だいぶ前、そう数年前の話になるが、私は布袋さまになった。
私の住む町にある有料高齢者ホーム・高齢者総合福祉センターにて、新春伝統芸能鑑賞「山里の祝福芸/尾山の万歳」が
上演されたとき、センターの文化教養講座担当の女性プロデューサーの発案で公演の運営を手伝うボランティアが募集され、
私もボランティア参加した。その公演される万歳の中に七福神が順番に出てくる場面があり、歌いながら舞いその科白と仕草
で描写するのだが、それを彼女の企画で実際にボランティア7人がお面をつけて七福神になり、それらしい身振りをしながら
観客の前を通ろうということになった。 そこで私は布袋さまになったのである。お腹の大きな布袋さまになるため、大きなザルを
スウェターの下に入れた。大勢の観客の前に出るなど、小学校の学芸会で端役をやった時以来のことだったが、舞台に参加して
とても楽しかった。布袋さまにご縁があることゆえ、今後とも、布袋フォトコレクションをして行こうと思っている。
わらべ七福神 信貴山朝護孫子寺成福院
(注)
尾山の万歳: 奈良県東北部、月ヶ瀬村の尾山地区に、奉祝芸能として伝承されてきたもの。
月ヶ瀬村では無形民族文化財に指定して尾山万歳保存会にて保存伝承に努めている。布袋 : (生年?〜没917) 中国、唐末五代の明州奉化県(現浙江省)出身の禅僧。
腹が大きく膨れた肥大な体躯であり、いつも大きな袋を持ち杖をついて市中に喜捨を求め、
いっさいを袋に入れて歩いたところから、布袋の名を得た。その福徳円満な風貌とよく子どもに
取り囲まれていることが話題となり、絵画や詩文に描かれるようになった。神異の行跡が多く
生前すでに弥勒菩薩の化身とみられた。日本でも早くより七福神の一人として、招福の神とみら
れるが、どうして七福神の一つとして加えられたかは明らかでない。
布袋写真集