Frankfurtへのドライブ旅行に立ち寄った町 チェスキー・ブデイェヴィツェ and シュタイヤー
チェスキー・ブデイェヴィツェ and シュタイヤー


フランクフルトに住む娘の夫Ralphの勤務がロンドン支店に転勤になった。引越しの手伝いを頼まれ、フランクフルトへドライブになった。
フランクフルトまでは最短距離でも1000Km強。一日のドライブには少し長すぎる距離だ。いつも途中一泊するのが我々夫婦のドライブ旅行だ。
今回宿泊地に選んだのはチェコのチェスキー・ブデイェヴィツェとオーストリアのスタイアー市クリストキンデル。

2006年9月23日、午前8時チョメルの自宅を出発。ブタペスト市内から高速1号線経由でオーストリア国境へ。ここからオーストリアの高速道路でウイーン経由リンツへ。途中ウイーンの森の一角 Allandで昼食。出発前に家で握ってきたおにぎりが美味しい。リンツからは数キロの高速道路のあと一般道をチェコとの国境=Dolni Dvoriste-Wullowitzへ。国境通過はパスポートの提示だけ。国境から約1時間、午後3時ホラショヴィツェへ到着。出発から約550Km,7時間のドライブ。

ホラショヴィツェ
 チェスキー・ブデイェヴィツェの西約15Kmにある世界遺産の集落。1998年に指定。メイン道路から10Kmほど地図を見ながら田舎道を走らせると、突然Holasoviceの標識が現れ、数分で村の中央の広場に突き当たる。その両側にかわいらしい家がずらりと並んでいる。まるで作り物のような家、おもちゃのような家だ。壁は淡いクリーム色、水色とカラフルで、通りに面したファサードの形とファサードに施された記号のような模様が目を楽しませてくれる。
 ガイドブックによれば、この村の歴史は1525年頃オーストリアやドイツ・バイエルン地方の農民が移住してきて始まり、1840年〜80年に農家の建て替えが行われ、現在見られるバロック様式の家に変わった。
 広場には村で唯一、黄色の壁の小さな教会も「おとぎの国」の村に彩を添えている。


No1 ホラショヴィッツェ村の家並み(チェコ)



No2 家のハサードには様々な模様が付けられている


No3 ホラショヴィッツェ村唯一の教会。前方に刻まれた木彫が目を引く



チェスキー・ブデイェヴィツェ
 プラハとリンツを結ぶ交通の要衝として発展してきた町で16世紀には塩の取引、醸造業、銀の集積場として最盛期を迎えた。
この町を有名にしたのはビール。町の名前を冠したブデイェヴィツキー・ブドヴァルはチェコでも有名なビール、チェコ全土で愛飲されている。またアメリカのバドワイザービールの名前のルーツはこの町にある。バドワイザーはブディエヴィッツエのドイツ語崩れを英語読みにしたものだそうだ。
 町の中心はフジェミスル・オタカル2世広場。縦横130Mの巨大な正方形のこの広場は建設したボヘミア王の名前に因んで付けられたもので、今日まで受け継がれている。建設されたのは1265年。当時この地方一帯に勢力を持っていた貴族に対抗し、国王の権力を誇示するためこの巨大な広場を作ったのだ。
 広場はバロック様式とルネッサンス様式の色鮮やかな美しい建物に囲まれている。中でもひときわ目立つのが三つの塔を持った市庁舎。高さ72Mの鐘塔(黒の塔と呼ばれている)のある聖ミクラーシュ教会も見所。広場の中心にはサムソンの噴水がある。旧約聖書に登場するサムスンに因んで名づけられたもの。チェコでは最大級の噴水だ。
宿泊したのは広場の一角にあるペンション。(Penzion Hradsky www.penzion-hradskv.cz
info@penzion-hradskv.cz)窓から広場が一望できる立地条件。ライトアップされて美しい市庁舎を堪能した。
炭火焼のステーキが売り物というレストラン「パンスキー・シェンク」が評判と聞いて訪ねてみた。石の壁に鹿の角や剣がディスプレイされ、炭火で肉を料理してくれる雰囲気は申し分ないが、肉は硬く、味はいまいち、観光客向けの店で、見掛け倒しだった。

No4 チェスキー・ブディエヴィッツエ市庁舎(チェコ)


No5 サムソンの泉。噴水があるのはプシェミスル・オタカル2世広場


No6 「黒の塔」と呼ばれる聖ミクローシュ教会の鐘塔

フルボカー城
チェスキー・ブディエヴィッツエから森と川と池に囲まれた田園風景の中を10Kmほどドライブすると小高い丘の上に白いお城が見えてくる。丘の麓を流れているブルダヴァ川を渡り、小さな町を通り過ぎた丘にある城がチェコで最も美しいとされているフルボカー城だ。
開館時間前で入ることができなかったので外観と中庭を見学。高い塔や小塔、鋸壁、重厚で強大な扉はまるで中世の騎士のお城のようで、内部の豪華さが伺いできる。お城は13世紀の建設のだが、現在のお城は1840年から1871年にかけて改築されたもの。
お城に隣接して四星のホテル・シュテクルがある。古城を模した豪華な概観は本物と間違えてしまいそうだ。
お城のあるフルボカーナト・ヴルタヴォウの町にはペンション、ホテルも数多くある。次回は是非この町に泊まってみよう。


No7 フルボカー城(チェコ)


No8 お城のすぐそばにあるシュロス・ホテル「シュクテル」

フランクフルトの長女の家の引越し荷物を出してハンガリーの帰途に着いたのは9月30日。例によって途中で一泊するに選んだのはリンツから30Kmのシュタイヤーの町。この町の郊外にあるクリスト・キンデル村を訪ねるためである。
シュタイヤーは中世の町並みが未だ残る町で、現在はオーストリア随一の自動車工業の町である。この日の宿泊したのはGasthof Holzer=Tel 072-527-6288 町のはずれの静かなレストランを兼ねた静かなペンション。
この夜は近くの町内会のパーティが行われ、お年寄りから子供まで飲んで歌って大騒ぎ。我々夫婦もその輪に入れてもらって大いに飲み、長時間のドライブ疲れを取った。

クリストキンデル
この村はホテルから30分ほどの所。クリストキンデルは「幼子イエス」の意。18世紀ににたてられた巡礼教会があり、幼子イエスが祭られている。クリスマスシーズンには多くの巡礼が訪れるようだ。11月には教会の近くの土産物屋に特別郵便局も設置されるという。ここからクリストキンデルの名前入ったスタンプを押したクリスマスカードを送る人で大賑わいになる。
教会の敷地の隣にジオラマの展示場がある。聖書の有名な話を800体の人形で再現したもの。ジオラマの大きさは60平方メートル。また舞台では定時に300体の機械仕掛けの人形が聖書の物語を再現している。
ここでも前夜の団体さんに遭遇。スエーデンからクリストキンデルに住む友人を訪ねての旅行だそうだ。



No9 クリストキンデル教会(オーストリア シュタイヤー)


No10 教会に隣接した建物に展示されている機械仕掛けのキリスト生誕の図


No11 60平方メートルのジオラマ・キリスト生誕の図