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ジョイマウスの原理

通常のマウスの動作
通常のマウスでは,ボール式マウスにしろ光マウスにしろ,マウスがある一定時間の間に移動した2次元的距離の情報をパソコン本体に送っています.パソコン側ではマウスドライバというソフトがこの情報を受け取り,1つ前のカーソルの位置にこの移動量を加えて新しいカーソルの位置を計算しそこにカーソルを移します.つまり,カーソルの動きは時々刻々のマウスの移動量の積算として求められているのです.
一方,左・右クリックの情報はマウスの中で論理レベル信号に変換され,そのままパソコン本体に伝えられます.スクロールマウスのホイールと押しボタンについてもこれと同様のことが行われています.最近出てきた多機能マウス(インテリマウス)では,そのドライバでマウスの左・右その他のボタンの押し他信号を例えば「戻す」,「進む」などの機能に自由に割り当てられるようになっています.


ジョイマウスのカーソルコントロール
ジョイマウスではまずジョイスティックからその変位に比例した2次元のアナログ信号を取り出します.変換回路ではこの情報をカーソルの移動量に対応させるのではなく,カーソルの動きの速度に対応させています.
例えばスティックを少し右に傾けるとカーソルはゆっくりと右に動きつづけます.カーソルを大きく右に傾けると向けるとカーソルは速い速度で右に移動します.したがって,カーソルをある点から別の点に移すためには最初大きくスティックを傾けすばやくカーソルを動かしたあと,徐々にスティックを戻して減速し最後にスティックを中性位に戻し,カーソルを目標の位置に止めることになります.
これは一見スティックの変位をカーソルの位置に直接対応させるのより直感的でないようですが,最も気を使うカーソルの微妙な動きのコントロールができ,しかもそれが口を一番動かさない中性位の近くで行うことができるという利点を持っています.


クリックの実現
代替マウスではマウスのクリックは多くの場合呼気スイッチ(puff and suck)で行われます.呼気スイッチには電源を必要としない工業用の圧力スイッチ2つが用いられるのが普通ですが,圧力スイッチは1ヶ5,000-7,000円と結構価格が高いので,装置全体の価格を押し上げる原因となっています.
ジョイマウスでは,USBポートを介して信号をやり取りするので自動的に電源をパソコン本体から供給してもらうことができます.そのため,2,000円程度の価格の安いアナログ圧力センサを使いオペアンプで信号処理することにより,1ヶのセンサーで puff と suck に相当する2つの信号を取り出すことができます.
また,PICというμコントローラを使うことにより通常使うことのない右ダブルクリックをホイール押しボタン信号に変換して3つ目のクリック信号を取り出すこともできます.こうして取り出した押しボタン信号を多機能マウスと同様に様々な機能に割り当てるためにはマイクロソフトから無料でダウンロードできる Inteligent Point ver.4.4(IP4)が大変便利です.

USBの利用
ジョイマウスでは近い将来マウス他パソコンの周辺機器の信号伝達の主流になると考えられているUSBポートを使っています.しかも変換回路では自分はマウスですよとパソコン本体に情報を送りますからユーザは特別なドライバを用意することなく通常のマウスと同様にジョイマウスをインストールし動作させることができます.つまり,パソコン本体側から見ればジョイマウスは通常のマウスに見えるのです.したがって,Windowsなどの備わっているマウス機能の変更等を通常のマウスと同じように使えるのはもちろん,IP4の高い割り当て機能を利用することもできます

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