


我が家の菩提寺は東京池上にある「不変山永寿院」という日蓮宗のお寺です
このお寺の敷地の三分の一くらいを占める巨大なお墓があります。
このお墓が、鳥取池田藩の初代藩主池田光仲の正室、芳心院様のお墓なのです。
そして「永寿院」では、このお墓を平成15年から5年間かけて発掘調査を行い、
ほぼ、調査の目処がついた、平成19年11月18日三百回忌の法要が営まれました。


| 銘文大意 この塔の功徳主である芳心院は東照大神君(徳川家康)の孫、紀州頼宣公の愛娘にして松平(池田)光仲の奥様です。 生まれつきその天性は温和で慈恵に満ち、おごそかで落ち着きがあってしとやかであり、その徳は家内を治め国(領地)や侍女をいつくしみ、また夫婦の仲も良い。日頃より日蓮宗を信仰して、法華経とお題目を日夜怠らずお唱えする、まさに仏子というべき人です、この本門寺は日蓮聖人入滅の霊地であり、先祖崇敬の霊地です。ここに新たに建てる石塔は「生墳」とも「寿蔵」ともいう塔です。ここに現れた宝塔は法華経すなわち法身の如来であり、このお経は常にここにあって未来永劫の福を与えます。常に久遠実成のお釈迦様の掌中にあるのです。いわにゃ「逆修七分全得」の功徳が得られないわけはありません。そればかりか子孫までこの功徳を必ず受けることでしょう |
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日蓮宗の大本山、池上本門寺(東京・大田区)のやや東にある堤方権現台古墳(6世紀
前半)で、極めて保存状態のいい馬具が出土した。この朗報の陰には、調査に協力した
永寿院の吉田尚英住職(46)と檀家の方々らの文化財に対する熱い思いがあった。
話は、4年前にさかのぼる。永寿院の南に「万両塚」と呼ばれる宝塔がある。徳川家康
の孫で、鳥取藩初代藩主池田光仲の正室、芳心院(1631〜1708年)の墓所だ。
300年の歳月を経て、樹木が生い茂り、荒廃が進んでいたため、2003年秋から昨年まで
の計画で、周辺の発掘調査と墓所の改修工事実施されることになった。
これに先立ち、住職は発掘や工事の過程を見学しながら、池上の歴史や自然について
学び、生き方や命について考える「万両塚」クラブ」を発足させた。講師の話を聞いたり、
雅楽の演奏会を開いたり、植樹をしたり・・・・。活動を報告する会報はすでに44号に達し
た。
一方、調査では思いがけない発見があった。万両塚の周囲から、弥生時代中期〜後期
の竪穴住居跡が10棟も出土したのだ。「重なる時間軸を一つの空間に再生し、先人の
生き様から今を生きる私たちが何かを学ぶ場にしたい」と考えた住職は、そのうちの一つ
を保存することを決断。遺構を埋め戻すとともに、その直上に遺構のレプリカを設置した。
馬具が見つかった堤方権現台古墳は万両塚の南東接している。古墳とは言っても、墳丘
はすでに失われ、そこには昭和7年(1932年)築の純和風木造住宅があった。
廃屋状態だった建物はやむなく解体され、先月から、同古墳調査団による発掘調査が
始まった、
「万両塚」一帯を池上2000年の歴史を感じ取れる場所として整備したい」という住職の
熱意からだった。その願いをかなえるかのように馬具が出土したのだ。昭和初期の造成
で、あと10センチ深く削られていたら・・・・。
永寿院では、馬具が出土した遺構を型にとって、レプリカを作成する意向だ。これまで
の発掘や改修、復元などにかかった多額の費用は檀家や「万両塚」クラブ会員の浄財
などで賄われている。「クラブ」の活動などを通じ、歴史に対する理解が深まっているの
だ。
万両塚の背面に本門寺22世日玄聖人による銘文がある。
「芳心院は、法華経と題目を日夜唱え日蓮聖人入滅の墓地に石塔を建てた。子孫まで
この功績を受けるだろう」。
今回の発見はまさに、仏の功徳というべきであろう。
(片岡正人)
読売新聞 2007年7月13日 文化欄 掲載


東京都大田区池上の堤方権現台古墳(6世紀前半)で、馬の尻の部分を飾る尻繋
の馬具一式が出土した。古代の馬具がセットで発見されたのは、都内では狛江市
の亀塚古墳に次いで2例目で、これほど保存状態が良好なのは全国的にも珍しい
という。
堤方権現台古墳調査団「団長坂詰秀一立正大学名誉教授」によると、発掘され
たのは尻繋の中央に配される雲珠や、そこからぶら下げられる鉄地金銅張りの剣
菱形杏葉(長さ約20センチ幅約12センチ)3点、紐が交差する箇所につける辻金具
3点、鏡板のついた轡など。長さ4メートル前後だったと見られる木棺の中に副葬品
として納められていた。
発掘地点は「天国に一番近い島」などの作品で知られる小説家の森村桂さん(20
04年)没)の旧宅跡だった。
大塚初重・明治大名誉教授(考古学)の話
「これまでよく知られていなかった6世紀前半の南武蔵の古墳文化を知る貴重な
資料。馬具が馬を飾った形を再現した状態で置かれていたのが興味深い。

発掘地点 旧森村桂宅

「万両塚の環境」
環境省環境カウンセラー
小野 紀之
仏(教)が守ってきた日本の自然
自然との一体化を特色とする信仰・・・すべてのものに“かみ”が宿っている
↓
命をいただく 粗末にしてはならない
土に学ぶ
小さな命の生きる場
大地の4つの層
落ち葉などで覆われている部分 動物のウンチ、生き物の死骸
・・・・終わりであり、始まりの層
小さな生き物たちが食べて、小さなフンをする
↓
腐葉土
・・・小さな命が息づく層
ミミズや微生物に分解される
↓
植物が育ちやすい栄養いっぱいの土
・・・植物を育む層
栄養分も分解され、植物に吸い尽くされる
固くなってがちがちの土
・・・歴史を刻む層(100年以上の時間)
万両塚の地
全てのものが土に還る
その栄養を再び地表に戻すのが、樹木の大切な役割
ヒトはその恩恵によって、生かされている
自然の摂理を、ヒトに理解できるように具現化した場所
「環境」は、ヒトが人として生きていれば、破壊されることはない
イキイキ寺子屋 池上未来塾
親子発掘体験