

COMの創刊号、サブタイトルがなんと「漫画エリートのためのまんが専門誌」とあります。その意気込みがすごい、「火の鳥」の黎明編第一回が始まったのもこの雑誌からです。でも私が心をときめかしたのは、永島慎二のシリーズ黄色い涙「青春残酷物語」ですこれは単行本「刑事」(デカと読みます)に連載していたものの待望の続編ですまた永島慎二が読めるということだけで涙がチョチョギレルほどうれしかったものです。そして石森章太郎の「ジュン」に意気込みは買うがなんともねえ、などとのたまっていたものでした。
裏表紙の広告は明治のチョコベビーです。振り向きながらにっこり笑っているのはあの「石坂浩二」さんです。



さて2003年お正月もめでたくあけました。
ここで、60年〜70年代の前衛を駆け抜けた雑誌を紹介します。
まず資生堂のPR誌「花椿」69年1月号の特集は「たまご」
土井勝のかんたんなたまご料理の紹介、都築道夫の短編、植草甚一のエッセイ
なかなかのもんです。
そして「話の特集」69年1月号表紙が池田万寿夫、グラビアがモデル安達瞳子
レポート恐山・黛敏郎・和田誠・藤田敏雄、連載小説「絵本千夜一夜物語」寺山修司
イラストレーション宇野亜喜良、「メモ・豚箱」竹中労、シンポジウムスペイン戦争・「私
の中のスペイン戦争」五木寛之、等、等70年代の、jジャーナリズムのもっともホットな
人々が綺羅星のように登場していました。
そして当時の多くの大学生がチェックしていた「朝日ジャーナル」
この硬い雑誌で71年1月号でまんが特集を組んでいたのです、当時サブカルチャー
として市民権を確立しつつあった「まんが」を取り上げたのですが。
滝田ゆう、水木しげる、ジョージ秋山、佐々木マキ、等「ガロ」系の作者を並べた割り
には、あまり面白くない、やはり当時の多くの文化人が抱いていた「活字が一番」
「まんが」はあくまで子供の読み物、という思想がまだまだ主流でした。