盆 栽 の 心


 よく職人が盆栽を整姿するために剪定(余分な枝を切ること)
 したり、針金をかけたりしているところを見て、かわいそうだと
 いう人間がいるが、それは大きな誤解であることを認識しても
 らいたい。
 盆栽とは、使用する草木の特性を熟知し、その特性に合わせ
 た育成技術を習得した上で、鉢の中に自然を凝縮して実現し
 たものである。
 専門知識も必要であるが、更に重要なのは、盆栽に対する愛
 情である。毎日の灌水(かんすい:水やり)、日差しの管理、病
 害虫の駆除、植え替えなど手間がかかる作業がたくさんある。
 このような影の努力があることを見過ごしてはならない。盆栽は
 生きた芸術といわれている。中には数十年という歳月により、大
 自然の風格を宿したものもあり、代を重ねたり、持ち主が変わっ
 たりするものが多い。 私も小さい頃、父に教わり盆栽の世話を
 したことがあるが、その大変さを知っているだけに、盆栽を育て
 ることはできないなぁ思っている。十分な世話ができないのなら、
 盆栽がかわいそうである。 ということで盆栽のこころとは、盆栽
 に対する愛情だと思う。それは、自然や生命に対することでもあ
 るんじゃないかなぁ。 なんちゃってね。

                           写真提供 緑風園 のオーナーより


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