野宿者のための静岡パトロールは、われわれ「普通の人」と分断されている野宿者との出会い自体を目的にしていきたいと思っています。
野宿者は単に貧困であると言うだけでなく、職を失い、親戚・知人などとの人間関係から隔絶するなど様々な要因から住居を失って野宿を強いられている人々です。しかも、企業社会、地域、家族などの人間関係から隔絶し、なにも頼れるものもないにも関わらず、福祉行政からも排除されている人々です。個人が自由に幸福を追求していくためには様々な人との関わりが必要ですが、野宿者はそれを奪われています。
野宿者が自分の幸福を実現していくための意欲と可能性を回復するためには、人々との出会いが必要です。わたしたちが会いに行くことにどれだけの効果があるかは分かりませんが、この出会いをお互いの自由な幸福追求の可能性に結びつけられればよいと思っています。
もちろん、野宿者の支援のためには、パトロールをして話しをするというだけでは不十分でしょう。しかし、何をすればよいのかも、まず野宿者の方と会って話しをしてみないことには分かりません。とりあえず、より多くの出会いの機会を作っていくことから始めてみましょう。そこから、やらねばならないこと、できることも徐々に分かってくるのではないでしょうか。無理をせず、ゆっくりできることをやっていきましょう。
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