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1999年12月号

☆武庫女会のお気に入り芸術☆

神戸ルミナリエ

今年も、冬の風物詩、神戸ルミナリエが開催されます。 ルミナリエは、イタリア南部地方の伝統芸術で、 その起こりはバロック時代にさかのぼります。 当時、ヨーロッパでさかんに創られた、祭礼・装飾芸術のひとつ、 光を駆使した建築物がイタリアに伝わり、 “ルミナリエ”という独立した芸術が誕生したのだそうです。

1995年12月、阪神・淡路大震災犠牲者への祈りと、 都市の復興・再生への希望を込めて、開催されたのを切っ掛けに、 毎年12月に神戸の旧居留地で開催されるようになり、 今年で5回目になります。今年のルミナリエは、 ガレリア(光りの回廊)とスリッパエーラ(光の壁掛)で構成されるそうです。 点灯の瞬間が、一番きれいだと言いますが、でも、 凄い人で観賞する余裕が無いと思うので、人通りが減る 夜10時過ぎにゆっくりと、通り抜けることをお勧めします。

私は、職場の近くと言うこともあり、毎年準備段階から見てきました。 小指の先ほどの色電球を、1つ1つ付けていく作業を、 毎日朝早くから行っている姿を見ているので、 実際ルミナリエが点灯された時の感動は、絶大な物があります。 今年も、アートディレクターのヴァレリオ・フェスティさんを中心に、 急ピッチで作業が行われています。早く見たいと、今から楽しみです。 でも、ルミナリエと聞くと、やはりあの震災の時の神戸を、思い出します。 今では、復旧も大分進み、かつての神戸の様相を、取り戻してきましたが、 ルミナリエのはじまった頃は、ガレリアの周囲のビルもほとんど、潰れてなく、 荒れ果てた瓦礫の山の中に、突如と現れた理想郷という感じでした。 言うに言えない、いろんな大変な状況の中、総てを我慢していた私達に、 本当に希望と安らぎを与えてくれたのが、このルミナリエだったのです。 今では、すっかり定着したこのイベントですが、 今でも夢と希望を与えてくれる存在であることは、変わりません。 是非、あなたの大切な人と、この神戸ルミナリエに行ってみてはどうですか?

日          時/12月13日(月)〜26日(日)18:00〜22:30(土・日・祝日は、17:30〜)
メ イ ン 会 場/旧外国人居留地および東遊園地
サテライト会場/JR新神戸駅前