運命の少年

目次

運命の日

どうする和也 大ピンチ

謎の妖精現る

明かされる真実

さらば 俺の地球

勇者和也 誕生

勇者への道

果てしない闘い

カイの厳しい修行

ダークの野望

修行の完成

ダーク計画の陰

苦しむ和也

和也の行方

傷ついた勇者

ジオン王 散る

南東を目指して

遠い旅立ち

和也の真実

閉ざされた悲しい過去

和也の幼少時代

勇者和也復活

ルークの正体

勇者和也対ルーク

ダークとルークの出会い

ルーク心壊れる

リリーナの告白

第二十七話 リリーナの告白   

大魔王の弟子、最強戦士ルークとの壮絶なバトルの末、勇者和也

は、見事ルークを倒したのであった。だがしかし、最大の敵大魔

王ダークとのバトルが待っている。四人はジオン城に向かった。
「ああー、またこの道を通っていくのかよー。気が遠くなるよ。」
「ごちゃごちゃ言うなよゼックス。お前子供みたいだな。」
「ほんと、ほんと子供みたい。」

「なんだとーてめえ、女だからっていい気になるなよ。」
「なんですって、ゼックス。う…」

強い口調でゼックスに言ったかと思うと、突然リリーナが倒れ込んだ。すかさず和也が近寄り

「リリーナ大丈夫か。わあ、すごい熱だ。早く城に戻らないと。」

「リリーナしっかりしろ。」
カイも心配した。
「俺がリリーナを連れて先に城へ帰ります。急を要するので瞬間移動で帰ります。」

 「和也、お前そんなこともできるのか。」
リリーナを抱き抱えると、一瞬にして和也は消えた。
「なにか和也は復活してから、見違えるようになったなあ」
「あいつは合体してジオン王の血をひいている。ジオン王の若い頃の能力があの子に引き継がれている。あいつならダークを倒せる。」
和也とリリーナは城に着いた。
「お帰りなさい。和也様」

兵士が出迎えた。
「それよりリリーナが熱をだしている。すぐに寝かさないといけない。ベッドを準備してくれ。それに何か冷たい物も持ってきてくれ。」

「はい」
「リリーナ、しっかりしろ。」

すると、リリーナが急に笑いだした。
「うふふ、和也ひっかかったわね。」

「リリーナおまえ」

「魔法の力で、自分の体温を上げていたのよ。ごめんね、だましたりして。」

「お前…俺はほんとに心配したんだからな。リリーナ」

「ごめんなさい、でもちゃんとした理由があるの…あなたに大事な話しがあったの。」

リリーナは、顔を赤くしながら和也の方を見ていた。
「リリーナ何だよ理由って。」

兵士が冷たい水を持ってきた。リリーナはおいしそうにそれを飲

んだ。元気そうなリリーナを見て、兵士は首をかしげた。
「もう大丈夫のようだ。ありがとう。」

兵士が去っていくと、和也はリリーナに聞いた。
「リリーナ話しってなんだ。」

いざとなると、リリーナはもぞもぞとして答えない。
「何だよ、照れた顔して。」

和也が聞き返した。

「実は、私の気持ちをあなたに伝えようと思って…」

いつになく、消え入りそうなリリーナの声である。

「最後の闘いだし、私の気持ちをあなたに伝えようと思って。」「私の気持ちって、ま、まさか」

和也は息をのんだ。リリーナは一気にしゃべりだした。

「私、和也を和也を、いえあなたが好きでした。ずっと、ずっと、最初あなたと出会ったとき、子供だと思っていたけど、だん

だん強くなっていくあなたを、好きになっていたの。なぜか、私

だけの王子様のようで、あなたが病気にかかっていたとき、私は

悲しかった。愛する人を失いたくないという気持ちだったわ。時

には、妖精と人間が恋愛なんてできるかって、不安になった事も

ある。でもあなたは、王の血をひいている。妖精の血をひきつぐ

ようになった。私はとても嬉しかったわ。私はあなたを危険な闘

いに行かせたくない。でもあなたは立派な勇者、この国を救う使

命があるわ。だから、私もあなたと一緒に闘うって決めたの。」                             「リリーナ…俺の事をこんなに思っていたなんて。ありがとう、

俺始めてなんだ人から好きっていわれるなんて。お前の事、最初

はうるさい姉ができたと思っていたけど、俺が病気にかかったと

き、なぜか、お前の声が聞こえたような気がしたんだ。和也負け

ないで、負けないでという声が、その声にどれだけ励まされた事

か。だから、この闘いが終われば、リリーナ君を幸せにするよ。そのためにも、俺は死ぬ訳にはいかないんだ。」

「和也、ありがとう。」
二人はひしっと抱き合った。


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