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暮して分かった老人ホーム

老人ホーム見聞録

老人ホーム見聞録、私は実に沢山の老人ホームを訪れましたそのことについて気がついたことを書いてみようとおもいます。
先ず始めに介護康保険で建物の建築に補助金の一部に補助金で建てたと言われている老人ホームのぞみについて書いてみる。ここは国としての性格があるために標準的な姿が見えるからです。ここは病院ではないと、のぞみでは言っていますが看護婦や看護士もいますし医師も週1〜2回は出て来ます。しかし医師の診療行為を伴う行為は行いません。ここにはデイサービスもありますし、腎臓透析を必要とする患者は曜日を決めてその設備のある病院に送り出しています。

 居住区の広さは4人部屋を基準とし12・5畳の広さです。ここはトイレに特徴があって、トイレの中まで車イスが入れるように畳2畳分に出来きていることです。出入口はカーテンで出来ていて車イスに乗る者にとってはとても便利です。

 給食も長くいると飽きて来ますが外食の制度もあるし、誕生日にはケーキが付く誕生会なるお祝いの会も月に1回の割合で開かれます。

 ここは給食にも色々工夫をこらし入所すると選択メニユーなるものがあって二の種類の食べ物が提示されてその中から選べる様になっている。

 選択メニユー制、行事のときには行事食があるのはほかの所も同じであるが、御殿場にあるI病院は行事食の食べ物は外からお弁当を取ったりして他の施設と比べるまでも無くすぐれている。そこは手作りのおやつまであってなかなか美味しいのであるが、そもそもお八つの出る所が少なく、今時ホームメイドのケーキの食べられる所は少ないと思います。

 中々おやつも大変で先ず自分で食べられない人がいます。そういう人の為にヨーグルトとかミルクとかの食べ易い食べ物を用意しなければならない。それだけでも随分大変なんだけど、それからその食べない人達に食べてもらわなければならないのである。いきおい、おやつがムースの様なたべやすい物が多くなるのも仕方無いことだと思われます。

 まだおやつが出るだけでも良い方でお八つの存在一つで午後のアクセントが付くのです。ある人曰く入所料がたかけりゃ食べ物も良いと言っておりました。
 
 この様に、給食一つ取り上げても皆そのやり方は違います。流動食になると只色の付いた液体でしかありませんから、食事が非常に虚しい物になります。早く元気になって固形の食事を取りたいと考えるのもこの頃です。このことを理由の一つに挙げて転院していった例に出くわしたことがあります。
 とにかく、こう云う施設では給食に関する注文を色々聞きます。先ず入れ歯で噛みにくいものを挙げれば小さなえび。それもエビチリになるような丸まった小さなえびとかグリンピースのような塊とか、クスリのカプセル、四角いさいころ状の鶏肉の塊とか、ヨーグルト状の糊状の中に入っている小さな塊は入れ歯は弱いようで、そういう物は異物と認識して直ぐに吐き出してしまうようだ。例えば、こんなことがあった、肉やで鶏肉のかたまりを買う時に機械でスライスしてもらわないで自分のところで包丁でサイコロ状に切ってしまつたら大勢の人が食べにくいと言う理由でその肉を残したそうである。高齢者の人にどうすれば食べてもらえるかこれは大きな問題である。

 もう一つの問題点は全然食欲というものが無く自分で食べ物を食べようとしない人が居ることである。食べ物を目の前に並べても誰か他人に食べさせてもらうまでじっと待っているのである。僕の目の前にいた人は95歳のじいさんで誰か食べさせてくれる人が現れるまでじっと待っている。もう一人は食欲が全く無くて、朝食はジヤムパンとかミルクとか他の人とは全く異なる食事パターンで生活しています。勿論回りの人からは文句が出ます。でも食欲は無いのです。
 私も食事介護を受けた事がありますが結論的に云えば子供を育てた経験のある人の方が食事介護は上手だったというのが僕の意見です。

 僕の場合右側半身麻痺だから食べ物を摂るのに敏感になります。3センチ以上長いものはスプーンの上に乗らないとか、3センチ以上の大きな塊は小さく切らないと口に入らないとか、このおかずの場合どれとどれを混ぜるとおいしく食べられるとかの生活の知恵の様なものがここでは必要になる。

 この時に介護する者が男の場合、僕の時は隣で警察官が食事をしているみたいだった。それは多分食事に対する根本的なものの違いに由来しているのかも知れない。例えば食事を、栄養を補給するために有るのかは家によって少しずつニュアンスの違いがあるから、僕は少し固苦しさをその人に感じたのだと思う。

 喉が少し弱っている時はでんぷんの喉の通り易さを感じることができた。大豆の澱粉は角が鋭くて硬いから豆腐か納豆にでもしなければとても食べられた代物じゃない。かぼちゃは食べれば直ぐにわかる様に角が直ぐ崩れて柔らかく食べやすい状態になる。じゃがいももかぼちゃと同じでやはり食べ易くカロリーも白米や小麦粉ほど無い。一番食べ易いのはとうもろこしで、野菜に似ていて直ぐに柔らかくなる。これをさらに食べ易くすると食べ物を細かくしてごちゃごちゃに混ぜてしまうやり方である。五目御飯や、韓国料理に多いやり方である。介護の連中はこのやり方を中華丼にすると言っている。あたかも中華ソバ屋で中華丼を注文するように食材を細かく切って混ぜるやり方である。これを僕等左手だけになったにわかギッチョはよく食べたものである。だから今もって食べ易い食べ物はカレーライスである。うどんやスパゲッテイは箸の使い方が難しいしスプーンにスパゲッテイは載らない、しかし私は器用なので何とか食べてしまいます。

 麻痺の程度が重い人の場合お茶や味噌汁の中にトロミアップという物を入れます。すると飲み込みが楽になったり咳き込むのを防げます。私の場合介護してくれる人が変わるので替わるたびに云わなければ介護する人が忘れたりでちょっと大変でした。このトロミアップで大豆の鋭い角が柔らかくなったり、お茶が呑めるようになったり特に味噌汁の液と固体を一緒に飲み込むような場合その威力を発揮する。

 僕の正面にいたUさん95歳のおじいさんは発熱を起こしてついにダウン。部屋で食事をすることになって新たにFさんが来ることになった。Fさんはお茶にトロミアップを入れていて、ヨーグルトを食べる時にも口からこぼすぐらいの状態で朝は居眠りをしています。こういう恍惚状態の人は要介護度5ぐらいで家に居ると寝たきり老人になってしまうのが、ここに居るとこぼしながらも流動食を自立して食べます。この介護を家でやるのは大変です。流動食もミキサーを数回当てた物から、ミキサーを当てる回数によってさらさらの流動食からどろどろの流動食にまで変化をしますが、これも家でやるのは大変です。ここではおかずが三品付きますがこれを一人分ずつミキサーに架けるとなるととても一人では無理だとおもいます。

 結局年金分でそれに近いことが出来るなら誰でもそうすると思います。さらさらの流動食などそれまで見た事もなかったのです。私の場合はそれまでにラグビーで顎の骨が折れたのやらほほ骨が陥没した例やら色々見ていますし、なんと言っても自分で色付き水を経験していますから、回りの者の苦労がどんなものであるか、知ってる積りです


中伊豆リハビリセンターは両手の動かない人とか、擁護教室に入るような若い人まで、別に老人でなくてもそこに入る必要があって、しかも定員に余裕があれば入れます。老年なって介護の必要が生じた老人が行く所であって僕の様な中途半端な人が行くところではない。しかしどこも一杯で行くところが無いのだから仕方が無い、現実と言うのは所詮こんなものである。

所で、巷で老人を子供のように扱うのは何処に由来するか、それは英語の〔childhood〕子供時代と言う言葉から来ているらしいが、これは中々難しい問題です。中にはこのくらいの子供扱いが現実的だと思っている人もいるだろうし、結論は相手によりけりということになろうか。

次におやつの話に移りたい、というのは場所によっておやつのある所と無い所があるのである。僕はおやつの有る所が好きだしおやつを中心にして一日の予定が立て易いからである。それにもう一つの理由は食い物が好きだからと言う単純な理由からである。だから僕はおやつ、の有る所を推奨する。

しかしおやつの出し方も場所によって異なる、調理場でケーキを作って名刺大のカードを添えて食堂にもつてくるI病院の場合、食欲の無い人には食べさしてあげたり牛乳を飲ましてあげたり、おやつと言えども決して侮れないのである。だからと言う訳でもないだろうが誰にでも食べられる、ムースとか、ゼリーの様なものが多くなるのは仕方のないことか。その代わりと言っては何ですがその手の類は人気がありません。ま、おやつが食べられるだけで良しとしなけりゃいけないと私は思っています。

中伊豆リハビリセンターについて書いてみたいとおもいます。ここは理学療法士、言語療法士、作業療法士、の先生方を養成している所で学校、体育館、教室、売店、病院、風呂、調理場、食堂、早蕨寮、etc,といろんなものがそろっています。中には焼き物の工房からコンピューターの実習室までそろっています。運営は、中伊豆農協がやっていると言うユニークなものです。此処は両手の動かない人も言葉のはっきりしない人も若い人も色々います。ここはこの手の拠点病院として実に頼もしい存在ですが残念なことに混んでいて人でイッパイです。僕はイッパイで入れないでやむおえず老人病院にいるような次第ですが、その老人病院ですら入院したい人がいっぱいいて中々入院できないのが現実です
 

又中伊豆リハビリセンターはリハビリが充実していると言う専らの噂ですが、欠点もあります。一つには前にお話した様に臨床経験が無い点であります。しかし、デイサービスの方は良い先生にあたる可能性もある訳で、長岡の温泉病院も同様な事情にあるとある人が言っていた。その結果をみて右側半身麻痺の僕が行ってみるつもりである



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