Russia

Moscow & ST. Petersburg

モスクワとサンクトペテルブルグ

12.4.200116.4.2001

[ 換算 : 1P(ロシアンルーブル)=4.4円、1fmk=19円 ]

 

 

今回は列車の旅。ハミナから車で40分、コウボラという街の駅から19時43分に寝台列車に乗れば、翌朝8時38分にモスクワのレニングラード駅に着きます。列車では1等個室寝台(2人用)をキープ。隣りの部屋の酔っ払いフィンランド人を大目に見ればまずまず快適なスタートでした。心配していた「車掌のこずかいせびり」もなかったし、国境を越える際のチェックも思ったほど重苦しさもなかったので、こうも簡単に「ロシア」という国に行けるとは思ってもみませんでした。遠い遠い国のような気がしてたのですが・・・。列車はコウボラ〜モスクワ(片道)一等寝台個室二名で1240fmk(約23000円)。ロシアの査証を前もって要取得(手数料1人300fmk、5700円)。

 

 

 

アルバート通り名物の壁画?

 

朝、レニングラード駅到着。1時間の時差を忘れてたのでかなりアセりました。駅からホテルまで、まずは地下鉄で移動。「kacca」という窓口がキップ売り場で、1回乗る(改札を通る)のに大人1人5ルーブル(約22円)というおそろしい安さ。ロシア語はまったく出来ませんでしたが、10ルーブルコインを入れて2人(指でサイン)と言うとキップ2枚くれます。言語の面でも多少不安があったので、まずはやれやれ。今回は「インツーリスト・ホテル」を利用しました。街中でクレムリンの側にあり便利でした。部屋はまあまあ、安いからしゃーない、ってところ(1泊496mk、約9500円)。とりあえず荷物を預けてアルバート通りの散策に・・・。

 

さて、その日の夜は、今回の旅のメイン、ボリショイ劇場へバレエを観に行きました。前もってモスクワ在住の友人“B”君にチケットの手配をお願いしておいて大正解。その日はSvetlana Lunkinaという人の「GISELLE(ジゼル)」だったのですが、チケット入手結構難かしかったらしい。初バレエだったのですが、これがガラにもなくひじょうに感動しました。本当に素晴らしかった。やっぱり「ほんまもんを本場で」観ると違います。「ジゼル」は退屈、という説もあるそうですが、素人が言うのもなんですがほんとに超お薦め、是非観てください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Giselle        Svetlana Lunkina

Albert         Dmitriv Gudanov

Illarion        Alexandre Petukhov

Mirthe        Yekaterina Shipulina

 

Produce      Vladimir Vasiliev

 

思わず、主演「Lunkina」(=Giselle)のファンになってしまいそうなバレエでした。技術的なことはよく分りませんが、閉幕後、満場のスタンディング・オベイションでいつまでも拍手が鳴り止まなかった・・・人に感動を与えるって意味では本当に感動させられたし素晴らしいって思えました。

 

 2日目、朝10時。開門間もないクレムリンに行きました。入場料は外国人料金で1人300P(約1300円)。写真撮影料が100P。大きなカバンはクロークに預けないと入れてくれません(いい金儲けになってる)。チケット売り場には公認のガイドさんやバッジや記念切手を売る人達がウロウロしていますが、必要なければハッキリと断ること。結構シツコイです。クレムリンの中は、朝早かったので人も少なく、荘厳とした雰囲気を味わえました。ロシアの歴史なんかについて知っているといろいろと感慨深く見られるので少し勉強して行ったほうがいいと思います。まあしかし、街のド真中にこれだけの土地をキープして、さぞ優雅な暮らしをしてきたんだなあ、と感心する一方で、ごく一部の人の富の大きさに半ば呆れます。とはいえ、さまざまな歴史をもつクレムリン、そして赤の広場。戦争を知らない我々でも、例えばモスクワ五輪のことやソ連崩壊のことなどが思い起こされ、日常では思いもしないいろんな思いが交錯し、言い表すことの出来ない思いに浸ります・・・。

 

クレムリン・トロイツカヤ塔

 

ウスペンスキー寺院

 

アレクサンドロフスキー公園・無名戦士の墓

 

赤の広場・レーニン廟

 

 

午後、“B”君にイズマイロフスキー公園のマーケットに連れていってもらいました。土産物がズラりと並ぶひじょうに大きなマーケット。また、向かって右手奥には地元民御用達の服や雑貨のマーケットがあります。入口が分らなかったのでその地元民のほうへ行くと、ピロシキ、なん、中華まんのようなものを食べられる露天もありました。地元民用のため、値段はすごく安いです。また、そちらのほうから回ってくると、土産物マーケットの裏手に出てくるので、入場料(10P)も払わずにすみました。

 

 

 

お土産として面白いモノがいっぱいありました。定番のマトリョーシカもいろいろな色のものから、面白いのがロシアやアメリカの歴代大統領のもの。我々はロシアの歴代大統領のを買いました。あと、実にニセモノっぽいですが、懐中時計や機械式の腕時計。交渉次第でマケてくれます。偽CDも100P(500円以下)で売られてます(もちろん違法ですが)。当然ですが、正面入口から遠い露店の方が言い値も安く、タタいたらマケてくれます。

地元民用のマーケットでは偽ブランドなどが山積み。D&G、シャネルなどのサングラスは50P(200円)から。皮ジャン、皮靴、Tシャツ、電化製品、雑貨・・・それはそれはすごい数の品揃え。オープンも土日だけらしいので人出はひじょうに多いです。

 

 

 

 

B”君には晩ごはんまで付き合ってもらい、レニングラード駅まで送ってもらい・・・いたれりつくせりでほんとにお世話になりました。モスクワ23時55分発「赤い矢号」にてサンクトペテルブルグに向かいます。この列車、フィンランドからの列車よりも数段キレイで各個室のサイドテーブルに花まで飾られています。ベッドや布団もひじょうに心地良かったです。1等個室寝台2名利用で670fmk約13000円ははっきりいって安い。サンクトペテルブルグには朝の8時半に着きました・・・。

 

 

 

サンクト・ペテルブルグ。着いたその日は雪まじり。ひじょうに寒かったです。宿泊は「ホテル・モスクワ」のRenovated DoubleでUS$120(朝食つき)。地下鉄アレクサンドルネフスキー公園駅スグで便利は良く、ホテル自体はまあまあ、部屋もきれいで良かったのですが、部屋の壁がウスいらしく、廊下で騒ぐ声や天井のきしみ音が気になって、やたらうるさかった。ま、値段的にしょうがない、ってとこですか・・・。とりあえず地下鉄でゴスチヌイ・ドゴール駅まで行き、歩いてエルミタージュ美術館へ・・・。

 

 

カザン聖堂(ネフスキー大通り)

 

 

 

 

専門的なことはよく分りませんが、建物自体はひじょうに豪華で広く、コレクションの多さも圧巻。ダビンチ、ミケランジョロ、特にレンブラントの絵画が良かったと思います。近代の作品(3階)ではピカソ、ゴッホ、ルノワール、マチスなど勢ぞろいです。館内では写真撮影は許されていますが、フラッシュの使用は禁止です。でも窓からの日光が直撃している作品もあり、「日焼けは大丈夫なのか?」とも疑いましたが・・・。

 

Claude Lorrain

Landscape with dancing figures

 

 

 

 

絵心がないので、どれを見ても

「すごい」としか言いようがないので、

自分は作者関係ナシに気に入った絵を

探そうと見て歩いていました。

Claude Gellee, dit Le Lorrain」という人の「Landscape with dancing figures」

という絵が一番気に入りました。

こういう見方もアリでは・・・?

 

 

 

2日目は徒歩でぐるっと街を一周。

街のほぼ中心、ニコライ1世の馬上像とイサク聖堂。イサク聖堂はお金を払ってでも見る価値十分アリです。ここでもロシア正教会の富の大きさを物語ってくれます。それはそれは「スゴい」の一言ですが、素晴らしいステンドグラス、モザイク画、特に壁という壁に描かれた聖書の場面や聖人と使われている金箔の多さは圧巻です。今まで行った寺院、教会の中でも1、2をあらそうほど良かったです。

 

 

 

 

 

 

サンクト・ペテルスブルグではエルミタージュへ行くのも地下鉄を大いに利用しましたが、夜はさすがに地下鉄は避けて「シロタク」を利用。「100P(400円)も渡せば街中どこでも行ってくれる」って聞いてたので、初日、モスクワ駅に着いた早朝、雨も降ってて荷物もあったので「近いけどま、えっか」とホテル・モスクワまで約10分。次は晩飯をネフスキー大通りのモイカ運河の近く、ロシアン・ビュッフェレストランで食べた後、「ちょっと遠いけど・・・」と思いながらも100P(結局10分くらいの距離)。最後はホテル・モスクワからフィンランド駅まで距離も分らんかったけど、「100P?」と聞くと「200P!」と言ってきたので他を探そうとしたら「じゃあ150P」と折れてきたので「ま、えっか」と思い、フィンランド駅まで乗せてもらったらこれが30分ほど掛かったので「200Pやっといたらよかったかな・・・」。そうも思ったけど、ボッロボロでほこりだらけの車やったから、まあえっか、ってところ・・・。

 

次回

こころ残りは「マリインスキー劇場」。その日はあいにくオペラ公演の日であったので、次回、ペテルスブルグに行けることがあれば是非、マリインスキー劇場でもバレエを観賞してみたい、そう思いながら帰りの途につきました。それと今回は安宿ツアーだったので、一度は「ホテル・ヨーロッパ」とか「ナツィオナーリ」「ケンピンスキー」とかいう豪華ホテルにも泊ってみたい・・・週末の“ブランチ”なぞいただいて・・・。

 

余談

最後に失敗があったのです。帰路のサンクト・ペテルスブルグからコウボラまでの列車は満席で、取れたのが「喫煙車」。フィンランド人、ロシア人ともに恐ろしくヘビースモーカーなので喫煙車の中は煙で真っ白。最悪の2時間でした・・・。ちょっとくらい高くても絶対、1等車の「禁煙席」をとること!!

サンクト〜コウボラ間、特急「シベリウス」2等席384fmk、約7300円。

 

 

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