婦人靴について
たこは、以前婦人靴の販売をしていました。 婦人靴卸の会社を退社後、現在は普通の会社員ですが、色々人と話していると、以外に靴のお手入れ方法、購入時に注意する点など知らない人が多いことに驚きました。 たった3年分の知識ですが、少しでもお手伝いできればいいなと思います。また、靴について分らないことがあればどんどんお問い合わせください。
●靴をしまうときは…
春です。 そろそろ、冬物の靴をしまう時期ですね。 靴をしまう時のちょっとしたことで、次のシーズン出した時の気分が違います。
用意するもの
・靴の箱(購入時のものを取っておくとよい)
・乾燥剤(靴専用のもの、お菓子に入ってる乾燥剤でも良い)
・シューキーパー(無ければ新聞紙)
まず、靴は必ず汚れを落として、靴クリームで磨いてから!(スエード、ヌバック等はブラッシングしてから)
しまう時は、購入時の靴の箱に、もともとついていたシューキーパーがあれば、それを靴にセットします。 シューキーパーがない場合は、新聞をまるめて靴の形に合わせて、入れます。 その後、靴を箱に入れ、乾燥剤を入れてから収めます。乾燥剤がシューキーパーの形になっているものもあります。 収める場所は、あまり湿気が多くないところがいいでしょう。 ブーツなどの、高さのあるもので、購入時に型崩れ防止用の、筒があります。 ブーツの場合は、それも入れてください。無い場合は、新聞紙を利用しましょう。
それと、これはできればですが…なるべくしまった後も、2ヶ月に一度くらいは陰干しするとよいでしょう。乾燥剤も、靴専用のものではない場合は、時々交換しましょう。
●中敷の貼り替えについて
中敷貼り替えについては、Q&Aのコーナーでも紹介してます。 ここでは、どのようにして貼り替えるのか??を説明します。
これが靴の中敷です。
@ →
張り替え前の靴。汚いです…
← A
靴の中敷をはがします。 このときに
上手くはがさないと、クッション(底に見える白い部分)がはがれてしまうので、結構コツが必要です。
C →
新しい中敷を貼ります。 靴専用のボンドを使用。
← D 完成。 見違えるようにきれいに。 靴脱いだときも恥ずかしくない!
●お手入れ製品の購入について
靴のお手入れをするのに必要なものを紹介します。
▼必ず必要(…と私が思うもの)なもの▲
汚れ落とし用クリーム (婦人靴は皮が軟らかいものが多いので、あまりきついものは×。 また、色の薄い靴に使用する時は、目立たない部分で一度テストしてからにしましょう)
靴クリーム (婦人靴用に使う靴クリームは、紳士靴に使用する、油脂を多く含んだものを使用すると、シミになる場合が多いので、乳化性のものを使用しましょう。 また、靴の皮の色と、同色のクリームを使用するようにしましょう。)
防水スプレー (雨だけでなく、汚れもつきにくくなります。 できれば、スエード、ヌバックにも使用できるものがあると良いでしょう。)
スエード・ヌバック用ブラシ (スエードの毛内をそろえたり、付着した汚れを取り除くのに必要です。)
▼あれば便利なもの▲
スエード・ヌバック用汚れ落とし消しゴム (ブラシでは落ちない汚れを落とすのに使用します。)
脱臭・乾燥剤 (1日履いたら、足はコップ1杯分の汗をかくと云われています。 同じ靴を毎日続けて履くと…、カビの原因に。 竹炭でもOK)
シューキーパー (型崩れ防止に。 たこは旅行で、替えの靴を持っていく時は必ず使用します。)
●足の大きさ
人間の体は左右不対称です。 足の大きさも、この例にもれません。 どうしても、軸にする足が大きいのです。(軸足を知るには…、後ろから人に押してもらって、自然に前についてしまう足です) そのため、靴をはいたとき、どうしてもどちらかの足が抜け易くなってしまうのです。ちなみに、たこは左足が大きいので右の靴がどうしても抜けやすいです。 こういった場合は、靴屋で右側に中敷を入れてもらっています。靴屋で入れてもらう中敷は、前半分だけのものを、靴の中敷の下に接着してもらうので、脱いだときにも見えてしまう…と言うことがありません。 市販のものを敷くときは、全体のものだと、かかとが抜け易くなるので前半分だけのものを使用しましょう。
●雨にぬれた後のお手入れ
梅雨も本番… 雨に靴が濡れて、次の日に履こうとすると内側が湿っている…という経験はだれしもあると思います。 そこで、 雨で濡れたときの簡単な靴のお手入れ方法を紹介します。 まず、雨が降る前のお手入れとして、防水スプレーをできれば振っておく方が良いです。完全に雨が防げる訳ではないですが、全く防水をしない場合よりは靴を保護します。また、防水スプレーを振る事で、汚れがつきにくくなるので天候に関係なく振っておくと良いです。さて、本題の雨に濡れた靴のお手入れは、
@ 靴の外側についた水気を拭き取る。家に帰って脱いだときにタオル等でふく。
A 靴の内側も濡れているなと感じたら、新聞紙を丸めて中に入れておく(または、500円程度で靴用の乾燥剤が販売されているので、そちらを使用するとさらに簡単です)
B 雨に濡れた靴は次の日は履くのを避ける。
以上3つを実行するだけでも、靴の持ちが違いますし、傷みも少ないのです。それほど手間はかからないので、やってみては…
●店員から見た気になる事
春から夏にかけて、サンダルを履く機会がふえますよね。 今回は、サンダルを履くうえで個人的に気になることを…。 春になると、薄着の季節ですよね。 販売していて、気になることは、そう、足のお手入れ!! 春先で新しく靴を買う人を接客していると、むだ毛を処理していなくて、ストッキングから透けて見える(しかも、割と白のストッキングを履いている人に多かったのはなぜなんだろう?)人が、結構います。それも、特定の年齢層というのではなく、若い人から中年の方まで。それから、サンダルを履いている人で気になるのは、かかとのお手入れ。かかとががさがさしている人が多いです。 サンダルはかかとが表に出てしまうので、シーズンが近づいたら、かかとのお手入れをしましょう。
販売員が、そんなこと見てるの??と思われるでしょうが、靴を履くときにはお客様に座ってもらって、商品を履かせたりするので、どうしても目に付いちゃうんですよね。春夏はいろいろ出るので、お手入れが多くなって、大変ですよね。
●靴の足型について
靴を作るときに使う足型(木型とも言います)は、メーカーによってまちまちです。 日本製の靴は、日本人の足型に基本的にはあわせていますが、メーカーによって合う、合わないがあると思います。この足型が合うか、合わないかがすぐ分かればいいのですが、こればっかりは履いて試してみるしかないのです…。 外国ブランドの名前の靴でも、日本のメーカーが日本での販売、作成権を獲得して、靴を製造していところは多いです。(これをライセンスブランドと言います。)ですから、外国メーカーの名前だからといって、即外国製ではありません。靴メーカーのほとんどは、浅草で作られているんですよ。
●日本人のかかと
日本人のかかとは、欧米人に比べるとかかとのカーブが直線に近いので、くつのかかとがひっかかりにくいのです。ひっかかりを良くするためにはかかとの高さが深めの靴を選ぶと良いのですが、日本人の多くは、くるぶしの位置が低めなのです。くるぶしの位置が低いのに、かかとの深い靴を選ぶと、今度は逆にくるぶしに足の履き口が触れて、歩くと痛くなることがあります。 かかとが深く、くるぶしに当たらない靴…なかなか難しいですね。 色んな靴を履き倒して、ぴったり来るものを探すのは、難しいですね。 たこも実はなかなか見つからなくて時々失敗します。
●靴を選ぶ基準は??
やはり履き心地、これに尽きると思います。履いて歩く訳ですから、痛みを感じると言う事は、それだけ足に負担がかかってきます。
靴の合う合わないは、体や姿勢に大きく影響してきます。圧底靴は、見た目はいいですが、毎日毎日、長い期間履き続けると姿勢が悪くなり、土踏まずが発達しないなどの影響があるので歩く量の多い日や、毎日履き続けることはおすすめ出来ません。
最近は素材もさまざまなものが出回ってますが…購入後も足の形に合わせて伸びる皮が一番だと思います。(ヌバック、スエードも含めて)
布素材は伸びないので普段がんがん歩く時に履くのはちょっとしんどいかも。また、皮靴でもコンビ素材や、パッチワーク加工で、皮が二重になっている部分はそれだけ伸びにくいのでご注意を。それと、デザインにより、歩き回るのに合う、合わないがあります。ハイヒールや、サンダルが長時間歩き回るのに向かないのは、実際経験されたらお分かりかと思います。
購入する時の注意
1.買う時には必ずストッキングか靴下を履く。裸足でフィッテングを行うと、靴の中敷きに足が張りついて、実際歩く際の靴の中での足動き具合や、どれだけの余裕があるか分からなくなってしまう。
2.履いた時に、靴の中で足の指先が動かせるかどうか。靴先に指が当たっていると動かせない。
3.横幅は痛くないか。自分の足の土踏まずと、靴の内側のカーブが合っているか。(合ってないと浮いた感じになる)
4..必ず両足でフィッテングし、立って、実際に歩いてみる。座ったまま履いた時の足の状態と、立って歩いた時の状態では、靴のフィット感が全く違います
5.靴を買うなら、午後から。午後になると人間の体の水分がだんだん下に降りてきます。つまり、朝起きた時と夜とでは足のサイズが変わるのです。足がなるべく大きい時間に買う方が懸命です。
靴に関するQ&A
Q4:靴の中の底敷きが汚れてきたけど、替えることはできるの? それとも、もう汚れてたら仕方ないの?
靴の中の「中敷き」は、基本的には貼り替えることは可能です。ただし、靴によっては貼り替えることができないものもあります(ウレタン底の靴など)ので、購入した靴店に相談すると確実です。また、貼り替えは、デパート等にある、靴の修理屋さんでも可能ですが、必ずしも同じ中敷きの色にはなりません。又、履いている靴のブランド名が変わるのが嫌! という場合には、中敷を取り寄せて替えてもらうのが一番いいと思います。中敷の値段は、メーカー、及び靴のブランドによりまちまちですが、大体1000円〜2000円くらいが平均価格です。買った店でなくても、同じメーカーを扱っている店なら取り寄せてもらえます。取り寄せてもらえるか不安なら、デパートがいいと思います。 また、靴ごと貼り替え修理に出すと、1ヶ月くらいかかる場合もありますので、中敷のみを取り寄せして、店で替えてもらうのが一番てっとり早いと思います。
Q3:靴を買う時一応履くのは当然、そこら辺を歩いてみるのもやっているけれど、実際に買って長時間履くと足が痛くなったりすれて靴擦れができたりするのはどうしたら良いのでしょう?あと、左右で大きさが違うときは?
どの部分が痛いかによるんですけど、もし幅が痛いのであれば,幅のばしを靴屋でしてくれますが… かかとに靴ずれができる場合は、かかとを叩いてもらえば、多少改善できますが、かかとの作りは、足が抜けにくいようにするために、硬めに作ってあるので、あまりかかとを叩くのは馴染んで来ると抜けにくくなるのであまりお勧めできないかも。 足の大きさは、左右違います。人間の体は左右不対称ですから、軸足がどうしても大きくなります。 こういった場合は、必ず大きい方の足に合わせて靴を購入してください。 小さいほうは、少し抜けたりしますが、中敷を靴屋で敷いてもらうと、改善できます。 でも、靴の店員でも履いて長時間たったら痛くなるという事は多いです。 足に合うものを探すには、沢山履いて見ることなんですが、難しいですよね…。
Q2:たこさん、靴の選び方について教えてください。私どうも靴を選ぶのが下手で、ついついいつもと同じメーカーの靴で、ほとんどデザインも同じようなものばかりを買ってしまいます。楽なのが一番いいと思うのですが、靴は服のように合う合わないがなかなかすぐには分かりません。何か選ぶ際のアドバイスがあれば下さい。それからつい楽でお気に入りの靴ばかりを履いてしまいますが、それってあまりよろしくないのでしょうか?
同じようなデザインは、別にいいと思いますよ。その靴の履き心地がよければ。 同じメーカーが合うのは、そこのメーカーの靴を作るときの足型が足にあっているため、楽だと感じるのではないかと思います。(足型については靴にかんするあれこれでも説明してます)靴の似合う、似合わないは難しいですが、鏡で全身をみたときのバランスがとれていれば良いと思います。普段履く靴は、普段よく着ている感じの洋服であわせるとより分るでしょう。また、毎日同じ靴を履くのは傷むのがそれだけはやくなりますので、できれば2足〜3足を交互に履いて靴を休ませて上げましょう。
Q1: 靴について質問させて頂きます。 私はパンプスが足に合ったことがありません。 どうしたら快適に履けるパンプスを見つけられるでしょうか? パンプスが足に合わないので、かかとがパカパカでつっかけ状態になったり、足が痛ーくなったりして困ってます。 テレビで見て、足のアーチが崩れかかっているのかなあと思いました。 こうなったらオーダーメイドしかないでしょうか。
A: パンプスは足を抑える部分がローファーに比べ、少ないので抜け易いです。足が痛くなるのはどの部分が痛むかによりますが、横幅がいたむのは、靴の先が細くなっていたり、または足入れ部分のステッチが足の甲にあたるといたんだりします。パンプスの足入れ部分の縫い目が骨にあたると痛くなったりします。普段スニーカーやローファーを履くことが多いと、パンプスはどうしても抜け易く感じます。足の甲をそれほど圧迫しないのであれば、中敷を入れると(前半分だけ)多少回避できます。あとは、デザインをワンストラップにしてみる、パンプスでもカバー部分の多いものを選ぶ、又は最近はパンプスのデザインも、ローファーに近いものもあります。又、足の形にもよりますが、足の指が長く、甲が薄いと足が前にすべりやすく、それだけかかとも抜け易くなります。