演奏曲目:

<1部>

 指揮:川西一郎

1.懐かしき追憶   G.Fillippa      作曲

                      中野二郎  編曲

2.組曲「北欧のスケッチ」 A.Amadei  作曲

中野二郎  編曲

     

<2部>

指揮:池田太郎

3.マンドリンオーケストラの為の

ファンタジーU

小桜秀弥  作曲

4.マンドリンオーケストラの為の

奇想曲

 水野真人  作曲

 

曲目解説

懐かしき追憶                              

作者G.Fillippaは、イタリアの吹奏楽の作曲家である.中野二郎氏より吹奏楽曲からマンドリン合奏曲に編曲されており、曲は4分の3拍子で軽快にワルツのテンポを刻む曲である。序奏と5つのワルツによって構成されており、一つ一つのワルツの旋律がとても美しく魅惑的なものになっている。pとfが交互に出てきており、軽快な中にも静と動が見え隠れする.                                           

組曲「北欧のスケッチ」

作者は1866年12月9日イタリアのロレートに生まれ、1935年6月16日トリーノで逝った作曲家で管弦楽指揮者。初め父ロベルトに学び、その後ボローニャのアカデミア・フイラルモニカを卒業、オルガニスト又合唱指揮者として活躍したが、1889年歩兵第73連隊軍楽隊長を拝命以来、各地軍楽隊長を歴任して、退役後はトリーノに定住して、指揮者として又教授として音楽界各方面に尽くした。作曲も多岐にわたり、数種のオペレッタ、管弦楽曲、吹奏楽曲、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲、マンドリン合奏曲を含めて約500曲がある.本曲は作者の生涯最後の作品とされており、元々管弦楽組曲であったものを、マンドリン合奏曲に編曲したものである。 3楽章から成っており、1楽章はAdagioで静かに始まり、2楽章は勢いよく始まって静かに流れていく。3楽章はAndanteで始まり、最後はPrestoで勢いよく終わる。                                

                                         

マンドリンオーケストラの為のファンタジーU

本曲は二つの楽章より成っている。

1楽章 Adagio(ゆるやかに) 
 2楽章  rirace(活発に)                                                                

1楽章はA-B-Aと3つの部分に分かれBは速く演奏される。
2楽章は全パートのsfで力強く入り、1stが軽快な動きを見せて第1楽章の序奏が終わる。そして、第2楽章が各パート重なり合うように演奏されていく。
その後、1stが表情豊かに奏でて、セロ、ローネ、ベースに受け継がれて行くが、すぐに力は失っていく。そしてまた、1楽章、2楽章が再現され全休止の後に、1楽章を回想して終わる。この曲は全体的に一つにテーマを、水面にできた波紋のように各パート順次何度も繰り返される。また、ギターは和音・パーカッション的要素など、効果的に成るよう工夫されている。                                     

                      

マンドリンオーケストラの為の奇想曲

第1部 全曲に共通するテーマが現れる。「奇想曲」の幕開けとしてふさわしく、親しみやすい曲と なっている。
第2 沖縄風の音階を用いられた部分があるが、沖縄音楽を意識させることなく、やさしいメロディが奏でられる。
第3部 第1部の調性を変化させた再現部。
第4部 静かに澄んだ雰囲気を漂わせた部分。第3部から第5部    を導く部分。
第5部  「奇想曲」の最後の部分。自由なロンド形式をとっていて第1部のテーマが再現し、第5部の新しいテー  マで曲は終わる。