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黒部のメダカ
 ここでは人工の施設でメダカ等がたくさん生息しているところを紹介します。 
 観察用に持ち帰る場合は最低限必要な数だけ採取するようにしましょう。また、
それぞれで書いてあるようにここで捕まえた魚を外の川に放さないで下さい。
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 1970年代の記憶を辿ると、黒部市内でも特に低湿地帯である石田、生地地区にはたくさんのメダカが棲息していました。わが家は丘陵地で流れがあったためか近所では目にしていませんでした。
 現在は用排水路の整備によりメダカが棲息できる環境は減っていますが、思いがけないほど身近にも棲息しています。ただし容易に破壊されてしまうような環境ですしカダヤシが侵入しつつあるので将来は予断を許せない状況です。
##おことわり##
地元在来クロメダカの棲息場所は公開していません。

 

 
 ここで紹介している施設では地元愛好家に提供されたクロメダカが放流されています。ところが、飼い続けることができなくなった人がこっそり放して行ったらしい「ヒメダカ」が混じっていました。
 「ヒメダカ」とはペットショップなどでよく売られているオレンジ色のメダカです。クロメダカと一緒にすると簡単に雑種のメダカが生まれてしまうため、私が気が付いたときはすでに雑種と思われる色の変わったメダカやマダラ模様のメダカもいました。
 これらの施設で雑種になってしまったメダカが外に出ると元々地元に住んでいるメダカにも影響を与える恐れがあります。そこで私めが時々「ヒメダカ」一族の回収を行っています。絶対にヒメダカ等よその魚を放流しないで下さい。


メダカ等の観察スポット
「アクアパーク」
 ここは「きららの滝」「ゆららの水辺」「ビオパーク」の3つの部分から構成されています。

「きららの滝」 トミヨが住んでいます。
 トミヨはきれいな冷水でないと飼いつづけることは困難なため持ち帰っての観察はお勧めできません。滝の下にある展示室に水槽展示されています。

「ゆららの水辺」 ここはアメリカザリガニとカダヤシが住んでいます。
 いずれも生態系への影響が大きな外来生物であるため、持ち帰っても生きたまま川等に放す事は絶対にしないで下さい。
 ☆立てられている看板に追加で書かれていますがここにいる小魚はほぼ100%カダヤシです。

「ビオパーク」 アメリカザリガニとメダカ、マツモムシ、フナ?が住んでいます。またヒメダカも棲んでいます。
 なお、最初に地元愛好家に提供を受けたメダカを放流されているとのことですが、あちこちから手に入れたメダカを一緒に放流されたとか当初よりヒメダカが混じっていたという情報を得ています。したがってここにいるメダカは外に放さないようにしてください。

 05年放流されたと思われる小フナの群が・・・。

「親水の館」
 外の“観察川”と名づけられた池に地元愛好家より提供されたメダカが放流され、繁殖して大きな群になっています。他にもこっそり放流されたらしいヒメダカ、金魚その他の魚も棲んでいます。
 当初放流されたメダカは地元産という話ですが、体色の個体変異がかなり大きいため水族館の学芸員さんに訊ねてみたところ、「野生のメダカでは生活環境が一定であればそんなに変異は見られないはずなので雑種化している恐れが大きいのではないか。」とのことでしたので、ここにいるメダカは外に放さないようにしてください。
   この施設には「飼育観察室」があります。ただし基本的に平日の日中以外は休館となっています。
 観察室の水槽には、外の池で捕獲したヒメダカとその子孫と思われるメダカが展示されています。

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観察日記
 「アクアパーク」は最初に放流した段階ですでに他水系産のメダカやヒメダカが混じっていたらしいし、すでに紛れ込んでいる体の色が「赤く」ない雑種は見かけ上の違いを頼りでの捕獲のしようがない訳で、将来、黒部のメダカは「アクアパーク系」「親水の館系」に取って代わられているかもしれません。
2003/9/14
 水族館に行って学芸員さんに「親水の館」池のメダカの個体変異が大きいという話をしたら、「いろいろ混じっている恐れがあるので本当は一度全部回収処分して、間違いない地元産を放流しなおした方がいい。」とのこと。
9/15
 昨日聞いた話を受けて「親水の館」の下流に当る地域でのメダカ生息状況を調べてみる。実は以前から数回調べてみているが発見できていない。
 結局見つける事が出来たのはどちらかというと隣の水系に近いと思われる住宅区域内だったりして。
 というわけで、石田地区に生息していたメダカを採集し飼育をはじめました。飼育場所が確保できたら、石田地区でもう一箇所と生地地区で一箇所採集したいと思っています。
10/12
 午後、生地地区でのメダカ生息状況を調べてみる。といってもあまり時間がなかったので浄化センターから近い場所と地元小学校に設置されているビオトープの様子をみてきました。(このビオトープが作られて最初に放流されたメダカにすでにカダヤシが混じっていたという話です。)
 ビオトープには魚の気配がありませんでしたが、モノアラガイ(ヒメではない)が結構たくさんいました。メダカの方はまず流れの少ない溜まり水の場所がほとんどなく。たまにあってもドジョウやトミヨしかいません。薄暗くなってふと目に止まった、表面に油が浮いて濁った水が溜まっている水路でようやく発見。サンプルとして二十匹足らずを採取して帰りました。こうしてみると低湿地帯とはいえ水路の整備等でメダカの住める環境はかなり減っているようです。
10/18
 「親水の館」池より変異の調査用サンプルとして100匹ほど持ち帰る。水の補給が止めてあり、水位が若干下がっている。近々掃除するのかしら?
04/07/14
 今年になって初めて「親水の館」池をのぞいてみる。ヒメダカのような黄色い稚魚がいたので数十匹捕獲する。成魚らしいものはいなかった。
04/07/25
 「親水の館」池で雑種らしい数十匹捕獲する。今回も成魚らしいものはいなかった。
04/08/07
 「親水の館」池で雑種らしい稚魚3匹を捕獲する。ほとんど落ち着いたか?
04/08/28
 今年になって初めて「アクアパーク」のヒメダカ獲りに行く。十数匹の雑種等を捕獲。緋色も鮮やかな成魚が二匹いた。新しい密放流個体か?ここは稚魚から若魚が少ない。産卵床から隠れ場になるような藻が生えていないからか?それとも、ザリガニが沢山いるから?ちなみに池にはおびただしい数の寿命が尽きたらしい(アメリカ)ザリガニの死体があった。
 それにしても、この池のメダカでは体に黒い斑点がついている個体が目につく。病気?

 そして「親水の館」池でさらに5匹程度を捕獲する。こちらは水面の3割近くが藻に覆われていて、稚魚から若魚の数も多い。
04/11/03
 先日「親水の館」池で雑種を見かけたので採取に行き6匹捕獲する。ついでに「アクアパーク」も見てみるが底の方にいてメダカ自体の確認が困難だった。次は来春かな。
05/04/05
 様子を見に行く。「親水の館」池にはざっと見たところオレンジの個体は見当たらず。「アクアパーク」は水が抜かれていた。池底の石の間で越冬しているかどうかは不明。
05/05/26
 「アクアパーク」に水が入っていた。さすがに数が減っているようだが数匹づつの群で泳いでいる。オレンジの個体は見えなかった。
05/06/05
「親水の館」池の様子を見に行く。やはりオレンジの個体は見当たらない。
05/08/28
 様子を見に行く。「親水の館」池では成魚、若魚合わせて4匹オレンジとマダラの個体を見つけて回収する。
「アクアパーク」ではオレンジの成魚3匹を見つけて回収。鮮やかな体色なので新たに密放流されたらしい。まだいるかも。
05/09/24
 さらに「親水の館」池で4匹回収、「アクアパーク」では風の波紋で確認できなかった。今年は今回で終了かな。

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