
●『金持ち父さん貧乏父さん』のロバートキヨサキ氏最新刊「ビジネススクール」の日本語要約「何故ネットワークビジネスを
薦めるのか?」
世界中でベストセラーとなった「金持ち父さん貧乏父さん」、読まれた方も多いことでしょう。その著者ロバートキヨサキ氏の第2弾が日本でも発売され話題になっていますが、アメリカでは第6弾「ビジネススクール」が出版されており、ネットワークビジネスについて語られています。キヨサキ氏がこのビジネスをどう捉え、それを薦める理由を述べた文章を要約して紹介します。
【何故ネットワークビジネスを薦めるのか?】
「ネットワークビジネスで金持ちになったのではないなら、何故ネットワークビジネスを人に薦めるのですか?」とよく尋ねられる。その理由を挙げてみよう。
最初はまるで聞く気がなかった 最初にネットワークビジネスに誘われたのは1970年代の半ばだった。友人に誘われ、プレゼンテーションを3時間聞いてみた。
感想を問われて「面白そうではあるけど、私は興味ないね。もう自分で立ち上げたビジネスがあるのに、どうして他人とまたビジネスをしなくちゃならないんだ?それにこれっていわゆるネズミ講じゃないの?非合法でしょ?」と言い放ち、そそくさと帰宅した。
其の頃の私の生活といえば、初めての国際ビジネスを立ち上げているところだった。サーファーが使うナイロンのマジックテープ付きの財布の製造から販売まで手がけ、その財布は大変ヒットした。富も名声も得、30才までに100万ドル長者になるという夢もかなった。このビジネスは上手くいき、ネットワークマーケティングのことは、その後15年間、考えもしなかった。
【何故、気が変わって聞く気になったのか?】
1990年代の初め、別の友人にネットワークマーケティングの仕事を始めたんだと告げられた。その友人は財政上の知識も深く、ビジネスでも成功していて、私は彼をとても尊敬していたから、何故ネットワークマーケティングの仕事をするんだろう?と不思議に思った。彼は10億ドルの不動産の仕事をやっていてとてもリッチだったのに何故ネットワークビジネスなんかをやらなくてはならないのか分からなかった私に、彼が言ったのはこうだった。
「長年不動産投資の仕事をしてきたけど、実に多くの人達が"私もその投資に参加させてくれ"って頼みに来た。問題なのは、彼らには投資をするのに十分なお金がなかったということ。もしくは、たとえ投資するのに十分な資金を持ってきたとしても、それは有り金をはたいて持ってきた金で、損したらどうしようってビビッて持って来てるのだ。
そういった場合、たいがい失敗するのは君も知っているはずだ。」以下、彼の話の要約である。
[1 人助けをしたかった。] これがメインの理由。彼は金持ちではあるけれど、決して強欲であったり尊大な人ではない。
[2 自分のことも助けたかった。] 投資をするにはまとまったお金が必要。多くの人をお金持ちにしてあげればあげるほど、投資する人も増え、彼自身(友人)も更にリッチになるのがネットワークビジネス。それで儲かり、投資家も増え、彼の投資資金も増えるというウィン・ウィンシステムである。
[3 教えること・学ぶことが大好きだった。] 不動産投資の世界の人は「私は何でも知ってる」という人ばかりで、そんな人種とお付き合いする程疲れることはない。ネットワークビジネスの人達は勉強熱心で新しい考えを吸収しようという熱意に溢れている。ネットワークビジネスの多くの人は高い教育レベルの人達だが、そうでない人も非常に勉強熱心である。
その勉強とは、いい会社に入る為のものとは違って、自分で自分の財政を確たるものにする為の勉強である。これこそ、本当の現実社会に即した真の意味のビジネススクールではないだろうか。
【調べてみようという気になった】
47才で引退したあと、ネットワークビジネスの研究を始めた。初めの頃、特に草創期のネットワーカーに会った時は皆が受けるであろうヘンな感じを受けた。夢を追ってばかりの人・競争に負けた人・ものすごい速さでリッチになる方法をよく知っているテクニシャンなどがこのビジネスに存在するのは確かである。
しかし、ネットワークビジネスの最たる面は「機会の平等」にあるのだ。
ドアはいつでも開いていて誰でも参加できる。これこそ社会主義者が主張してきたことである。(バリバリの社会主義者が参加してるのを見かけなかったが。)ただ、最後にいわゆるリーダーの人達に会った時、完全に先入観がなくなった。知的で優しく、倫理的でモラルを持つ本物の人達だった。
それでやっと「良い面」と「悪い面」が見えてきた。 「何故ネットワークビジネスをやっていないのに、人に薦めるのか?」がこの本の主題である。「だから客観的になれるのだ」が私の答えだ。
この本は、お金儲け以外のネットワークビジネスをやる理由を書いている。 ネットワークビジネス業界の成長は驚異的である。だからこそ客観的見解というものが必要なのではないだろうか。将来ネットワークビジネスに関わる人の為に、そして自分の将来の財政プランが心配な人の為に。
【ネットワークビジネスが成長し続ける理由】
時代は変わり、経済も変わった。ネットワークビジネスが今後益々成長する条件にある。その理由を以下に述べる。
[1 人々は更なる自由を求めている] 終身雇用は崩壊し、言われた事だけやっていれば仕事を保証される時代は終わった。今日の人々が望むのは移動と選択の自由である。変化を望む人にとってはネットワークビジネスは、パート・タイムで始められ、システムも全て整っていて、参加に必要なお金が非常に少ない、という願ってもないビジネスである。
[2 お金が要る] 給料が上がり続けた時代は終わった。定年近くになって気付く事は収入がガックリ落ちるということである。そんな人達が欲しいのは仕事の口ではない。このままの生活レベルを維持できるだけのお金が必要なのだ。
2010年には、7500万人のベビーブーマーが65才になる。彼らの多くが、死ぬまで入る収入を求めてネットワークビジネスに参入するだろう。場合によっては超お金持ちとなり、医者や弁護士やエンジニア・映画俳優やロックスターよりもはるかに高い収入を得ることもあるのだ。2010年までには数百万人のベビーブーマーがこの業界に参入してくるだろう。
[3 年金プランは崩壊した] 昔は、定年までは会社が面倒を見てくれたし、定年後は政府が年金を用意してくれて、定年後の自分の生活の心配をする必要がなかった。現在のアメリカでは401Kという年金があるが、例えば78才で使い果たしたとしたら、誰も助けてはくれないのである。加えて、2010年までにアメリカの株式市場が暴落する可能性がある。そうなると401Kも崩壊する。
更にキャピタル・ゲイン税も重なってくるので残りのお金も大打撃を受ける。現在ほど多くの人が株式市場に年金を投資している時代はないことを考えれば、もし暴落が起これば、多くの人がネットワークビジネスでBクワドラントのビジネスを得て、自分の財政を守るしかないだろう。
[4 多くの人が気付き始めた] 2010年にはアメリカで多くのベビーブーマーが定年を迎える。そうなると、おそらく株式市場は下降し始めるだろう。どんどん株式市場から引き揚げ始めると、パニックになり、景気が悪くなる。
1929年の大恐慌から立ち直るのに25年かかったことを考えると、65才で暴落が来た場合、立ち直れないまま死んでいくことになる。1990年から2010年まではベビーブーマーの収入がピークにあって、その金を年金の為に株式市場に注ぎ込むだろう。しかし、2010年までに暴落が起こり、定年後の夢も予定も吹っ飛んだことに気が付くだろう。そこでやっと、産業時代が終わったのだと理解するのである。そうなると、自分でBクワドラントのビジネスを持つというネットワークビジネスが俄然意味を持つようになる。
[5 世界中が気付きはじめた] 2010年までにアメリカのベビーブーマーの好景気は終わり、別のベビーブーマーを抱えるアジアに好景気が移るだろう。その時、アメリカがそうであるように、アジアでも合理化の波を恐れる人々が増えるだろう。ネットワークビジネスはその舞台をアジアに移すことになる。
アメリカの好景気は世界を制したが、これほど多くのアメリカ人が借金漬けになったこともない。彼らは早く儲ける為に借金して株を売り買いしているのである。しかし、前述したように、バブルにも翳りが見え始め、ドットコム企業は倒産し始め、投資家は逃げ出した。
このブームが終わる頃、大金を手に入れてすっかりバカになった 人々は、ネットワークビジネスで着実に稼ぐ方が利口であることに気付くだろう。かの天才アイザック・ニュートンですら、1719年から1722年までのサウス・シー・バブルで財産のほとんどを失っている。
金持ち父さん曰く「急に大金が入ると人はバカになり、尊大になる。」
[6 暴落は来ないかもしれないが…] もしかすると歴史は繰り返さないで、このまま株式市場は安定するかもしれない。会社や政府や株式市場が何とかしてくれるのを待つ方が正しいのかもしれない。もしかすると、借金をして株で利益を得る方が自分の財政を守るにはベストなのかもしれない。
しかし、私はそうは思わない。外国を旅行して思うのは、アメリカ人はまるで金魚鉢の中に住んでいるようで、外の世界が全然見えていないし、見ようともしない。外の世界はアメリカを注視しているのに、当のアメリカ人は外の世界がどんなに早く変わっているか知らない。
ついには共産主義者までもが資本主義者になっていることすら知らないのだ。アメリカ人はあまりにバカになりすぎた。 簡単に儲かって収入の良い仕事がこのままずーっと続くと思っているのだ。歴史を見れば、好景気の後には必ず暴落がある。
ネットワークビジネスの魅力の一つは、全世界にネットを広げられることにある。
全世界にネットを作っておけば、ある国で暴落しても他の国では好景気になるので、暴落もまた、良いニュースとなるのである。