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この愛しきもの達 「ナノハナとレンゲ草」
ー その2 ー
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背の高いナノハナは言いました。
「でもレンゲさんと麦畑さんは手をつないでるよ!
残念だけど・・僕たち入れないよ!」
「いいわねレンゲさん!
麦畑の緑のお陰であんなに綺麗だなんて・・・
ホラ!後ろにも・・・」
背の低いナノハナが言いました。
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二人は後ろを振り返りました。すると、お日様の光りを浴びて、
暖かい絨毯のように一面優しいレンゲ色と緑色の海となって
光り輝いているではありませんか!
「羨ましいな〜! あんなにキラキラ輝いて・・・」
その時横でその話を聞いていた一番背の高いナノハナが、さもわかったような口ぶりでこう言いました。
「なに言ってるんだい、おまえ達なんにもしらないんだな!
レンゲさんは僕たちみたいに緑がないから、麦畑さんとくっついていなきゃなんないのさ、
おまけに背が低くて、だから体を寄せ合ってる可愛そうな奴さ!」
「そうだったの・・・・ とっても幸せそうに見えたけれど・・・・・・・ 」 二人は口を揃えて言いました。

つづく
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