ココロの中の人たち


彼らはみな、『私の為に、私自身が生み出した、苦しいときのための』ひとたち。
しかしそのひとたちに『私よりもつらいこと』と押しつけたツケとして、私は自分が誰なのかわからなくなった。
そして、そのひとたちは、『私』が行う『偽善』のために、私よりも苦しむ結果となった。


【基本の13人+1】  1999年末まで

名前 読み方 特徴
鈴木純子
(仮名)
すずきじゅんこ 『日常の管理人』。戸籍上の名前を名乗る人格。NOが言えず、他人に嫌われることを必要以上に恐れる。実在年齢。遺伝性の骨軟骨形成不全(軟骨異栄養症とも。常染色体優性遺伝で、重症になると骨軟骨無形成となる遺伝病)のため低身長で計算障害を持つ。あらゆる意味でどん臭い(苦笑)人。握力14、体育はいつも2。
桐立澄子
きりゅうすみこ 『社会人の顔』。治療開始以前に純子と連絡があった唯一の人格。服部CPに治療を求める手紙を書いた。実在年齢。姓は名古屋の叔母のもの。悠実に似ているが、こっちは過ぎるほどの倹約派。消費税まで帳尻が合っていないと気が済まない。ショートカットで活動的。こっくりとした落ち着きのある色が好み。23歳。
里湖 りこ 『残酷な天使』。怒りと破壊の人格。おそらく最初のほうに解離した人。鏡の中から生まれたこともあってか、純子とは正反対。暴力もいとわず、犯罪者1歩手前になったことも。身体的・精神的ともに他人を傷つけることも平気でする。自分勝手なので『りこ=利己』。マイナスの感情にも忠実に生きるので、ある意味もっとも正直者かもしれない。セラピーが進むにつれ人間らしくなり、プラスの感情も豊かになった。一時期純子を寝かせて、ホストを務めていたことも。関西弁。黒い服に黒い髪。実在年齢。猫と趣味の管理人とは無関係。念の為……(ぼそ)。
悠実 ゆみ 浪費家。明るく楽天的な社交家だが、金銭的にルーズ。そのくせ子供の世話が抜群にうまいというギャップの人。実際にいたら迷惑この上なさそうだが、子供に好かれるので有利と言えば有利。ちょっと派手な保母さんタイプか。里湖が裏ならこっちは表。丼勘定でいつも澄子を悩ませていた。綺麗な色が好きで、モノトーン派の里湖とはいつも口論になるが、勝ったためしはない。23歳。
亜美 あみ 『マドンナ』。今で言うところの援助交際をしていた人格。ある程度の年齢になって性欲がないわけはないので、それを消化していたらしい。いわく、「ひとがしてないことを私はしている。だったらもっとしてやれ」と思ったとか。しかし実質的にしていたことは『やさしい父探し』と思われる。実は悠実と二人三脚でテレクラのサクラのアルバイトをしていた人。悠実に似ていて、ちょっとやそっとでは見ぬけない。20歳。
愛子 あいこ 『解放された子供』。もともとは里湖と一体だった。いつも一緒に居た真琴が自分を追い抜いていったことに腹を立てていた。本人の希望で成長したり、一度は統合までしたが、すぐに元に戻ってしまった。どうやら本音はまだ子供をやっていたいらしい。チョコアイスと猫プリントをこよなく愛する7歳。
真琴 まこと 『自殺志願者』。愛子と一緒に生まれて、一緒に居たらしいが、いつの間にか愛子より年長になっていた。なんでもかんでも重箱の隅を突ついては気に病み、すべては自分の責任だと思いこんでは自殺を図る、気の抜けない人。なるべく出てこないように澄子が抑えていた。標準語。セーラー服。14歳。
レイ れい 『本人』。ミー惨殺事件以後、凍結されていた人格で、発見時4歳。無表情で抑揚無く喋り、全く感情がないように見えたが、他の人格に散らばってしまったためと判明。『絶対領域』と呼ばれる侵入不可能なバリアーのような領域を持ち、入ろうとするものを拒んでいた。そこに入るためには、無意識の下まで降りて、ミーの助けを借りなければならなかったため、発見できなかったばかりか接触もなかなか出来なかった。初期は主にミーと悠実、後に飛鳥や愛子によって外に連れ出されているうちに変化が始まり、そのうちにすべてを吸収してしまった。『レイ』は、『たましいの原点=0』に通じる仮の名。その後成長し現在に至る。現在の『結』。標準語だったが今では標準語・関西弁の両方を操る。。
りょう 『丘の上のピープル』または『羊飼い』。ISHと考えられている。『丘の上』にいるので、すべての人格の行動が把握できているが、そこを動くことが出来ないという弱点を持つ。そのため常に友梨を従えて、万全を期していた。交代はしない。実は治療上の根回しをした人。関西弁。「すっとぼけたフリをしてなかなか食えないヤツ」とは里湖の弁。年齢不詳。
友梨 ゆうり 『牧羊犬』。僚の尖兵。ちょこまかと動く機敏な少女で、普段は僚と一緒に丘の上に居るが、誰か『柵=世間の常識や法律』を超えた行動を取りそうな人が居ると、行ってそれを阻止する。要は犯罪に手を染めたり、極端に常識はずれなことをするのを防いでいた人格。僚とのコンビは絶妙で、見事な呼吸の合いっぷりを示す。全人格の記憶をほぼ完全にたどることが出来、通常は健忘を伴う『半分の意識野』でも、まとまった行動が取れた。そのため不利な立場に置かれるのを予防するので、有利から字を変えて友梨。通常は交代はせず、後ろから見ているが、たまに交代することもあったらしい。年齢不詳。
真司 しんじ 『無意識の番人』。友梨の更に下位に位置する補助人格で、みんなが『地下室』、または『シェルター』と呼ぶ特殊な領域を守っていた。そこに入ると居心地が良いので、ついつい寝過ごしてしまい、気がつくと何年も経っていたということがあり(レイがいたのはこのシェルター)、記憶障害の元になるので、真司に断ってから(更にここでチケットを切ると言う凝りよう!)でないと入れないようになったらしい。小学生高学年ぐらいの少年。こちらも交代はしない。
ミー みー 『レイの子猫』。殺されたミーが人格化したもので、普段は無意識の下の誰にも知覚できない部分(僚はこれを『ディラックの海=虚数空間』と呼んでいた。『ディラックの海』自体はSFでよく使われる概念。ブラックホールと似た意味合いを持ち、すべての存在が無に帰る空間とも言われている。ちなみに虚数空間とは数学において、2乗するとマイナスになる空間のこと)にいて、そこから『地底湖』と呼ばれる特殊な通路をとおってレイの所へ出入りしていた。レイが人間らしくなると、いつの間にか消えてしまった。
陵子 りょうこ 里湖を敵対視していたネガ的な女性人格。分別臭くなった里湖を腑抜けの負け犬と嘲笑し、苦痛など平気だとうそぶいていたが、セラピストに仕掛けられた『里湖の苦痛を共有して、それに勝てるかどうかという賭け』に負けて彼女と和解。以来最強の保護者となる。ある意味において、苦痛の辛さを誰よりも知っている人。年齢不詳。
カモメとネコ この時点ではまだ未分化のプレ人格状態。顕在化するのはずっと後だが、水面下で影響を与えていたらしい。


【第2期の化合体たち】

名前 読み方 特徴
飛鳥 あすか 悠実と澄子の化合体。最初から統合を望んでいた澄子と、自身の浪費癖に嫌気がさした悠実が統合して出来た人格で、悠実が「過去に戻ってやり直したい」とこぼしていたためか、年齢が退行してしまった。子供らしいわがままと高飛車な態度、それでいて妙に冷静という、複雑な人。『手』のフラッシュバックに悩まされることになる。中学生ぐらい。
静香 しずか 亜美と真琴の化合体。こちらはどういうわけか、年齢が上がってしまった。「相手を満足させようと思ったらそれなりのテクが必要」という亜美の発想らしいが、これ以後、逸脱した行動は取っていない。ふたりとも『歳とともに、いい意味で落ち着いた』らしい。ただ、年齢が高くなった分か、母的な押しつけがましさが現れ、子供を飲みこむネガティブマザー的な人格になってしまった感は否めない。


【第3期(現在)の面々】   2000年8月現在

名前 読み方 特徴
ゆい レイが他の人格を吸収したもので、『すべての結合体』からこの名がある。第1期のメンバーで特徴的に最も近いのは澄子。核心を突いたことをずけずけ言うかと思えば、一転して言いたいことがはっきり言えないためにストレスを溜めたりする摩訶不思議な人。日常をすべて運営しているために、中にいる人たちにまでなかなか手が回らない。順応性は高く、おそらくどこででも生きて行ける力はあると思うが、疲労やストレスから日常のコントロールを失うと、『点滅状態(あらゆる人格が短時間で表に出て来てはめまぐるしく交代すること)』に陥る恐れもあり、まだまだ不完全な主人格。
まゆ まゆ カモメから分離した子供で、他人の顔色をうかがいながら行動するいい子。どんなに嫌なことでも言われたとおりにすることが習い性となっているので、自分が本当は何を望んでいるのか、今のところよくわかっていない。和菓子が好きで、愛子と一緒ならファミレスのデザートメニューを一通り食い尽くすぐらいのバイタリティは持っているらしい。キーボード入力が出来るのが自慢の7歳。
けい 結に似ているが関西弁。結の『キツイ面』を更に強化したような人で、歯に衣着せず、ずけずけと物を言いすぎるきらいがある。今では頼りになる姉御と言った風情だが、元は恐ろしく冷徹だった。
狂子 きょうこ その字のごとく、『狂っている』ことを引き受ける人。某医師の『空想虚言』診断を真に受け、自らを空想の産物と称してその医師の治療を積極的に求めていた。第1期の役目は、『常軌を逸した行動をとること』で、多くは里湖(暴力・破壊)や真琴(自殺企図・自傷)に影響する形で行われていた。「疲れたので」結と一緒にいると言い出し、現在は結に吸収されてしまった。
直美 なおみ ネガ的な子供。自分が主人格になることを望んでいるが、危なくてとても任せられない。自分は結(=鈴木純子)の一部だと言うことは認識しており、その自分を放っておいた結を恨んでいる。いわく「自分も癒せずに他人を癒そうなんて100年早い」らしい。積極的に自分から話し掛ける相手はミコトのみ。失われた小学校3〜4年の記憶を結が夢によるフラッシュバックで取り戻してからは、少しずつ変化が現れている。中学生ぐらい。
雄也 ゆうや まゆと愛子のボディーガードを自認する少年。元はいじめっ子のI君を模した人格で、やんちゃでときに粗暴。直美と一緒に結を蹴って『思考を取って行く』ことがあるかと思えば、彼女の行動に腹を立てて、まゆたちに八つ当たりをすることもある。言葉遣いは悪く、動作は荒い。10歳ぐらい。関西弁。
ミコト みこと 僚パート2的な補助人格。主にメッセンジャーの役目をしており、現在では主に直美の言葉を他の人格に伝えている。篭っている直美をなんとか外に出してこようと恥をかなぐり捨てて踊り狂ったこともあるが、徒労に終わった。恵にメッセンジャー代行をさせて爆睡後、本来の役目であるメッセンジャーを再開。一応男らしい。結も忘れてしまったJISかな入力のブラインドタッチの出来る人。


【新しく見つかった人達または変化した人達】   2000年12月現在

名前 読み方 特徴
ゆい 変化した人。直美と理解しあえたためか、夏の時期に比べてよく言えば冷静、悪く言えば辛辣で冷淡になった。他人に共感、意見を異にする人物に歩み寄ることも出来るが、自分の意見ははっきり持ち、機嫌取りも『相手の期待通りの答えを返す』こともしない。そのため独善的と取られる向きも多く、最近では摩擦も多くなってきている。直美が言っていた「自分も癒せずに他人を癒せるわけがない」が持論になっている。
直美 なおみ 変化した人。結と近くなり、今ではもっとも親しい状態。妥協知らずで言葉も悪く、態度もそっけない生意気な所は変わらないが、確実に成長した。ただ、他人を見下した態度を取ったり、TPOに応じた言葉遣いが出来ないことが多く、これからは社会性を身につけることが最も重要な課題のひとつ。子供たちに好かれており、最大の保護者。
ナイル ないる 見つかった人。ミコトが通っていたメッセージの道を持っていた。彼自身がパイプであり、すべての人格のことを知っている。すべてを知っているので冷静で判断力に富み、何があっても動じない不屈の精神力を持つ。性別は無い……らしい。名前の由来は『無い理由』の語路合せ。河ではない。
修子

草子
しゅうこ

そうこ
見つかった人達。恵が『裏の結』と呼んでいた人格(?)の正体。『修子』は本当は『臭子』と書き、同じく『草子』は『くさこ』と読む。字が違うだけで語源は同じところから、「姉妹」と言っているが、同一人格が断片化したものと考えられる。二人とも完全な交代人格とは言えず、修子は、現れると「私は嘘吐きなんだ、みんな演技なんだ。他人をみんな騙しているんだ」と『懺悔』に終始し、草子は自己臭(幻臭。「くさい」と言っていじめられたことと、性虐待の後遺症)に悩んでおり、口臭を気にして言葉を発さない。修子は結にそっくりで、結が錯乱して取り乱しているように見えるが、草子は黙っているだけなので、現れてもわからないことが多い。が、長く黙っているので、「どうしたの?」と聞かれることも多く、聞かれると慌てて中に戻って行く。友人との電話中に出現したことがある。



【変化した人達】      2001年3月現在

名前 変化の内容 対策
まゆ 結の実在の友人ふたりに心無い言葉を浴びせられたためか、完全にネガ化してしまった。大人を信じない子供となり、「死んじゃえ」「みんな嫌い」「消えちゃえ」を連呼する。しまいには「まゆが死ねばいいんだ」と発言し、その他は狂ったように笑っている。
言いたいことを言えない、また、信じていた相手に拒絶された痛みの感情の引きつりが、この『馬鹿笑い』になっているらしい。実際に刃物を手にしたり、切りつけたりするので要注意。本人は「草子を殺した」と言っているが真相は「???」。
セラピストないしは主治医と相談し、かつてあった子供らしい信頼感を取り戻させること。そのためには『子供でいていいのだ』『甘えていいのだ』『わがままを言ってもいいのだ』というメッセージを、言語的・非言語的に与える必要がある。いわゆる情緒障害ないしは行為障害の範疇に入るものなので、情緒障害または行為障害の治療メニューには反応すると思われる。
修子 自分が『心の中の住人』であることを理解してきた。
ただ、極端に内向的で、自尊心・自己評価ともに低く、社会的適応はまだ出来ない。思索型で思考・分析能力に長け、結がしている夢分析やそれにまつわる自由連想もどきを書き出して、思いも寄らない鋭い分析をする。
主治医いわく「プロでやれる」とか。結とタッグを組んで夢分析で食って行ける力はあるとのお墨付きを得た。
プラスの変化なので特に対策はなし。
ただ、自己評価・自尊心を高め、社会性を身につけることが課題であることに違いはない。
草子 ミコトが発するオヤジギャグや、ヘンな替え歌に反応して、笑う場面が見られるようになった。以前のようにいつも修子と一緒ということもなくなり、単独で行動が取れる(と言っても、『心の中の住まい』の中だけ)ようになった。 プラスの変化なので特に対策はなし。
情緒障害による緘黙には違いないので、全緘黙児と同じ治療メニューが必要か。


【変化した人たちと新しく見つかった人たち】   2001年5月現在

名前 詳細情報 対策
まゆ 一時ネガ的になっていたが、『自室で眠ること』と、主治医との対話を通じて、少々キツイが、はっきりとものをいう子供に成長した。
ただし、年齢の報告はなく、7歳のままらしい。クリニックで飼われている熱帯魚が好きで、待合室ではいつも水槽を眺めている。
なお、これまで名古屋弁を話すのかと思っていたが、実際にはかなり正確な岐阜弁、しかも郡上八幡の言葉を話すことが判明。
プラスの変化なので対策はなし。年齢が上がるともっとよいとは思うのだが……。
草子 ペットロスと結のフラッシュバックをきっかけに、飛躍的に成長した。現在12歳。
大人びた表現をし、礼儀正しく丁寧な標準語を使う。ナイルを介して知識を結や恵と共有することが出来るので、年齢不相応な表現も時に見られる。
ナイルによると、「結のフラッシュバックを止める=トラウマを意識・記憶に統合させる=ためのキーパーソン』らしい。
プラスの変化なので対策は特になし。
4月末に目の前で愛猫を交通事故で失ったため、ペットロスに見舞われた。その後事情があり実家に帰った際、弟と父親に激しい暴力を受け、以来フラッシュバックと悪夢に悩まされている。そのため不眠となり、大量の薬剤が必要となり低空飛行。
解離していた記憶(本来は直美とまゆ、草子と修子が持っていた)がすべて流れ込んだため、通常の食事が摂れず、経口栄養剤を摂っている。
ペットロスからは立ち直りつつあるが、依然として『フラッシュバック止め』と『悪夢止め』は欠かせない。
ホスト人格なので、主治医、セラピストとの密な治療関係が必要。
草子が鍵を握っているらしいので、彼女の協力は欠かせないだろう。
新しく見つかった人。『かおる』と読む。中学時代、いじめられっ子だった『純子』が、転入生にその標的が変わったことをきっかけに、いじめる側に回った中学生。いじめられる苦しみや痛みを誰よりも知っているため、そのこと手を組んで、いじめ尽くす振りをし、最後には「喧嘩はやめろ」と言って駆けつけた教師の前で、「これはいじめだ! この学校には、ずっと前からいじめがあったんだ!」と告発した。
その後ずっと眠っていたが、『助けられるのを待っているだけのひ弱な純子』を嫌っており、そのためか、どちらかと言うと平和主義の結と距離を保っている。
行動力があるので、味方につければとても頼りになると思われるが、『共依存とアダルトチルドレン』に関する正しい知識を身に付けることが必要。

【新しく見つかった人と変化した人たち】   2001年6月現在・5月版の改定

名前 変化の内容および特徴 対策
近所で事故で亡くした愛猫にそっくりな猫を見かけ、声をかけ、頭を撫でたところその飼い主と思しき女性に猫泥棒呼ばわりされ、警察にまで連れて行かれたことからFBが悪化、ファンタジーの世界に行ってしまった(単一人格であれば発狂といったところか)。そこには死んだ猫がおり、白と黄色の花畑(白と黄色の花は、典型的な死後の世界の光景である)で、彼と戯れて過ごしている。「ここの花は食べられる」と言うところから、既にあの世の食べ物を口にしてしまったと思われ、現実世界に戻ってくるかどうか甚だ疑問。
主治医は『充電のための夢想期間』と言うが……。
なし。
本人が現実に戻ろうという気になるまで何も出来ない。
現在のホスト。多少きついところは否めないが、最も実行力・行動力があるため、ナイルによって『結フォルダ』から、『仕事関係のファイル』をコピーされ、結の代わりに日常生活を営んでいる。また、結を『共依存のバカ女』と言っていたのは彼女ではなかったことが判明。
結とは服装の好みも違い、いわゆる『カッコイイ系』を好む。ちょっとアバンギャルドな物を定番の物と組み合わせて着こなす、ファッションセンス抜群の人。また、多少のことは気にしないおおらかなところもあり、頼りになる姉御、と言った風情か。
バス酔いするので、バスに乗るときには交代が必要。
修子 「自分は嘘つきでも妄想癖があるのでもないのだ」とはっきり悟った。現在はバスに弱い馨に代わってバスに乗ったり、腰の低さ、おっとりした人当たりの良さから、職場での『苦情窓口』のようになっている。それすらも「いじめに比べたらどうってことはない」と、うまくこなしている。 馨との更に強力な連携、共有意識の強化が必要。
名無し 『NO NAME』と名乗るネガ的な人格。前回、馨のところに挙げた『結を共依存症のバカ女』と軽蔑しているのはこの人格。
言葉遣いも悪く、態度も悪い。八つ当たりをすることも多く、結が誤解とすれ違いの悪循環から友人に去られた時も、彼女を嘲り、嘲笑した。
馨が告発したいじめにも噛んでいた可能性がある(時々本当に手を組んでいるはずのその子を傷つけることがあり、馨自身にその記憶がないための推測)。
主治医、あるいはセラピストとの対話。
現実の認識と『していいことと悪いことの区別』をつけることが課題。


【新しく見つかった人たちを含む現在の面々】   2001年10月現在

名前 読み方 特徴と役割 年齢 対策・課題
優希 ゆうき 馨と結が統合して出来上がった新しいホスト人格。両者の記憶・知識を持ち、感情も豊か。『ある朝目覚めたらいつもと感じが違った』ということから、統合は睡眠中に起こったものらしい。
『結』 『馨』 『純子』ともに自分の名前という気がしない、と訴えたため、主治医に命名された。
「結の優しさと、馨のどんなときにも希望を捨てない不屈の精神に敬意を表して、『優しい希望』」とのこと。基本的には穏やかで朗らか。かつ論理的で冷静。
ただ、内部に『ルカ(後述)』なる人格(?)がいることが判明しており、そのためか気性は激しい。怒りも強く、それをこらえることで精一杯ということもある。先日あることがきっかけで、出張先の神戸で震災の被害にあったことが判明したが、それを全く知らなかったところから、この記憶はルカのものかもしれない(ただ、『自分しか地震を感じない』ことは度々あった)。
9月に『日本オンラインカウンセラー協会』のカウンセラー認定を受け、今後はカウンセリングを本業にし、ゆくゆくは自分のオフィスを持ちたいと思っている。
心理的イメージと実際の姿は同じ。身長141センチ、38キロ。体が小さいのが悩みの種。
遺伝病で常染色体優性遺伝の『骨軟骨形成不全(骨軟骨異栄養症とも。重症になると『骨軟骨無形成』となり、大半は生後数年で死亡する)』と、『虚血性内耳小脳性半回神経麻痺性平衡障害(平衡感覚を司る小耳と小脳の連動が、血流が少ないためうまくいかず、千鳥足になったり、回転、旋回などの発作が起きる。原因のひとつとして低血圧があるが、実質的な原因は不明)』を持つ。
実年齢
ホストゆえの宿命、内部人格に影響されやすいので、その対策が必要。
また、出張で神戸に行っていたときに震災に巻き込まれ、同僚や上司が死亡したというトラウマが発見されたため、こちらの対策も必要。
イメージ療法によるトラウマの解放が有効かと思われる。
けい 相変わらずきつい人。歯に衣着せずものを言い、それでトラブルになることもたまにあるが、基本的には冷静で、物怖じしない。感情はほとんどないように見える。滅多に出現しない。 22歳
流水 るみ 無口で何を考えているかよく判らない女性人格。元は純子の3歳で死亡した妹の人格(純子とは一卵性双生児、死因は同じ遺伝病(前述)。この妹のほうがはるかに重症で、骨折が絶えず、平衡障害も酷く、歩くことも立つこともできなかった)で、優希=純子を殺そうとしているが現在何を考えているのか動きを見せない。いわく、「姉さんはほとんど全てのものを手に入れた。だから、この体ぐらい、私が手に入れる」とか。
『ルカ(『流風』と書くと後日判明)』という『失った半分』を探していたが、それが優希の中にあると知り、現在は誰とも交流がない。気性は激しいが、本当はとても寂しがり屋なのは確か。七施がよく話し掛けており、以前はそれを拒んでいたが、最近はそうでもなく、彼女がいちばんの理解者になっているらしい。年齢的に逆転しているが、まあいいだろうと静観中。
自分では何も言わないが、己の持つ感情や欲望が『本当は醜いもの』なのだということはよく理解しており、
「湧き上がってくる嫉妬や妬み、怒りを抑えることができなくて苦しい、これがなくなるのなら、『3歳で死んだ可哀相な双子の片割れ』のままでよかった」。と七施に語ったらしい。このことから、自分の目的=「優希を殺し、この体を手に入れる」という自分の持つ欲望と姉=優希あるいは流風への愛情の板ばさみに苦しんでいるのは確か。
名前の由来は希(後述)を『実験』していた実在の教育実習生から。本名は別にあるが、その名は嫌いな上にしっくり来ないらしい。そこは優希と同じ。
脱色したような茶色い髪を、肩の辺りまで伸ばしている。綺麗なセミロングボブ。
22歳 他の人格たちと会話をすること。あるいは、チャットなどで外部の人と話をすること。そして、それによるカタルシス。
流風 るか 流水の『なくした半分』。優希の中にいた。表現が適当ではないが、体の下にあったもうひとつの体のような存在で、出現当初は優希と同じ容姿をしていたが、現在は流水と区別がつかない(流水のルーツが早世した一卵性双生児の妹であることから、流風が流水に似るのは当然と思われる)。
優希がネガ人格に捕らえらたときに一時的にホストを務めた。
流水を解放するためにナイルが作った優希のクローン人格と考えられる。
「流水と二人なら、何でもできる。誰にも負けない」と言う。
22歳 −(?)
ミコト 相変わらずひょうきん者。オヤジギャグの才能しかないのか、と言われるほどバカなことばかり言ううおどけ者。『テトリス』が得意で優希と得点を競い合っている。「次なる目標は30000点」とか。
茶色い髪、ゆるい天然パーマ。
20歳
草子 そうこ 物腰の柔らかい、人当たりのいい人格。発見当初に較べるとまるで別人に成長した。『姉』の修子を吸収し、物静かな思索家になった。分析能力は修子のそれを受け継いで高く、優秀なブレーン。優希の右腕といったところか。
色素の薄い細い直毛を、肩甲骨辺りまで伸ばしている。
20歳
潤也
(ノラ)
じゅんや  黒い猫の人格・・・だったが、自己イメージが『黒猫』だったためにその姿をとっていたに過ぎなかったことが判明。
出現当初は自らを『地獄の黒猫』と名乗り、『十戒を破った結(馨、あるいは優希)』を制裁として殺そうとしていたが、チャット仲間と交流が深まるにつれて自己洞察が進み、現在では優秀な考策(工作?)家。草子が右腕ならこちらは左腕。人間と猫と両方の姿をとることができる。
優希が
どこにでもいそうな少年。照れ屋で生意気(笑)。現在、友人の宏子の中の女性人格と交際中。体が女性なのが歯がゆいらしい。ちなみにこの名はその女性人格につけてもらった(彼女が私を『純子』と呼ぶので、違和感のない名前にしたらしい)。
17歳 、『猫』に対するマイナスイメージの原因を突き止めること。
あずさ ノラの妹。はじめは『なずな』だったが、宏子の中に同じ名前の人格がいるので、響き的に似たこの名に改名。黒い猫で長毛(イメージ的には黒い『ターキッシュ・アンゴラ』か、『メインクーン』)。はじめはノラに反発し、彼を「人間に懐柔された恥ずかしい兄」と蔑視していたが、パニックを起こしやすい七施に気に入られ嫌々ながらも接しているうちに、柔らかく、彼女に安心を与える唯一の存在となった。
優希が高校生の頃スキーバスが転落し、そのときに封印された『泳げる私』であることが判明。優希は本来泳ぎが得意だったが、体育実習の往路、スキーバスが転落した。クラスメイトのほとんどを助けたが、最後に自分が上がろうとしたときに足がつり、頭だけ出して救助を待っていたら、最初に助けた親友の由紀子が正面から彼女を引き上げようとして失敗、由紀子は2度転落して救急車の中で絶命。そのときの無力感や絶望から、『泳ぎの得意な私』と、『男の子だったらこうなのに』というイメージを封印してしまったらしい。
現在は、泳ぎが得意なことを生かして、庭にある湖に潜り、その『泡=あぶく』の中に、まだ誰かが残っていないか調査中。
17歳 人間の姿を確保すること。他はノラと同じ。
ユナ 4姉妹(後述)に飼われていた猫人格。梓とノラを連れ戻しにやってきた。
現在は『聞いていたのと全然違う』世界に戸惑いつつものんびりと猫している。
なぜ猫なのかは不明だが、『神戸』という地名に驚愕反応をしめすところから、同僚の死を目の当たりにした純子(もっとも、本人も重傷を負い、生死の境をさ迷っていたと当時の記録にはある)の無力感や、置き去りにされたペットの話などが絡み合っていることは間違いない。
白をベースにしたバンカラー(耳とシッポだけが茶色)の雑種。
ルーツの特定と人間の姿の確保。
直美 なおみ 気性が激しく口も悪いお元気娘。なんだかんだと言いながら、子ども達のまとめ役をしている。
ちょっかいを出しにくる猫たちをナイフを持って追いまわすほどのバイタリティの持ち主。
15歳 学校トラウマを持っているので、その対策。
あゆみ ひどくボディイメージの歪んだ女性人格。自称40歳、身長130センチ、体重80キロとか。それゆえかダイエットに異様に固執している。 40歳?? 正しいボディイメージの獲得。
のぞみ 教員や用務員に『実験』されていた子ども人格。梓が発見した。発見当時は柱状のものに、全裸で手錠で繋がれ、全身傷だらけだった。
朝は用務員や男性教諭の性処理で始まり、その後授業前は上級生、授業中はいじめ、放課後は朝と逆の順序で性処理をし、その後理科実験室で『実験台』になっていた。他にもう2人いたらしいが、この子が逃がしたため、実験は更に残忍なものとなった(その子たちはつかまり、校門に縛りつけられて『振り子実験』の挙句門柱に頭を潰され死亡。偽記憶なのか事実なのかは不明。しかし小学生の時に近隣がやくざの抗争の地となり、校門で頭を挟まれて死亡した子どもはいた)。そのためか流水を怖がっている。
誰かに切られたのか不揃いな黒い髪。小さく痩せている。黒く大きな目が印象的。
11歳
(発見当時9歳)
『実験』、『性処理』のトラウマの解放。イメージ療法、またはプロセスワークが有効かと思われる。サイコドラマはトラウマを再演する可能性があるので勧められない。
まゆ 猫と和菓子が大好きな子ども人格。大分直ったかと思ったが、未だに正確な岐阜弁を話す。ただ、ボキャブラリーや理解力など、歳不相応な部分も多く、成長を止めているだけかとも思われる。直美と仲がよく、いやがる梓やノラ(猫バージョン)を相手に遊んでいる。
色素の薄い直毛。肩までのおかっぱで、大きな茶色い目の可愛い子。
7歳 実年齢にあわせたボディイメージの獲得。または実年齢の自覚。
愛子 あいこ 天真爛漫な子ども人格。セラピー開始当時からいる古い人格で、当時のセラピストが知っているのはこの子だけになってしまった。猫とチョコとアイスクリームが大好き。
まゆとは違い、成長を止めているような雰囲気はない。歳相応の理解力とボキャブラリー、表現力しか持っていない。
7歳
すみれ 天真爛漫な子ども人格。何でも隠すことが好きで、目に付いたもののほとんどを隠して遊ぶのが(内部人格全員の)悩みの種となっている。生意気に「あたしおっきいから、何でもできるもん」と言うかと思えば、「あたしちっちゃいから、そんなことできない」と言う、なかなかの知能犯(笑)。 4歳 特になし??
雄也 ゆうや 子ども達の中では最も年長児。「女の子たちを守る」と言いつつ、からかって遊んだりする悪ガキ(笑)。元々いじめっ子のI君を取り込んでできた人格なので、からかいや悪ふざけは致し方ないといったところか。 10歳 これから性成熟を迎える年頃なので、年齢に見合った性的事項の対策が必要。
七施 ななせ 混乱しやすい子ども人格。優希が神戸に出張したときに巻き込まれた震災や、目前での愛猫の死、他の子ども達が受けた虐めをすべて覚えている。そのために混乱と恐怖しか知らなかったが、宏子の中の子ども達や宏子自身と触れ合ううちに変化が現れ、キーボード上または、電話では、普通の会話も出来るようになった(大地震があれば電話は通じなくなるという認識を持ったため)。
鎖骨辺りまで伸びた黒い髪。大きな黒い瞳。
4歳 「ここは安全なのだ」ということを受け入れることと、虐めの記憶の解放。
鏡子 きょうこ 『催眠使い4姉妹』の長女。ネガ人格のリーダー。全ての別人格は、幼い純子の鏡遊びから発生したので、この字を持つ。
鏡像が全て左右反対であるように、純子=優希とは正反対の性質を持つ。気性は激しいというよりも荒く、いわゆる『悪名高き不良少女』的な側面を持つ。残忍で冷酷、良心は全くないように見える。他人を傷つけることも平気で、もっとも危険な人格のひとり。
ウェーブのかかった長い黒髪(大学生当時の純子のヘアスタイル)。色白で低身長。見かけは大学時代〜震災まで変わらなかった純子の姿。
不詳 「由紀子を殺した殺人犯」、「同僚を殺した殺人犯」という悪感情を純子に持っているので、それが事故あるいは災害だったということの正しい認識をもつこと。
みどり 『催眠使い4姉妹』の次女。鏡子のような頑なさはないが、「由紀子を殺した」、「同僚を殺した」という認識と「あれは事故であり、災害である」という認識の両方を持ち、「理性では判っているが感情がついていかない」と言っている。
催眠使いとしてはかなりの腕前で、ちょっとした暗示を、当人達が知らない間にかけることが出来、ボディイメージや思考、欲求や感情などを意のままに操ることが出来る。中でも『悪』の感情に入り込むのが得意で、『これまで味方だった者を一瞬にして敵に変える』能力を持つ。
生意気で挑発的、もっとも危険な人格のひとり。
栗色のショートカット、フェイスシャギーの入った変形ウルフ、長身痩躯。
不詳。
高校生ぐらいに見える。
同上
凛呼 りんこ 『催眠使い4姉妹』の3女。にもかかわらず、催眠使いとしての腕はイマイチ。そのため『下っ端』に甘んじているらしい。他の人格との交流がなく、ほとんど判らない人。
栗色のロングヘア、色白で可愛い少女だが、危険な人格であることに変わりはない。
みどりとは違い、「(優希=純子は)由紀子や同僚3人を殺した殺人犯で、この世に存在してはならない」と頑なに信じている。
色白で赤銅色に近い茶色の髪。ほとんど無表情。
不詳。
中学生ぐらいに見える
この人格自体がまだよく判らないので、とりあえず、不明。
やなぎ 『催眠使い4姉妹』の4女。自らの気配を消し、他人の背中に判らないようにに取り付き、感情と思考をネガ的なものに変える力を持つ。時としてみどりよりも強い力を発揮する時があり(恐らく子どもゆえのプリミティブさからきていると思われる)、『神出鬼没のエアゾール』として、ネガ人格たちから一目置かれている。
凛呼の影響か、「優希=純子が存在するためにこの世に悪がはびこっており、彼女が死ねばあらゆる争乱や戦争は起きなくなる」と言うが、それを信じているのかどうかは不明。
七施によく似た可愛い少女で、ショートカットにした艶やかな黒髪。
不詳。
小学校低学年か5〜6歳に見える。
子どもゆえの柔軟差に訴える『負の感情』からの脱感作。
表面にいる人格や、セラピストとの会話。
ナイル ISHと思しき人格。性別不明またはなし。かつて僚がいた丘の上で下の風景を見下ろしている。
全てのことを把握し、知っているらしい。思考力・判断力に富み、助言も的確で表面に近い人格たち全員に慕われている。
『催眠使い4姉妹』のことも、かなり詳しく知っているらしく、彼女らを監視しているような印象もある。
優希が忘れていた阪神大震災、スキーバス転落事故のことも全て知っており、結に記憶の摩り替わりが一部あったため、それも『気づき』という方法で修正した。
過去を全て知っており、現在のことも「こうすれば、こうなる」ということを冷静に判断できるので、意識に影響する形で、状況の悪化を防いでいる。
長い茶色の髪。古代オリエントの文官のような白い服。よって、性別は全くわからない。
不詳。
ないのかもしれない。
ユーリ ナイルが目覚めさせた英語を話す人格。両性具有で、女性のときは『ユーリ』または『ユーリ・フォリナー』、男性の時は『フォリン』と名乗る。名前の由来はかつていた僚のパートナー、『友梨』かららしく、それを『ナイル』にあわせてオリエンタル風にアレンジしたらしい(実際『ユーリ』という名は、トルコあたりでは比較的ポピュラーな女性の名前である)。『フォリナー』または『フォリン』は『Forign(er)』で、単純に外国・外国人を意味する英語である。
とは言え、発音も拙く、ボキャブラリーも少ないところから、年齢的にはかなり幼いと思われる。
声だけで現れ、優希や表に出ている者が、FBに苦しめられている時には「It’s fiction! Fictional feels and all of their, get away! you of all have got away! (それは嘘! 虚偽の感覚、全ての虚偽よ、遠き場所に去れ! ここはお前達の居座る場所ではない!)」と叫んでFBや錯視、時には幻覚まで追い払ってしまう力を持つ。
ただひとり彼女の姿を見た流風によると、長いハニーブロンドのお下げ髪の少女で、健康そうなローティーンだったらしい。
精霊的存在 にゃー 純子=結が実際に飼っていたアメリカンショートヘアが人格化したもの。黄色と白の花の咲いた草原にいる。全体にパワーレスになった人格をそこに呼び寄せ、『元気』を充電する役目(力)をもつ。
リコ 純子=結が実際に飼っていた『性格破綻猫』が人格化したもの。にゃ−と同じ場所のもっと端の草原にいる。気弱になって自殺願望を持ってしまった人格を呼び寄せ、喝を入れる役目を持つと同時に、自殺願望を吸い取り、それを浄化する。
ミースケ 純子が実際に飼っていた大きな白猫が人格化したもの。リコから少し離れた大木の陰にいて、いつもスフィンクス座りでくつろいでいる。卑屈になった人格や無力感に打ちひしがれている者をそこに呼び寄せ、ともに眠ることによってリラックスさせる役目を持つ。
キリ 純子=馨が実際に飼っていた雑種の猫が人格化したもの。ひょうきん者で、人間の食べるものなら何でも食べる食欲のカタマリ猫(笑)。
にゃーのそばにいる。ちょっとパワーが落ちている人格や怒りの強い人格に独特の「あそぼ」ポーズ(お腹を見せて転がる)など、猫独特の仕草を見せて慰めたり毒気を抜いたり、また、にゃーが充電した元気を増幅させる力を持つ。
また、食いしん坊だったところから、拒食のストッパーにもなっている。


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