くすりのはなし
<ビタミンってなに?>
ビタミンは生命維持のためにかくことのできない栄養素です。いろいろな種類があり、様々な働きをします。通常不足すること
はありませんが、病気や薬物服用により不足することがあり、くすりとして補います。それぞれの性質を知り、正しく使いまし
ょう。
| 脂溶性ビタミン | 水溶性ビタミン |
| A、D、E | B群、C |
| 油に溶けやすく、体に蓄 えられます。 |
水に溶けやすく、必要量 以上は体の外に排泄されます。 毎日とりましょう |
毎日バランスのとれた食事をとっていれば、ビタミン欠乏症にかかることはありません。何となく「飲んでいれば安心だから」と
か「ガンにならない」とか「老化防止」などの不確実な宣伝にまどわされ、高価なビタミンを購入するより、毎日の食生活を見
直すことが大切です♪
<ビタミンA(レチノール、カロチン)>
す。油で料理すると吸収されやすくなります。
【はたらき】
@目にいい!←光に対する視神経の感受性を高めます。
レバー、乳製品などの動物性食品に含まれるレチノールと緑黄色野菜に含まれるカロチンを総称してビタミンAといいま
Aお肌にいい!←皮膚・粘膜の表面を健康に保ちます。
【不足すると】
夜盲症、結膜乾燥症、角膜の乾燥や軟化症。
【とりすぎると】
頭痛、食欲不振、吐き気、毛が抜けやすくなる、かゆみ、関節痛などの症状が起こります。また、ビタミンAは体内に蓄
積される性質があります。市販されているビタミン薬でも大量を長期間にわたって飲み続けると過剰になることがありま
すので決められた量を正しく服用しましょう。
<ビタミンB1(チアミン)>
【はたらき】
炭水化物など糖質の代謝をたすけます。
【不足すると】
脚気(なにやらレトロひびきですねぇ)むくみ、食欲不振、疲労・倦怠感、ゆううつ、イライラ
アルコールの飲み過ぎや、インスタント食品に偏った食習慣にご注意!!!
【はたらき】
糖質・タンパク質・脂質の代謝をたすけます。
【不足すると】
口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎、脂漏性皮膚炎
【はたらき】
アミノ酸・タンパク質の分解、生合成にかかわっています。
【不足すると】
皮膚障害や血液系・神経系の障害
イソニアジド(抗結核薬)服用時や放射線照射時に不足しがちです。
【はたらき】
赤血球が造られるときに必要なビタミンです。
【不足すると】
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、神経障害
肝臓内で代謝され活性化します。肝臓に障害があると不足しがちになります。
【はたらき】
@しみ、そばかす、日焼けに!←メラニン色素の生成を抑え、色素沈着を緩和します。
神経の働きを調整し、正常な状態に保ちます。
<ビタミンB2(リボフラビン)>
<ビタミンB6(ピリドキシン)>
脂肪代謝、特に不飽和脂肪酸の生体内利用に不可欠です。
<ビタミンB12(コバラミン)>
神経細胞内で、核酸・タンパク質合成をうながします。
<ビタミンC(アスコルビン酸)>
A出血予防に!←コラーゲンの生成を助け、血管壁を丈夫にすることにより歯茎や鼻からの出血を予防します。
B免疫力強化!
【不足すると】
喫煙により体内でビタミンCが壊れやすくなるので補う必要があります。
*抗尿酸血症のかたは、尿が酸性に傾くのでビタミンCのとりすぎにはご注意を!