最近思うこと 

3年という学年柄、丸の内や日比谷に行くことが時々あります。 私は知らない街をめちゃくちゃに歩くのが好きで、そういうところへいったら雨が降ってるか 誰か一緒でない限り必ず歩きます。これまでの自己ベストは東京から田町まで歩きました。 お上りさんっぷりを発揮して、銀座の和光をぽかんと口を開けてみたりしてしまいました。
しかし、渋谷、新宿方面の場合は大体の場合、即帰宅です。

なぜなのかと考えてみると、渋谷や新宿は道が複雑すぎてめちゃくちゃに歩いたら真剣に 迷ってしまうということもありますが、何といっても丸の内界隈には何とか式と呼ばれる 昭和、明治の重厚な建物がところどころに顕在している上に、けばけばしいネオンや縦横無尽 に走る電線がないし、街路樹が並ぶまっすぐな大きな道路が続くからだと感じました。 重厚な建物があるといってもその上には大きなビルが立ち、あるいは建設されていますが。
重厚な建物ばかりが並んでいたであろう、戦前の丸の内はさぞ自分好みの街だったろうと思います。 いま丸の内に残っている重厚建築を眺めると、柱の1本1本まで装飾があります。そのような装飾は あくまでも装飾なのであって、実用的ではないのかもしれません。だから今日のガラス張り高層建築には 、高すぎて見えないというのもありますが、そんな装飾はありません。正直なことをいうとガラス張り高層ビルはその 無機質さゆえ冷たさのようなものを感じてしまいます。

柱の1本1本に装飾する「余裕」が人々にあった時代を、とりあえず「高く高く」という今の時代 に生きるものとしてはうらやましく思います。 もちろん生活の便利さなどを考えるとこんな甘っちょろいことはいえませんが。 新宿、渋谷に行くとその派手派手しさと混沌さに疲れてしまいます。 だから建築物ひとつひとつに個性がある丸の内を歩くのが好きなのです。

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