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2000年3月号

☆武庫女会の街案内☆


今回は、古の都 「京都」 を取り上げました。

前回の特集「奈良」に続く古都シリーズ第二弾!!なのです。 (たった今、奈良探索を「古都シリーズ第一弾」に決めたので文句言わないようにするのです。 特にHPの管理を司ってる人は。ところで、第三弾があるのかというと、 場所は東京になってしまうししかも全然古都じゃないし現役やし。 というわけで、このシリーズは惜しまれつつ今回で終わりです。)

筆者は何を隠そう、京都の生まれなのです。 幼稚園は京都に行ってました。 どうりで周りの下々の者とは漂う気品が違うなあ・・・ と自分でも納得のいく出生地であります。 さて、京都と言えばもちろん「神社仏閣」です。 これを抜きにして京都は語れないというかこれを抜きにしたら京都の地図は真っ白け! なのでこっから攻めていくのです。

梅 今回まず最初に思い浮かんだのは筆者の独断と偏見による選択で 「北野天満宮」 ここは京都最強の疫神(たたり神さん)菅原道真さんをお奉りしてあるので 非常に霊験アラタカなのです。 ちなみに日本最強の疫神といえばやっぱり平将門なのですが 彼をお祭りした神社ってあるのでしょうか、知りたいので誰か教えて下さい。

少し説明するのですが、菅原道真という人は努力家でまじめな人だったそうです。 曲がった事が大嫌い原田泰造のような人だったかも知れませんから そのことが周りの人には少うし鬱陶しいなあと思われることもままあるのです。 彼が右大臣になったのを妬まれてある人に陥れられ、 太宰府へ左遷されてそこで死んでしまった後から 京都に疫病が大流行して人がバタバタと死んでいったのでした。 もちろん彼を陥れた人なんか真っ先に死んだようですから 心に後ろ暗いところのある人達はそりゃもう大変気に病んだのでしょう、 その後に神様にされてしまうのです。 でもやっぱり崇りはかなり大規模で事件の関係者全員死んでしまうのですけれども。 昔はそうやって自分が陥れたり殺したりした人を後で神様にしたりすることで その怒りを静めようという風潮がままあったようなのです。 手前勝手で都合のいいシステムだなあと非常に感心するのです。 そして一度祟って静められた魂は今度は守り神になってくれるという考えはよくわかりませんが、 その後菅公さんはおとなしく京都の鬼門を守ってくれているようです。


梅茶とお菓子 濡れ衣を着せられて太宰府へ飛ばされた菅公さんを慕って 菅公さんの愛した梅は空を飛んでついて行きました。 そういうような言い伝えもあるように、梅がこの天神さんのシンボルです。紋も梅。 今の時期は梅花祭が催されているので梅苑が公開されていて美しいことこの上ないのです。 私達が行ったのはまだ少し早い時期で、早咲きの白梅紅梅がチラホラといった感じでしたので、 3月になってから行くのがよいのだと思うのです。 500円です。梅茶とお菓子のセット付き。猫も。


赤い目の牛 梅の他にもシンボルはあるのです。 本殿に上がる階段を登ってすぐのところにある 「赤い目の牛」 をなでてあげると頭が良くなるのです。 このあたりには学問の神さんらしい感じが漂うのですが でも本当は彼が学問の神さんだというのはこじつけなんですけど それはこの際言っちゃあいけない約束なのです。 もう絶対頭が良くなる事に間違い無いのです。 その証拠に牛はツルツルなのです。 これだけの人が頭が良くなっているかと思うと本当に素晴らしい事だと思うのですが まだまだみんな牛の撫でかたが足らないのだなあと思う時もあります。 というわけで受験生の諸君は頼みに来てる来てるいっぱい来てるのです。 そんな暇あったら単語の一つでも覚えた方がよっぽどええんちゃうのん? とは思ってもそれは受験からしごく遠のいた人間の回顧録であって、 当事者としてはもうそれに頼まな誰に頼むねん!自分が一番信用でけへんわい! というような感じに違いないのです。 牛を撫でるの忘れないようにしないといけないよ受験生諸君はね。


北野の天神さんというのは本当に美しいのです。 天満の天神さんはちょっと男っぽいというか荒々しい感じがするのだけれど 北野の天神さんは一口に言ってゴージャスなのです。 噂(というか言い伝え)によると一部左甚五郎の作だそうです。 その一部がどの一部かは私にはわからないのですけれど。

こういう欄間の美しさに心洗われ、吹き変わった桧皮葺の本殿の屋根に見とれ、 京都の心をしんしんと感じる武庫女会の人々でありました。 ところでこの欄間、本殿のぐるりの部分にあるのですが全部柄が違います。 スケッチしてデザインに活用するのもいいかもしれません。 これなら絶対「著作権」とか関係無いし、 あっても描いた人確実に死んでるし大丈夫だと思うのです。

これは全くの余談なのですが 「まりなげ禁止」 本殿の外の塀にはこんな張り板がしてあるのです。 趣があって京都らしいと感心します。

とようけ茶屋 ここまで車で来た人にはラッキー。 北野の天神さんの駐車場は広い上に無料ですから ちょっと停めさせてもらって近所を探索するのがいいのです。 もちろんタタリが恐いのでちゃんとお参りを済ませてから探索に出かけるのがいいでしょう。

まず今回はすごい行列で全く相手にしてもらえなかったのですが、 「とようけ茶屋」 にお昼を食べに行くのがいいのです。 本当に北野の天神さんの目の前ですから迷わないと思います。 道路を隔てて向かい側。 ここは一階が豆腐屋さんなので二階は豆腐料理を出してくれるのです。 安くて本当においしい「湯豆腐膳」は1000円です。 もしかしたらこの大人気に便乗して値上がりしてるかもしれないのですが 倍にもならないでしょうから他の気取った湯豆腐専門店よりは遥かに安いのです。 きつねうどんのオアゲさんも大きくておいしい。夏は「冷やっこ膳」を。


粟餅所 食後は当然デザートを食べに行かなければなりませんので 今出川通りを「とようけ茶屋」から少し西大路に向かって歩きますと 「粟餅所」 があります。 甘すぎず上品なお味のお団子セットは私のような辛党の人間にも優しいデザートなのです。 座ると何も聞かれずにあんころ餅ときな粉餅が出されます。 持ってこられてから「全部きな粉がええ」とか言えるようなのでそうしてください。 お休みの日でなければ「抹茶セット」も出してくれるようなのです。 お団子だけなら500円です。お茶はお番茶。椅子と机は狭し。


私は京都の生まれであると先ほど告白したのですが、お宮参りも京都です。 その縁で次は私の氏神さんをお参りしたのです。 四条通りをまっすぐ嵐山方面へ走ると右手に嵐山が見える橋を渡った先にあるのが 「松尾大社」 という大社さまで地元の人は「まっつぉさん」と呼ばはります。 日本に数あるお酒のカミサンの総本山ですから参道の入り口にはでっかい 「お神酒どっくり」が並んでいるのです。 ふざけているとしか思えなくても神様関係は まじめに拝まなければいけないと思うので笑ってはいけません。

参道のドン付きを左に入ると駐車場があるので車はそこに停めます。 北野の天神さんほど人気のある神社ではないから境内はガラ空きだと思うので ほっこりできること請け合いです。 真ん中にデーンと神楽を舞うための舞台があるので 全体を見渡す事ができないのですがかなり広い境内で正面から入ると 左手には京都の酒造会社の樽がずらりと奉納されているところは 流石お酒の神さんだという事が肯けるところです。

お参りをするところから右手に小さな道があるので そこを通って奥へ行くとお酒の神様ならではの「神泉」という 裏山の湧き水が流れ出る場所がありそこには「亀」のカタチをした蛇口(?)が しつらえてあるので水を汲んで帰るといいです。生で飲んでも大丈夫。 2つの庭園を抱えているので有料ですがそれを見学すると 北野の天神さんとは全然違うモノトーンと緑の静寂の世界を 心行くまで堪能することができるのです。

お茶をしに北山方面へ行きました。 残念ながら写真はないけれど犬のいる喫茶店があるのです。 北大路通りをそのまままっすぐ北山方面へ鴨川を渡るちょっと手前の左手で 「DOJI-HOUSE」 という店ですが駐車場が狭いので注意が必要です。 ホームページの管理を司る人の車はかなりのトラックぶりを発揮しているので 停めにくくて大変だったのです。

夜は車を市営有料駐車場へ停めて木屋町へ行きました。 京都の夜の中心街で大人の遊び場と子供の遊び場が一体化していて 京都に特殊なイメージを持っている人には納得のいかない場所なのです。 「The door」 というショットバーなのですがお食事がかなり充実していてウマイです。 本来ならば2軒目に来るべき場所なのですがそんなことをしていると 余計にお金がかかるのでゴハンも一緒に食べることにしたのです。 三条通を南へ下がること2筋目の手前右手怪しげなビルの4階ですが お値段は良心的な設定になっていてそれも嬉しいことです。 偶然にも今回はお料理半額のキャンペーン中ということでかなり安くあがりました。 でも私は前に来たときもそのキャンペーンがあったので そのまま続行中なのかと経営状態に不安を感じましたが そういうことでもなかったようでたまたまラッキーだったということのようです。

今回のルートはほぼ半日で周りましたが特に忙しいことでもなくて ちょうどいい感じだったと思うのです。 ただ電車では少し無理があるコースなので車をお勧めします けれど前述のように停めにくいとかそういうこともあるので トラックはやめた方がいいかなあということです。おしまい。