欲張り女
海外旅行へ行くと、じっくりしっかりいっぱいをモットーにしている私といっつもいく友達Nは、必ずドリンンク剤とキューピーコーワゴールドとカトキンなどの、健康補助食品を持ってでかけます。もう、万全を期して、、、遊ぼう!!!と、見上げた根性でしょ?(どこがや?の声が聞こえてきそう、、、)
気が強い分、体の弱いNといっしょに行くにあたって、「当日、熱だして中止になったら、いややなぁ」って毎回思っています。でも、中止になったことはありません。彼女曰く「点滴打ってでも行くわ」さらに、よくよく聞いてみると前日に医者から、滋養強壮剤の漢方薬を貰っていたりする。此奴の遊びにかけるパワーには頭が下がります。
まあ、それはさておき、本場ディズニーランドへ行ったときの話し。
1週間の旅行も最終日。体はもう限界をとうに越え、悲鳴をあげはじめている状態。でも、遊びたい。なんせ、最終日。ここで中途半端に遊んでは、悔いが残る。さあ、どうやったら、もっと遊べるか、、、(そんなこと考えるより、もっと考えなあかんことがたくさんあるはず?)
N「そうや。朝はまだ、多少の元気が残っているから、疲れが出る昼すぎにドリンク剤を飲んで遊ぶ。どや?完璧やろ」何が完璧なんやらわかりませんが、2人には最善の策のように思われました。
そして、昼過ぎ。
N「そこそろ?どや。」
私「ええけど。飲もか?」
N「まさか、こんなところでドリンク剤飲まれへんやろ?」
私「かまへんのんちゃうん?」
N「やっぱり、まずいで。どこで飲も?」
私「どこで飲む?」
N「やっぱり、カリブの海賊やで。真っ暗で分かれへんって。ほんで、1回落ちたら、すぐに飲む。どや?」
私「ええなぁ。ほんだら、飲みに行こ。ちゃうちゃう、カリブの海賊を乗りにいこ」
そして、真っ暗なカリブの海賊で、アトラクションを見る気持ちもそぞろに、頭の中は飲むタイミングのみ考えていました。
そのうち1回落とされ
ひそひそと打ち合わせます
「そろそろ飲む?」
「うん、飲もか」
うす暗がりのなか、女2人、鞄のなかから、おもむろに取り出し、なるべく音のしないように気を使いながら(そんな気を使うぐらいなら、飲んでまで遊ぶなって?)ドリンク剤の蓋をゆっくり回します。そして、2人して目で合図して、飲もうと思った瞬間、体がちょびっとだけ浮くんです。そう、日本では1度しか落とさないけれど、ロスのは2回落とすんです。
もう2人して、顔をみて、Nは小さな声でいつもの高笑いをしたのち
「何?何?」
「何でやのん?」
「なんで2回も落ちるん?」
「なーー。なんで?」
とちょっと騒いだあと、冷静さ?を取り戻し
「もう、大丈夫やんなぁ」
「うーーん。信用ならんけど、ここで飲まな」
とささやいた後、せーので飲みました。
しかし、これには、オットセイだか、なんだかの成分が入っていたらしく、ものすごい臭いが一瞬漂うんです。
「めっちゃすごい臭い」
「前に乗ってる人、気が付いたかな?」
「気がついたん違うかな?でも、何の臭いやとおもったやろ?」
とささやく内に、無事、出口となり、降りるのでした。
その後、証拠隠滅のため?出口から、まっすぐゴミ箱めがけて早歩きで向かい、瓶を捨て、元気いっぱい次のアトラクションめがけて走りだすのでした。
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