| ★熊野古道散策改め、何しに行ったんだか和歌山 |
企画段階では、このGWは少し静かな場所でゆっくりしたいよね。ということだったのだ。 でも遠出はしんどいから・・・で選んだ場所が最近流行の兆しを見せている熊野古道。 本とかも結構出てるし、なんてったってJRが散々宣伝してるし、 さらに今度世界遺産に登録されるそうだし (現在申請中で仮登録されてます)! しょっぱなからはっきり言おう。選択ミス。
熊野古道は大阪の四天王寺から熊野本宮までの道 (一説には伊勢まで続いているという話もある) なんだけど、 メインのルートと全くそうでないルートがあったのだ。 でも不勉強極まりない我々は一切下調べをしなかった。これが敗因。 もちろん道順や最寄駅なんかはHPで調べたさ、 でも選んだルートが「熊野古道」という道 (というかハイキングコース?) の中でどんな位置付けをされているのかまでは考えてなかったのだ。 ぶっちゃけた話、最近注目を浴びている熊野古道とは、 田辺から熊野本宮までの「中辺路」と呼ばれるルートだけだった。 しかし、田辺から熊野本宮へ抜けるには、その間だけで2泊3日はかかろうかというコースなのだ。 これぐらいは知ってた。だって有名なんだもん。 ところが、ここに罠が! 当然このルートには民宿や旅館、 そしてこれは別に熊野古道だからというわけではないけど温泉なんかもあっていい感じ! なのでアホな我々は別のルートも同じくらい (中辺路ほどではないにせよ) いろいろあって飽きないなあ! といった雰囲気だと思い込んでしまったのだ。 そうですね・・・ちょうど京都嵯峨野の竹林付近のような感じで道が続いてるという大きな誤解を。
おばかちゃんご一行様が選んだのは、和歌山〜海南まで続く道でした。なーんもなし。 ガイドブックには一応和歌山県に含まれる全ルートが載っていたので道は難なく見つかりました。 しかし、ほんと、ただの道。というか・・・民家と民家の間の生活道路でした。 海南から一番近い王子 (熊野古道には99の祠や神社があって、それらを王子と呼ぶ) で、 どのガイドブックを見ても必ず登場していたのが 「若宮神社(王子)」 。 行きました。すぐ帰りました。何も語りたくないです。行ってみてください。
えー、はっきり言って以上で熊野古道に関する記述は終わりなんですわ。 だってほんとになんにもなかったんだもーん。 それにこれで萎えちゃって他のとこは行ってません。 ガイドブックには何度もだまされてるってーのにほんと、 学習能力ないのね。今後は鉄板で信用しねえ。
では気を取り直して、旅の最初からいきましょうか。 今回の旅では割と (熊野古道以外は) 順調に運良く事が運んだなあという印象です。 まず一番最初にラッキーだったのは、季節と曜日限定列車 「きのくにシーサイド」 に乗れたこと。 しかも偶然ですわ。初日は和歌山泊と考えていたので、 特に 「くろしお」 とか 「スーパーくろしお」 には別に乗らなくっていいよね、 と 「紀州路快速」 に乗ることにして天王寺で待ち合わせをしたのだ。 だから別に列車の時刻も見ずにテキトーに天王寺について、 テキトーに和歌山まで行く一番早い電車はなんでしょか? と駅員さんに聞いたのだ。 そしたら 「指定料金が500円かかりまっけど、きのくにシーサイドが一番はよおまっせ」 という返事。 500円の指定料金が高いか安いかはさておき、 大阪への通勤圏である (と思われる) 和歌山にわざわざ指定料金を払ってまで乗って行くのか? と考えて買わずにホームへ。そうしたらですね、なーんか青いカワイイ電車がとまってるんですわ。 一番すみっこのホームに。5両しかないし。ほんで真中の車両はオープンカーだし(!)うそ。 展望車でガラス張りですがオープンではありませんでした。 でも遠目にはそう見えた。 「もしかしてこれがシーサイド?」 そうでした。 もうこれは是非もう一度乗りたい列車です。 この夏、武庫女会のみなさんで和歌山へこの列車に乗って行こうかな? と思ってますので詳しい事は書きません。楽しみにしておいて。
「きのくにシーサイド」 は和歌山で下車するのは非常にもったいない列車でした。 和歌山を過ぎるときっと海が眼前に広がったでしょう。 でもその日は和歌山泊まりだったのでやむなく下車。 和歌山駅前には近鉄百貨店がありました。 私の愛用の化粧品ファンケルの店あったので思わず買い物をしそうになり、 連れに止められたりしてとりあえず熊野古道へ行ったんでした (ふりだしへ戻る)。
その夜の宿は筆舌に尽くしがたいほどひどいもので、あまりのひどさにキャンセルしちゃいました。 ああいうことでは今後のためにもならんと思うので実名挙げちゃいましょう。 「和歌山東急ホテル」 おまえだ!なんやあの部屋は! いまどきラブホテルでもちゃんとクローゼットはあるぞ! なんで壁に直接ハンガーが掛かってんねん!部屋狭いぞ! ドアから部屋の一番奥まで4歩っちゅーのはどないやねん!以上。
結局その日は和歌山を出て一気に白浜へ行き、温泉に浸かってゆっくりしました。 以前会員制だっただけあって、非常にゴージャスではありました。 以前に来た時よりもホテル全体に哀愁が漂っていたことは言うまでもなし。 ま、前回はホテル概観を見学しただけやけどね。 でも、ほんと、温泉は広いしよかったわ。ホテル川久。 フロントのおにいちゃんもよかった。 「このへんにどこかお魚の美味しいお店ありませんか?ついでにお酒も飲みたいでーす」 というようなことを申し述べてみると、4,5人でよってたかって考えてくれました。 そのおかげでほんとにおいしい海の幸を食べることができてよかったよ。 サンキューおにいちゃん達。
あ、言い忘れてたけど、熊野古道のある海南市、海南駅から歩いて15分ぐらい (線路に沿って和歌山方面へ) のところにある 「小鯛ささ寿司」 の店はおいしかったわ。 忘れるとこでした。あのあたりの名物らしくてあちこちに店がありました。
えー二日目。田辺の ホテルハーベスト たら言うスパリゾートを予約していたので (だって一日目に温泉に入るという計画じゃなかったんやもん) 、 まあしょうことなしに田辺へ。でも結構良かったのよそれがさ。 まず、皆さん知ってましたか?かの有名な 「紀州南高梅」 の名前の由来。 わたしゃてっきり 「南高」 という地名かなんかやと思ってましたところ・・・ まあそれに類似するものではあるんやけど・・・ あの梅を最初に作った場所の名前なんすわ。 やっぱり場所=地名やんって?ちゃうねんなあそれが。 あれは 和歌山南高校 という学校の 農業を専門に勉強してらっしゃる学生さんとその先生が作ったそうな。 で、和歌山南高校で作った梅。ほんまかね? 今書いててちょっと疑問が出てきたのであまりオヨソノ人にはしゃべらないように。 また調べて報告します。この話は飲み屋のマスターから聞いたので (でも白浜の元漁師のおっちゃんで、結構郷土愛の強そうな人やったけど) 信憑性という点に自信がないのだ。
田辺の駅前はほんとに田舎くさくて最高! いや、あんなに田舎やとは思わなかった。 直行バスでユニバーサルスタジオジャパンへ! というポスターもさびしく風に踊ってた。 一応商店街はあるけど、なんだかねえ・・・ 観光客向けなのかそうでないのかよくわからんのよ。 おみやげもの屋さんがあるかと思えば生活雑貨の店あり。 あ、でも天六の商店街も四条河原町もそうか? うーんでも違うなあ、断じてちがうわ。 ま、そんな中、田辺がその南高梅の産地だと聞いたので とりあえず手近な岡村食品さんへ。 ここは自分ちの農場で梅を作ってるそうな。 ほんで長嶋茂雄監督からも、岡本ナツキ (懐かしい?) からも注文が来てるってさ。 最近では長嶋監督からの紹介で元木からも注文が入ったって! 買い物の間中そんな話をずーっと聞かされ、 いいかげんうんざりしてたけどでも 「はちみつ漬け」 は美味しかったしとりあえず買おう! ということで話はまとまった。で、その時おっちゃんが (店主のこと) 、 「あなたたちは観光か?」 「これからどこへ行こうと思っているのか?」 というような事を話題にした。 だいたい我々はその地での食べ物はタクシーの運ちゃんかそこらへんの商店のおっちゃんに聞け! と思っているので渡りに船と 「ええ(この肯定は質問その1に対して答えたもの)、 それでとりあえず美味しいお酒と肴の店を探しています」 と答えたわけよ。 ほんならねえ、やっぱりこの旅行は運が良かったわ! そのおっちゃんが酒呑みで!その商店がいからちょっと入ったところにある 「しんべえ」 という居酒屋さんを教えてくれたわけだわ。 これがもうあんら、おおあたりぃ!冷酒は1種類しかおいてないけど、 これが和歌山の地酒で 「50万石」 というもの。 すっきりしていて非常に美味い! 辛口だけどぴりぴりしない、本当に美味しいお酒でした。 料理はさすが魚が新鮮で美味かった。 昨日の白浜もそりゃおいしいけど、元漁師のおっちゃんの店なので、凝った料理はなかった。 それはそれですごくいいんやけど、 「しんべえ」 は料理も凝ってるし新鮮だしでほんと言うことなしでした。 ここで追記、この店の周辺はそういう夜の盛り場なんですわ。 でも表通りの商店街よりもはっきりいって美しいし趣があった。 調度このHPの管理をつかさどる人の最寄駅の裏にもそんな場所がありました。 彼女がお父様とよく行くらしいお鮨やさんなんかのあるあたり。 そう、あんな感じよ。よかったよ〜!
以上、ここまでで二日目おわり。 田辺のホテルハーベストは結構有名だし特に何も言うことないでしょ?
三日目。田辺・・・何すんの? ホテルのチェックアウトが普通に10時だったので時間を持て余してしまった。 駅前の観光案内所に行ったら 「このへんはなんにもないです」 とけんもほろろ。 じゃあ観光案内所を作るなよ! でも食い下がって教えてもらったのが (なんで客側が食い下がる必要があんにゃろか?) 名前も忘れたわ、 なんかすごく夕日のきれいな海岸。 時間あまり過ぎだけど近所に かんぽの宿 を発見したので タクシーで行ってみることに。 だってねー、その海岸 (というか岬だったっけな) までバスが一日2本しか出てないのよ〜。 朝8時過ぎと昼1過ぎ。タクシーで15分くらいでかんぽの宿到着。 めっちゃきれいやし温泉もよかったわ! 最近のかんぽの宿ってほんといいよね、どこ行っても。 私は一応簡保の会員なので早めに予約も出来るし安くなるので皆さんまた行きましょうね! でも温泉ってそんなに長くつかれないから結局その岬に夕日が落ちる時間までは時間をつぶせず田辺駅へ。 もうこうなったら大阪で飲もう!ということになって旅の締めくくりは大阪で。 ほんと、なにしに行ったんでしょうね?あ、帰りの電車は 「スーパーくろしお」 。 でも断然 「きのくにシーサイド」 のが良かったわ。
以上、何しに行ったんだか和歌山でした。
| 2001年6月号 |