野宿者のための
静岡パトロール
野宿者(ホームレスの人)たちと
いっしょに話をしませんか!
わたしたちは、社会とのつながりを断たれ、野宿という厳しい生活を強いられている人々とのであいを通して、野宿をしなくとも良い社会を一緒に創っていくことを目指しています。
ホームレスの人(野宿者)とはどんな人と言う前に、
現在、日本全国で野宿生活をしている人達(ホームレスの人達のことをわたしたちは「野宿者」と呼んでいます)は2万人以上います(1999年厚生省調査)。
静岡市内でも少なくとも40名を上回る人たちが野宿していると思われます。
高齢者や女性の比率も他の地域に比べて高いように思われます。
いったいどうして公園や路上で野宿しているのでしょうか。
自分で好き好んであんな生活をしているんだとか、怠け者だからだとか言われていますが、そうなのでしょうか。
あれこれせんさくする前に、いちど野宿をしている人たちに会って、話をしてみませんか。
まず、であうことから始めましょう。
(であいは自由な社会のたまごです)
静岡パトロールが野宿者の方に配って歩くゆでたまごには、こんな意味が込められています。
定例パトロール
毎月第二金曜日午後9時30分
JR静岡駅普通改札前集合
たまごやお茶を配りながら野宿する人達とお話をします。
カンパ宛先
郵便振替口座番号 00820ー9ー 11695
口座名称 野宿者のための静岡パトロール事務局
野宿者(ホームレスの人)とはどんな人たちなのでしょうか?
怠け者だと言われ、こわい、汚い、臭いと毛嫌いされる野宿者も、どん底の窮乏生活の中で、食糧を手に入れ、寝場所を確保するために、毎日必死に生きようとしている人達です。
野宿者の生活
日雇の仕事を毎朝早くから探しに行っている人、空き缶拾いや段ボール集めを一日中してようやく数百円ほどのお金を得ている人たちもいます。食糧を得るのにも、あちこち歩き回らねばなりません。わたしたちが知らないだけで、野宿者の生活はけっこう忙しいのです。
野宿に至る原因
野宿者が、職や家を失い、野宿に至る原因は、様々です。
その最も大きな原因は失業による貧困です。しかし、経済的に貧困なだけでは人はホームレス生活には陥りません。まわりの人々がその人を支えきれなくなったとき、人はホームレスに至ります。
野宿者の多くは50前後の単身男性ですが、高齢者や女性も少なくありません。
長い間日雇労働に従事してきたが、病気や怪我、年齢などにより仕事に就けなくなった人。住み込み形態で働いてきたが失業と共に住処を失った人。知人・親戚宅などに寄せていたが、家主の経済悪化や人間関係の亀裂などでその家を出ざるを得なくなった人。夫やパートナーの暴力(DV)から必死の思いで逃れ、行き場がなく野宿を余儀なくされている女性もいます。
ホームレスという言葉の意味
最近DVが注目を浴びていますが、被害者は命辛々逃げても、加害者に見つかるのを恐れ、かつての勤め先や知り合いのもとにも行けず、住民票も移せない状況にあります。これはまさにホームレス状態です。「ホームレス」とは安定的な住居を持たない状態という広範な意味をもち、文字どおりの野宿者だけでなく、施設入居者やDV被害者などの状況をも含みます。
野宿者とわたしたち
職場からも、地域社会からも、家族からも切り離されて、住むところも無く日々の食事にも事欠く状況にある野宿者に対して、わたしたちはどのような対応をしてきたのでしょうか。
福祉事務所は住所が無いなどの違法な理由で、野宿者に申請すらさせず追い返しているのが実態です。憲法や生活保護法が、健康で文化的な最低限度の生活をすべての人に平等に保障すべき義務を国に課しているにも関わらず、住処もない最低以下のどん底の生活状態にあるからこそ、野宿者には一切の保護を与えないという、全くもって理不尽で違法な扱いをしているのです。
それどころか、行政はやっとの思いで見つけた公園や路上の寝場所からも野宿者を強制的に排除してきました。また、少年・若者や酔った大人たちによる野宿者襲撃も後を絶ちません。少年たちが野宿者をケラチョ狩りと称して襲撃を行っているのも、わたしたち大人が野宿者たちを虫けらのように扱っているからにほかなりません。
どうしたらよいのか
わたしたちは、野宿者に何をしてやれるかの前に、まず、やってはならないことを考える必要があります。
野宿者に対する襲撃や強制的な排除をやめましょう。野宿者は虫けらやゴミではありません。
普通の人が享受している最低生活保障やその他の権利保障から野宿者を差別的に排除することをやめましょう。
そして、野宿者自身が自分の幸福を見つけ実現していくことができるための条件を、野宿者の皆さんと一緒に考えていきましょう。
であい、語り合うことによって、新しい可能性を見つけることができるはずです。
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野宿者のための静岡パトロール事務局
〒422-8529 静岡市大谷836
静岡大学教育学部笹沼研究室内
e-mail:ebhsasa@ipc.shizuoka.ac.jp
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