分くらい売場でウロウロ悩んだすえ、買った。

    帰って来たケスにコートを見せたら目を輝かせて喜んだ。さっそく着てみて、
    「うわ〜、うわ〜、あったかいよ〜」といってうっとりしていた。
    手足が長くて顔が小さいケスが着ると、平凡なダッフルコートもすごくおしゃれに見えて
    「無理して買ってよかった‥‥」と思った。(完全に親ばか)

    「なんか理系の大学生みたいに見えるよね!!」と満足げな様子のケスをみて、
    こないださんざん悩んだ末に\5,800のナイロンジャンパーを買ったベム(ケチ!)が
    「うわ〜かっこいい!」とうらやましがっていた。
    ベムにはコートの値段は口が裂けても言うまい、と思った。

2001年12月07日 22時47分03秒


  • 先生が好きな映画
    きのう音楽の時間、ケスたちはビデオを観たそうだ。
    クリスマスを題材にした映画らしく、ケスはけっこう気に入ったらしい。
    でも、クラスの何人かが授業に遅刻したせいで何度か早送りをして観るはめになったので
    映画の最初のタイトルなど見逃したので、何という映画かわからないと言う。

    「あ〜、なんかいい映画だった。あの映画のおかげでクリスマスが楽しみになったよ。
     もう1度ちゃんと全部ビデオを観たい」というので
    ゆうべ音楽の先生(担任)にメールを出して聞いてみた。

    朝起きたら先生からメールが届いていた。きのう深夜0時過ぎに送信されている。
    アカペラグループの一員である先生は、
    ゆうべは教会でハレルヤコーラスを歌って、遅い時間に帰って来たそうだ。
    12月は演奏会シーズンで、子供会やエステティックサロンのクリスマスパーティー、
    野外イベント、ホテルのクリスマスディナー等、忙しく飛び回るらしい。
    (そんな忙しい中で、日刊「学級通信」を発行し、
     律儀にメールの返事を書く先生‥‥なんていい人なんだろう)

    映画は「クリスマスキャロル」というミュージカルだそうだ。
    「高校の時にテレビで観て大好きになり、何度見ても感動して涙が出てきます。
     音楽や歌のすばらしさを教えてくれる映画でもあります。
     ケス君が気に入ってくれて何よりです。」
    S高校の生徒だった頃に好きになった映画を、先生はどんな気持ちで生徒にみせたのだろう。
    さっそくビデオを借りにいこうと思う。

    ケスたちは今日、郵便局のアルバイトの説明会だった。もらって帰った小冊子を見ると、
    「秘密を厳守すること」「郵便物を捨てたら懲役3年もしくは50万円の罰金」
    など、大切な決まりごとが色々と書いてあった。
    バイトとはいえ、人様の大切な郵便物を扱うのだから、いいかげんな仕事は許されない。

    2回にわたって講習を受けたあと、
    いよいよ24日がバイト初日となる。(よりによってクリスマスイブ)
    休みは26日と2日のみ、元旦は朝7時半からというハードなバイトだけど
    野球で鍛えた根性で、がんばって乗り切ってもらいたいものだ。

2001年12月06日 23時27分39秒


  • まだ見ぬ「ククリ」を待って
    あすは珍しく部活がない!!
    冬休みの郵便配達の説明会(講習?)があるらしい。

    「野球部員の郵便配達アルバイト」は、よその高校でもけっこう行われているらしい。
    いろんな学校から集まっていっしょに働くってちょっと楽しそうだ。
    2年の保護者の人から
    「女子高の子たちもバイトに来るから、彼女ができるチャンスなのよ!」と聞いていたので
    ケスに「女の子と知り合って、彼女ができるかもよ!」とあおってみたら
    「フン!‥‥バイト行きたくなくなった!」と、思いっきりしかめっ面をした。

    いつも女の子の話になるとえらい不機嫌になるケスだけど、
    今回わたしはちょっとまじめにつっこんで聞いてみた。
    「ねえ。ケスは女の子と全然つきあったりしたくないわけ?」
    ケスは「うん。いらん!」と、キッパリ。あちゃ〜

    「でももしも、向こうから『つきあってください!』って言ってきたらどうする?」
    と聞いたら、ケスは真剣に考えこんで、とても困った顔をして
    「う〜〜ん。少なくともこっちから『つきあってくれ』って言うことはありえんけど、
     もしも相手から申し込んできたら、うまく断われんかもしれんね〜」と言いだした。
    ‥‥おっ?!画期的な反応だ。

    わたしには「人は恋愛することで成長する」という信念(思い込み)があるので、
    ケスには「生涯女っ気なし!」というのだけはかんべんしてほしいのだ。

    世の中には、高校時代つきあった人とそのまま結婚に至る人だっているし、
    ベムのように、初めてつきあった女性(わたし)と電撃結婚する人もいる。
    別に、無理して好きでもない女の子とつき合え、なんて言うつもりないし
    要は、たった1人でも「この人!」という女性とめぐり逢えれば楽しいと思うよ‥‥
    さりげな〜く、そんな風にいってみたら
    ケスは素直にうなずいて
    「うん。(自分は)いろんな人とつきあったりするタイプじゃないから、
     もしかしたら、最初に出会った人とず〜〜〜っと長くつきあうかもしれんね」
    としみじみ言って、ほんわか夢見る表情になった。

    「勇者さま〜」といってどこまでも一途に主人公についていく、
    魔法陣グルグルのククリのような女の子を待っているんだろうか。
    勇者ケス、もうすぐ16才になる。ドラマはまだない。

2001年12月05日 22時38分12秒


  • 冬休みも遊べないらしい
    突然ケスが「ねえ、郵便局の通帳ある?」と言い出した。ぎくっ!
    ケスが生まれた時つくった、お祝いやらお年玉やら預けていた口座が、一応ある。
    でも、飛行機好きのケスのために3度も沖縄に行ったりとか、
    幼稚園のキャンプだ、何だかんだ‥‥で使って、とっくにすっからかんになっている。
    そんな通帳を見せたら「使い込んだな!」と大騒ぎになりそうなので
    とっさに「ないよっ!」とキッパリ言ってしまった。

    落ち着いて話を聞いてみると、「郵便局の口座が必要」というだけのことだった。
    冬休みに野球部全員が郵便局でアルバイトをすることになっていて、
    (アルバイトも部活動の一部なのだ)給料が今年から現金ではなく
    振り込みになったので、本人名義の通帳が要るそうなのだ。
    ‥‥なんだ、そういうことか。(笑)
    というわけで、今朝あわてて出勤前に郵便局に行き、証拠隠滅のために
    古い通帳を破棄して新しい通帳に作りかえてもらった。(^_^;)

    ケスが働いてお金をもらうのは、県営球場のボールボーイに次いで2度目になる。
    あの時は1日500円交通費をもらっただけなので、
    今回の郵便配達が本当の「アルバイトデビュー」となる。
    時給730円。(2年生は一応、経験者なので760円)
    冬休みの間、自転車で郵便配達をする。
    配属される地区によってはひどい坂道だったりして、地獄を見る場合もあるらしい。
    冬休み中、休めるのは12月26日と1月2日のたった2回だけ、というから
    これはもしかしたら部活以上に厳しいかもしれない。あ〜〜〜あ!

    きょうも夜遅くまで部活。またしてもベムが迎えに行き、
    カバンを持って一緒に帰ってきた。
    なんとか9時からのドラマ「さよなら小津先生」には間に合った。

    幸い?きょうはM山先生は現われなかったので、ブルペンでの特訓はなかったそうだけど‥‥
    これからどんどん寒くなって行く。
    ケスはこの先、いったいどうなるのだろう。

2001年12月04日 22時51分20秒


  • ぐったり疲れた日曜日(後編)
    (きのうに続く)
    練習は終わったはずなのに、グラウンドにも部室にもケスがいない。
    ‥‥と思ったら3塁側ベンチのむこうにある投球練習所(ブルペン?)で姿を発見。
    野球部員以外はグラウンドに絶対足を踏み入れてはいけない決まりになっているので
    門から外に出て、グラウンド沿いの道路からケスを見た。

    M山先生から投球フォームを教わっていた。
    マトのゴム板?に向かってボールを投げたり、シャドウピッチングしたりしながら
    「肩ではなく肘から、スナップをきかせて投げる」という練習。
    ケスのフォームは他の部員となんとなく違っていて、ぎこちない感じがしていたけれど
    それは肩をまわして投げているのが原因らしい。
    「テコの原理を利用して肘から投げれば手首のスナップが効いていいタマが投げられる」
    「しっかりボールの縫い目に指をひっかけて握れ」‥‥
    先生の指導は細かい。

    わたしを見つけた先生が「こっちに来なさい」と呼んだけど
    絶対入ってはいけないと言われているグラウンドだ。ましてブルペンのそばなど‥‥
    ためらっていたけれど、「いいから、ちょっと話があるから来なさい」と言われて入った。
    金網ごしのすぐそばに、オーバースローで投げるケスがいた。

    M先生は白髪のおじいさんだけど、S高校初代監督で現監督の大先輩という自負がある。
    「フォームを改善して身体を鍛えれば、十分いいピッチャーになれる。
     せっかく背も高いことだし、このままではもったいない。
     ワシもこいつを何とかしてやりたいと思って一所懸命教えるつもりだから
     お母さんも協力してやってくれんか」と言われてしまった。
    ‥‥は、はぁ。(T_T)そんなこと言われても‥‥正直戸惑うばかり。

    そのうち、さらにOBの人が2人見に来て、いっしょにアドバイスを始めた。
    3人から、よってたかって指導を受けるケス。
    1球投げるたびに何か言われ、そのたび緊張した面持ちで「ハイっ!」と答えている。
    M山先生は、目を細めてケスを見て、
    「こいつはすっごいマジメで素直だから、教え甲斐がある。
     ○○や××なんかはえらそうに口ごたえしてカバチをたれるからダメじゃ‥‥」

    立ち尽くしているわたしを「ちょっと来て〜」と2年のHくんのお母さんが呼んだ。
    ダグアウト周辺の片付けを一緒にやった。
    「絶対グラウンドに入っちゃダメよ!入れって言われても断りなさい!」と小声で叱られた。
    ハァ‥‥胃が痛くなる。
    すっかり日が暮れてきた。みんなの自主練もすっかり終わり、
    ケスが一番最後まで残ってしまった。
    他の部員や保護者たちが特訓を受けるケスを「え〜?」という目で見ているのがわかる。

    やっと解放?されたケスと一緒に帰った。
    自転車にケスの荷物を積むと重くて走れない。四十肩が痛くてハンドルがうまく持てない。
    ケスも、「あ〜疲れた。勘弁してほしい〜」と疲れ切っている。
    「あ、大きな月が‥‥今朝、家出た時も満月と星が出てたよ‥‥」とため息をつく。
    「どうするケス。やめるにやめられんね」「う〜ん」とショボショボ話しながら帰っていたら
    橋をひとつ渡ったところで、自転車で迎えに来たベムにバッタリ会った。
    「やった‥‥助かった!」カバンをベムに頼んでわたしはさっさと先に帰った。
    ベムは、ランニングして帰る元気もないケスに付き添い、自転車を押しながら一緒に帰った。

    なんだか、なんと言ったらいいのかわからないくらい、すごく疲れた。
    ケスは肉体疲労に加えて緊張とプレッシャーで、わたし以上に疲れ切っている。
    牛のように鈍重で寡黙なベムだけが、淡々とケスを支えている。(T_T)

2001年12月03日 19時58分08秒


  • ぐったり疲れた日曜日(前編)
    きょうは「3年生を送る会」&「OB会」だった。
    ケスはサッサと起きて朝ごはんを食べ、6時に出て行った。
    わたしはすっかり寝坊してしまい、学校にかけつけたら8時だった。
    1年生たちがグラウンド整備をする間、わたしたちはお茶やコーヒーの準備をし、
    続々と訪れるOBの人たちや、引退した3年生とその保護者たちの接待をした。

    まずは3年生対2年生の試合があった。
    3年生とは7月までのつきあいだったので、誰が誰なのかほとんどわからなかった。
    みんな現役時代とは微妙に変わっていて、まゆ毛を剃っていたり、髪が長かったりする。

    久しぶりに3年生を見て、なんとなく違和感があった。
    入学当時に見た3年生は、背が高く、たくましい身体をしていて圧倒された。
    それが今日は「あれっ、3年生ってこんなに小柄だったっけ?」と思ってしまった。
    それほど、1年生たちが大きくなっているのだった。

    2試合目はOB対決だった。
    大学で野球をしている人、社会人野球の人などいろいろだ。
    きょうは監督もコーチもOBの一員として試合に参加し、
    アナウンスで「3番、○○くん」などと、「クン」づけでかわいく呼ばれていた。

    OBはすごかった。みんなガンガン打つ。これが「快音」というやつか‥‥気持ちがいい。
    目のさめるようなホームランを打った人は、現役大学生のように見えたけど、
    じつは48才だった。社会人野球で全国制覇の経験があるらしい、バリバリの人だ。
    しろうとが見てもバッティングフォームがすごくきれいで、打球が鋭いのがわかった。

    楽しい試合を見たあとは、みんなで焼肉パーティー。
    学校の中庭に大きな炭火コンロを5つ置いて、肉を40キロ、焼きまくった。
    夏の合宿の時にも1・2年生を激励するために焼肉パーティーをやったけど、
    あの時はみんな疲れ切っていて、ほとんどの子が食欲がなく、さえない雰囲気だった。
    きょうはみんなうってかわって肉も野菜もごはんも食べまくっていた。
    夏の時は緊張と遠慮で小さくなっていた1年生たちが、
    きょうは「イモください、イモっ!」とか「肉はまだですか?」とか、やけに元気がいい。
    ずいぶんたくましくなった感じで、かわいかった。

    焼肉を食べて、おしゃべりが一段落したところで
    3年生たちそれぞれに記念品と記念写真を配り、拍手で見送って解散となった。
    それから1・2年生たちは、グラウンドでいつもどおりの練習を始めた。

    ビールでほろ酔いかげんのOB軍団は、ダグアウトから練習を見守りながら、
    「あいつはこれから伸びる」とか「こいつの投げ方、わしの若い頃といっしょ!」とか、
    楽しそうにおしゃべりしていた。
    「野球部の伝統」だの「OB会」だの、うっとおしいと思っていたわたしだけど、
    きょう、こうしてOBの人たちを間近に見てみると
    S高校のグラウンドで汗を流した者同士の、強いきずなを感じずにはいられなかった。

    朝早くから学校に来ていたのでぐったり疲れてきた。早く帰りたかった。
    焼肉の後片付けをしながら、ケスの練習が終わるのを待った。
    きょうの部活は意外と早く終わり、やれやれ、そろそろ帰れるぞ、と思ったけど甘かった。
    じつはここから先がケスにとって大変な時間だった。(つづく)

2001年12月02日 21時06分21秒


  • できる範囲で、親らしく(?)
    12月になってしまった。
    早いもので野球部に入部してから8ヶ月以上たっている。
    入部したてのころ「やっと1週間過ぎた」「なんとか1ヶ月間続いた」と言っていたのが、
    ゴールデンウィークを越すと「夏が無事に乗り越えられるだろうか?」、
    そして夏が過ぎると「1年生大会が終わるまではせめてやめないで‥‥」になり、
    気がつけば冬が来ていた。
    「いつまで続くだろう」という心配をしていたころがなつかしい感じだ。

    仕事が終わるのがちょっと遅くなり、帰ってみたら、駐輪場にケスの自転車がない。
    朝歩いて行ったはずなのに‥‥と思ったら、わたしより先に帰宅したベムが、
    きょうも自転車でケスを迎えにでかけたようだった。
    しかも部屋が片づき掃除機もかけてあるし、洗濯物もたたんである。
    ベム、ご乱心?!急に「おとうさん」に目覚めたのか?(^_^;)

    8時半ごろ、2人で仲良く帰ってきた。
    自転車にカバンをつんでベムが走り、ケスはずっとランニング。
    2人ともごはんをたくさん食べた。
    今朝録画しておいた「星のカービィ」を楽しそうにみている。
    デカい図体の中年オヤジと高校生がかわいいカービィをみて喜んでいるのが、ちょっとすごい。

    夜遅く、オークションで落札していたバットが届いた。
    硬式用の材料をつかった軟式用バットで、新製品だけど定価よりかなり安く落札できた。
    一番気に入っていたバットは、去年K中の後輩たちと公園で野球をした時に折れてしまい、
    それ以来、新しいのを買いたいと思いながらも買わなかったのだ。
    「高校に入ったら硬式をやるから、その時に硬式用のバットを買おう」と言っていたのに
    あまりの値段の高さにとうとう硬式用バットは買わずじまい。
    今回買った軟式用バットは、これから先ケスが長く使うことになるだろう。

    明日は野球部の「3年生を送る会」で、OB対現役の試合や焼肉パーティーなど1日忙しい。
    よりによって明日わたしがお茶当番になっているので、サボるわけにもいかない。
    2年生の親に「8時集合」と言われたけれど、それを間にうけてはいけない!
    ということもわかってきた。(1年生の当番は、それより30分早く行くべし!)
    さて。明日は楽しくがんばろうか。‥‥(泣)

2001年12月01日 22時30分02秒


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