幽霊船を目指して

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完璧な持論を展開し、ご満悦のF川。
確かに彼の推理には隙がない。思わず納得してしまった程だ。しかし、甘い。甘すぎる。

私の相槌が巧みなせいか、F川は「自分だけが一方的に話している」という事に全く気が付いていなかった。言わば己の手の内を曝け出したようなものである。しかも「敵」の私に。単純にこの会話で利益を得たのは私だけだ。持ち駒を増やしてくれてどうも有難う、F川サン。

一時休戦と言えども、闘いは既に始まっている。私は布石を打っておくことにした。自分のHNについて、だ。今までHNがわかりやすい、という理由で撃沈してきたため、次回は他人にHNを考えてもらうことにしていた。社内でカワイイキャラで売っているM田さん考案のHN、その名も「殿」。犬を飼うとしたらつけようと思っている名前らしい。常人で「殿=犬」とはまず発想できまい……そう確信し、さりげなく会話にこの話題を織り込んでおく。

「名前でいつもバレるからさぁ、私は次はHNをM田さんに考えてもらったんだ」
「マジで?汚ぇー」
「M田さんが犬につけようと思ってる名前らしいよ」
「ふーん」

このネタはF川以外のメンバーにもそれとなく流しておいた。もしHNから私を割り出そうとするなら、「M田さん考案」と「犬の名前」に縛られ、なかなか「殿」には辿り着けまい。
あぁもう、自分が恐いね!ビバ腹黒。

やれるだけの事は全てやった。後はギブチャでのN氏の動向を探るのみだが、さて、彼はどんなキャラで来ただろうか。

ギブチャを覗いてみる……




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