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一樹
お婆ちゃんの原宿【巣鴨編】
横浜を後にして、一週間。
もう、風俗業界にもびびらないぞ、と来た町が巣鴨でした。
持ち金も残り僅か。とりあえず寮が有って、日払いが有る所を基準に選びました。
新宿で、新聞をパラパラ捲り求人欄を眺めてると、ありましたありました。
条件バッチリの所が
でも、今まで聞いた事の無い職種その名は
ピンサロ
←ちょっと怪しい感じするでしょ?
まあ、背に腹は帰られないので、いざ、面接へ。
「あの〜面接に来たんですけど〜」
通されたのは薄暗く、まるで、パブのような所。(店舗での面接では有りませんでした。)
面接に来たのは、店長と思しき人物(やっぱり店長でした。)
風貌は…そうですね…パンチパーマで、サングラス…ヤクザと言う形容詞がシックリ来る人物でした。
でも、このヤクザ…もとい店長すごくいい人でした。
割と甲高い声で、
「じゃあ、明日、荷物を持って直接おいで?」一発合格です。
二つ返事で、「ハイ、頑張ります」その日は、就職決まって、安堵感からか、 新宿のサウナ(もっといい所に行けよ^^;)で一泊して、翌日巣鴨へ。
だけど、ここでは今まで持っていた風俗観念が脆くも、足元から崩れました。
個室じゃない…丸見えだ…そう、オープンにバトルが繰り広げられてるんです。
横浜で過ごして、それなりの度胸は着いたと思ったのに、、何だこれは?
当時はまだ、少し純情でしたので、これにはビックリです。
だって、フェラチオしてるのが見えるんですから!!
仕事初めて一週間位は、チンチン立ちっ放しでした。
だけど、次第に、その機械的な行為にも馴れて、女の子と会話する余裕も出始めました。
そう…ココからまた、僕の、ロマンスが始まるのです。
入店一週間目でポーター(よっ、社長!とかやってる所謂客引きですな。)の仕事を任されたんです。
まあ、店頭に立って、客引きして、時には、帰宅する社交さん(ピンサロの子はこう呼ぶ。)に挨拶したりして…
で、ここで慣れなれしくしてくる女の子がいました。
まあ「K」としときましょう。
まあ、普通に会話する分には全然OKなんですが、兎に角、五月蝿いんです。 キャピキャピとまあ、、、
僕が一番苦手で、一番嫌いなタイプの女でした。
お疲れさまでしたーといいつつ、早く帰れこの女!って言った感じ。。。
従業員としては一番ダメな考えですね。
ある日、とある社交サンと飲みに行く事になりました。
Mちゃんって言うんですけど…僕は密かにこの社交サンの事が好きでした。
(今でも新宿の性感で働いてます。グラビアに出るような可愛い子ですよ。)
やった!。逸る気持ちを抑えつつ、閉店を待ちました。
だけど、一つ気掛かりな事が…いつもは22:00で帰るKがまだ、店で働いてるのです。
このKはMちゃんの大親友なんです…やっぱり飲みに行くのもこのKが一緒でした。
(ちっ、このお邪魔虫)なんて思いながら、カラオケへレッツゴー!
奥に、Mちゃんが座ってその対面にKが座って、Mちゃんの隣に行こうとした時
誰かに手を引っ張られました。(まあ、一人しかいないんですが。)
葛西さんココに座って^^
br> ふう、やれやれ(JOJO風に)です…
いよいよ始まりましたカラオケが…
僕は歌うのも、飲むのも苦手なので、ただただ、パクパクと食べていました。
で、歌う事も一段落して一転トーク大会に変わりました。
話は僕の携帯電話の番号の話に…
前に偽呼び出し電話を掛けて貰う為に(詳しい理由は省きます)Mちゃんに
携帯の番号を教えていたんです。
それを聞いたKは突然ぶち切れました!
なんでMには教えて、わたしに番号おしえないの!?
「だって、お前の事嫌いだし・…」って言う訳にもいかず
苦笑いを浮かべて
「だって聞かれなかったから」
などと下らない言い訳をして、その場は誤魔化しました。
でも、やっぱり納得行ってないみたいだったな〜〜
険悪な(僕とKだけ)雰囲気で、飲み会終了。
あと、一時間もするば、始発も動き出すので、一緒に待っていようかと思った …がしかし・・・Kがとんでもない事をのたまったのです!
「どっか泊まりに行こうよ!」
おいおい、ラブホしかないよ と軽くツッコミを入れたのですが、愛しのMちゃんは意外とノリ気なんです。
まあ、こんな事は滅多にないので、三人でラブホに…
って、三人で泊まれる所なんてあるのか〜〜?
でも、世の中何とかなるものです。すんなり三人で泊まれました。
部屋は…まあ、結構小奇麗でしたね。(巣鴨だから汚いと思ってた。)
ベッドは女性二人に譲るとして、僕はソファに寝ようと思っていたら、
「一緒に寝ようよ」女性陣のお誘いが有ったので遠慮なくベッドへ入りマン。
僕が真中になって川の字でお休み。
まあ、天国と地獄が一辺に来た感じです。
で、ここでMちゃんがシャワーに行くってんで着替え始めました…
見たいけど、見るわけにもいかず、一時トイレに非難、非難。
そして、ここで、またKがトンデモナイ提案をして来ました。
「風呂覗こうよ」
出来るかぁぁぁぁぁ!
でも、風呂場は前面ガラスで、余裕で覗けるのです。
Kは面白がって覗いていました。(うらやましか。。。)
湯上りのMちゃんは一段とキレイデシタ^^
そして、部屋の照明も落ちていよいよ就寝でする。。。
Mちゃんは疲れたみたいで、早く眠ってしまいました(後にコレはウソ寝と判明)
で、起きてるのが僕とKだけ。ここからは僕とKの会話です。
ねえ、葛西さん?
うん?なあに?
私の事嫌いなの?
いや、そんな事ないよ(あるけど)
私、一生懸命働く葛西さん好きだな。。
一瞬ドキっとしました。
あ、こいつ嫌だなって感情はその相手にも伝わって、お互いに嫌いになるってケース多いじゃないですか?
でも、彼女はそんな事思ってなかったんです。
それどころか、こんな嫌ってる僕を評価してくれてるなんて…
自分が恥かしくなって、その瞬間Kが愛しく見えました。。。
そして、僕はトンデモナイ行為をしてしまったのです。
Kの顔と僕の顔が近づいて…むしろ、Kの方から誘っていたのかもしれませんね。
自然に、キスしていました。。。
その日から、僕とKの仲は急速に発展していきました。
毎日、電話して、週一で、デートして…
もう、多分コイツ以上に好きになる女はいないな…と思ったぐらい。
この日がいつまでも続けばイイナなんておもっていました。
しかし
やっぱり終わりなんて、呆気ないモノなんですね。
魔が差すというか・・・・
余計な感情が鎌首もたげてまっていました。
嫉妬
という、感情が。。。
個室で、接客するなら、まだ、我慢できます。見えない分だけ…
でも、ピンサロはそうはいきません。
女の子の仕事を確認するのもボーイの仕事の一つなんです。
もう。嫌でした…そして、僕の精神状態はついに、パンクして…
その場で倒れこんでしまいました。
でも、きっと、一番つらかったのは、彼女なんでしょうね。
好きな男に見られて…彼氏の前で誰とも知らない男とキスして…
そんな彼女を思いやれない僕に神様が下した罰は【別れ】だったんでしょうね。
葛西一樹の【一樹】は彼女の源氏名です。
彼女の事は今でも好きです。多分今の連れよりも、好きです。
でも、きっと、彼女の事は時間と連れが消してくれると思っています。
でも、やっぱり、忘れられないのです。
だから、何かしらの形で残していきたい彼女の事を…
だから、今でもこの【一樹】というHNは現役です。
皆さんは女々しいと思うでしょうね。
だけど、これが僕の彼女に対する思いの全部なんです。
一樹・・・今幸せに暮らしていますか?
僕は一樹と幸せになりたかったよ。
余計な嫉妬は禁物です。決して、彼女達が好きで仕事をしてるなんておもわないで!
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