「モンゴルに行って来る。」
こう言うと誰もが 「何しに行くん?!」
「何でモンゴルなん?!」 と言った。
しかし、そんなに変な場所ではない。(と思う。)
私の周りにはモンゴル好きがちょこっと居たので別に行くに当たっ
ての抵抗は何もなかったのだ。
その目的はただ一つ、 「騎馬民族になろう!」 の
タイトル通り乗馬であった。
と言うより乗馬しかなかった。
地球儀を見ても分かるようにモンゴルは中国の上の小さな国である。
どう考えても後進国なので何があるわけでなく、ただただ自然との
触合いがメインであろう。
しかし首都ウランバートルは結構な都会で何も不自由はなかったし、
普通の買い物も面白かった。
しかしやはり乗馬をする為に移動したテレルジのツアーキャンプは
かなり自然の中で、周りには山しかなく夜は真っ暗闇で、旅行前に
予めキャンプでの設備を確認したのに、あると聞いてたシャワーが
なく、毎日お風呂に慣れてた私にはこれだけが辛かった。
トイレは聞いてた通りの離れで超簡単な小屋と穴を掘って板をしい
ただけのいわゆる 「ドッポン」 便所。
トイレにはトイレットペーパーに紐を通し、首からぶら下げて行っ
た。ツレは朝トイレに行きドアを開けたとたん、中にハエ柱が立っ
ており、それがドッと飛んで来てたいそう驚き、力を失っていた。
キャンプは現地の遊牧民生活に近付けるべく 「ゲル」 と呼ばれるテ
ントで、これは結構快適であった。
日本人ほぼ専用のキャンプだったので食事も日本人向で美味しかっ
た。ただ牧民にご馳走になった羊の骨付肉・ヨーグルト・乳茶はか
なり濃い物でツレの1人はお腹をこわしていた。
みんなが楽しみにしていた馬乳酒はまだ季節でなく(7月中旬位ら
しい)残念ながら飲めなかった。
行った時期が良かったのかテレルジに居た3日間はずっと天気が良
く、言う程暑くも寒くもない絶好の日々だった。
だから乗馬も快適で、ちょっと小走りすると風を感じる事ができた。
乗馬も引っ張てもらう観光乗馬でなく、ちゃんと1人1頭・隊列で
行くものの自分で手綱を引いて歩いた。
しかし馬は賢い動物なのでたかが3日位では言う事を聞いてくれず、
団体で歩いてる為その流れに合わせてるくれているだけであった。
乗るのは簡単、すぐに慣れて周りが小走れば一緒に小走ってくれる。
モンゴルの馬は 「チョッ!」 のかけ声で進んだり走ったりしてくれ
る。ツアー中ずっと 「チョッ!」 「チョッ!」 と声が飛んでいた。
草原ではねずみ?が穴を掘って生活していて、たまにその穴に落ち
ると聞いていたが何と!自分が落ちてしまったのである。
ハニー号(私の馬に命名、しかしタテガミが異常に長かったのでツ
レ達はレゲー号と呼んでいた)がいきなり前屈みに崩れ落ち、私も
「うあ”〜っ!」 の声と共にハニー号の首にしがみついた。
しかしさすがに動物、すぐに立ち直り何ごともなく走り始め、私も
必死でつかまり間一髪で落馬は免れた。ふぅ...
そんな私とは裏腹にツレの1人の当たった馬は走り出したら止まら
ない走り屋だったので、ほとんど綱を持たれて観光乗馬状態だった。
乗馬と言うのは自分が動いていないのに結構な運動量だったらしく、
毎日しっかりご飯を食べ、乾燥しているせいか昼夜しっかりビール
で乾杯していた。このビールがめっちゃウマイ!!
ハイネケンなので特にどう言う物ではないはずなのに旨かった。
モンゴル語は全然わからないので牧民のおじ様、おこちゃまとはお
話できなかったけど、自然に囲まれ、馬と親しみ、風を感じた5日
間はとても楽しかった。トイレと無風呂を除けば・・・
馬にはもっと乗りたい、乗れるようになりたいと思った。
人生観が変わる程の感動はなかったけど、もっと長い間生活をした
らセコセコと動く(働く)のが嫌になるかもしれない。
明るくなると起きて暗くなると眠る、そんな基本生活をもう一度考
える所かもしれない。
私は今回5日しか行かなかったけど、もっと長期でもう一度行けた
らいいなと思う。(でもドッポン便所がダメな人は無理かな。)
皆さんも是非一度お試しあれ!
ご一報頂けば行くに当たっての注意連絡くらいはさせて頂きます。