第4次草稿


ジョバンニは丘の上で眠っていたのでした。
そして急いで牛乳を取りに行きました。
牛乳を持って町へ来ると人が集まっています。
「こどもが水へ落ちたんですよ。」
ジョバンニは飛ぶように河原へ降りると、カンパネルラのお父さんが時計をじっと見ていました。
「どうも今晩はありがとう。お父さんはもう帰っていますか?」
博士はジョバンニを見つけ、時計を硬く握って云いました。
ジョバンニが頭を振ると
「船が遅れたんだな。あした放課后みなさんとうちへ遊びに来て下さい。」
そう云いながら川下の方へ目を送りました。
ジョバンニは牛乳を持って、早くお母さんに知らせようと
河原を街の方へ走りました。


銀河鉄道の夜

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