| エッセイ3題・なっとくのいく生活 | |
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引っ越して一ヶ月。生活形態の激変に驚いています。 以前は商店街の真ん中に居を構えていたので、仕事帰りに食事の買い物をし、帰りが遅くなったときにはお総菜を買ったり 買い物に苦労することはありませんでした。ですから、まとめ買いをすることもなく、献立を考えるもの簡単でした。しかし、 現在の住まいは商店街から離れ、しかも4階なので疲れているときは「買い物に行きたくない」のです。このキモチ、おわかりいただけますか?夫婦二人暮らしとはいえ健康管理は欠かせないと気負うところもあり、「買い物が満足に出来ない→食事のバランスが悪くなる」と一人で罪悪感すら感じていて、なんとかならないかと悩んでいたときに出会ったのが『ネオ家事入門』と「生協の宅配」なのです。 『ネオ家事入門』は朝日新聞生活欄に連載されていました。食器洗い機や洗濯方法、掃除や買い物の工夫を読みつつ感心しきりでしたが、当時はそれだけでした。商店街という巨大な冷蔵庫の中で暮らしていたからです。それがないと気が付いた今、利用できるものはなんでも使おうと決意したところに「生協の勧誘」がやってきたのでした。 いただいたカタログには噂に聞く「バラ冷凍豚小間切」や「バラ冷凍挽肉」を始め野菜や調味料やお菓子があり、 値段もスーパーで購入するのと大差ありませんでした。ダンナさんと相談して冷凍物・牛乳を主に注文することにして 個人宅配に入会しましたが、その後友達と斑を造り共同購入に移動しました。毎日の食事が或る程度保証されたので、罪悪感がすこし減りました。 とかく「手抜き」を嫌う家事指南本が多いですが「手抜き」と「合理化」は全く別物ではないでしょうか? 例えば料理・洗濯は得意だけど、掃除は苦手だから週1回して、何ヶ月かに一回は専門業者にお願いしている。これで十分だと思いませんか。昔は子供服を母親が作っていましたが、いまは既製服が主流です。しかし、このことを「手抜き」という人は少ないでしょう。要は頭の切り替えがどこまで出来るか、だと思います。結婚当初は全部ちゃんとやらなきゃと自分を追い込み、体調を崩しましたが、ダンナさんに相談し、すこし家事の手順をはずしても暮らしていけると気が付いた今は気がラクになりました。自分のルールをつくっていいのです。むしろそれがないと、ツライのが家事なんだと思います。 さて、つぎは『平松洋子の台所』。台所と書かれていますが、生活全般を対象にしたエッセイ集。モノを語るのではなく、そのモノと個人の背景を語るところが平松洋子的です。訪問先で使い込まれたアルミのスプーンが欲しくなり握りしめ、 ついにはもらってしまう。欲しがりなところが共感できます。新潮社から発売されている『台所用品の愉しみ』もオススメです。 最後の一冊は『おいしいものに恋をして』。有名店・高級食材・有名人・芸能人が書面を被います(レシピあり)。 読み終わった時点でごちそうさま気分になります。 |