第3次草稿
「お前はいったい何を泣いているの」
セロのような声が聞こえてきました。
黒い大きな帽子をかぶった大人が大きな本をもって前に座っていました。
「お前はあらゆる人の一番の幸福をさがしみんなと一緒に早くそこに行くがいい。
そこでばかりカンパネルラといつまでも一緒に行けるのだ。」
「おまえはおまえの切符をしっかりもっておいで
そして一心に勉強しなけぁいけない。」
「ごらんあすこにプレシオスが見える。」
地平線の向こうに青白いのろしがあげられています。
「ああ、マジェラン星雲だ。
僕は僕のために、僕のお母さんのために
カンパネルラのために、みんなのために
本当の幸福をさがすぞ。」
「お前はもう夢の鉄道の中でなしに、本当の世界を歩いて行かなければいけない。」
そう声がしたと思うと、ジョバンニは丘に立っていて、
あのブルカニロ博士が近づいてきました。
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