

ブルーベリはツツジ科スノキ属(Vaccinium)に分類される落葉性の果樹で、北アメリカが原産です。20世紀の初めごろ、アメリカで野生のブルーベリーからよい系統を選抜して品種改良を重ね、現在作られている品種がつくりだされました。果樹の中では栽培の歴史が浅く、新しい果物です。
ブルーベリーには大きく分けて3種類の系統があります。ハイブッシュブルーベリー、ラビットアイブルーベリー、ローブッシュブルーべリーです。栽培用の種類はハイブッシュラビットアイで、ローブッシュは北アメリカの野生種です。さらにさいきんでは、ハイブッシュブルーベリーは北部ハイブッシュと南部ハイブッシュ、半樹高ハイブッシュの3種類に分けられるようになりました。
| 種類 | 主な特徴と品種 | |
| ハイブッシュ ブルーベリー |
北部ハイブッシュ | ウエイマウス、スパータン、ブルークロップ |
| 南部ハイブッシュ | フローダブルー、アボンブルー、シャープブルー | |
| 半樹高ハイブッシュ | ノースランド、ノーススカイ | |
| ラビットアイブルーベリー | ティフブルー、ウッタード、ホームベル | |
| ローブッシュブルーベリー | 北アメリカの野生種 | |

野生種ブルーベリーのアントシアニンしきそは目によい効果があるといわれる。ことの起こりは、第二次世界大戦中のイギリス空軍パイロットが、ブルーベリージャムが大好物で、毎日、多量のジャムをたべていた。そのパイロットは、夜間飛行、明け方の攻撃で「薄明かりのなかで物がはっきりと見えた」と証言した。その話から、イタリア、フランスの学者が研究を開始、その結果、野生種のブルーベリーの色素であるアントシアニン(学名からVMAと呼ばれる)が在ることが分かった。その後、欧州で多くの研究、臨床試験の結果、1976年イタリアで初めて医薬品として製造承認され「Tegens」と名づずけられた。現在でも広く眼疾患治療薬として使われている。