幽霊船を目指して

幽霊船を読むには基礎知識が必要です。E-Shipについてはコチラ



もう勘に頼るしかなかった。
マキシマスかベンか、はっきり言ってどちらもN氏のようであり、どちらも違うようでもあった。だが私はマキシマスに賭けた。カモン、ローマンエンパイア!

『! このアプリケーションは不正な処理をしたため……』

NOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!
こんなことがあって良いものか。いや良くない。良いはずがない。たとえ誰が許しても私が許さん。断じて許さん。だって最後、最後のE-Shipだよ! あぁ勝利の女神は微笑むどころか私に唾を吐いた。お恨みします、生の続く限り全力でお恨みします女神様。ガックリ来た私はその後のギブチャを無視して速攻落ちたのだった。

翌日出社すると、相変わらず半笑いのN氏がやってきた。

「いやぁ、まさか両思いになるとは思わなかったね」

……ん?

「でも約束だから。ハイ、これアドレス」

……マジですか?(満面の笑みで)
強制終了かかったけど実際はカップル成立ですか? カリスマに打ち勝ち、見事さわやかアドレスをゲットですか? 色々あったけど、こんな結末なら悪くない、うん、許せる! 許せるよ、あの憎きカリスマ力士さえも!!

こうして私はN氏のURLを入手し、今では熱心な愛読者である。ところが後で判明したことであるが、彼のサイトは実は3つあるそうで、今回教えてもらったのは隠しサイトの方らしい。しつこく迫ってはいるものの、本サイトは未だに内密にされている。こうなったら第二弾、第三弾のE-Shipを企画しなければならないだろう。しかし最近では、E-Shipではなく「なりきりチャット」が流行中である。特に人気があるのはG姫なりきりで、

「意味がわからない!」
「てゆーか、あんたおかしいよ!」
「早く死ね!」

……を連呼するだけという内容だが、参加希望多数のために人数調整すら行われるというのだから、それはそれでどうかという気もする。

余談だが、カリスマの正体はギブソンF川であった。あのえげつないキャラなら奴しかありえないと思ったらやはりか。まぁ「N氏の操をF川の魔の手から守る」という当初の目的は達せられたのだから、一応ハッピーエンドだと思うことにしている。

……今のところは。




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